2002.06.25

FDAが手のひらで測るコレステロール値測定器を承認、重度冠動脈疾患患者の特定に有効

 米国食品医薬品局(FDA)は6月24日、手のひらで皮膚のコレステロール値を測る測定器、「Cholesterol 1,2,3」を承認した。従来の血液検査と併用することで、重度冠動脈疾患患者の特定に有効だという。

 Cholesterol 1,2,3の測定対象となるのは、50%以上閉塞した動脈が二つ以上ある重度冠動脈性心疾患が疑われるか、心筋梗塞歴のある人。体内のコレステロールの約11%が皮膚に含まれているため、冠動脈疾患が重度であると、皮膚コレステロール値が上昇するという。

 FDAによると、冠動脈閉塞の程度がわかっている649人の患者に対し、血液検査とCholesterol 1,2,3による測定を併用したところ、冠動脈の閉塞が最も著しい患者を特定することができたという。

 また治験では、重度冠動脈疾患または心筋梗塞歴のある人に対し、Cholesterol 1,2,3による測定を行い、重度冠動脈疾患の有無を予測した。その結果、血中コレステロール値や他のリスク因子のみの場合と比べ、Cholesterol 1,2,3測定値を加えることで、同疾患リスクに関する情報を4〜15%増やすことができたという。

 Cholesterol 1,2,3の製造元は、International Medical Innovations社(カナダ、トロント)。詳しくは、FDAによるニュース・リリースまで。(當麻あづさ、医療ジャーナリスト)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 医師・医学生の不祥事報道を目にする度に… 東謙二の「“虎”の病院経営日記」 FBシェア数:53
  2. 70歳女性。咽頭痛 日経メディクイズ●救急 FBシェア数:1
  3. 意外と多いナースの更衣室の悩み 小林光恵の「ほのぼのティータイム」 FBシェア数:22
  4. 「102歳Asystole」に思うこと 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:287
  5. 医師免許を失う以外はたいしたリスクじゃない 鈴木裕介の「キャリア迷子」に捧げる処方箋 FBシェア数:0
  6. 子どもにとってトイレやうんちは諸刃の剣 田中由佳里の「ハラワタの診かた」 FBシェア数:90
  7. 麻疹集団感染、医療機関の受診者からも陽性者 パンデミックに挑む:トピックス FBシェア数:244
  8. 地域医療連携推進法人の運用ガイドライン決まる 制度の内容がほぼ確定、4月2日にも第1号認可か FBシェア数:8
  9. 昨年11月時点の7対1病床、半年間で6105床減 シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 FBシェア数:8
  10. インフルエンザ脳症が58例に、6人死亡 インフルエンザ診療Next:トピックス FBシェア数:385