2002.12.18

【AHA2002速報・続報】 11月のアクセス・ランキング 「ハイリスク高齢者へのスタチン投与にメリット、急性心筋梗塞治療にも新知見−−18日のLBCTより」が1位

 AHA2002速報のランキングです。11月18日から30日までのページビューを調べましたところ、この間に最もアクセスの多かった記事は、「ハイリスク高齢者へのスタチン投与にメリット、急性心筋梗塞治療にも新知見−−18日のLBCTより」でした。「冠動脈疾患予防のためにω-3脂肪酸の摂取を、AHAが声明を発表」が2位、「早朝の血圧急上昇が脳卒中リスクを増大させる」が3位でした。以下に上位10位を報告します。

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1位◆ 2002.11.19 ハイリスク高齢者へのスタチン投与にメリット、急性心筋梗塞治療にも新知見−−18日のLBCTより


 11月18日のプレナリー(必須)セッション3「Late Breaking Clinical Trials」では、心血管疾患のハイリスク高齢者や、慢性心不全患者の予後改善につながる、新しい知見が報告された。急性心筋梗塞の治療戦略を変え得る潜在力を持った新データも発表され、大きな注目を集めた。

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2位◆ 2002.11.19 冠動脈疾患予防のためにω-3脂肪酸の摂取を、AHAが声明を発


 米国心臓協会(AHA)は11月18日(現地時間)、冠動脈疾患予防のために、ω(オメガ)-3脂肪酸の摂取を推奨する旨の声明を発表した。ω-3脂肪酸に関する疫学的研究や、無作為化比較試験(RCT)の結果に基づくエビデンスが蓄積され、「最近、ω-3脂肪酸が冠動脈疾患のリスクを軽減することが明らかになってきたため」(AHA Nutrition委員会のPennsylvania州立大学Penny M. Kris-Etherton氏(写真))。具体的な推奨内容は、冠動脈疾患の人とそうでない人、中性脂肪値が高い人の三つのカテゴリーに分けて定められている。現在のところ、米国ではω-3脂肪酸の摂取に関する公的な勧告はない。

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3位◆ 2002.11.21 早朝の血圧急上昇が脳卒中リスクを増大させる


 血圧は生理的な日内変動を示し、日中に上昇し夜間に下降するのが正常とされ、この日内変動パターンに異常が生じると、脳卒中や心疾患のリスクが増大することが明らかになっている。高血圧患者の血圧日内変動と脳卒中発症リスクの関係を長期間追跡した成績から、夜間血圧が正常に下降する群(dipper)に比べ夜間の血圧下降が不十分な群(non-dipper)、夜間に過度の血圧下降を示す群(extreme dipper)では脳卒中発症率が高く、とくに後者においてリスクが著明に増大することが明らかになっている。問題はこのextreme dipper群における脳卒中リスクの増大が、夜間の低い血圧レベルによるものか、それとも、extreme dipperのパターンから予測される夜間から早朝にかけての血圧の急上昇(morning surge)によるものかであるが、この点を検討した成績を、自治医大の苅尾七臣氏が20日、セッション「Nocturnal BP Dipping Status or Exaggerated Morning Surge in BP」で発表した。

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4位◆ 2002.11.20 日本人対象の心筋梗塞2次予防試験「JBCMI」が発表、初の日本人エビデンスに


 日本人の心筋梗塞患者約1100人を対象に、β遮断薬と長時間作用型カルシウム(Ca)拮抗薬の脳心事故予防効果を比較した臨床試験が、11月18日の一般口演「Myocardial Function and ST-Elevetion MI」で報告された。欧米とは異なり日本人ではβ(ベータ)遮断薬群での事故率が高いことを示すもので、初期治療も含めた「日本人の心筋梗塞」の特殊性を裏付ける結果となった。

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5位◆ 2002.11.21 再掲】高血圧性標的臓器障害の保護には降圧薬の種類よりも積極的降圧療法が有効


 降圧療法の目的は、高血圧による標的臓器障害の予防にある。ワシントン大学医学部のXue-Qiao Zhao氏は18日、軽症および中等症の中国人高血圧患者1682例を対象に、通常降圧療法と積極的降圧療法の標的臓器障害に対する保護効果を検討した結果、積極的降圧療法がより優れていたと報告した。

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6位◆ 2002.11.21 「長寿の秘訣は心臓にあり」、センテナリアンの子供調査で判明


 100歳まで生きた人々を欧米ではセンテナリアン(centenarian)と呼ぶが、こうした超長寿者の子供は、平均並みの寿命で亡くなった人の子供と比べ、冠動脈疾患や高血圧、糖尿病の罹患率が半分以下であることが明らかになった。癌など他の加齢関連疾患の罹患率に差はなく、「遺伝的に循環器系が“強い”ことが長寿の秘訣なのでは」と研究グループはみている。調査結果は、11月18日のポスターセッションで、ボストン医科大学老年医学部門のDallara Terry氏らが報告した。

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7位◆ 2002.11.21 アスピリン服用者のACS、非服用者より予後が良好


 急性冠症候群(ACS)の初回発症者を対象とした調査で、アスピリンを服用していた人では、非服用者と比べACSのうち急性心筋梗塞の比率が低いことがわかった。経皮的冠動脈形成術(PCI)後の予後も、非服用者より良好だったという。ACS発症予防ができなかった場合でも、アスピリン服用のメリットがあることを示唆する結果で、11月19日の一般口演「Pharmacotherapy for Acute Coronary Syndrome」で報告された。

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8位◆ 2002.11.20 クレアチニン値はACS患者の強力な予後予測因子、日米で報告


 11月18日のポスターセッションでは、腎機能を反映するクレアチニン値と、急性心筋梗塞(AMI)など急性冠症候群(ACS)患者の予後との関連に着目した臨床研究2報が、日本と米国の研究グループから個別に報告された。両研究とも、腎機能障害が比較的軽度な段階から、明らかにACS患者の予後が悪くなることを示すもの。ACSの予後予測因子として、クレアチニン値が今後大きな注目を集めそうだ。

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9位◆ 2002.11.19 糖尿病合併者の高血圧管理は不十分、米の民間保険加入者調査で判明


 米国の民間保険会社11社が共同で行った調査で、糖尿病を合併した高血圧患者では、目標降圧値に達していない人の比率が非合併者の約3倍になることがわかった。一方、心不全や脂質代謝異常、脳卒中の合併者では、こうした疾患を合併していない人より血圧管理が有意に良好だったという。調査結果は、米国Touchpoint Health Plan社のBarb Lennert氏(写真)らが、11月17日のポスターセッションで報告した。

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10位◆ 2002.11.19 「ガイドラインを実践する段階に入った」−−会長講演より


 AHA2002会長のRobert O. Bonow氏(写真)が11月17日(現地時間)、オープニングセッションの中で会長講演を行った。循環器疾患の疫学的な状況や研究環境などを概観しながらAHAの方針を示し、現場でガイドラインの内容を実行するように、会場の参加者に呼びかけた。背景には、医師が持つ知識と実際の治療との間に隔たりがあること、また、米国人に限らず世界中で罹病者が多く、心疾患や脳卒中による死者も多いといった現実がある。

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