2002.11.25

緊張型頭痛の患者で約6割にめまい症状

 国際分類の診断基準では、緊張型頭痛がめまいを伴うことが記載されていない。しかし、日常診療では緊張型頭痛の患者で約6割にめまいの症状が存在した−−。太田熱海病院神経センター神経内科の山根清美氏が22日、「緊張型頭痛におけるめまいの臨床的検討」と題して報告した。

 山根氏は、日常診療で緊張型頭痛の患者が何らかのめまいを主訴とすることが少なくないことに着目。緊張型頭痛患者を対象に、めまいの頻度、めまいの性状などを調べた。

 対象は同診療科目を受診し、緊張型頭痛と診断された114例。男性が39例、女性が75例。年齢は16歳から86歳で、平均年齢は61.2歳だった。

 その結果、114例中めまいが存在したのは68例(59.6%)で、約6割と高率だった。性状を分析したところ、回転性めまい(verigo)が43例(63.2%)、浮動性めまい(dizziness)が25例(36.8%)だった。

 この結果から山根氏は、成書にはめまいの原因の鑑別診断に緊張型頭痛を挙げているものは「極めて少ない」(山根氏)ことから、「臨床的にめまいの原因の鑑別に、緊張型頭痛を念頭におくことが重要」と強調した。

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