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プリジスタ錠600mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ダルナビルエタノール付加物錠

製薬会社:ヤンセンファーマ

薬価・規格: 885円(600mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

プロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)詳しく見る

  • プロテアーゼという酵素を阻害することで、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の標的細胞でのウイルス粒子産生を阻害し感染拡大を抑える薬
プロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)の代表的な商品名
  • ノービア
  • カレトラ
  • プリジスタ プリジスタナイーブ
  • レクシヴァ
  • レイアタッツ
  • プレジコビックス

効能・効果詳しく見る

  • HIV感染症

注意すべき副作用詳しく見る

下痢悪心頭痛発疹高トリグリセリド血症腹痛嘔吐皮膚そう痒症疲労無力症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • ダルナビルとして1回600mgとリトナビル1回100mgをそれぞれ1日2回食事中又は食直後に併用投与する
  • 投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • ピモジド投与中
    • トリアゾラム投与中
    • ミダゾラム投与中
    • エルゴタミン投与中
    • アゼルニジピン投与中
    • ジヒドロエルゴタミン投与中
    • バルデナフィル投与中
    • ブロナンセリン投与中
    • シルデナフィル<レバチオ>投与中
    • エルゴメトリン投与中
    • メチルエルゴメトリン投与中
    • タダラフィル<アドシルカ>投与中
    • リバーロキサバン投与中
    • アスナプレビル投与中
    • グラゾプレビル投与中
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
  • 年齢や性別に応じた注意事項
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 新生児(0日〜27日)
    • 乳児(0日〜364日)
    • 3歳未満の幼児(0歳〜2歳)

副作用

主な副作用

下痢悪心頭痛発疹高トリグリセリド血症腹痛嘔吐皮膚そう痒症疲労無力症毛包炎

重大な副作用

急性膵炎中毒性表皮壊死融解症Toxic Epidermal NecrolysisTEN急性汎発性発疹性膿疱症肝機能障害黄疸AST上昇ALT上昇γ−GTP上昇皮膚粘膜眼症候群Stevens−Johnson症候群多形紅斑

上記以外の副作用

過敏症免疫再構築症候群食欲不振高コレステロール血症高脂血症糖尿病高血糖脂質異常症LDL増加食欲減退肥満低ナトリウム血症多飲症異常な夢錯乱状態失見当識易刺激性気分変動悪夢不安末梢性ニューロパシー感覚鈍麻記憶障害錯感覚傾眠一過性脳虚血発作回転性眩暈心筋梗塞頻脈高血圧呼吸困難咳嗽しゃっくり膵酵素増加鼓腸腹部膨満消化不良便秘口内乾燥肝酵素増加急性肝炎体脂肪再分布体脂肪蓄積血管浮腫寝汗アレルギー性皮膚炎湿疹中毒性皮疹脱毛症薬剤性皮膚炎多汗症皮膚炎症斑状丘疹状皮疹蕁麻疹筋肉痛関節痛四肢痛骨減少症骨粗鬆症骨壊死急性腎障害腎機能不全腎結石症多尿女性化乳房発熱悪寒高熱末梢性浮腫白血球数減少好中球数減少好中球絶対数減少リンパ球数減少部分トロンボプラスチン時間延長

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • ピモジド投与中
    • トリアゾラム投与中
    • ミダゾラム投与中
    • エルゴタミン投与中
    • アゼルニジピン投与中
    • ジヒドロエルゴタミン投与中
    • バルデナフィル投与中
    • ブロナンセリン投与中
    • シルデナフィル<レバチオ>投与中
    • エルゴメトリン投与中
    • メチルエルゴメトリン投与中
    • タダラフィル<アドシルカ>投与中
    • リバーロキサバン投与中
    • アスナプレビル投与中
    • グラゾプレビル投与中
  • 慎重投与
    • 過敏症
    • 肝障害
    • 血友病
    • 重度肝障害
    • 著しい出血傾向
    • 投与前に肝機能異常
    • 慢性活動性B型及び/又はC型肝炎

