2001.08.21

【日本骨代謝学会速報】 骨粗鬆症患者のQOL評価質問表、簡略版が完成

 骨粗鬆症患者の生活の質(QOL)を評価する、自記式の質問表の簡略版が完成した。これは、日本骨代謝学会の骨粗鬆症患者QOL評価委員会が、1999年度に作成した質問表の一部を抜粋したもの。開業医が日常臨床で使えるものを目指し、質問数を絞り込んだという。8月11日に行われた「QOL委員会報告」では、全15問と全18問の、2種類の簡易質問表が提示された。

 同委員会が1999年度に作成した「骨粗鬆症患者QOL評価質問表」は、1.痛み、2.日常生活活動、3.娯楽・社会的活動、4.総合的健康度、5.姿勢・体形、6.転倒・心理的要素、7.家族支援・総括−−の7分野について、計40問の質問から構成されている。今回は、この40問から15問を抽出した「ミニ15版」と、18問を抽出した「ミニ18版」を作成し、1999年度版の質問表との得点相関などを検討した。

 ミニ15版とミニ18版との違いは、ミニ18版の方に、骨粗鬆症患者によく見られる日常生活動作(ADL)上の問題を反映する質問3項目が含まれていること。具体的には、1.頭の上の棚のものがとれますか、2.運搬(5kgのもの)ができますか、3.畳からの立ち上がりができますか−−の三つの質問項目が追加されている。今回の検討では、いずれのミニ版も、1999年度版の質問表とよい得点相関が得られたという。

 日本骨代謝学会では、9月に行われる理事会で、ミニ15版とミニ18版のどちらを採択するかを決定。採択された簡略版質問表を、次号の和文誌「日本骨代謝学会」に掲載する予定だ。骨粗鬆症患者QOL評価委員会としては、ミニ18版の方を推しているという。

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 11県で総合診療科研修プログラムの応募ゼロ 新専門医制度、初年度専攻医の一次登録を締め切る FBシェア数:170
  2. 適応のある/なしは患者の知ったことではない 尾藤誠司の「ヒポクラテスによろしく」 FBシェア数:31
  3. 意外に怖いRSウイルス、乳児に加え高齢者も トレンド◎重症化の頻度はインフルエンザと同等 FBシェア数:7
  4. 診療報酬改定は在宅の負担軽減、遠隔診療が焦点 特集◎かかりつけ医の未来《動向編3》 FBシェア数:24
  5. 胃潰瘍後のPPIはいつまで続ける? 田中由佳里の「ハラワタの診かた」 FBシェア数:85
  6. 休みがちな職員の影響で負担増大、院長も苦慮 榊原陽子のクリニック覆面調査ルポ FBシェア数:2
  7. そのまま、動かすな! 連載小説「坂の途中」 FBシェア数:9
  8. 順大が総合診療医向けのキャリア構築プログラム 大学と市中病院が連携、研究と臨床を学ぶ場を提供 FBシェア数:108
  9. 「胃癌予防目的での小児のピロリ除菌療法は推奨しな… 日本小児栄養消化器肝臓学会がガイドライン草案を公開 FBシェア数:112
  10. 負荷試験や経口免疫療法に伴う重篤な事例は9例 日本小児アレルギー学会が「重篤な食物アレルギー症状」の緊急調査 FBシェア数:5