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プロジフ静注液100基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ホスフルコナゾール注射液

製薬会社:ファイザー

薬価・規格: 5405円(8%1.25mL1瓶) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

トリアゾール系抗真菌薬(内服薬、注射薬)詳しく見る

  • 真菌(カビ)の細胞膜の合成を阻害し、カンジダ症などの真菌感染症を治療する薬
トリアゾール系抗真菌薬(内服薬、注射薬)の代表的な商品名
  • イトリゾール
  • ジフルカン
  • ブイフェンド

効能・効果詳しく見る

  • 呼吸器真菌症
  • 消化管真菌症
  • 真菌血症
  • 真菌髄膜炎
  • 尿路真菌症
  • 真菌腹膜炎

注意すべき副作用詳しく見る

発熱発疹肝障害浮腫下痢嘔気急性腎不全浮動性眩暈肝機能検査異常肝炎貧血黄疸アナフィラキシー嘔吐意識障害胃腸出血

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.カンジダ症:ホスフルコナゾール63.1〜126.1mg(フルコナゾールとして50〜100mg)を維持用量として1日1回静脈内に投与する
    • 但し、初日、2日目は維持用量の倍量として、ホスフルコナゾール126.1〜252.3mg(フルコナゾールとして100〜200mg)を投与する
  • 2.クリプトコッカス症:ホスフルコナゾール63.1〜252.3mg(フルコナゾールとして50〜200mg)を維持用量として1日1回静脈内に投与する
    • 但し、初日、2日目は維持用量の倍量として、ホスフルコナゾール126.1〜504.5mg(フルコナゾールとして100〜400mg)を投与する
    • なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、ホスフルコナゾール504.5mg(フルコナゾールとして400mg)まで維持用量を増量できる
    • 但し、初日、2日目は維持用量の倍量として、ホスフルコナゾール1009mg(フルコナゾールとして800mg)まで投与できる

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • ピモジド投与中
    • キニジン投与中
    • トリアゾラム投与中
    • エルゴタミン投与中
    • ジヒドロエルゴタミン投与中
    • アスナプレビル投与中
    • ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル配合錠投与中
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用

発熱発疹肝障害浮腫下痢嘔気急性腎不全浮動性眩暈肝機能検査異常肝炎貧血黄疸

重大な副作用

アナフィラキシー意識障害胃腸出血黄疸嘔吐肝壊死肝機能障害間質性肺炎関節痛肝不全偽膜性大腸炎筋痛くしゃみ痙攣血管痛高カリウム血症高血圧紅斑口内乾燥左室不全重篤な腎障害静脈炎ショック心室頻拍頭痛そう痒低カリウム血症低カルシウム血症低血圧背部痛鼻出血皮膚粘膜眼症候群貧血腹痛不眠症末梢性浮腫錯感覚皮膚糜爛心雑音中毒性表皮壊死融解症腎クレアチニンクリアランス減少眼そう痒症メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染注射部位血管炎口腔苔癬様変化胆汁うっ滞性肝炎

上記以外の副作用

嘔吐顔面浮腫傾眠血管浮腫血小板減少倦怠感見当識障害口渇高血糖高コレステロール血症好酸球増加好酸球増多好中球減少呼吸困難鼓腸放屁錯乱しゃっくり重篤な血液障害重篤な大腸炎消化不良食欲不振徐脈神経障害心室細動振戦咳嗽代謝異常脱毛手指のこわばり熱感捻髪音白血球減少白血球増加汎血球減少症頻回の下痢副腎機能不全腹部不快感不整脈不眠房室ブロック乏尿味覚倒錯無顆粒球症リンパ節腫脹高トリグリセリド血症異型リンパ球出現肺音異常γ−GTP増加ALT増加GOT増加GPT増加AST増加遅発性の重篤な過敏症状LDH増加BUN増加薬剤性過敏症症候群クレアチニン増加Al−P増加ビリルビン増加ウイルス再活性化

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • ピモジド投与中
    • キニジン投与中
    • トリアゾラム投与中
    • エルゴタミン投与中
    • ジヒドロエルゴタミン投与中
    • アスナプレビル投与中
    • ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル配合錠投与中
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 心疾患
    • 腎障害
    • 電解質異常
    • 薬物過敏症
    • ワルファリン投与中
  • 注意
    • 腎障害
  • 投与に際する指示
    • 腎障害