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 幼児・小児

年齢や性別に応じた注意事項

  • 禁止
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 新生児(0日〜27日)
    • 乳児(0日〜364日)
    • 3歳未満の幼児(0歳〜2歳)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 小児HIV感染症(0歳〜14歳)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 血中濃度を上昇
シルデナフィル<レバチオ> 血中濃度を上昇
タダラフィル<肺高血圧症を適応とする場合> 血中濃度を上昇
シルデナフィル<バイアグラ> 血中濃度を上昇
タダラフィル<シアリス・ザルティア> 血中濃度を上昇
アミオダロン 血中濃度を上昇
ベプリジル 血中濃度を上昇
リドカイン<全身> 血中濃度を上昇
キニジン 血中濃度を上昇
シクロスポリン 血中濃度を上昇
タクロリムス水和物 血中濃度を上昇
Ca拮抗剤<アゼルニジピンは併用禁忌> 血中濃度を上昇
フェロジピン 血中濃度を上昇
ニフェジピン 血中濃度を上昇
ニカルジピン 血中濃度を上昇
フルチカゾン 血中濃度を上昇
ダサチニブ 血中濃度を上昇
エベロリムス 血中濃度を上昇
ボセンタン 血中濃度を上昇
アピキサバン 血中濃度を上昇
コルヒチン 血中濃度を上昇
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の血中濃度が低下
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇
トリアゾラム 血中濃度上昇
ミダゾラム 血中濃度上昇
ピモジド 血中濃度上昇
エルゴタミンを含有する製剤 血中濃度上昇
ジヒドロエルゴタミン 血中濃度上昇
エルゴメトリン 血中濃度上昇
マレイン酸エルゴメトリン 血中濃度上昇
メチルエルゴメトリン 血中濃度上昇
トリアゾラム 過度の鎮静や呼吸抑制等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ミダゾラム 過度の鎮静や呼吸抑制等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ピモジド 不整脈等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
エルゴタミンを含有する製剤 末梢血管痙縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ジヒドロエルゴタミン 末梢血管痙縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
エルゴメトリン 末梢血管痙縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
マレイン酸エルゴメトリン 末梢血管痙縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
メチルエルゴメトリン 末梢血管痙縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
バルデナフィル 血中濃度が上昇し半減期が延長
ブロナンセリン 血中濃度が上昇し作用が増強
アゼルニジピン 血中濃度が上昇し作用が増強
シルデナフィル<レバチオ> Cmax及びAUCがそれぞれ3.9倍及び10.5倍に増加
アスナプレビル 血中濃度が上昇し肝臓に関連した有害事象が発現しまた重症化
グラゾプレビル 血中濃度が上昇
リバーロキサバン 血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェノバルビタール 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェニトイン 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
デキサメタゾン<全身投与> 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
テラプレビル 本剤及びテラプレビルのAUCがそれぞれ40%及び35%減少
リファブチン 活性代謝物のAUCが9.8倍に増加
シンバスタチン 血中濃度上昇により横紋筋融解症
アトルバスタチン 血中濃度上昇により横紋筋融解症
ロスバスタチン 血中濃度上昇により横紋筋融解症
プラバスタチン 血中濃度上昇により横紋筋融解症
サルメテロール 血中濃度上昇でQT延長・動悸・洞性頻脈などの心血管系事象の発現リスク増大
クラリスロマイシン AUCが57%増加
カルバマゼピン AUCが45%増加
シメプレビル AUCが2.6倍に上昇
ジゴキシン AUCが77%増加
コルヒチン AUCが196%増加
コルヒチン コルヒチンとリトナビルとの併用によりコルヒチンのAUCが196%増加
経口避妊薬 エチニルエストラジオールのAUCは44%減少
エチニルエストラジオール エチニルエストラジオールのAUCは44%減少
ノルエチステロン エチニルエストラジオールのAUCは44%減少
経口避妊薬 ノルエチステロンのAUCは14%減少
エチニルエストラジオール ノルエチステロンのAUCは14%減少
ノルエチステロン ノルエチステロンのAUCは14%減少
セルトラリン AUCが49%減少
パロキセチン AUCが39%減少
メサドン R−メサドンのAUCが16%減少
メサドン S+メサドンのAUCが36%減少
イトラコナゾール 本剤又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
ケトコナゾール 本剤又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
ボリコナゾール 本剤又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
イトラコナゾール 相互の血中濃度に影響
ケトコナゾール 相互の血中濃度に影響
ボリコナゾール 相互の血中濃度に影響
ワルファリン 相互の血中濃度に影響
ワルファリン 血中濃度に影響
テノホビル製剤 AUCが22%増加
エトラビリン AUCが37%減少
エファビレンツ 本剤のAUCが13%減少
エファビレンツ AUCが21%増加
ネビラピン AUCが27%増加
リルピビリン AUCが130%増加
リトナビル 本剤のAUCは14倍に増加
ロピナビル・リトナビル配合剤 本剤のAUCは40%減少
サキナビル 本剤のAUCは26%減少
インジナビル 本剤のAUCは24%増加
インジナビル AUCは23%増加
ラルテグラビル 本剤の血漿中濃度が減少
ドルテグラビル AUCが22%減少
マラビロク AUCが305%増加

