2002.08.20

【投稿】割りばし事件の刑事告訴について

 読者から「割りばし事件の刑事告訴について」という投稿をいただきました。「主治医に非がなかったわけではないと思います。しかしこのような、医療に対して警察が干渉してくるような潮流を看過していても良いものなのでしょうか」と疑問を投げかけています。皆さんのご意見をうかがえれば幸いです。編集部までメールでお送りください。送付先は、 medwave@nikkeibp.co.jp です。

_________________________________ 読者から

 先日、いわいる「杏林大学、割りばし死亡事件」の主治医が業務上過失致死で在宅起訴されました。これについて、世間や一般の医師は騒いでいる様子はありませんが、私は非常に危険なことだと思います。

 医師が、最善を尽くして診療し、その時に下した判断について過失を問われています。

 私は内科ですが、「初診で倦怠感の患者が来た、身体所見に異常なしと判断し、症状が続けば検査が必要だと伝えた」患者が急死した。解剖所見で脳腫瘍が見つかった、というような状態で、「初診時にCTをとらなかったのは、業務上過失致死だ」といって刑事事件として実名報道されたりしたら、医師としてはおわりでしょう。

 確かに、「CTはとっておくべきだった」とか「疑わしければ対診にだすべきだった」というような意見は、症例検討会の席では必要でしょう。

 主治医に非がなかったわけではないと思います。しかしこのような、医療に対して警察が干渉してくるような潮流を看過していても良いものなのでしょうか。

 医師の団体である医師会は、そして皆さんはどのようにお考えになるでしょうか。

 警察が怖い一介の医師

_________________________________ 読者から

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