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
イブプロフェン 血中濃度上昇
フルルビプロフェン 血中濃度上昇
フェニトイン 血中濃度上昇
カルバマゼピン 血中濃度が上昇し悪心・嘔吐・眩暈・複視
エリスロマイシン 血中濃度上昇
カルシウム拮抗剤 血中濃度上昇
ビンクリスチン 血中濃度上昇
ニフェジピン 血中濃度上昇
ビンブラスチン 血中濃度上昇
ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤 血中濃度上昇
キニジン 血中濃度が上昇
キニジン硫酸塩水和物 血中濃度が上昇
ピモジド 血中濃度が上昇
アスナプレビル 血中濃度が上昇することにより肝胆道系の副作用が発現しまた重症化
ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル配合錠 血中濃度が上昇することにより肝胆道系の副作用が発現しまた重症化
フルバスタチン 血中濃度が上昇
アトルバスタチン 血中濃度が上昇
シンバスタチン 血中濃度が上昇
HMG−CoA還元酵素阻害剤 血中濃度が上昇
タクロリムス水和物 フルコナゾールとの併用により腎障害
シクロスポリン フルコナゾールとの併用により腎障害
トリアゾラム 代謝遅滞による血中濃度の上昇・作用の増強及び作用時間延長
エプレレノン 血中濃度上昇
メサドン 血中濃度上昇
ミダゾラム 血中濃度上昇
ワルファリン 著しいINR上昇
エルゴタミンを含有する製剤 血中濃度が上昇し血管攣縮等の副作用
ジヒドロエルゴタミン 血中濃度が上昇し血管攣縮等の副作用
リファブチン AUC上昇
セレコキシブ 血中濃度が上昇
ロサルタン 血中濃度上昇
リバーロキサバン 血中濃度が上昇
経口避妊薬 血中濃度上昇
シクロホスファミド水和物 ビリルビンの上昇
グリベンクラミド フルコナゾールとの併用により低血糖
クロルプロパミド フルコナゾールとの併用により低血糖
トルブタミド フルコナゾールとの併用により低血糖
スルホニルウレア系薬剤 フルコナゾールとの併用により低血糖
ナテグリニド 血中濃度半減期の延長
アミトリプチリン 作用が増強
ノルトリプチリン 作用が増強
フェンタニール 血中濃度上昇
サキナビル AUC上昇
オキシコドン AUC上昇
リトナビル AUC上昇
テオフィリン 血中濃度上昇
リファンピシン類 フルコナゾールの血中濃度の低下及び血中濃度半減期の減少
三酸化ヒ素 QT延長
ジドブジン製剤 血中濃度上昇
ジアゼパム 血中濃度半減期の延長
トレチノイン 中枢神経系の副作用
トファシチニブ AUCが79%・Cmaxが27%増加