飲食物との相互作用

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    HIV感染症。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.本剤による治療にあたっては、患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考にする。本剤は抗HIV薬の治療経験があり、少なくとも1つのダルナビル耐性関連変異を持つHIV感染患者に使用する。
    2.無症候性HIV感染症の治療開始時期はCD4陽性リンパ球数及び血漿中HIV RNA量が指標とされている。本剤の使用にあたっては、患者のCD4陽性リンパ球数及び血漿中HIV RNA量を確認するとともに、最新のガイドラインを確認する。
    3.小児HIV感染症に対しては、本剤投与による有効性及び安全性が確立していない。

    用法・用量(添付文書全文)

    ダルナビルとして1回600mgとリトナビル1回100mgをそれぞれ1日2回食事中又は食直後に併用投与する。投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤は次を参照し使用する:抗HIV薬による治療経験があり、少なくとも1つのダルナビル耐性関連変異を持つ患者:本剤1錠を1日2回投与。なお、抗HIV薬による治療経験のある患者には薬剤耐性遺伝子型検査の実施が推奨されるが、遺伝子型検査が行えない場合には、本剤1錠を1日2回投与が推奨される。
    2.本剤による治療は、抗HIV療法に十分な経験を持つ医師のもとで開始する。
    3.本剤の使用に際しては、「用法・用量」の記載に従い、必ず薬物動態学的増強因子(ブースター)としてリトナビルを併用する。
    4.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、感染初期から多種多様な変異株を生じ、薬剤耐性を発現しやすいことが知られているので、本剤は他の抗HIV薬と併用する。
    5.本剤と他の抗HIV薬との併用療法において、因果関係が特定できない重篤な副作用が発現し、治療の継続が困難であると判断された場合には、本剤若しくは併用している他の抗HIV薬の一部を減量又は休薬するのではなく、原則として本剤及び併用している他の抗HIV薬の投与をすべて一旦中止する。
    6.ジダノシンと併用する場合には、ジダノシンは食間に投与することとされているので、本剤及びリトナビル投与の1時間前又は2時間後にジダノシンを投与する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    外国臨床試験においてダルナビルが投与された3,063例(プリジスタ錠300mg2,720例、プリジスタナイーブ錠400mg343例)について安全性評価を行った。
    副作用(臨床検査値異常を含む)は65.9%(2,017/3,063例)に認められた。主な副作用は、下痢(23.7%)、悪心(14.9%)、頭痛(13.8%)、発疹(10.3%)であった。なお、プリジスタ錠300mgとプリジスタナイーブ錠400mgの安全性プロファイルは同様であった。
    1.重大な副作用
    1).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(0.1%未満)、多形紅斑(0.1%未満)、急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症が現れたとの報告があるので、異常が認められた場合は、本剤の投与を直ちに中止し適切な処置を行う。
    2).肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、定期的な肝機能検査を行うなど、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    3).急性膵炎(0.5%):急性膵炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).感染症及び寄生虫症:(1%未満)毛包炎。
    2).免疫系障害:(1%以上)過敏症、(1%未満)免疫再構築症候群。
    3).代謝及び栄養障害:(1%以上)高トリグリセリド血症(5.5%)、食欲不振、高コレステロール血症、高脂血症、糖尿病、高血糖、(1%未満)脂質異常症、LDL増加、食欲減退、肥満、低ナトリウム血症、多飲症。
    4).精神障害:(1%未満)異常な夢、錯乱状態、失見当識、易刺激性、気分変動、悪夢、不安。
    5).神経系障害:(1%以上)頭痛(13.8%)、(1%未満)末梢性ニューロパシー、感覚鈍麻、記憶障害、錯感覚、傾眠、一過性脳虚血発作。
    6).耳及び迷路障害:(1%未満)回転性眩暈。
    7).心臓障害:(1%未満)心筋梗塞、頻脈。
    8).血管障害:(1%未満)高血圧。
    9).呼吸器、胸郭及び縦隔障害:(1%未満)呼吸困難、咳嗽、しゃっくり。
    10).胃腸障害:(1%以上)下痢(23.7%)、悪心(14.9%)、腹痛(8.7%)、嘔吐(7.6%)、膵酵素増加、鼓腸、腹部膨満、消化不良、(1%未満)便秘、口内乾燥。
