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プレジコビックス配合錠基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ダルナビルエタノール付加物・コビシスタット錠

製薬会社:ヤンセンファーマ

薬価・規格: 2002.8円(1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

プロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)詳しく見る

  • プロテアーゼという酵素を阻害することで、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の標的細胞でのウイルス粒子産生を阻害し感染拡大を抑える薬
プロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)の代表的な商品名
  • ノービア
  • カレトラ
  • プリジスタ プリジスタナイーブ
  • レクシヴァ
  • レイアタッツ
  • プレジコビックス

効能・効果詳しく見る

  • HIV感染症

注意すべき副作用詳しく見る

発疹下痢悪心頭痛リパーゼ増加嘔吐急性膵炎疲労総コレステロール増加腹痛膵型アミラーゼ増加血中クレアチニン増加血中ブドウ糖増加鼓腸筋肉痛肝機能障害血管浮腫過敏症黄疸

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1回1錠(ダルナビルとして800mg、コビシスタットとして150mgを含有)を1日1回食事中又は食直後に経口投与する
  • 投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • ピモジド投与中
    • トリアゾラム投与中
    • リファンピシン投与中
    • ミダゾラム投与中
    • エルゴタミン投与中
    • シンバスタチン投与中
    • アゼルニジピン投与中
    • ジヒドロエルゴタミン投与中
    • バルデナフィル投与中
    • カルバマゼピン投与中
    • ブロナンセリン投与中
    • シルデナフィル<レバチオ>投与中
    • メチルエルゴメトリン投与中
    • エルゴメトリン投与中
    • タダラフィル<アドシルカ>投与中
    • フェノバルビタール投与中
    • フェニトイン投与中
    • リバーロキサバン投与中
    • セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中
    • アスナプレビル投与中
    • バニプレビル投与中
    • ホスフェニトイン投与中
    • ウイルス学的抑制が得られていないHIVプロテアーゼ阻害剤の治療経験のある
    • グラゾプレビル投与中
    • チカグレロル投与中
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・乳児
  • 年齢や性別に応じた注意事項
    • 乳児(0日〜364日)
    • 3歳未満の幼児(0歳〜2歳)
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 新生児(0日〜27日)

副作用

主な副作用

発疹下痢悪心頭痛リパーゼ増加嘔吐急性膵炎疲労総コレステロール増加腹痛膵型アミラーゼ増加血中クレアチニン増加血中ブドウ糖増加鼓腸

重大な副作用

黄疸過敏症肝機能障害筋肉痛血管浮腫高コレステロール血症高脂血症消化不良食欲減退蕁麻疹多形紅斑糖尿病皮膚そう痒症皮膚粘膜眼症候群腹部膨満無力症高トリグリセリド血症ALT増加AST増加GOT増加GPT増加中毒性表皮壊死融解症異常な夢肝酵素増加免疫再構築症候群トリグリセリド増加急性汎発性発疹性膿疱症膵酵素増加LDLコレステロール増加

上記以外の副作用

急性肝炎女性化乳房骨壊死糖尿病体脂肪蓄積体脂肪再分布Al−P増加免疫再構築症候群肝酵素値上昇を伴う重度発疹発熱を伴う重度発疹

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • ピモジド投与中
    • トリアゾラム投与中
    • リファンピシン投与中
    • ミダゾラム投与中
    • エルゴタミン投与中
    • シンバスタチン投与中
    • アゼルニジピン投与中
    • ジヒドロエルゴタミン投与中
    • バルデナフィル投与中
    • カルバマゼピン投与中
    • ブロナンセリン投与中
    • シルデナフィル<レバチオ>投与中
    • メチルエルゴメトリン投与中
    • エルゴメトリン投与中
    • タダラフィル<アドシルカ>投与中
    • フェノバルビタール投与中
    • フェニトイン投与中
    • リバーロキサバン投与中
    • セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中
    • アスナプレビル投与中
    • バニプレビル投与中
    • ホスフェニトイン投与中
    • ウイルス学的抑制が得られていないHIVプロテアーゼ阻害剤の治療経験のある
    • グラゾプレビル投与中
    • チカグレロル投与中
  • 慎重投与
    • 過敏症
    • 肝障害
    • 血友病
    • 重度肝障害
    • 著しい出血傾向
    • 投与前に肝機能異常
    • 慢性活動性B型及び/又はC型肝炎
    • CYP3Aにより主として代謝される薬剤と併用
  • 注意
    • CYP3Aにより主として代謝される薬剤と併用