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    カンジダ属及びクリプトコッカス属による次記感染症:真菌血症、呼吸器真菌症、真菌腹膜炎、消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.カンジダ症:ホスフルコナゾール63.1〜126.1mg(フルコナゾールとして50〜100mg)を維持用量として1日1回静脈内に投与する。但し、初日、2日目は維持用量の倍量として、ホスフルコナゾール126.1〜252.3mg(フルコナゾールとして100〜200mg)を投与する。
    2.クリプトコッカス症:ホスフルコナゾール63.1〜252.3mg(フルコナゾールとして50〜200mg)を維持用量として1日1回静脈内に投与する。但し、初日、2日目は維持用量の倍量として、ホスフルコナゾール126.1〜504.5mg(フルコナゾールとして100〜400mg)を投与する。
    なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、ホスフルコナゾール504.5mg(フルコナゾールとして400mg)まで維持用量を増量できる。但し、初日、2日目は維持用量の倍量として、ホスフルコナゾール1009mg(フルコナゾールとして800mg)まで投与できる。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    腎障害のある患者においては、フルコナゾールのクリアランスがクレアチニンクリアランスとともに低下し、フルコナゾールの血中濃度が持続するので、次に示すクレアチニンクリアランス値を参考に用量を調節する:用量の目安はクレアチニンクリアランス>50mL/minで通常用量、クレアチニンクリアランス≦50mL/min(透析患者を除く)で半量、透析患者で透析終了後に通常用量。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    深在性真菌症を対象とした国内及び海外臨床試験における副作用発現率は、総症例数160例中36例(22.5%)であった。主な副作用は発疹(3.1%)、肝機能検査異常(2.5%)、嘔気(1.9%)、浮動性眩暈(1.9%)等であった(承認時までの調査の集計)。
    市販後の使用成績調査における副作用発現率は、総症例数508例中27例(5.31%)であった。主な副作用は、肝障害(2.95%)、AST(GOT)増加(0.59%)、ALT(GPT)増加(0.59%)等であった(再審査終了時)。
    1.重大な副作用
    1).ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシー(血管浮腫、顔面浮腫、そう痒等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).薬剤性過敏症症候群(頻度不明):初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う(なお、ヒトヘルペスウイルス6再活性化(HHV−6再活性化)等のウイルス再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意する)。
    4).血液障害(頻度不明):無顆粒球症、汎血球減少症、血小板減少、白血球減少、貧血等の重篤な血液障害が現れることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    5).急性腎不全(1.05%):急性腎不全等の重篤な腎障害が報告されているので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    6).肝障害(3.14%):黄疸、肝炎、胆汁うっ滞性肝炎、肝壊死、肝不全等の肝障害が報告されており、これらの症例のうち死亡に至った例も報告されているが、これらの発症と1日投与量、治療期間、患者の性別・年齢との関連性は明らかではない(フルコナゾールによる肝障害は通常、投与中止により回復している)、投与にあたっては、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    7).意識障害(頻度不明):錯乱、見当識障害等の意識障害が現れることがあるので、このような症状が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行う。
    8).痙攣(頻度不明):痙攣等の神経障害が現れることがあるので、このような症状が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行う。
    9).高カリウム血症(頻度不明):高カリウム血症が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、電解質補正等の適切な処置を行う。
    10).心室頻拍、QT延長、不整脈(頻度不明):心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、QT延長、心室細動、房室ブロック、徐脈等が現れることがあるので、定期的に心電図検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    11).間質性肺炎(頻度不明):間質性肺炎が現れることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、本剤の投与を中止するとともに、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    12).偽膜性大腸炎:偽膜性大腸炎等の重篤な大腸炎(初期症状:発熱、腹痛、頻回の下痢)が現れることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う(フルコナゾールでの自発報告のため頻度不明)。
    2.その他の副作用:次の副作用が認められた場合は、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行う。
    1).肝臓:(0.5%以上)AST増加(GOT増加)、(0.5%未満)ALT増加(GPT増加)、Al−P増加、LDH増加、肝機能検査異常、γ−GTP増加、(頻度不明)ビリルビン増加、黄疸。
    2).皮膚:(0.5%以上)発疹、(0.5%未満)紅斑、皮膚糜爛、(頻度不明)脱毛。
    3).消化器:(0.5%未満)嘔気、嘔吐、下痢、胃腸出血、口内乾燥、口腔苔癬様変化、(頻度不明)*口渇、しゃっくり、*腹部不快感、*消化不良、*鼓腸放屁、食欲不振、*腹痛。
    4).精神・神経系:(0.5%未満)浮動性眩暈、不眠症、錯感覚、頭痛、(頻度不明)*手指のこわばり、*傾眠、振戦。
    5).腎臓:(0.5%未満)BUN増加、腎クレアチニンクリアランス減少、(頻度不明)クレアチニン増加、乏尿。
    6).代謝異常:(0.5%未満)低カリウム血症、低カルシウム血症、(頻度不明)高コレステロール血症、*高トリグリセリド血症、高血糖。
