2002.07.08

厚生労働省、非小細胞肺癌治療薬「イレッサ」などを新医薬品として承認

 厚生労働省は7月5日付けで、新医薬品としての承認もしくは効能追加を受けた医薬品11品目を都道府県に事務連絡をした。今回示されたのは、4月26日、5月24日、5月31日開催の薬事・食品衛生審議会の医薬品第一もしくは第二部会で了承されていたもの。承認された医薬品に、優先審査対象となっていた非小細胞肺癌治療薬「イレッサ」が含まれている。

 承認もしくは効能追加となった医薬品の商品名、一般名、申請者などは以下の通り。

・参天製薬の「チオラ錠100」(一般名:チオプロニン)
 シスチン尿症の効能追加。これまでは慢性肝疾患における肝機能の改善、初期老人性皮質内白内障、水銀中毒時の水銀排泄増加だった。希少疾病用医薬品。

・ナガセケムテックスの「塩酸ランジオロールTKS」(一般名:塩酸ランジオロール)
・小野薬品工業の「オノアクト」(一般名:塩酸ランジオロール)
・小野薬品工業の「注射用オノアクト50」(一般名:塩酸ランジオロール)
 手術時の頻脈性不整脈に対する緊急処置を効能・効果とするβ1遮断作用を持つ新有効成分(塩酸ランジオロール)含有医薬品。

・シェリング・プラウの「ロラタジン原末」(一般名:ロラタジン)
・シェリング・プラウの「クラリチン錠10mg」(一般名:ロラタジン)
 ヒスタミンH1受容体拮抗薬で、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚掻痒症)に伴う掻痒を効能・効果とする新有効成分(ロラタジン)含有医薬品。

・ファルマシアの「ダラシンTゲル1%」(一般名:リン酸クリンダマイシン)
 尋常性挫創を効能・効果とするリンコマイシン系抗生物質の外用薬。

・ファルマシアの「アロマシン錠25mg」(一般名:エキセメスタン)
 アロマターゼ阻害作用を有する閉経後乳癌を効能・効果とする新有効成分(エキセメスタン)含有医薬品。

・アストラゼネカの「イレッサ錠250」(一般名:ゲフィチニブ)
 上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害作用を有し、非小細胞肺癌(手術不能又は再発例)を効能・効果とする新有効成分(ゲフィチニブ)含有医薬品。優先審査対象。

・帝人の「ボンアルファハイ軟膏20μg/g」(一般名:タカルシトール)
 活性型ビタミンD3誘導体。既存製薬の10倍の濃度の軟膏薬で、効能は難治性の尋常性乾癬。

・武田薬品工業の「リュープリンSR注射用キット11.25」(一般名:酢酸リュープロレリン)
 前立腺癌を効能・効果とする12週持続製薬。これまでは4週ごとの投与だった。

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. JCHO東京高輪病院で感染症内科医7人一斉退職 2017年4月から、ほぼ全科で土曜休診に FBシェア数:883
  2. 「20年目に給与1500万円」が目安? Cadetto Special●医者の値段 2017 FBシェア数:0
  3. 「今すぐ英語で診断書を書いて!」と言われたら 小林米幸の外国人医療奮闘記 FBシェア数:1
  4. アルツハイマー治療薬開発が進まない理由 理化学研究所神経蛋白制御研究チームシニア・チームリーダーの西道隆臣氏に聞く FBシェア数:204
  5. 「救急医にはアイデンティティーがない」の呪い 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:214
  6. 本当に怖い夜勤の話 病院珍百景 FBシェア数:0
  7. 検査結果を基に診断を考えるな! 石山貴章の「イチロー型医師になろう!」 FBシェア数:12
  8. なんでこんな検査を定期健診に入れている? 記者の眼 FBシェア数:238
  9. 大型マンション近くでも埋まらない医療モール その開業、本当に大丈夫ですか? FBシェア数:1
  10. 典型画像が見えない敵、膵炎を除外するな! 医師の知らない?検査の話 FBシェア数:25