2002.01.10

米国で、炭疽菌や天然痘などの診断方法を教育するサイト開設

 米国厚生省(HHS)の下部組織である、Agency for Healthcare Research and Quality (AHRQ;医療分野の研究と質向上を支援する部門) はこのほど、病院の救急部門で働く医師や看護婦向けに、炭疽菌や天然痘などの生物テロに関連する疾患について、その診断方法を教育するホームページを開設した。これは、AHRQの契約先である、米Alabama大学Birmingham校(UAB)が開発したもの。

 同サイトでは、生物テロ兵器としての可能性のある、炭疽菌や天然痘、ボツリヌス中毒、ツラレミア、ウイルス性出血熱、ペストの6種類について、その症状を見極める方法に関する教育コースを提供している。コースは5種類で、無料で受講でき、それぞれ1時間の生涯教育(CME)受講証が得られるという。

 各コースでは、症例や写真を紹介し、続いて選択問題があり、間違った答えを選ぶと、それが誤りである根拠が説明されるという。UABのCenter for Disaster Preparedness(緊急事態準備センター)責任者であるMargaret Tresler氏は、「臨床家が忙しいことを配慮して、使いやすいシステムの開発を心がけた」としている。

 同サイトのアドレスは、http://www.bioterrorism.uab.edu。AHRQによるニュース・リリースは、http://www.ahcpr.gov/news/press/pr2002/uabwebpr.htmまで。(當麻あづさ,医療ジャーナリスト)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 私、モンスターペイシェント? 中山祐次郎の「切って縫うニュース」 FBシェア数:94
  2. 見えにくい静脈への穿刺を助ける新兵器 リポート【動画付き】◎血管可視化装置の使い勝手は? FBシェア数:68
  3. 熊本大、浜松医大の志願者が4割減少した理由 記者リポート FBシェア数:108
  4. 見逃してはならないクモ膜下出血 今さら聞けない画像診断のキホン FBシェア数:2
  5. 麻酔科専門医の要件「単一施設に週3日以上勤務」へ フリーランス麻酔科医への影響は? 2019年から要件追加、2年の猶予 FBシェア数:189
  6. 東京医大の裏口入学贈収賄事件で憂うべきこと 弁護医師・田邉昇の『医と法の視点』 FBシェア数:315
  7. 「月1回訪問+オンライン」で在宅医療を効率化 特集◎2018年度診療・介護報酬改定のインパクト《4》 FBシェア数:26
  8. 肝細胞癌治療にパワーのある2次治療薬が加わる 日経メディカルOncologyリポート FBシェア数:29
  9. 冠静脈デバイスは冠虚血治療のラストリゾートか 駒村和雄の「健康寿命で行こう」 FBシェア数:30
  10. 聖路加病院長・福井氏「『医療の質』の議論が二の次… 学会トピック◎日本病院学会2018 FBシェア数:235
医師と医学研究者におすすめの英文校正