    7).血液:(0.5%未満)貧血、(頻度不明)好酸球増加、好中球減少。
    8).循環器:(0.5%未満)高血圧、低血圧、静脈炎、心雑音、左室不全。
    9).呼吸器:(0.5%未満)くしゃみ、鼻出血。
    10).筋・骨格系:(0.5%未満)関節痛、筋痛、背部痛。
    11).その他:(0.5%未満)血管痛、末梢性浮腫、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染、注射部位血管炎、眼そう痒症、(頻度不明)*熱感、味覚倒錯、発熱、浮腫、*倦怠感、*副腎機能不全。
    *:フルコナゾールで認められた副作用
    発現頻度は承認時の国内及び海外臨床試験、使用成績調査の結果に基づいている。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.次の薬剤を投与中の患者:トリアゾラム投与中、エルゴタミン投与中、ジヒドロエルゴタミン投与中、キニジン投与中、ピモジド投与中、アスナプレビル投与中、ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル配合錠投与中。
    2.本剤の成分又はフルコナゾールに対して過敏症の既往歴のある患者。
    3.妊婦又は妊娠している可能性のある患者。
    (慎重投与)
    1.薬物過敏症の既往歴のある患者。
    2.腎障害のある患者[血中フルコナゾール濃度が持続するので、投与量を減ずるか、投与間隔をあけて使用する]。
    3.肝障害のある患者[肝障害を悪化させることがある]。
    4.心疾患又は電解質異常のある患者[心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、QT延長、心室細動、房室ブロック、徐脈等が現れることがある]。
    5.ワルファリン投与中の患者。
    (重要な基本的注意)
    1.腎障害のある患者に投与する場合は、投与前にクレアチニンクリアランス試験を行い、投与量及び投与間隔に十分注意する。
    2.本剤とワルファリンとの併用において、ワルファリンの作用が増強し、著しいINR上昇を来した症例が報告されているので、本剤投与開始にあたっては、あらかじめワルファリン服用の有無を確認し、ワルファリンと併用する場合は、プロトロンビン時間測定及びトロンボテストの回数を増やすなど慎重に投与する。
    3.本剤の投与に際しては適宜、血液検査、腎機能・肝機能検査、血中電解質検査等を行うことが望ましい。
    4.本剤の投与に際しては、アレルギー既往歴、薬物過敏症等について十分な問診を行う。
    (相互作用)
    ホスフルコナゾールはin vitro試験において、CYP分子種を阻害しないことが確認されたが、活性本体であるフルコナゾールは、CYP2C9、2C19及び3A4を阻害する。フルコナゾールとの併用により、次の報告がある。
    1.併用禁忌:
    1).トリアゾラム<ハルシオン等>[トリアゾラムの代謝遅滞による血中濃度の上昇・作用の増強及び作用時間延長の報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    2).エルゴタミン<クリアミン配合錠>、ジヒドロエルゴタミン<ジヒデルゴット等>[アゾール系抗真菌剤等のCYP3A4を阻害する薬剤とエルゴタミンとの併用により、エルゴタミンの血中濃度が上昇し血管攣縮等の副作用を起こす恐れがある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    3).キニジン(硫酸キニジン)、ピモジド<オーラップ>[これらの薬剤の血中濃度が上昇することにより、QT延長、Torsades de Pointesを発現する恐れがある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    4).アスナプレビル<スンベプラ>、ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル配合錠<ジメンシー配合錠>[これらの薬剤の血中濃度が上昇することにより肝胆道系の副作用が発現しまた重症化する恐れがある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3Aを阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    2.併用注意:
    1).ワルファリン[プロトロンビン時間の延長、著しいINR上昇及び出血傾向<挫傷・鼻出血・消化管出血・血尿・下血等>の報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP2C9を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    2).フェニトイン、イブプロフェン、フルルビプロフェン[これらの薬剤の血中濃度上昇の報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP2C9を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    3).セレコキシブ[セレコキシブの血中濃度が上昇することがあるので、本剤を使用中の患者にはセレコキシブの投与を低用量から開始する(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP2C9を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    4).ロサルタン[ロサルタンの血中濃度上昇、及び活性代謝物であるカルボン酸体の血中濃度減少の報告がある(フルコナゾールはロサルタンの肝臓における主たる代謝酵素であるCYP2C9を阻害するので、併用により活性代謝物であるカルボン酸体の血中濃度が減少することがある)]。
    5).HMG−CoA還元酵素阻害薬:
    (1).HMG−CoA還元酵素阻害薬(フルバスタチン)[これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある(フルコナゾールはフルバスタチンの肝臓における主たる代謝酵素であるCYP2C9を阻害するので、併用によりフルバスタチンの血中濃度が上昇することがある)]。