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・乳児
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 幼児・乳児

年齢や性別に応じた注意事項

  • 禁止
    • 乳児(0日〜364日)
    • 3歳未満の幼児(0歳〜2歳)
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 新生児(0日〜27日)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 小児HIV感染症(0歳〜14歳)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
メチルエルゴメトリン 末梢血管痙縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ジヒドロエルゴタミン 末梢血管痙縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
エルゴタミンを含有する製剤 末梢血管痙縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
エルゴメトリン 末梢血管痙縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
マレイン酸エルゴメトリン 末梢血管痙縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
トリアゾラム 過度の鎮静や呼吸抑制等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ミダゾラム 過度の鎮静や呼吸抑制等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ブロナンセリン 血中濃度が上昇し作用が増強
デキサメタゾン<全身投与> ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ホスフェニトイン ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェニトイン ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェノバルビタール ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
リファンピシン類 ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
カルバマゼピン ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
シンバスタチン 血中濃度上昇により横紋筋融解症
ピモジド 不整脈等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
アスナプレビル 血中濃度が上昇し肝臓に関連した有害事象が発現しまた重症化
バルデナフィル 血中濃度を上昇
シルデナフィル<レバチオ> 血中濃度を上昇
タダラフィル<肺高血圧症を適応とする場合> 血中濃度を上昇
チカグレロル 血中濃度が上昇し作用が増強されることにより出血の危険性が増大
リバーロキサバン 血中濃度が上昇し作用が増強されることにより出血の危険性が増大
アトルバスタチン 血中濃度上昇により横紋筋融解症
サルメテロール 血中濃度上昇でQT延長・動悸・洞性頻脈などの心血管系事象の発現リスク増大
バニプレビル 血中濃度が上昇し悪心・嘔吐・下痢の発現が増加
エトスクシミド 血中濃度を上昇
ダサチニブ 血中濃度を上昇
ニロチニブ 血中濃度を上昇
フェロジピン 血中濃度を上昇
ベラパミル 血中濃度を上昇
プレドニゾロン 血中濃度を上昇
ボセンタン 血中濃度を上昇
タダラフィル<シアリス・ザルティア> 血中濃度を上昇
クロラゼプ酸 血中濃度を上昇
クロナゼパム 血中濃度を上昇
ビンクリスチン 血中濃度を上昇
ニフェジピン 血中濃度を上昇
ジアゼパム 血中濃度を上昇
フルラゼパム 血中濃度を上昇
ジルチアゼム 血中濃度を上昇
エスタゾラム 血中濃度を上昇
ビンブラスチン 血中濃度を上昇
ジソピラミド 血中濃度を上昇
シクロスポリン 血中濃度を上昇
シルデナフィル<バイアグラ> 血中濃度を上昇
テムシロリムス 血中濃度を上昇
アムロジピン 血中濃度を上昇
ニカルジピン 血中濃度を上昇
エベロリムス 血中濃度を上昇
アピキサバン 血中濃度を上昇
ラパチニブ 血中濃度を上昇
ベプリジル 血中濃度を上昇
ブデソニド 血中濃度を上昇
シロリムス 血中濃度を上昇
シメプレビル 血中濃度を上昇
リドカイン<全身> 血中濃度を上昇
Ca拮抗剤<アゼルニジピンは併用禁忌> 血中濃度を上昇
トルバプタン 血中濃度を上昇
アミオダロン 血中濃度を上昇
タクロリムス水和物 血中濃度を上昇
ゾルピデム 血中濃度を上昇
フルチカゾン 血中濃度を上昇
エレトリプタン 血中濃度を上昇
キニジン 血中濃度を上昇
エプレレノン 血中濃度を上昇
ダビガトラン 血中濃度を上昇
ペルフェナジン 血中濃度を上昇
トラマドール 血中濃度を上昇
トラゾドン 血中濃度を上昇
アミトリプチリン 血中濃度を上昇
オキシコドン 血中濃度を上昇
イミプラミン 血中濃度を上昇
トルテロジン 血中濃度を上昇
パロキセチン 血中濃度を上昇
リスペリドン 血中濃度を上昇
フェンタニール 血中濃度を上昇
クエチアピン 血中濃度を上昇
デキストロメトルファン 血中濃度を上昇
セルトラリン 血中濃度を上昇
ノルトリプチリン 血中濃度を上昇
プロパフェノン 血中濃度を上昇
カルベジロール 血中濃度を上昇
チモロール 血中濃度を上昇
メキシレチン 血中濃度を上昇
フレカイニド 血中濃度を上昇
メトプロロール 血中濃度を上昇
ロスバスタチン 血中濃度上昇により横紋筋融解症
プラバスタチン 血中濃度上昇により横紋筋融解症
ピタバスタチン 血中濃度上昇により横紋筋融解症
ジゴキシン 血中濃度を上昇
コルヒチン 血中濃度を上昇
リファブチン ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ネビラピン ダルナビル及び/又はコビシスタットの血中濃度が低下
エファビレンツ ダルナビル及び/又はコビシスタットの血中濃度が低下
エトラビリン ダルナビル及び/又はコビシスタットの血中濃度が低下
グラゾプレビル 血中濃度が上昇
コルヒチン 血中濃度を上昇
リルピビリン 血中濃度を上昇
フルコナゾール ダルナビル・コビシスタット又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
ボリコナゾール ダルナビル・コビシスタット又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
エリスロマイシン ダルナビル・コビシスタット又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
クラリスロマイシン ダルナビル・コビシスタット又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
イトラコナゾール ダルナビル・コビシスタット又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
ケトコナゾール ダルナビル・コビシスタット又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
ラルテグラビル ダルナビルの血中濃度を減少
メサドン 血中濃度を低下
アゼルニジピン 血中濃度が上昇し作用が増強
テラプレビル ダルナビル及びテラプレビルの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
ワルファリン 相互の血中濃度に影響
エチニルエストラジオール 血中濃度を低下
経口避妊薬 血中濃度を低下
ノルエチステロン 血中濃度を低下
マラビロク 血中濃度を上昇
フマル酸テノホビルジソプロキシル 血中濃度を上昇