    11).肝胆道系障害:(1%以上)肝酵素増加、(1%未満)急性肝炎。
    12).皮膚及び皮下組織障害:(1%以上)発疹(10.3%)、皮膚そう痒症(5.6%)、体脂肪再分布/体脂肪蓄積、血管浮腫、(1%未満)寝汗、アレルギー性皮膚炎、湿疹、中毒性皮疹、脱毛症、薬剤性皮膚炎、多汗症、皮膚炎症、斑状丘疹状皮疹、蕁麻疹。
    13).筋骨格系及び結合組織障害:(1%以上)筋肉痛、(1%未満)関節痛、四肢痛、骨減少症、骨粗鬆症、骨壊死。
    14).腎及び尿路障害:(1%未満)急性腎障害、腎機能不全、腎結石症、多尿。
    15).生殖系及び乳房障害:(1%未満)女性化乳房。
    16).全身障害及び投与局所様態:(1%以上)疲労(8.6%)、無力症(5.5%)、(1%未満)発熱、悪寒、高熱、末梢性浮腫。
    17).臨床検査:(1%以上)白血球数減少、好中球数減少、好中球絶対数減少、リンパ球数減少、部分トロンボプラスチン時間延長。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.トリアゾラム投与中、ミダゾラム投与中、ピモジド投与中、エルゴタミン投与中、ジヒドロエルゴタミン投与中、エルゴメトリン投与中、メチルエルゴメトリン投与中、バルデナフィル投与中、ブロナンセリン投与中、シルデナフィル<レバチオ>投与中、タダラフィル<アドシルカ>投与中、アゼルニジピン投与中、アスナプレビル投与中、グラゾプレビル投与中、リバーロキサバン投与中の患者。
    3.腎機能障害あるいは肝機能障害患者で、コルヒチンを投与中の患者。
    4.低出生体重児、新生児、乳児、3歳未満の幼児。
    (慎重投与)
    1.肝障害のある患者[本剤は主に肝臓で代謝され、肝障害患者では高い血中濃度が持続する恐れがあるため、定期的に肝機能検査を行うなど患者の状態を十分に観察し、肝障害悪化が認められた場合には休薬又は投与中止を考慮する]。
    1).慢性活動性B型及び/又はC型肝炎患者など投与前に肝機能異常が認められる患者では、肝機能を更に悪化させる可能性がある[外国第2b/3相試験において、B型及び/又はC型肝炎重複感染患者では、有害事象及び臨床検査値異常のうち、肝酵素の上昇の発現頻度が非重複感染患者より高かった]。
    2).軽度及び中等度肝障害患者に本剤/リトナビルを投与するときには本剤の用量を調整する必要はないが、重度肝障害患者には慎重に投与する。
    2.血友病患者及び著しい出血傾向を有する患者[HIVプロテアーゼ阻害剤で治療中の血友病患者において、皮膚血腫及び出血性関節症等の出血事象増加が報告されている]。
    3.高齢者。
    4.スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴のある患者[ダルナビルはスルホンアミド基を有するため、交叉過敏症が現れる可能性がある]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の使用に際しては、患者又は患者に代わる適切な者に、次の事項についてよく説明し同意を得た後、使用する。
    1).本剤はHIV感染症の根治療法薬ではないことから、日和見感染を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので、本剤投与開始後の身体状況の変化については、すべて担当医に報告する。
    2).本剤の長期投与による影響については、現在のところ不明である。
    3).本剤による治療が、性的接触又は血液汚染等による他者へのHIV感染の危険を減少させることは明らかではない。
    4).本剤投与開始後、担当医の指示なしに用量を変更したり、服用を中止したりしない。
    5).本剤は併用薬剤と相互作用を起こすことがあるため、服用中のすべての薬剤を担当医に報告する。また、本剤で治療中に新たに他の薬剤を服用する場合、事前に担当医に相談する。
    2.本剤はリトナビルと併用するため、リトナビルの添付文書に記載されている禁忌、慎重投与、重要な基本的注意、重大な副作用等の使用上の注意を必ず確認する。
    3.HIVプロテアーゼ阻害剤による治療中の患者で、糖尿病の発症又は糖尿病増悪、高血糖が発現し、その中には糖尿病性ケトアシドーシスを合併した例が報告されている。
    4.本剤の投与により、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、多形紅斑及び急性汎発性発疹性膿疱症が報告されている。外国臨床試験において、発疹は因果関係の不明なものも含め10.3%の患者に認められ、本剤の投与中止を要する発疹は0.5%、発熱を伴う重度発疹及び肝酵素値上昇を伴う重度発疹は0.4%、皮膚粘膜眼症候群は0.1%未満に認められた。また、発疹の多くは軽度から中等度であり、投与開始4週以内に発現したが投与継続中に緩解した。重度発疹が現れた場合は、本剤の投与を直ちに中止し適切な処置を行う。なお、治療経験のある患者を対象とした外国臨床試験において、本剤及びラルテグラビルを含むレジメンを使用した場合、本剤又はラルテグラビルの一方を含むレジメンと比較して、薬剤との因果関係が明らかでない皮疹も含めた発疹の発現率が高かった。しかし、薬剤に関連した発疹の発現率には差がなく、発疹は軽度から中等度で治療制限及び投与中止はなかった。