    (2).HMG−CoA還元酵素阻害薬(アトルバスタチン、シンバスタチン等)[これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    6).カルバマゼピン[カルバマゼピンの血中濃度が上昇し悪心・嘔吐・眩暈・複視等が発現したとの報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    7).ミダゾラム、エプレレノン、メサドン[これらの薬剤の血中濃度上昇の報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    8).カルシウム拮抗薬(ニフェジピン等)、ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍薬(ビンクリスチン、ビンブラスチン)、エリスロマイシン[これらの薬剤の血中濃度上昇の恐れがある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    9).タクロリムス水和物、シクロスポリン[これらの薬剤の血中濃度上昇の報告があり、また、フルコナゾールとの併用により腎障害の報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    10).リファブチン[リファブチンのAUC上昇の報告があり、リファブチンの作用が増強する恐れがある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    11).リトナビル、サキナビル、オキシコドン[これらの薬剤のAUC上昇の報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    12).フェンタニル[フェンタニルの血中濃度上昇の恐れがある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の代謝が遅れることがある)]。
    13).リバーロキサバン[リバーロキサバンの血中濃度が上昇したとの報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の代謝が遅れることがある)]。
    14).テオフィリン[テオフィリンの血中濃度上昇の報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    15).経口避妊薬[エチニルエストラジオール、レボノルゲストレルの血中濃度上昇の報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    16).スルホニル尿素系血糖降下薬(クロルプロパミド、グリベンクラミド、トルブタミド等)[スルホニル尿素系血糖降下薬の血中濃度上昇の報告があり、また、フルコナゾールとの併用により低血糖の報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    17).ナテグリニド[ナテグリニドのAUC上昇及び血中濃度半減期の延長の報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    18).トレチノイン[中枢神経系の副作用が発現する恐れがある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    19).ジアゼパム[ジアゼパムのAUC上昇及び血中濃度半減期の延長の報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4及び2C19を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    20).トファシチニブ[トファシチニブのAUCが79%・Cmaxが27%増加したとの報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4及び2C19を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    21).シクロホスファミド[ビリルビンの上昇、クレアチニンの上昇の報告がある(フルコナゾールはシクロホスファミドの肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4及び2C9を阻害するので、併用によりシクロホスファミドの血中濃度が上昇することがある)]。
    22).アミトリプチリン、ノルトリプチリン[これらの薬剤の作用が増強する恐れがある(フルコナゾールはこれらの薬剤の代謝を阻害するので、これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    23).ジドブジン[ジドブジンの血中濃度上昇の報告がある(フルコナゾールはこれらの薬剤の代謝を阻害するので、これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    24).リファンピシン[フルコナゾールの血中濃度の低下及び血中濃度半減期の減少の報告がある(リファンピシンは代謝酵素であるチトクロームP450を誘導し、その結果、フルコナゾールの肝代謝が増加すると考えられる)]。
    25).三酸化ヒ素[QT延長、心室頻拍<Torsades de Pointesを含む>を起こす恐れがある(本剤及び三酸化ヒ素は、いずれもQT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)を起こすことがある)]。
    (高齢者への投与)
    本剤は体内でほぼ完全にフルコナゾールに加水分解され、大部分はフルコナゾールとして腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため高い血中フルコナゾール濃度が持続する恐れがあるので、高齢者に投与する場合は、クレアチニンクリアランス値を参考に投与量及び投与間隔に十分注意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.動物実験(ラット)において、着床前胚死亡率上昇及び着床後胚死亡率上昇、分娩障害、催奇形性が認められており、また、フルコナゾール投与により催奇形性を疑う症例報告があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。
    2.フルコナゾールは母乳中に移行することが認められているので、授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせる。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (過量投与)
    1.症状:
    1).外国の癌患者での過量投与(フルコナゾール1200〜2000mg/日、経口投与)の症例報告では、フルコナゾール1600mg/日投与例において、肝機能検査値上昇がみられ、また、2000mg/日投与例において、中枢神経系障害(錯乱、嗜眠、見当識障害、不眠、悪夢、幻覚)、多形紅斑、悪心・嘔吐、肝機能検査値上昇等がみられたとの報告がある。
    2).フルコナゾール8200mg経口摂取後、幻覚、妄想行動の症状が現れ、48時間の経過観察が行われた結果、症状は回復したとの報告がある(自殺企図例)。
    2.処置:過量投与時、1)、2)とも対症療法を行う(フルコナゾールは、大部分が腎から排泄されるので、3時間の血液透析により、約50%が血清より除去される)。
    (適用上の注意)
    1.他の薬剤及び輸液との混合は避ける[配合変化試験は実施していない]。
    2.本剤は10mL/分を超えない速度で投与することが望ましい。
    (その他の注意)
    28日を超える投与の有効性及び安全性は検討されていない。
    (保管上の注意)
    2〜8℃。

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