2002.06.19

アストラゼネカ、口腔内で溶けやすい片頭痛治療薬「ゾーミッグRM錠2.5mg」を発売

 アストラゼネカは6月14日、口腔内速溶錠の片頭痛治療薬「ゾーミッグRM錠2.5mg」(一般名:ゾルミトリプタン)を発売した。薬剤名の「RM」は「Rapid Melt」からとったもので、錠剤中に含まれた崩壊剤と発泡剤の作用により口腔内で溶けやすく、水がなくても服用できるように作られた経口薬。患者が飲みやすいようオレンジ味に仕上げている。片頭痛は場所や時間を問わず発症し、悪心や嘔吐といった症状を伴うこともあるため、水なしで服用できるのは大きなメリットといえる。

 ゾルミトリプタンは第2世代のトリプタン系薬剤とされ、第1世代のコハク酸スマトリプタン(商品名:イミグラン)と同じく、セロトニン(5HT)受容体のサブタイプである5HT1B/1D受容体に選択的に作用する薬剤。これらの受容体に結合することで、片頭痛発作時に過度に拡張した血管を収縮させ、三叉神経からの神経ペプチドの放出も抑えて、病態を改善する。

 第2世代と呼ばれる薬剤は、第1世代の薬剤よりも受容体への親和性が高く、経口投与時の吸収性にも優れ、血中半減期も長く、血液脳関門も通過しやすい。そのため、脳幹での三叉神経核に及ぼす中枢作用に優れているとされる。

 「ゾーミッグRM錠2.5mg」は2002年3月15日に承認、6月14日に薬価収載され、同日販売を開始した。2002年1月末現在では、26カ国で承認、22カ国で販売されているという。また、口腔内速溶錠ではない従来薬の「ゾーミッグ錠2.5mg」については、今後も販売を継続していく。これは、「従来薬を好む患者も少なからずいるため」(同社)。

 なお、「ゾーミッグRM錠2.5mg」の薬価は1錠当たり1059.90円。成人には通常、ゾルミトリプタンとして1回2.5mgを経口投与する。

 アストラゼネカ社のホームページはこちらまで。

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