日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ベネフィクス静注用3000基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ノナコグアルファ(遺伝子組換え)注射用

製薬会社:ファイザー

薬価・規格: 316085円(3,000国際単位1瓶(溶解液付)) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

効能・効果詳しく見る

  • 血友病Bの出血傾向の抑制
  • 先天性血液凝固第9因子欠乏症の出血傾向の抑制

注意すべき副作用詳しく見る

蕁麻疹呼吸困難嘔気悪寒注射部位反応注射部位疼痛浮動性眩暈発疹頭痛アナフィラキシー嘔吐胸部不快感

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 本剤は製剤に添付された溶解液を全量用いて溶解し、数分かけて緩徐に静脈内に注射する
  • 初回用量は、本剤50国際単位/kgとするが、患者の状態に応じて適宜増減できる
    • また、次回以降は患者の状態、血液凝固第9因子の上昇値[(国際単位/dL)/(国際単位/kg)]に応じて適宜増減する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • ハムスター蛋白質に対し過敏症
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 授乳婦

副作用

主な副作用

蕁麻疹呼吸困難嘔気悪寒注射部位反応注射部位疼痛浮動性眩暈発疹頭痛

重大な副作用

アナフィラキシー悪寒嘔吐胸部不快感血栓症呼吸困難静脈炎ショック振戦咳嗽注射部位疼痛潮紅蜂巣炎発熱味覚異常霧視低酸素症

上記以外の副作用

血圧低下血管浮腫頻脈

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 原則禁止
    • 過敏症
    • ハムスター蛋白質に対し過敏症
  • 相対禁止
    • DIC
    • 肝疾患
    • 播種性血管内凝固症候群
    • 術後
    • 線維素溶解の徴候
    • 血栓塞栓性事象のリスク
  • 慎重投与
    • DIC
    • 過敏症
    • 肝疾患
    • 播種性血管内凝固症候群
    • 術後
    • 血栓塞栓性事象のリスク
    • 線維素溶解の徴候
  • 注意
    • 血液凝固第9因子に対するインヒビターを有しかつ血液凝固第9因子に過敏症
    • 重症疾患のある新生児
    • 血液凝固第9因子に対するインヒビターが発生

患者の属性に応じた注意事項

  • 原則禁止
    • 授乳婦
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 慎重投与
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 高齢者
  • 注意
    • 新生児(低出生体重児を含む)

年齢や性別に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 新生児(0日〜27日)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
    • 新生児(0日〜27日)
  • 注意
    • 重症疾患のある新生児(0日〜27日)

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    血友病B(先天性血液凝固第9因子欠乏症)患者における出血傾向の抑制。

    用法・用量(添付文書全文)

