日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

バルトレックス顆粒50%基本情報

先発品(後発品あり)

一般名:バラシクロビル塩酸塩顆粒

製薬会社:GSK

薬価・規格: 422.1円(50%1g) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

ヘルペスウイルス感染症治療薬詳しく見る

  • ウイルス増殖に必要な酵素を阻害し、ヘルペスウイルスの増殖を抑え単純疱疹や水痘、帯状疱疹などを治療する薬
ヘルペスウイルス感染症治療薬の代表的な商品名
  • ゾビラックス
  • バルトレックス
  • ファムビル
  • アメナリーフ

効能・効果詳しく見る

  • 水痘
  • 帯状疱疹
  • 単純疱疹
  • 造血幹細胞移植の単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制
  • 造血幹細胞移植の単純疱疹の発症抑制
  • 性器ヘルペスの再発抑制

注意すべき副作用詳しく見る

頭痛下痢嘔気腹痛嘔吐意識低下腎障害腹部不快感蕁麻疹アナフィラキシー意識障害過敏症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.成人:1).単純疱疹:バラシクロビルとして1回500mgを1日2回経口投与する
  • 2).造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:バラシクロビルとして1回500mgを1日2回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで経口投与する
  • 3).帯状疱疹:バラシクロビルとして1回1000mgを1日3回経口投与する
  • 4).水痘:バラシクロビルとして1回1000mgを1日3回経口投与する
  • 5).性器ヘルペスの再発抑制:バラシクロビルとして1回500mgを1日1回経口投与する
    • なお、HIV感染症の患者(CD4リンパ球数100/mm3以上)にはバラシクロビルとして1回500mgを1日2回経口投与する
  • 2.小児:1).単純疱疹:体重10kg未満の小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mgを1日3回、体重10kg以上の小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mgを1日2回経口投与する
    • 但し、1回最高用量は500mgとする
  • 2).造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:体重10kg未満の小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mgを1日3回、体重10kg以上の小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mgを1日2回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで経口投与する
    • 但し、1回最高用量は500mgとする
  • 3).帯状疱疹:小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mgを1日3回経口投与する
    • 但し、1回最高用量は1000mgとする
  • 4).水痘:小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mgを1日3回経口投与する
    • 但し、1回最高用量は1000mgとする
  • 5).性器ヘルペスの再発抑制:体重40kg以上の小児にはバラシクロビルとして1回500mgを1日1回経口投与する
    • なお、HIV感染症の患者(CD4リンパ球数100/mm3以上)にはバラシクロビルとして1回500mgを1日2回経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

頭痛下痢嘔気腹痛嘔吐意識低下腎障害腹部不快感蕁麻疹

重大な副作用

アナフィラキシー意識障害意識低下嘔吐過敏症痙攣血小板減少眩暈幻覚昏睡錯乱精神神経症状譫妄そう痒てんかん発作脳症排尿困難発疹汎血球減少麻痺妄想肝機能検査値上昇

上記以外の副作用

アナフィラキシーショック黄疸肝炎肝機能障害間質性肺炎急性膵炎急性腎不全血管浮腫血小板減少性紫斑病幻覚光線過敏症呼吸困難呼吸抑制昏睡錯乱播種性血管内凝固症候群腎不全精神神経症状尿閉皮膚粘膜眼症候群無顆粒球症無呼吸中毒性表皮壊死融解症

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 腎機能低下
    • 腎障害
  • 注意
    • 悪性腫瘍
    • 腎機能低下
    • 腎障害
    • 脱水症状
    • 免疫機能低下
    • 自己免疫性疾患
    • 重度免疫不全
    • 進行性HIV感染症
    • 腎障害を有する小児
  • 投与に際する指示
    • 腎機能低下
    • 腎障害
    • 脱水症状
    • 腎障害を有する小児

