日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

バラクルード錠0.5mg基本情報

先発品(後発品あり)

一般名:エンテカビル水和物錠

製薬会社:ブリストル・マイヤーズスクイブ

薬価・規格: 1061.8円(0.5mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

B型肝炎ウイルス治療薬(内服薬)詳しく見る

  • B型肝炎ウイルス(HBV)の増殖に必要な酵素の働きを抑えウイルス量を減らす薬
B型肝炎ウイルス治療薬(内服薬)の代表的な商品名
  • ゼフィックス
  • バラクルード
  • ヘプセラ
  • テノゼット
  • ベムリディ

効能・効果詳しく見る

  • B型慢性肝疾患のB型肝炎ウイルスの増殖の抑制

注意すべき副作用詳しく見る

下痢頭痛リパーゼ増加鼻咽頭炎悪心血中アミラーゼ増加血中ビリルビン増加血中ブドウ糖増加倦怠感好酸球数増加尿潜血陽性浮動性眩暈白血球数減少血中乳酸増加上腹部痛乳酸アシドーシス便秘尿中白血球陽性筋硬直BUN上昇GOT上昇GPT上昇アナフィラキシー様症状肝機能障害

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 本剤は、空腹時(食後2時間以降かつ次の食事の2時間以上前)に経口投与する
  • エンテカビルとして0.5mgを1日1回経口投与する
    • なお、ラミブジン不応(ラミブジン投与中にB型肝炎ウイルス血症が認められる又はラミブジン耐性変異ウイルスを有するなど)患者には、エンテカビルとして1mgを1日1回経口投与することが推奨される

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

下痢頭痛リパーゼ増加鼻咽頭炎悪心血中アミラーゼ増加血中ビリルビン増加血中ブドウ糖増加倦怠感好酸球数増加尿潜血陽性浮動性眩暈白血球数減少血中乳酸増加上腹部痛乳酸アシドーシス便秘尿中白血球陽性筋硬直

重大な副作用

BUN上昇GOT上昇GPT上昇アナフィラキシー様症状肝機能障害脂肪肝脱毛ALT上昇AST上昇発疹ALT上昇[>10×ULNかつ>2×参照値]GPT上昇[>10×ULNかつ>2×参照値]

上記以外の副作用

重度肝腫大肝炎悪化

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 希望禁止
    • 抗HIV療法を併用していないHIV/HBV重複感染
  • 慎重投与
    • 腎機能障害
    • 肝移植
    • 非代償性肝硬変
    • 腎機能を抑制する可能性のある免疫抑制剤が投与されている肝移植
  • 注意
    • 血液透析
    • 腎機能障害
    • クレアチニンクリアランス50mL/min未満
    • 抗HIV療法を併用していないHIV/HBV重複感染
    • 持続携行式腹膜透析
  • 投与に際する指示
    • 血液透析
    • 腎機能障害
    • クレアチニンクリアランス50mL/min未満
    • 持続携行式腹膜透析

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
尿細管分泌により排泄される薬剤 本剤又は併用薬剤の血中濃度が上昇
腎障害を有する薬剤 本剤又は併用薬剤の血中濃度が上昇

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    B型肝炎ウイルスの増殖を伴い肝機能の異常が確認されたB型慢性肝疾患におけるB型肝炎ウイルスの増殖抑制。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    本剤投与開始に先立ち、HBV DNA、HBV DNAポリメラーゼあるいはHBe抗原により、ウイルスの増殖を確認する。

    用法・用量(添付文書全文)