飲食物との相互作用

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    HIV感染症。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.次のいずれかのHIV感染患者に使用する。
    1).抗HIV薬の治療経験がない患者に使用する。
    2).ダルナビル耐性関連変異を持たない抗HIV薬既治療患者に使用する。
    2.本剤による治療にあたっては、患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考にする。
    3.小児HIV感染症に対しては、本剤投与による有効性及び安全性が確立していない。

    用法・用量(添付文書全文)

    1回1錠(ダルナビルとして800mg、コビシスタットとして150mgを含有)を1日1回食事中又は食直後に経口投与する。投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.抗HIV薬による治療経験があり、ウイルス学的抑制が得られていない患者には薬剤耐性遺伝子型検査の実施が推奨されるが、薬剤耐性遺伝子型検査が行えない場合には、次のとおりとする;ウイルス学的抑制が得られていないHIVプロテアーゼ阻害剤の治療経験のある患者には、本剤を使用すべきでない、ウイルス学的抑制が得られていないHIVプロテアーゼ阻害剤の治療経験のない患者には本剤の使用が可能である。
    2.本剤は、ダルナビル エタノール付加物及びコビシスタットを含有する配合剤であるので、ダルナビル エタノール付加物を含有する製剤及びコビシスタットを含有する製剤と併用しない。また、コビシスタットと同じ薬物動態学的増強因子であるリトナビルを含有する製剤とも併用しない。
    3.本剤による治療は、抗HIV療法に十分な経験を持つ医師のもとで開始する。
    4.本剤と他の抗HIV薬との併用療法において、因果関係が特定できない重篤な副作用が発現し、治療の継続が困難であると判断された場合には、本剤若しくは併用している他の抗HIV薬の一部を減量又は休薬するのではなく、原則として本剤及び併用している他の抗HIV薬の投与をすべて一旦中止する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    HIV感染患者を対象とした海外第3相試験において、副作用(臨床検査値異常を含む)は313例中208例(66.5%)に認められた。主な副作用は、下痢87例(27.8%)、悪心72例(23.0%)、発疹49例(15.7%)、頭痛38例(12.1%)であった。
    1.重大な副作用
    1).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症が現れたとの報告があるので、異常が認められた場合は、本剤の投与を直ちに中止し適切な処置を行う。
    2).肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、定期的な肝機能検査を行うなど、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    3).急性膵炎(0.3%):急性膵炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).免疫系障害:(5%未満)過敏症、免疫再構築症候群。
    2).代謝及び栄養障害:(5%未満)高トリグリセリド血症、食欲減退、高コレステロール血症、糖尿病、高脂血症。
    3).精神障害:(5%未満)異常な夢。
    4).神経系障害:(5%以上)頭痛。
    5).胃腸障害:(5%以上)下痢、悪心、嘔吐、腹痛、鼓腸、(5%未満)腹部膨満、消化不良、膵酵素増加。
    6).肝胆道系障害:(5%未満)肝酵素増加、(頻度不明:ダルナビル製剤の臨床試験又は市販後に認められた副作用)急性肝炎。
    7).皮膚及び皮下組織障害:(5%以上)発疹、(5%未満)皮膚そう痒症、血管浮腫、蕁麻疹、(頻度不明:ダルナビル製剤の臨床試験又は市販後に認められた副作用)体脂肪再分布/体脂肪蓄積。
    8).筋骨格系及び結合組織障害:(5%未満)筋肉痛、(頻度不明:ダルナビル製剤の臨床試験又は市販後に認められた副作用)骨壊死。
    9).生殖系及び乳房障害:(頻度不明:ダルナビル製剤の臨床試験又は市販後に認められた副作用)女性化乳房。
    10).全身障害及び投与局所様態:(5%以上)疲労、(5%未満)無力症。
    11).臨床検査:(5%以上)膵型アミラーゼ増加、リパーゼ増加、血中クレアチニン増加、総コレステロール増加、血中ブドウ糖増加、LDLコレステロール増加、ALT増加(GPT増加)、AST増加(GOT増加)、(5%未満)トリグリセリド増加、Al−P増加。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.リファンピシン投与中、フェノバルビタール投与中、フェニトイン投与中、ホスフェニトイン投与中、カルバマゼピン投与中、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中(St.John’s Wort)、トリアゾラム投与中、ミダゾラム投与中、ピモジド投与中、シンバスタチン投与中、エルゴタミン投与中、ジヒドロエルゴタミン投与中、エルゴメトリン投与中、メチルエルゴメトリン投与中、バルデナフィル投与中、シルデナフィル<レバチオ>投与中、タダラフィル<アドシルカ>投与中、ブロナンセリン投与中、アゼルニジピン投与中、アスナプレビル投与中、バニプレビル投与中、グラゾプレビル投与中、リバーロキサバン投与中、チカグレロル投与中の患者。