    5.抗HIV薬の使用により、体脂肪再分布/体脂肪蓄積が現れることがあるので、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
    6.本剤を含む抗HIV薬の多剤併用療法を行った患者で、免疫再構築症候群が報告されている(投与開始後、免疫機能が回復し、症候性のみならず無症候性日和見感染に対する炎症反応(マイコバクテリウムアビウムコンプレックス、サイトメガロウイルス、ニューモシスチス等によるもの)等が発現することがあり、また、免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、ぶどう膜炎等)が発現するとの報告があるので、これらの症状を評価し、必要時には適切な治療を考慮する)。
    7.本剤による治療中に浮動性眩暈が報告されているので、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には注意する。
    (相互作用)
    本剤は代謝酵素チトクロームP450(CYP3A4)阻害作用を有することから、CYP3A4により代謝される薬剤と併用したとき、併用薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。また、本剤はCYP3A4によって代謝されることから、CYP3A4を誘導する薬剤と併用したとき本剤の血中濃度が低下し、本剤はCYP3A4によって代謝されることから、CYP3A4を阻害する薬剤と併用したとき本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
    1.併用禁忌:
    1).トリアゾラム<ハルシオン>、ミダゾラム<ドルミカム>[これらの薬剤の血中濃度上昇により、過度の鎮静や呼吸抑制等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    2).ピモジド<オーラップ>[ピモジドの血中濃度上昇により、不整脈等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    3).エルゴタミン<カフェルゴット等>、ジヒドロエルゴタミン<ジヒデルゴット>、エルゴメトリン(エルゴメトリンマレイン酸塩)、メチルエルゴメトリン<メテルギン等>[これらの薬剤の血中濃度上昇により、末梢血管痙縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    4).バルデナフィル<レビトラ>[バルデナフィルの血中濃度が上昇し半減期が延長する恐れがある(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    5).ブロナンセリン<ロナセン>[ブロナンセリンの血中濃度が上昇し作用が増強する恐れがある(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    6).シルデナフィル<レバチオ>[これらの薬剤の血中濃度を上昇させる恐れがある(シルデナフィルとリトナビルとの併用により、シルデナフィルのCmax及びAUCがそれぞれ3.9倍及び10.5倍に増加したとの報告がある)(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    7).タダラフィル<アドシルカ>[これらの薬剤の血中濃度を上昇させる恐れがある(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    8).アゼルニジピン<レザルタス配合錠、カルブロック>[アゼルニジピンの血中濃度が上昇し作用が増強する恐れがある(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    9).アスナプレビル<スンベプラ、ジメンシー配合錠>[アスナプレビルの血中濃度が上昇し肝臓に関連した有害事象が発現しまた重症化する可能性がある(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    10).グラゾプレビル<グラジナ>[グラゾプレビルの血中濃度が上昇する可能性がある(本剤のCYP3A4及びOATP1Bに対する阻害作用により、グラゾプレビルの代謝が阻害される)]。
    11).リバーロキサバン<イグザレルト>[リバーロキサバンの血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大する恐れがある(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用又はP−糖蛋白阻害作用により、リバーロキサバンの血中濃度が上昇することがある)]。
    2.併用注意:
    1).リファンピシン、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)、フェノバルビタール、フェニトイン[本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱する恐れがあるため、併用はなるべく避ける(これらの薬剤の薬物代謝酵素誘導作用により、本剤の代謝が促進される)]。
    2).デキサメタゾン<全身投与>[本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱する恐れがあるので、併用する場合には注意して投与する(これらの薬剤の薬物代謝酵素誘導作用により、本剤の代謝が促進される)]。
    3).テラプレビル[本剤/リトナビル600/100mg1日2回とテラプレビル750mg1日3回を併用したとき、本剤及びテラプレビルのAUCがそれぞれ40%及び35%減少したので、併用はなるべく避ける(機序不明)]。
    4).リファブチン[本剤/リトナビル600/100mg1日2回とリファブチン150mg2日1回を併用したとき、リファブチンの活性代謝物のAUCが9.8倍に増加したので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    5).シンバスタチン、アトルバスタチン[これらの薬剤の血中濃度上昇により横紋筋融解症が起こる可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    6).サルメテロール[サルメテロールの血中濃度上昇でQT延長・動悸・洞性頻脈などの心血管系事象の発現リスク増大する可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    7).クラリスロマイシン[本剤/リトナビル400/100mg1日2回とクラリスロマイシン500mg1日2回を併用したとき、クラリスロマイシンのAUCが57%増加したので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    8).カルバマゼピン[本剤/リトナビル600/100mg1日2回とカルバマゼピン200mg1日2回を併用したとき、カルバマゼピンのAUCが45%増加したので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    9).シメプレビル[本剤/リトナビル800/100mg1日1回とシメプレビル50mg1日1回を併用したとき、シメプレビル150mg1日1回単独投与したときと比較して、シメプレビルのAUCが2.6倍に上昇したので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    10).シルデナフィル<バイアグラ>、タダラフィル<シアリス・ザルティア>、アミオダロン、ベプリジル、リドカイン<全身投与>、キニジン、シクロスポリン、タクロリムス、Ca拮抗剤<アゼルニジピンは併用禁忌>(フェロジピン、ニフェジピン、ニカルジピン等)、フルチカゾン、ダサチニブ、エベロリムス、ボセンタン、アピキサバン[これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    11).ロスバスタチン、プラバスタチン[これらの薬剤の血中濃度上昇により横紋筋融解症が起こる可能性があるので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(機序不明)]。
    12).ジゴキシン[本剤/リトナビル600/100mg1日2回とジゴキシン0.4mg1日1回を併用したとき、ジゴキシンのAUCが77%増加したので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(本剤及びリトナビルのP−糖蛋白質阻害作用により、ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある)]。
    13).コルヒチン:
    (1).コルヒチン[コルヒチンの血中濃度を上昇させる可能性がある(コルヒチンとリトナビルとの併用により、コルヒチンのAUCが196%増加したとの報告がある)ので、併用する場合には必要に応じて併用薬剤の投与量を減量するなど注意して投与する(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用又はP−糖蛋白阻害作用により、コルヒチンの血中濃度が上昇することがある)]。
    (2).コルヒチン[コルヒチンの血中濃度を上昇させる可能性がある(コルヒチンとリトナビルとの併用によりコルヒチンのAUCが196%増加したとの報告がある)ので、腎機能あるいは肝機能障害患者においては、本剤/リトナビルを併用しない(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用又はP−糖蛋白阻害作用により、コルヒチンの血中濃度が上昇することがある)]。
    14).経口避妊剤(エチニルエストラジオール、ノルエチステロン等)[本剤/リトナビル600/100mg1日2回とエチニルエストラジオール/ノルエチステロン35μg/1mg1日1回を併用したとき、それぞれエチニルエストラジオールのAUCは44%減少及びノルエチステロンのAUCは14%減少したので、本剤を投与する場合は、別の避妊方法を行うことが望ましい(リトナビルの薬物代謝酵素誘導作用により、これらの薬剤の代謝が促進される)]。
