日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

フィブロガミンP静注用基本情報

一般名:ヒト血漿由来乾燥血液凝固第13因子注射用

製薬会社:CSLベーリング

薬価・規格: 8173円(正常人血漿1mL中含有量の240倍1瓶(溶解液付)) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

効能・効果詳しく見る

  • 血液凝固第13因子低下の縫合不全
  • 血液凝固第13因子低下の瘻孔
  • 先天性血液凝固第13因子欠乏の出血傾向
  • シェーンライン・ヘノッホ紫斑病の関節症状の改善
  • シェーンライン・ヘノッホ紫斑病の腹部症状の改善
  • 後天性血液凝固第13因子欠乏の出血傾向

注意すべき副作用詳しく見る

発熱ショック嘔吐好酸球増多悪心過敏症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 本品を添付の日局注射用水に溶解する
  • 1.先天性及び後天性血液凝固第13因子欠乏による出血傾向:1日量4〜20mLを緩徐に静脈内投与する
    • なお、年齢、症状などにより適宜増減する
  • 2.血液凝固第13因子低下に伴う縫合不全及び瘻孔:1日量12〜24mLを緩徐に静脈内投与する
    • 但し、本剤は急性炎症、急性感染の消褪した後で、血清総蛋白、血清アルブミン等に異常が無く、縫合不全、瘻孔が存続し、血液凝固第13因子が70%以下に低下している患者に投与する
    • なお、血液凝固第13因子低下に伴う縫合不全及び瘻孔では、5日間投与しても症状に改善が認められない場合には、投与を中止する
  • 3.シェーンライン・ヘノッホ紫斑病における腹部症状、関節症状の改善:1日1回12〜20mLを緩徐に静脈内投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
    • 但し、血液凝固第13因子が90%以下に低下している患者に投与する
  • シェーンライン・ヘノッホ紫斑病では、原則的に3日間の投与とする

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

発熱

重大な副作用

悪心嘔吐過敏症好酸球増多ショック発疹発熱ビリルビン上昇

上記以外の副作用

Al−P上昇γ−GTP上昇LDH上昇クレアチニン上昇血小板減少眩暈倦怠感頭痛

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 免疫不全
    • 新鮮血栓症
    • 溶血性貧血
    • 免疫抑制状態
    • 失血性貧血

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.先天性血液凝固第13因子欠乏及び後天性血液凝固第13因子欠乏による出血傾向。
    2.血液凝固第13因子低下に伴う縫合不全及び瘻孔。
    3.シェーンライン・ヘノッホ紫斑病における次記症状の改善:腹部症状、関節症状。

    用法・用量(添付文書全文)