    3.腎機能障害あるいは肝機能障害患者で、コルヒチンを投与中の患者。
    4.低出生体重児、新生児、乳児、3歳未満の幼児。
    (慎重投与)
    1.肝障害のある患者[ダルナビル及びコビシスタットは主に肝臓で代謝され、肝障害患者では高い血中濃度が持続する恐れがあるため、定期的に肝機能検査を行うなど患者の状態を十分に観察し、肝障害悪化が認められた場合には休薬又は投与中止を考慮する]。
    1).慢性活動性B型及び/又はC型肝炎患者など投与前に肝機能異常が認められる患者では、肝機能を更に悪化させる可能性がある[ダルナビルの外国第2b/3相試験において、B型及び/又はC型肝炎重複感染患者では、有害事象及び臨床検査値異常のうち、肝酵素の上昇の発現頻度が非重複感染患者より高かった]。
    2).軽度及び中等度肝障害患者に本剤を投与するときには本剤の用量を調整する必要はないが、重度肝障害患者には慎重に投与する。
    2.血友病患者及び著しい出血傾向を有する患者[HIVプロテアーゼ阻害剤で治療中の血友病患者において、皮膚血腫及び出血性関節症等の出血事象増加が報告されている]。
    3.高齢者。
    4.スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴のある患者[ダルナビルはスルホンアミド基を有するため、交叉過敏症が現れる可能性がある]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の使用に際しては、患者又は患者に代わる適切な者に、次の事項についてよく説明し同意を得た後、使用する。
    1).本剤はHIV感染症の根治療法薬ではないことから、日和見感染を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので、本剤投与開始後の身体状況の変化については、すべて担当医に報告する。
    2).本剤の長期投与による影響については、現在のところ不明である。
    3).本剤による治療が、性的接触又は血液汚染等による他者へのHIV感染の危険を減少させることは明らかではない。
    4).本剤投与開始後、担当医の指示なしに用量を変更したり、服用を中止したりしない。
    5).本剤は併用薬剤と相互作用を起こすことがあるため、服用中のすべての薬剤を担当医に報告する。また、本剤で治療中に新たに他の薬剤を服用する場合、事前に担当医に相談する。
    2.本剤に含まれるコビシスタットは、尿細管からのクレアチニン分泌を阻害することによりクレアチニンクリアランスを低下させる場合があるので、本剤の投与開始時及び投与中はクレアチニンクリアランスを測定するなど、腎機能のモニタリングを行う。
    3.HIVプロテアーゼ阻害剤による治療中の患者で、糖尿病の発症又は糖尿病増悪、高血糖が発現し、その中には糖尿病性ケトアシドーシスを合併した例が報告されている。
    4.ダルナビルの投与により、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、多形紅斑及び急性汎発性発疹性膿疱症が報告されている。ダルナビルの外国臨床試験において、発疹は因果関係の不明なものも含め10.3%の患者に認められ、投与中止を要する発疹は0.5%、発熱を伴う重度発疹及び肝酵素値上昇を伴う重度発疹は0.4%、皮膚粘膜眼症候群は0.1%未満に認められた。また、発疹の多くは軽度から中等度であり、投与開始4週以内に発現したが投与継続中に緩解した。重度発疹が現れた場合は、本剤の投与を直ちに中止し適切な処置を行う。なお、治療経験のある患者を対象としたダルナビルの外国臨床試験において、ダルナビル及びラルテグラビルを含むレジメンを使用した場合、ダルナビル又はラルテグラビルの一方を含むレジメンと比較して、薬剤との因果関係が明らかでない皮疹も含めた発疹の発現率が高かった。しかし、薬剤に関連した発疹の発現率には差がなく、発疹は軽度から中等度で治療制限及び投与中止はなかった。
    5.抗HIV薬の使用により、体脂肪再分布/体脂肪蓄積が現れることがあるので、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
    6.本剤を含む抗HIV薬の多剤併用療法を行った患者で、免疫再構築症候群が報告されている(投与開始後、免疫機能が回復し、症候性のみならず無症候性日和見感染に対する炎症反応(マイコバクテリウムアビウムコンプレックス、サイトメガロウイルス、ニューモシスチス等によるもの)等が発現することがあり、また、免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、ぶどう膜炎等)が発現するとの報告があるので、これらの症状を評価し、必要時には適切な治療を考慮する)。
