2003.03.19

【SARS速報】 厚労省、症例報告基準(改訂版)と患者の医療管理について通知

 厚生労働省は3月18日、東南アジアを中心に発症が続いている重症急性呼吸器症候群(SARS)に関し、第4報となる通知を各都道府県などに発した。世界保健機関(WHO)が改訂した症例の報告基準(関連トピックス)、並びに患者の医療管理(関連トピックス)をもとに、健康局結核感染症課が仮訳、注釈を作成したもの。また、厚労省は同日、ホームページ(http://www.mhlw.go.jp/topics/2003/03/tp0318-1.html)でもSARS関連情報を発信し始めた。

 通知の名称は「ハノイ・香港等における原因不明の重症呼吸器疾患の集団発生に伴う対応について(第4報)(平成15年3月18日健感発第0318002号)」。
 
 患者の報告基準、報告基準の疑い例と可能性例に対する管理指針と院内感染対策ガイダンス、可能性例の検体検査の実施−−からなる。前二者はWHO基準に沿ったもの。検体検査については、自治体の担当課を通じて健康局結核感染症課に連絡、調整の上で対応するよう指示している。

 患者の報告基準では、疑い例に変更があった(変更点はゴチックで示した)。

 ○疑い例
 2003年2月1日以降に、以下のすべての症状を示して受信した患者で
 ・38度以上の急な発熱
 ・咳、息切れ、呼吸困難感などの呼吸器症状
 かつ、以下のいずれかを満たす者
 ・発症前の10日間以内に、原因不明の重症急性呼吸器症候群の発生が報告されている地域(注)へ旅行した者
 ・発症前の10日間以内に、原因不明の重症急性呼吸器症候群の症例を看護・介護するか、同居しているか、近距離で接触するか、患者の気道分泌物、体液に触れた者

 (注)WHOが3月16日、報告されていると示した地域は、トロント(カナダ)、バンクーバー(カナダ)、広東省(中国)、香港(中国)、シンガポール(シンガポール)、ハノイ(ベトナム)である。

 WHO管理指針(仮訳、注釈)は、以下のPDFファイル別紙2へ。
 http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/150319-a.pdf

 WHO院内感染対策ガイダンス(仮訳、注釈)は、以下のPDFファイルへ。 
 http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/150319-b.pdf

 厚労省のSARS関連通知は、同省ホームページ「法令等データベースシステム」の「新着の通知」に掲載される。日本医師会も、ホームページに厚生労働省のSARS関連通知を掲載している。

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