    本剤は製剤に添付された溶解液を全量用いて溶解し、数分かけて緩徐に静脈内に注射する。初回用量は、本剤50国際単位/kgとするが、患者の状態に応じて適宜増減できる。
    また、次回以降は患者の状態、血液凝固第9因子の上昇値[(国際単位/dL)/(国際単位/kg)]に応じて適宜増減する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤を含む血液凝固第9因子製剤の投与は、個々の患者に応じて用量調節が必要である。用量及び投与期間は、血液凝固第9因子欠乏の程度、出血の部位と程度及び患者の臨床症状により決定する。
    2.本剤の回収率はヒト血漿由来の血液凝固第9因子製剤の回収率より低い可能性があるため、投与量の調節を考慮する。
    3.血液凝固第9因子活性測定等によりモニタリングする(特に外科的処置の場合は留意する)。臨床症状、血液凝固第9因子活性、薬物動態パラメータ(血液凝固第9因子の上昇値等)を考慮し、用量を調節する。
    4.投与速度が速すぎると注射部位疼痛等が発現する恐れがあるので、患者の状態をみながら1分間に4mLを超えない速度でゆっくり注入する。
    用量は、次に基づいて算出する。
    必要な第9因子単位=体重(kg)×血液凝固第9因子の目標上昇値(%又は国際単位/dL)×血液凝固第9因子の上昇値の逆数(国際単位/dLあたりの国際単位/kg)。
    血液凝固第9因子の上昇値[(国際単位/dL)/(国際単位/kg)]:本剤投与前から本剤投与30分後の第9因子の増加量を体重あたりの投与量(国際単位/kg)で除した値として求める。
    出血エピソード及び外科手術における用量:出血エピソード及び外科手術における用量は、国内外の最新のガイドラインも参照のこと。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    海外臨床試験を含む安全性評価対象213例(国内3例、海外210例)中43例(国内0例、海外43例)(20.2%)に副作用が認められた。その主なものは、頭痛(5.2%)、注射部位反応(4.2%)、浮動性眩暈、発疹、蕁麻疹(各3.3%)、注射部位疼痛、嘔気(各2.3%)であった(承認時)。
    1.重大な副作用
    1).ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、蕁麻疹、悪寒、血管浮腫、呼吸困難、血圧低下、頻脈等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).血栓症(頻度不明):血栓症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).眼:(1%未満)霧視。
    2).消化管:(2%以上)嘔気、(1%未満)嘔吐。
    3).投与部位:(2%以上)注射部位反応、注射部位疼痛。
    4).精神神経系:(2%以上)頭痛、浮動性眩暈、(1〜2%未満)味覚異常、(1%未満)振戦。
    5).呼吸器:(1%未満)呼吸困難、咳嗽、低酸素症、胸部不快感。
    6).皮膚:(2%以上)発疹、蕁麻疹、(1%未満)蜂巣炎。
    7).その他:(1〜2%未満)潮紅、(1%未満)発熱、悪寒、静脈炎。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (原則禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症又はハムスター蛋白質に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.ヒト血漿由来の血液凝固第9因子製剤に過敏症の既往歴のある患者。
    2.肝疾患の患者、術後の患者、新生児、血栓塞栓性事象のリスクのある患者、線維素溶解の徴候又は播種性血管内凝固症候群(DIC)のある患者[血栓塞栓性合併症のリスクがあるので、これらの患者への投与に際しては、本剤の治療上の有益性と合併症のリスクを勘案する]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の投与は、血友病の治療経験を持つ医師のもとで開始する。
    2.本剤の投与によりアナフィラキシーを含むアレルギー反応が現れることがあるので、患者に対しては、アレルギー反応の初期症状が認められた場合には、本剤の投与を中止し、症状や重症度に応じて、直ちに医師に連絡するよう、あらかじめ、説明する。
    3.患者の血中に血液凝固第9因子に対するインヒビター発生する恐れがある。本剤を投与しても予想した止血効果が得られない場合には、インヒビター発生を疑い、血液凝固第9因子回収率や血液凝固第9因子に対するインヒビターの検査を行う等注意深く対応し、適切な処置を行う。
    4.血液凝固第9因子に対するインヒビターが発生した患者では、血液凝固第9因子投与によりアナフィラキシーのリスクが増加する可能性があるので、過敏症の既往のある患者には、血液凝固第9因子に対するインヒビターの有無を確認する。また、アレルギー反応の発現の可能性を考慮して、投与初期(約10〜20実投与日)はアレルギー反応に対する適切な処置が可能な医師のもとで投与する。
    5.本剤の持続注入に対する安全性と有効性は確立されていないため、持続注入の際は、血友病治療に十分な知識及び経験のある医師の下で行う。
    6.薬効の減弱が認められた場合には、投与量の再検討や必要に応じて血液凝固第9因子に対するインヒビターの測定を行う。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。なお、生殖発生毒性試験は実施していない]。
    2.授乳婦:授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合は授乳を中止させる[授乳中の投与に関する安全性は確立していない。なお、動物における乳汁移行試験は実施していない]。
    (過量投与)
    過量投与における症状は報告されていない。
    (適用上の注意)
    1.調製時:
    1).調製前に、本剤及び添付溶解液を室温に戻しておく。本剤は、添付溶解液(0.234%塩化ナトリウム液、5mL)全量で溶解し、全量の溶解液をフィルター付バイアルアダプターでバイアルから抜き取る。
    2).本剤は保存剤を含有していないので、溶解後3時間以内に使用する。
    3).他剤と同じチューブを使用しない(また、同じ容器で混合しない)。
    4).可塑剤としてDEHP[di−(2−ethylhexyl)phthalate;フタル酸ジ−(2−エチルヘキシル)]を含むポリ塩化ビニル製の輸液セット等を使用した場合、DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含む輸液セット等の使用を避ける。
    2.投与時:
    1).使用後の残液は細菌汚染の恐れがあるので使用しない。
    2).本剤投与においてチューブ又はシリンジ中に赤血球凝集が起きたとの報告がある。
    これに関連する有害事象の報告はない。赤血球凝集の可能性を最小限に抑えるため、シリンジに血液を入れないようにし、チューブ又はシリンジに赤血球凝集が認められた場合には全て(チューブ、シリンジ及び本剤溶液)を廃棄し、新しい製品を用いて再投与する。
    3.家庭療法時:
    1).子供の手の届かないところに保管する。
    2).使用済みの医療機器等の処理については、主治医の指示に従う。
    (その他の注意)
    1.本剤による免疫寛容導入療法の安全性と有効性は確立されていない。なお、海外において、血液凝固第9因子に対するインヒビターを有しかつ血液凝固第9因子に過敏症の既往のある血友病B患者では、血液凝固第9因子製剤に伴う免疫寛容導入療法後に、ネフローゼ症候群を発現したとの報告がある。
    2.海外において、中心静脈カテーテルにより、本剤を持続注入された患者では、血栓塞栓性事象が報告されている。また、重症疾患のある新生児において、生命を脅かす上大静脈症候群が発現したとの報告もある。
    (取扱い上の注意)
    記録の保存:本剤は特定生物由来製品ではないが血液製剤代替医薬品であるため、本剤を投与又は処方した場合は医薬品名(販売名)、製造番号、投与又は処方年月日、投与又は処方を受けた患者氏名、住所等を記録し少なくとも20年間保存する。
    (参考)
    海外における出血エピソード及び外科手術における用量は次のとおりである。
    1.軽度:合併症のない関節内出血、表在性の筋肉内又は軟組織内出血;必要な循環血中血液凝固第9因子活性値20〜30(%又は国際単位/dL)、投与間隔12〜24時間、治療期間1〜2日。
    2.中等度:筋肉内又は軟組織内の深部出血、粘膜出血、抜歯又は血尿;必要な循環血中血液凝固第9因子活性値25〜50(%又は国際単位/dL)、投与間隔12〜24時間、治療期間は出血が止まり、治癒が始まるまで(約2〜7日)。
    3.重度:咽頭、後咽頭、後腹膜、中枢神経系の出血、外科治療;必要な循環血中血液凝固第9因子活性値50〜100(%又は国際単位/dL)、投与間隔12〜24時間、治療期間7〜10日。
    (保管上の注意)
    凍結を避け、1〜30℃で保存。

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