    本剤は、空腹時(食後2時間以降かつ次の食事の2時間以上前)に経口投与する。エンテカビルとして0.5mgを1日1回経口投与する。なお、ラミブジン不応(ラミブジン投与中にB型肝炎ウイルス血症が認められる又はラミブジン耐性変異ウイルスを有するなど)患者には、エンテカビルとして1mgを1日1回経口投与することが推奨される。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤は、投与中止により肝機能の悪化もしくは肝炎の重症化を起こすことがあるので、本内容を患者に説明し、患者が自己の判断で投与を中止しないように十分指導する。
    2.本剤は食事の影響により吸収率が低下するので、空腹時(食後2時間以降かつ次の食事の2時間以上前)に投与する。
    3.腎機能障害患者では、高い血中濃度が持続する恐れがあるので、次を参考にして、クレアチニンクリアランス50mL/min未満の患者並びに血液透析又は持続携行式腹膜透析を施行されている患者では、投与間隔の調節が必要である。腎機能障害患者における用法・用量の目安:クレアチニンクリアランス30mL/min以上50mL/min未満;通常用量0.5mgを2日に1回、ラミブジン不応患者1mgを2日に1回、クレアチニンクリアランス10mL/min以上30mL/min未満;通常用量0.5mgを3日に1回、ラミブジン不応患者1mgを3日に1回、クレアチニンクリアランス10mL/min未満;通常用量0.5mgを7日に1回、ラミブジン不応患者1mgを7日に1回、血液透析又は持続携行式腹膜透析(CAPD)患者;通常用量0.5mgを7日に1回、ラミブジン不応患者1mgを7日に1回(血液透析日は透析後に投与する)。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    副作用の概要(承認時まで):
    <国内臨床試験>
    国内で実施した臨床試験において、本剤0.1mg(承認外用量)、0.5mgを1日1回投与されたヌクレオシド類縁体未治療の患者134例中17.2%に中等度以上の副作用が認められた。主な副作用は頭痛(5.2%)、下痢(2.2%)、鼻咽頭炎(1.5%)等であった。また、副作用としての臨床検査値の異常は、15.7%に認められ、主なものは、リパーゼ増加(6.0%)、ALT(GPT)上昇(3.7%)、血中ブドウ糖増加(3.0%)、AST(GOT)上昇(2.2%)、血中ビリルビン増加(1.5%)、血中アミラーゼ増加(1.5%)、尿中蛋白陽性(1.5%)等であった。
    なお、治療中に発現した肝機能に関連する臨床検査値異常は、ALT(GPT)(>10×ULN(基準値上限)かつ>2×投与前値)が4.5%、ALT(GPT)(>3×投与前値)が4.5%、アミラーゼ(>3×投与前値)が0.7%、リパーゼ(>3×投与前値)が0.7%であった。
    また、国内で実施した臨床試験において、本剤0.5mg、1mgを1日1回投与されたラミブジン不応の患者84例中29.8%に中等度以上の副作用が認められた。主な副作用は鼻咽頭炎(8.3%)、頭痛(4.8%)、下痢(2.4%)、背部痛(2.4%)、不眠症(2.4%)等であった。また、副作用としての臨床検査値の異常は、26.2%に認められ、主なものは、リパーゼ増加(13.1%)、ALT(GPT)上昇(8.3%)、AST(GOT)上昇(6.0%)等であった。
    なお、治療中に発現した肝機能に関連する臨床検査値異常は、ALT(GPT)(>10×ULNかつ>2×投与前値)が3.6%、ALT(GPT)(>3×投与前値)が3.6%、リパーゼ(>3×投与前値)が1.2%であった。
    <海外臨床試験>
    海外で実施した臨床試験において、本剤0.5mgを1日1回投与されたヌクレオシド類縁体未治療の患者679例中、中等度以上の副作用は不眠症(1%未満)、頭痛(2%)、浮動性眩暈(1%未満)、傾眠(1%未満)、悪心(1%未満)、下痢(1%未満)、消化不良(1%未満)、嘔吐(1%未満)、疲労(1%)等であった。また、治療中に発現した肝機能に関連する臨床検査値異常は、ALT(GPT)(>10×ULNかつ>2×投与前値)が2%、ALT(GPT)(>3×投与前値)が5%、ALT(GPT)(>2×投与前値)かつ総ビリルビン(>2×ULNかつ>2×投与前値)が1%未満、アルブミン(<2.5g/dL)が1%未満、アミラーゼ(>3×投与前値)が2%、リパーゼ(>3×投与前値)が12%、血小板数(<50000/mm3)が1%未満であった。
    また、海外で実施した臨床試験において、本剤1mgを1日1回投与されたラミブジン不応の患者183例中、中等度以上の副作用は頭痛(4%)、下痢(1%)、消化不良(1%)、疲労(3%)等であった。また、治療中に発現した肝機能に関連する臨床検査値異常は、ALT(GPT)(>10×ULNかつ>2×投与前値)が2%、ALT(GPT)(>3×投与前値)が4%、ALT(GPT)(>2×投与前値)かつ総ビリルビン(>2×ULNかつ>2×投与前値)が1%未満、アミラーゼ(>3×投与前値)が2%、リパーゼ(>3×投与前値)が18%、血小板数(<50000/mm3)が1%未満であった。
    1.重大な副作用
