2002.10.22

万有製薬の新規抗癌薬「J-107088」、Pharmacia社が共同開発

 万有製薬と米国Pharmacia社は10月21日、万有製薬が創薬した新規抗癌薬「J-107088」の共同開発で合意した。日本では万有製薬、それ以外の全世界ではPharmacia社が独占的に開発・販売する。

 J-107088はDNAトポイソメラーゼ阻害薬の一つで、塩酸イリノテカン(商品名:カンプト、トポテシン)と同様、1型トポイソメラーゼに対する阻害作用を持つ。腫瘍の増殖に欠かせないDNAの複製過程を阻害することで抗腫瘍活性を示す。ただし、両者の化学構造は異なり、塩酸イリノテカンはカンプトテシン系、J-107088はインドロカルバゾール系に属する。

 同薬は現在、米国で第2相試験が進行中で、日本では第1相試験が終了したところ。臨床試験では、単剤で固形癌に対する効果が示されているという。Pharmacia社は2003年から、大腸癌などを対象とした臨床試験を開始する予定だ。この件に関するニュース・リリースは、こちらまで。

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