    7.ダルナビルによる治療中に浮動性眩暈が報告されているので、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には注意する。
    8.本剤は、CYP3Aの選択的阻害薬であるコビシスタットを含有するため、CYP3Aにより主として代謝される薬剤と併用する場合には、併用薬の血中濃度モニタリングや診察回数を増やす、また必要に応じて併用薬の減量を考慮するなど慎重に投与する。
    (相互作用)
    ダルナビル:CYP3Aで代謝され、CYP3A及びCYP2D6を阻害し、またP糖蛋白を阻害する。
    コビシスタット:CYP3A及びCYP2D6で代謝され、CYP3A及びCYP2D6を阻害し、またP糖蛋白、BCRP、OATP1B1及びOATP1B3を阻害する。
    1.併用禁忌:
    1).リファンピシン<アプテシン、リファジン等>、フェノバルビタール<フェノバール等>、フェニトイン<アレビアチン等>、ホスフェニトイン<ホストイン>、カルバマゼピン<テグレトール>、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)[ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱する恐れがある(これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進される)]。
    2).トリアゾラム<ハルシオン>、ミダゾラム<ドルミカム>[これらの薬剤の血中濃度上昇により、過度の鎮静や呼吸抑制等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    3).ピモジド<オーラップ>[ピモジドの血中濃度上昇により、不整脈等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    4).シンバスタチン<リポバス>[シンバスタチンの血中濃度上昇により横紋筋融解症が起こる可能性がある(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    5).エルゴタミン<クリアミン>、ジヒドロエルゴタミン<ジヒデルゴット>、エルゴメトリン(エルゴメトリンマレイン酸塩)、メチルエルゴメトリン<メテルギン等>[これらの薬剤の血中濃度上昇により、末梢血管痙縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    6).バルデナフィル<レビトラ>、シルデナフィル<レバチオ>、タダラフィル<アドシルカ>[これらの薬剤の血中濃度を上昇させる恐れがある(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    7).ブロナンセリン<ロナセン>[ブロナンセリンの血中濃度が上昇し作用が増強する恐れがある(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    8).アゼルニジピン<レザルタス配合錠、カルブロック>[アゼルニジピンの血中濃度が上昇し作用が増強する恐れがある(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    9).アスナプレビル<スンベプラ、ジメンシー配合錠>[アスナプレビルの血中濃度が上昇し肝臓に関連した有害事象が発現しまた重症化する可能性がある(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    10).バニプレビル<バニヘップ>[バニプレビルの血中濃度が上昇し悪心・嘔吐・下痢の発現が増加する可能性がある(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    11).グラゾプレビル<グラジナ>[グラゾプレビルの血中濃度が上昇する可能性がある(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A及びOATP1B阻害作用により、グラゾプレビルの血中濃度が上昇することがある)]。
    12).リバーロキサバン<イグザレルト>、チカグレロル<ブリリンタ>[これらの薬剤の血中濃度が上昇し作用が増強されることにより出血の危険性が増大する恐れがある(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用又はP糖蛋白阻害作用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある)]。
    2.併用注意:
    1).デキサメタゾン<全身投与>[ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱する恐れがあるので、併用する場合には注意して投与する(デキサメタゾンのCYP3A誘導作用により、ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進される)]。
    2).テラプレビル[ダルナビル及びテラプレビルの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱する恐れがあるので、併用はなるべく避ける(機序不明)]。