    1).肝機能障害(頻度不明):本剤での治療中にAST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)することがあるので、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇が認められた場合、より頻回に肝機能検査を行うなど、観察を十分に行い、検査値等の経過から、肝機能障害が回復する兆候が認められない場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2).投与終了後の肝炎の悪化:本剤の投与終了により肝炎悪化が認められることがあるので、本剤の投与を終了する場合には、投与終了後少なくとも数カ月間は患者の臨床症状と臨床検査値の観察を十分に行う。ヌクレオシド類縁体未治療の患者を対象とした海外での臨床試験において、本剤投与終了後の観察期間中にALT上昇[>10×ULNかつ>2×参照値](GPT上昇[>10×ULNかつ>2×参照値])が6%(28/476)の患者に認められた。これらの試験において、HBe抗原陽性の患者での投与終了後のALT上昇[>10×ULNかつ>2×参照値](GPT上昇[>10×ULNかつ>2×参照値])発現率は2%(4/174)、HBe抗原陰性の患者での投与終了後のALT上昇[>10×ULNかつ>2×参照値](GPT上昇[>10×ULNかつ>2×参照値])発現率は8%(24/302)であった。また、ラミブジン不応の患者を対象とした海外での臨床試験において、本剤投与終了後の観察期間中にALT上昇[>10×ULNかつ>2×参照値](GPT上昇[>10×ULNかつ>2×参照値])が12%(6/52)の患者に認められた。
    (参照値:投与前又は投与終了時のいずれか低い値)
    3).アナフィラキシー様症状:アナフィラキシー様症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).乳酸アシドーシス:乳酸アシドーシスが現れることがあり、死亡例も報告されているので、乳酸アシドーシスが疑われる臨床症状及び検査値異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.重大な副作用(類薬)
    脂肪沈着による重度の肝腫大(脂肪肝):死亡例を含む脂肪沈着による重度肝腫大(脂肪肝)が、ヌクレオシド類縁体の単独又は抗HIV薬との併用療法で報告されている。
    3.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う(副作用(全てのグレード)の発現率)。
    1).ヌクレオシド類縁体未治療患者
    (1).胃腸障害:(ヌクレオシド類縁体未治療患者)下痢(6.0%)、悪心(4.5%)、便秘(3.7%)、上腹部痛(3.0%)。
    (2).全身障害及び投与局所様態:(ヌクレオシド類縁体未治療患者)倦怠感(1.5%)。
    (3).感染症及び寄生虫症:(ヌクレオシド類縁体未治療患者)鼻咽頭炎(3.0%)。
    (4).筋骨格系及び結合組織障害:(ヌクレオシド類縁体未治療患者)筋硬直(2.2%)。
    (5).神経系障害:(ヌクレオシド類縁体未治療患者)頭痛(14.2%)、浮動性眩暈(3.0%)。
    (6).皮膚及び皮下組織障害:(ヌクレオシド類縁体未治療患者)発疹(頻度不明)、脱毛(頻度不明)。
    (7).臨床検査:(ヌクレオシド類縁体未治療患者)AST上昇(GOT上昇)(3.7%)、ALT上昇(GPT上昇)(3.7%)、血中ビリルビン増加(6.0%)、血中アミラーゼ増加(10.4%)、リパーゼ増加(10.4%)、血中ブドウ糖増加(6.0%)、血中乳酸増加(23.1%)、BUN上昇(6.7%)、尿潜血陽性(4.5%)、尿中白血球陽性(3.0%)、白血球数減少(8.2%)、好酸球数増加(0.7%)。
    2).ラミブジン不応患者
    (1).胃腸障害:(ラミブジン不応患者)下痢(3.6%)、悪心(6.0%)、便秘(2.4%)、上腹部痛(2.4%)。
    (2).全身障害及び投与局所様態:(ラミブジン不応患者)倦怠感(14.3%)。
    (3).感染症及び寄生虫症:(ラミブジン不応患者)鼻咽頭炎(13.1%)。
    (4).筋骨格系及び結合組織障害:(ラミブジン不応患者)筋硬直(3.6%)。
    (5).神経系障害:(ラミブジン不応患者)頭痛(20.2%)、浮動性眩暈(3.6%)。
    (6).皮膚及び皮下組織障害:(ラミブジン不応患者)発疹(頻度不明)、脱毛(頻度不明)。
    (7).臨床検査:(ラミブジン不応患者)AST上昇(GOT上昇)(9.5%)、ALT上昇(GPT上昇)(8.3%)、血中ビリルビン増加(10.7%)、血中アミラーゼ増加(11.9%)、リパーゼ増加(19.0%)、血中ブドウ糖増加(9.5%)、血中乳酸増加(17.9%)、BUN上昇(9.5%)、尿潜血陽性(7.1%)、尿中白血球陽性(8.3%)、白血球数減少(15.5%)、好酸球数増加(7.1%)。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    本剤を含むB型肝炎に対する治療を終了した患者で、肝炎の急性増悪が報告されているため、B型肝炎に対する治療を終了する場合には、投与終了後少なくとも数カ月間は患者の臨床症状と臨床検査値の観察を十分に行う(経過に応じて、B型肝炎に対する再治療が必要となることもある)。
    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.腎機能障害のある患者[高い血中濃度が持続する恐れがある]。
