2002.04.08

【日本呼吸器学会速報】 香川医科大学グループが睡眠呼吸障害在宅測定データ伝送システムを開発

 香川医科大学グループは、睡眠呼吸障害のスクリーニングを行うための在宅測定データ伝送システムを開発した。これまで、睡眠呼吸障害のスクリーニングは測定装置の装着が煩雑なため病院で行われることが多かったが、このシステムでは、自宅で測定したデータを医療機関側でモニターすることができる。香川医科大学医学部付属病院医療情報部の岡田広基氏らの研究グループが4月4日のポスターセッションで発表した。

 今回開発したのは、携帯可能な簡易型測定装置で、結果は電話回線を通じて伝送するもの。装置にはフクダ電子のSleep Tester LT-200を使用。これは、フローセンサー、呼吸音マイク、胸郭運動センサーなどから構成されている。1.携帯型であり簡単な説明で患者自身が装着ができる、2.8時間を3回あるいは12時間を2回という測定スケジュールを選ぶことができ最大で3日間の測定が可能、3.測定データはコンパクトフラッシュ(CF)カードに保存するためパソコンへの取り込みが容易、4.測定データは、パソコンで短時間に解析でき、その結果をグラフ表示できる−−などの特徴があるという。

 データ伝送の方法は、患者が直接操作することを考慮して、測定した生データを圧縮して伝送する方式を採用している。患者は、測定の終了後にパソコンを立ち上げ、CFカードをパソコンに装着し、データ転送プログラムを起動すればデータを送ることができる。データ圧縮に約30秒、ホストコンピューターにダイヤルしてパスワードを確認後データ転送するが、転送には約2分かかる。全過程で4から5分の作業時間だ。

 発表者らは、この新システムはスクリーニングだけでなく、たとえば在宅で人工呼吸器を使用している患者のモニタリングにも有用であるとしている。


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