    15).セルトラリン[本剤/リトナビル400/100mg1日2回と併用したとき、セルトラリン(50mg1日1回)のAUCが49%減少したので、併用する場合には注意して投与する(機序不明)]。
    16).パロキセチン[本剤/リトナビル400/100mg1日2回と併用したとき、パロキセチン(20mg1日1回)のAUCが39%減少したので、併用する場合には注意して投与する(機序不明)]。
    17).メサドン[本剤/リトナビル600/100mg1日2回とメサドンを併用したとき、それぞれR−メサドンのAUCが16%減少及びS+メサドンのAUCが36%減少したので、併用する場合には注意して投与する(機序不明)]。
    18).イトラコナゾール、ケトコナゾール(国内では外用剤のみ発売)、ボリコナゾール[本剤又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性があり、相互の血中濃度に影響を及ぼすことがあるので、併用する場合には必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど注意して投与する(本剤及びリトナビルとこれらの薬剤のCYP3A4に対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される)]。
    19).ワルファリン[ワルファリンの血中濃度に影響を与えることがあり、相互の血中濃度に影響を及ぼすことがあるので、併用する場合には必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど注意して投与する(本剤及びリトナビルの薬物代謝酵素に対する阻害作用により、血中濃度に変化がおこることがある)]。
    <抗HIV薬との相互作用>
    1.ヌクレオシド/ヌクレオチド系逆転写酵素阻害剤(NRTI/NtRTI):
    1).ジダノシン[ジダノシン400mg1日1回(空腹時投与)と本剤/リトナビル600/100mg1日2回(食直後投与)を併用したとき、本剤及びジダノシンの薬物動態に有意な影響はみられなかった(本剤/リトナビルと併用する場合には、用量を調節する必要はないが、なお、ジダノシンは空腹時に服用することが望ましいため、本剤服用の1時間前又は2時間後にジダノシンを服用するなど本剤と同時に投与しない)]。
    2).テノホビル[テノホビル(フマル酸テノホビルジソプロキシル300mg1日1回)と本剤/リトナビル300/100mg1日2回を併用したとき、テノホビルのAUCが22%増加したが、本剤/リトナビルと併用する場合には、用量を調節する必要はない(機序不明)]。
    3).ジドブジン、ザルシタビン、エムトリシタビン、サニルブジン、ラミブジン、アバカビル[これらの薬剤との相互作用を示さないと推察される(これらの薬剤は主に腎排泄型であり、本剤と排泄経路が異なる)]。
    2.非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(NNRTI):
    1).エトラビリン[本剤/リトナビル600/100mg1日2回とエトラビリン100mg1日2回を併用したとき、エトラビリンのAUCが37%減少したが、本剤/リトナビルと併用する場合には、用量を調節する必要はない(機序不明)]。
    2).エファビレンツ[本剤/リトナビル300/100mg1日2回とエファビレンツ600mg1日1回を併用したとき、本剤のAUCが13%減少し、エファビレンツのAUCが21%増加したが、本剤/リトナビルと併用する場合には、用量を調節する必要はない(エファビレンツの薬物代謝酵素誘導作用により本剤の代謝が促進される)]。
    3).ネビラピン[本剤/リトナビル400/100mg1日2回とネビラピン200mg1日2回を併用したとき、ネビラピンのAUCが27%増加したが、本剤/リトナビルと併用する場合には、用量を調節する必要はない(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、ネビラピンの代謝が阻害される)]。
    4).リルピビリン[本剤/リトナビル800/100mg1日1回とリルピビリン150mg1日1回を併用したとき、リルピビリンのAUCが130%増加したが、本剤/リトナビルとリルピビリンを併用する場合には、用量を調節する必要はない(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、リルピビリンの代謝が阻害される)]。
    3.HIVプロテアーゼ阻害剤(PI):
    1).リトナビル[本剤600mgとリトナビル100mgをそれぞれ1日2回併用したとき、リトナビルにより本剤のAUCは14倍に増加したが、本剤はリトナビル100mgを併用投与することが推奨される(リトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、本剤の代謝が阻害される)]。