    本品を添付の日局注射用水に溶解する。
    1.先天性及び後天性血液凝固第13因子欠乏による出血傾向:1日量4〜20mLを緩徐に静脈内投与する。なお、年齢、症状などにより適宜増減する。
    2.血液凝固第13因子低下に伴う縫合不全及び瘻孔:1日量12〜24mLを緩徐に静脈内投与する。但し、本剤は急性炎症、急性感染の消褪した後で、血清総蛋白、血清アルブミン等に異常が無く、縫合不全、瘻孔が存続し、血液凝固第13因子が70%以下に低下している患者に投与する。なお、血液凝固第13因子低下に伴う縫合不全及び瘻孔では、5日間投与しても症状に改善が認められない場合には、投与を中止する。
    3.シェーンライン・ヘノッホ紫斑病における腹部症状、関節症状の改善:1日1回12〜20mLを緩徐に静脈内投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。但し、血液凝固第13因子が90%以下に低下している患者に投与する。シェーンライン・ヘノッホ紫斑病では、原則的に3日間の投与とする。
    <用法及び用量に関連する使用上の注意>
    後天性血液凝固第13因子欠乏症に対して本剤の用量を増減する場合は、関連文献を参考に欠乏の原因(インヒビターなど)についても考慮する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    フィブロガミン(胎盤組織由来の血液凝固第13因子を成分とする製剤)での調査では、総症例2,951例中、60例(2.03%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が報告され、副作用発現件数は90件(3.05%)であった(「先天性第13因子欠乏症」、「縫合不全及び瘻孔」は再審査終了時、「シェーンライン・ヘノッホ紫斑病」は再審査申請時)。
    また、フィブロガミンP(血漿由来の血液凝固第13因子を成分とする製剤)では承認時までの調査で総症例68例中11例(16.2%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が報告され、副作用発現件数は24件(35.3%)であった。その主なものは、ALT(GPT)上昇4件、AST(GOT)上昇3件、γ−GTP上昇2件、Al−P上昇2件、好酸球増多2件、発熱2件等であった。
    1.重大な副作用
    ショック:ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).過敏症:(0.1%〜5%未満)発疹、発熱等[投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    2).消化器:(0.1%〜5%未満)悪心、嘔吐。
    3).精神神経系:(0.1%未満)頭痛、眩暈。
    4).血液:(0.1%未満)血小板減少、好酸球増多。
    5).肝臓:(頻度不明又は5%以上)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、(0.1%〜5%未満)γ−GTP上昇、Al−P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇[定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    6).腎臓:(0.1%未満)BUN上昇、クレアチニン上昇[定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    7).その他:(0.1%未満)倦怠感。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.新鮮血栓症の患者[投与により症状を悪化させる恐れがある]。
    2.溶血性貧血・失血性貧血の患者[ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない(感染した場合には、発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある)]。
    3.免疫不全患者・免疫抑制状態の患者[ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない(感染した場合には、持続性貧血を起こすことがある)]。
    (重要な基本的注意)
    患者への説明:本剤の使用にあたっては疾病の治療における本剤の必要性とともに、本剤の製造に際し感染症の伝播を防止するための安全対策が講じられているが、血液を原料としていることに由来する感染症伝播のリスクを完全に排除することができないことを患者に対して説明し、理解を得るよう努める。
    1.本剤の原材料となる血漿については、HBs抗原、抗HCV抗体、抗HIV−1抗体及び抗HIV−2抗体が陰性であることを確認している。更に、プールした試験血漿については、HIV、HBV、HCV及びHAVについて核酸増幅検査(NAT)を実施し、適合した血漿を本剤の製造に使用しているが、当該NATの検出限界以下のウイルスが混入している可能性が常に存在する。また、ヒトパルボウイルスB19についてもNATによるスクリーニングを実施し、適合した血漿を用いている。その後の製造工程である60℃、10時間液状加熱処理及びナノフィルトレーションは、HIVをはじめとする各種ウイルス除去・不活化効果を有することが確認されているが、投与に際しては、次の点に十分注意する:血漿分画製剤の現在の製造工程では、ヒトパルボウイルスB19等のウイルスを完全に不活化・除去することが困難であるため、本剤の投与によりその感染の可能性を否定できないので、投与後の経過を十分に観察する。
    2.現在までに本剤の投与により変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等が伝播したとの報告はない。しかしながら、製造工程において異常プリオンを低減し得るとの報告があるものの、理論的なvCJD等の伝播のリスクを完全には排除できないので、投与の際には患者への説明を十分行い、治療上の必要性を十分検討の上投与する。
    3.ショック等重篤な副作用を起こすことがあるので、注意して使用し、経過を十分観察する。
    4.頻回輸注した場合、患者の血清中に血液凝固第13因子に対するインヒビター発生を否定できないので、観察を十分に行う。
    5.シェーンライン・ヘノッホ紫斑病患者に投与する場合には次の点に留意する:1)腹部症状もしくは関節症状を呈している患者に投与する(本剤は、腹部症状、関節症状以外の症状に対して効果は確認されていない)、2)原則として入院を必要とする比較的症状の重い患者に投与する。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない;本剤の投与によりヒトパルボウイルスB19の感染の可能性を否定できない(感染した場合には胎児への障害(流産、胎児水腫、胎児死亡)が起こる可能性がある)]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない。
    (適用上の注意)
    調製時:
    1.溶解時に著しい沈殿の認められるものは投与しない。
    2.溶解後は直ちに使用する。
    3.一部を使用した残液は、細菌汚染の恐れがあるので使用しない。
    4.他の製剤との混注は避けることが望ましい。
    5.本剤添付の溶解液(日局注射用水)を注入後、速やかにバイアルを横にゆるやかに振り泡立たない様に溶解する。
    (その他の注意)
    本剤は、貴重なヒト血液を原料として製剤化したものである。原料となった血液を採取する際には、問診、感染症関連の検査を実施するとともに、製造工程における一定の不活化・除去処理などを実施し、感染症に対する安全対策を講じているが、ヒト血液を原料としていることによる感染症伝播のリスクを完全に排除することはできないため、疾病の治療上の必要性を十分に検討の上、必要最小限の使用にとどめる。
    (取扱い上の注意)
    本剤は特定生物由来製品に該当するため本剤を投与又は処方した場合は医薬品名(販売名)、その製造番号(ロット番号)、投与又は処方日、投与又は処方を受けた患者の氏名、住所等を記録し使用日から少なくとも20年間保存する。
    (献血又は非献血の区別の考え方)
    献血又は非献血の区別は製剤の安全性の優劣を示すものではない。この表示区別は、次記の手順に従って決められている。
    1.採血国の政府が「自発的な無償供血」の定義を定めている→その定義が1991年国際赤十字・赤新月社決議と同じ趣旨→当該国の「自発的な無償供血」の定義にそって採血されたことが確認できる:「献血」の表示。
    2.採血国の政府が「自発的な無償供血」の定義を定めていない:「非献血」の表示。
    3.採血国の政府が「自発的な無償供血」の定義を定めている→その定義が1991年国際赤十字・赤新月社決議と趣旨が異なる:「非献血」の表示。
    4.採血国の政府が「自発的な無償供血」の定義を定めている→その定義が1991年国際赤十字・赤新月社決議と同じ趣旨→当該国の「自発的な無償供血」の定義にそって採血されたことが確認できない:「非献血」の表示。
    (保管上の注意)
    2〜8℃で保存。

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