    2.肝移植患者[シクロスポリン又はタクロリムス等の腎機能を抑制する可能性のある免疫抑制剤が投与されている肝移植患者では、本剤の投与開始前と投与中に腎機能の観察を十分に行う]。
    3.非代償性肝硬変患者[国内における使用経験がない。海外において非代償性肝硬変患者に対する試験が進行中である]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤によるB型慢性肝疾患の治療は、投与中のみでなく投与終了後も十分な経過観察が必要であり、経過に応じて適切な処置が必要なため、B型慢性肝疾患の治療に十分な知識と経験を持つ医師のもとで使用する。
    2.腎機能障害作用のある薬剤又は尿細管分泌により排泄される薬剤と本剤を併用する場合には、副作用の発現に注意し、患者の状態を十分に観察する。
    3.本剤の投与中は定期的に肝機能検査を行うなど十分注意する。
    4.抗HIV療法を受けていないHIV/HBVの重複感染患者のB型肝炎に対して本剤を投与した場合、薬剤耐性HIVが出現する可能性があるため、抗HIV療法を併用していないHIV/HBV重複感染患者には本剤の投与を避けることが望ましい。
    5.本剤による治療により他者へのHBV感染が避けられることは証明されていない旨を患者に説明する。
    (相互作用)
    エンテカビルは主に腎から排泄されるため、腎機能を低下させる薬剤や尿細管分泌により排泄される薬剤と併用した場合には、本剤又は併用薬剤の血中濃度が上昇する可能性があるため、このような薬剤と併用する場合には副作用の発現に注意し、患者の状態を十分に観察する。なお、ラミブジン、アデホビルピボキシル又はフマル酸テノホビルジソプロキシルと本剤を併用した場合に、相互作用は認められなかった。本剤を主に腎から排泄される薬剤又は腎機能に影響する薬剤と併用投与した場合の相互作用は、これまでのところ知られていない。
    (高齢者への投与)
    本剤は主に腎から排泄されるが、高齢者では若年者よりも腎機能が低下していることが多いため、患者の腎機能を定期的に観察しながら投与間隔を調節するなど慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦への投与:
    1).妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。生殖発生毒性試験において、ラットでは母動物毒性及び胚毒性・胎仔毒性が認められ、ウサギでは胚・胎仔のみに毒性が認められた。ラット及びウサギの曝露量は、ヒト1mg投与時の曝露量のそれぞれ180倍及び883倍に相当する]。
    2).妊娠の可能性がある婦人に対しては避妊するよう指導する[胎児の発育に影響を及ぼす恐れがある]。
    3).新生児のHBV感染を防止するため適切な処置を行う[本剤が母体から新生児へのHBV感染に及ぼす影響についてはデータがない]。
    2.授乳婦への投与:授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を中止させる[動物実験(ラット)で、乳汁中に移行することが報告されている(本剤がヒトの乳汁中に分泌されるか否かは不明である)]。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性と有効性は確立していない(使用経験がない)。
    (過量投与)
    過量投与の報告は限られている。過量投与がみられた場合には、患者を十分観察し、必要な対症療法を実施する。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.がん原性:2年間がん原性試験がマウス(エンテカビルとして:0.004、0.04、0.4及び4mg/kg/日)とラット(エンテカビルとして、雄:0.003、0.02、0.2及び1.4mg/kg/日、雌:0.01、0.06、0.4及び2.6mg/kg/日)で行われている。雄マウスの0.04mg/kg以上、雌マウスの4mg/kgの投与量で肺腺腫の発生率上昇が観察された。雌雄マウスの最高用量群で肺癌の発生率上昇が観察された。腫瘍発生に先立ち肺胞細胞増殖が認められたが、ラット、イヌ及びサルでこのような変化が観察されていないことから、肺腫瘍はマウスに特有な所見であり、ヒトの安全性との関連は低いと考えられた。これ以外に高用量群で、雄マウスの肝癌、雌マウスの良性血管腫瘍、雌雄ラットの脳神経膠腫、並びに雌ラットの肝腺腫及び肝癌の発生率が上昇した。これらは、臨床用量での曝露量と比べて高い曝露量で観察されたことから、ヒトの安全性に関連を持つものではないと考えられた。
    2.変異原性:培養ヒトリンパ球にin vitroで染色体異常を誘発したが、微生物を用いた復帰突然変異試験(Ames試験)、哺乳類細胞を用いた遺伝子突然変異試験及びシリアンハムスター胚細胞を用いた形質転換試験で、遺伝毒性は認められていない。また、ラットを用いた経口投与による小核試験とDNA修復試験も陰性を示している。
    3.生殖毒性:ラットの生殖発生毒性試験において受胎能への影響は認められなかった。
    げっ歯類及びイヌを用いた毒性試験において精上皮変性が認められた。なお、臨床用量での曝露量と比べて高い曝露量で1年間投与したサルでは、精巣の変化は認められなかった。
    (保管上の注意)
    遮光。

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