    2).ロピナビル/リトナビル[本剤/リトナビル1200/100mg1日2回とロピナビル/リトナビル400/100mg1日2回又は本剤1200mg1日2回とロピナビル/リトナビル533/133.3mg1日2回を併用したとき、本剤のAUCは40%減少した、本剤/リトナビルと併用したときのロピナビル/リトナビルの推奨用量は確立していないため、本剤及びリトナビルとの併用は推奨されない(本剤及びリトナビルとこれらの薬剤のCYP3A4に対する阻害作用により、血中濃度に変化がおこることがある)]。
    3).サキナビル[本剤400mg、サキナビル1000mg及びリトナビル100mgを1日2回で併用したとき、本剤のAUCは26%減少し、サキナビルのAUCは影響を受けなかった、本剤及びリトナビルとの併用は推奨されない(本剤及びリトナビルとこれらの薬剤のCYP3A4に対する阻害作用により、血中濃度に変化がおこることがある)]。
    4).インジナビル[本剤/リトナビル400/100mg1日2回とインジナビル800mg1日2回を併用したとき、本剤のAUCは24%増加し、インジナビルのAUCは23%増加したので、本剤/リトナビルと併用する場合には、インジナビルの減量を考慮する、本剤/リトナビルと併用したときのインジナビルの推奨用量は確立していない(本剤及びリトナビルとインジナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される)]。
    5).アタザナビル[本剤/リトナビル400/100mg1日2回とアタザナビル300mg1日1回を併用したとき、本剤及びアタザナビルの薬物動態に有意な影響はみられなかったため、アタザナビルを本剤/リトナビルと併用する場合には、用量を調節する必要はない]。
    6).他のHIVプロテアーゼ阻害剤<リトナビル・インジナビル・アタザナビル以外>[前記以外のプロテアーゼ阻害剤は、本剤/リトナビルとの併用は推奨されない]。
    4.インテグラーゼ阻害剤:
    1).ラルテグラビル[本剤/リトナビルとラルテグラビルを併用したとき、本剤の血漿中濃度が減少する可能性があるが、本剤/リトナビルとラルテグラビルを併用する場合には、用量を調節する必要はない(機序不明)]。
    2).ドルテグラビル[本剤/リトナビル600/100mg1日2回とドルテグラビル30mg1日1回を併用したとき、ドルテグラビルのAUCが22%減少したが、本剤/リトナビルとドルテグラビルを併用する場合には、用量を調節する必要はない(機序不明)]。
    5.その他の抗HIV薬:マラビロク[本剤/リトナビル600/100mg1日2回とマラビロク150mg1日2回を併用したとき、マラビロクのAUCが305%増加した(リトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、マラビロクの代謝が阻害される)]。
    (高齢者への投与)
    本剤は、主として肝臓で代謝されるが、高齢者では肝機能が低下していることが多く、高い血中濃度が持続する恐れがあるため、副作用の発現に注意し慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊婦への投与に関する安全性は確立していない]。
    2.授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせる[ダルナビルは、動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されているが、ヒトにおける乳汁への移行は不明である]。
    3.妊娠中期及び妊娠後期の妊婦に本剤/リトナビルを投与したとき、出産後と比較しダルナビルの血中濃度低下が認められている。
    (小児等への投与)
    1.低出生体重児、新生児、乳児、3歳未満の幼児には投与しない。
    2.3歳以上の幼児、小児における安全性は確立していない。
    (過量投与)
    1.徴候、症状:過量投与に関するデータは限られている。健康成人に本剤3200mg単回投与したとき、又は本剤1600mgとリトナビル100mgを併用投与したとき、特異的な有害事象は認められなかった。
    2.処置:本剤に対する特別な解毒剤はないので、過量投与した場合には、バイタルサイン及び臨床症状の観察など一般的な支持療法を行い、必要に応じて胃洗浄、活性炭の投与を行う(なお、本剤は透析により除去されない)。
    (その他の注意)
    1.動物実験(ラット)では、造血系に影響、血液凝固系に影響、肝に影響、腎に影響、膵臓に影響及び甲状腺に影響が認められた。活性化部分トロンボプラスチン時間延長とともに、わずかな赤血球パラメータ減少がみられた。
    2.生後23から26日(ヒトの3歳未満に相当)まで、幼若ラットにダルナビルを20mg/kgから1000mg/kgの用量で投与した結果、死亡例が認められた。
    3.マウス及びラットを用いたがん原性試験の結果、雌雄に用量依存的な肝細胞腺腫及び肝細胞癌の発現率の増加、雄ラットに甲状腺濾胞細胞腺腫が認められた。
    4.遺伝毒性試験(in vitro及びin vivo)においてダルナビルは陰性であった。

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