    3).アトルバスタチン[アトルバスタチンの血中濃度上昇により横紋筋融解症が起こる可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    4).サルメテロール[サルメテロールの血中濃度上昇でQT延長・動悸・洞性頻脈などの心血管系事象の発現リスク増大する可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    5).シメプレビル、シルデナフィル<バイアグラ>、タダラフィル<シアリス・ザルティア>、クロラゼプ酸、ジアゼパム、エスタゾラム、フルラゼパム、ゾルピデム、アミオダロン、ベプリジル、ジソピラミド、リドカイン<全身投与>、キニジン、シクロスポリン、タクロリムス、シロリムス、テムシロリムス、クロナゼパム、エトスクシミド、Ca拮抗剤<アゼルニジピンは併用禁忌>(フェロジピン、ニフェジピン、ニカルジピン、アムロジピン、ジルチアゼム、ベラパミル等)、フルチカゾン、ブデソニド、プレドニゾロン、ダサチニブ、エベロリムス、ニロチニブ、ラパチニブ、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ボセンタン、アピキサバン、エプレレノン、トルバプタン、エレトリプタン[これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    6).ダビガトラン[これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(ダルナビル及びコビシスタットのP糖蛋白阻害作用による)]。
    7).アミトリプチリン、イミプラミン、パロキセチン、ノルトリプチリン、セルトラリン、トラゾドン、リスペリドン、ペルフェナジン、クエチアピン、フェンタニル、オキシコドン、トラマドール、プロパフェノン、トルテロジン、デキストロメトルファン[これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A又はCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    8).カルベジロール、メトプロロール、チモロール、フレカイニド、メキシレチン[これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(コビシスタットのCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    9).ロスバスタチン、プラバスタチン、ピタバスタチン[これらの薬剤の血中濃度上昇により横紋筋融解症が起こる可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(機序不明)]。
    10).ジゴキシン[ジゴキシンの血中濃度を上昇させる可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(ダルナビル及びコビシスタットのP糖蛋白阻害作用による)]。
    11).コルヒチン:
    (1).コルヒチン[コルヒチンの血中濃度を上昇させる可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用又はP糖蛋白阻害作用による)]。
    (2).コルヒチン[コルヒチンの血中濃度を上昇させる可能性があるので、腎機能あるいは肝機能障害患者においては、本剤を併用しない(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用又はP糖蛋白阻害作用による)]。
    12).経口避妊剤(エチニルエストラジオール、ノルエチステロン等)[これらの薬剤の血中濃度を低下させる可能性があるので、本剤を投与する場合は、別の避妊方法を行うことが望ましい(機序不明)]。
    13).メサドン[メサドンの血中濃度を低下させる可能性があるので、併用する場合には注意して投与する(機序不明)]。
    14).リファブチン[ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱する恐れがあり、また、リファブチンの血中濃度を上昇させる可能性があるので、併用する場合には必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど注意して投与する(リファブチンのCYP3A誘導作用により、ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進され、また、ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、リファブチンの代謝が阻害される)]。
    15).クラリスロマイシン、エリスロマイシン、イトラコナゾール、ケトコナゾール(国内では外用剤のみ発売)、ボリコナゾール、フルコナゾール[ダルナビル・コビシスタット又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性があるので、併用する場合には必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど注意して投与する(ダルナビル及びコビシスタットとこれらの薬剤のCYP3A阻害作用により、相互に代謝が阻害される)]。
    16).ワルファリン[ワルファリンの血中濃度に影響を与えることがあり、相互の血中濃度に影響を及ぼすことがあるので、併用する場合には必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど注意して投与する(ダルナビル及びコビシスタットの薬物代謝酵素阻害作用により、血中濃度に変化がおこることがある)]。
    <抗HIV薬との相互作用>
    1.ヌクレオシド/ヌクレオチド系逆転写酵素阻害剤(NRTI/NtRTI):テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩[テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩の血中濃度を上昇させる可能性があるが、用量を調節する必要はない、また、本剤と併用する場合には、定期的にクレアチニンクリアランスを測定するなど観察を十分に行い、腎機能のモニタリングを行う(ダルナビル及びコビシスタットのP糖蛋白阻害作用による)]。
    2.非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(NNRTI):
    1).エトラビリン、エファビレンツ、ネビラピン[ダルナビル及び/又はコビシスタットの血中濃度が低下する可能性があるので、本剤とこれらの薬剤との併用は避けることが望ましい(これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進される)]。
    2).リルピビリン[リルピビリンの血中濃度を上昇させる可能性があるが、本剤とリルピビリンを併用する場合には、用量を調節する必要はない(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、リルピビリンの代謝が阻害される)]。
    3.インテグラーゼ阻害剤:ラルテグラビル[ダルナビルの血中濃度を減少させる可能性があるが、本剤とラルテグラビルを併用する場合には、用量を調節する必要はない(機序不明)]。
    4.その他の抗HIV薬:マラビロク[マラビロクの血中濃度を上昇させる可能性がある(ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、マラビロクの代謝が阻害される)]。
    (高齢者への投与)
    本剤の有効成分であるダルナビル及びコビシスタットは、主として肝臓で代謝されるが、高齢者では肝機能が低下していることが多く、高い血中濃度が持続する恐れがあるため、副作用の発現に注意し慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊婦への投与に関する安全性は確立していない]。
    2.授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせる[ダルナビル及びコビシスタットは、動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されているが、ヒトにおける乳汁への移行は不明である]。
    (小児等への投与)
    1.低出生体重児、新生児、乳児、3歳未満の幼児には投与しない。
    2.3歳以上の幼児、小児における安全性は確立していない。
    (過量投与)
    1.徴候、症状:過量投与に関するデータは限られている。健康成人にダルナビル3200mg単回投与したとき、又はダルナビル1600mgとリトナビル100mgを併用投与したとき、特異的な有害事象は認められなかった。健康成人にコビシスタット400mg単回投与したとき、重篤な副作用は認められなかった。
    2.処置:本剤に対する特別な解毒剤はないので、過量投与した場合には、バイタルサイン及び臨床症状の観察など一般的な支持療法を行い、必要に応じて活性炭の投与など一般的な対症療法を行う(なお、ダルナビル及びコビシスタットは血漿蛋白結合率が高いため、透析により除去されないと考えられる)。
    (その他の注意)
    1.ダルナビルの動物実験(ラット)では、造血系に影響、血液凝固系に影響、肝に影響、腎に影響、膵臓に影響及び甲状腺に影響が認められ、活性化部分トロンボプラスチン時間延長とともに、わずかな赤血球パラメータ減少がみられた。
    2.生後23から26日(ヒトの3歳未満に相当)まで、幼若ラットにダルナビルを20mg/kgから1000mg/kgの用量で投与した結果、死亡例が認められた。
    3.マウス及びラットを用いたダルナビルのがん原性試験の結果、雌雄に用量依存的な肝細胞腺腫及び肝細胞癌の発現率の増加、雄ラットに甲状腺濾胞細胞腺腫が認められた[ダルナビル]。
    4.健康被験者あるいは軽度から中等度の腎機能障害を有する被験者の腎機能(GFR)に及ぼすコビシスタットの影響を検討した。イオヘキソールクリアランスは変化がなかったが、血清クレアチニン値を用いた推算クレアチニンクリアランス及び24時間内因性クレアチニンクリアランスはプラセボに比べ最大で約28%低下した。なお、健康被験者で腎血漿流量を測定したところ、変化はなかった。
    (取扱い上の注意)
    小児の手の届かない所に保管する。

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