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 授乳婦
    • 高齢者
  • 注意
    • 幼児・乳児
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)
    • 腎障害を有する小児(0歳〜14歳)
    • 小児の水痘(0歳〜14歳)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
シメチジン アシクロビルのAUCが27%増加
ミコフェノール酸モフェチル アシクロビル及びミコフェノール酸 モフェチル代謝物の排泄が抑制
プロベネシド 活性代謝物のアシクロビルの排泄が抑制
テオフィリン 活性代謝物のアシクロビルとの併用によりテオフィリンの中毒症状

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.単純疱疹。
    2.造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制。
    3.帯状疱疹。
    4.水痘。
    5.性器ヘルペスの再発抑制。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    性器ヘルペスの再発抑制に対する本剤の投与により、セックスパートナーへの感染を抑制することが認められている。但し、本剤投与中もセックスパートナーへの感染リスクがあるため、コンドームの使用等が推奨される。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.成人:
    1).単純疱疹:バラシクロビルとして1回500mgを1日2回経口投与する。
    2).造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:バラシクロビルとして1回500mgを1日2回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで経口投与する。
    3).帯状疱疹:バラシクロビルとして1回1000mgを1日3回経口投与する。
    4).水痘:バラシクロビルとして1回1000mgを1日3回経口投与する。
    5).性器ヘルペスの再発抑制:バラシクロビルとして1回500mgを1日1回経口投与する。なお、HIV感染症の患者(CD4リンパ球数100/mm3以上)にはバラシクロビルとして1回500mgを1日2回経口投与する。
    2.小児:
    1).単純疱疹:体重10kg未満の小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mgを1日3回、体重10kg以上の小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mgを1日2回経口投与する。但し、1回最高用量は500mgとする。
    2).造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:体重10kg未満の小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mgを1日3回、体重10kg以上の小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mgを1日2回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで経口投与する。但し、1回最高用量は500mgとする。
    3).帯状疱疹:小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mgを1日3回経口投与する。但し、1回最高用量は1000mgとする。
    4).水痘:小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mgを1日3回経口投与する。但し、1回最高用量は1000mgとする。
    5).性器ヘルペスの再発抑制:体重40kg以上の小児にはバラシクロビルとして1回500mgを1日1回経口投与する。なお、HIV感染症の患者(CD4リンパ球数100/mm3以上)にはバラシクロビルとして1回500mgを1日2回経口投与する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.免疫正常患者において、性器ヘルペスの再発抑制に本剤を使用している際に性器ヘルペスの再発が認められた場合には、1回500mg1日1回投与(性器ヘルペスの再発抑制に対する用法・用量)から1回500mg1日2回投与(単純疱疹の治療に対する用法・用量)に変更し、治癒後は必要に応じ1回500mg1日1回投与(性器ヘルペスの再発抑制に対する用法・用量)の再開を考慮する。また、再発抑制に対して本剤を投与しているにもかかわらず頻回に性器ヘルペス再発を繰り返すような患者に対しては、症状に応じて1回250mg1日2回又は1回1000mg1日1回投与に変更することを考慮する。
    2.腎障害のある患者又は腎機能低下している患者、高齢者では、精神神経系の副作用が現れやすいので、投与間隔を延長するなど注意し、なお、本剤の投与量及び投与間隔の目安は次のとおりである、また、血液透析を受けている患者に対しては、患者の腎機能、体重又は臨床症状に応じ、クレアチニンクリアランス10mL/min未満の目安より更に減量(250mgを24時間毎等)することを考慮する(また、血液透析日には透析後に投与する);クレアチニンクリアランス≧50mL/min:単純疱疹/造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制には、500mgを12時間毎、クレアチニンクリアランス≧50mL/min:帯状疱疹/水痘には、1000mgを8時間毎、クレアチニンクリアランス≧50mL/min:性器ヘルペスの再発抑制には、500mgを24時間毎、なお、HIV感染症の患者(CD4リンパ球数100/mm3以上)には、500mgを12時間毎、クレアチニンクリアランス30〜49mL/min:単純疱疹/造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制には、500mgを12時間毎、クレアチニンクリアランス30〜49mL/min:帯状疱疹/水痘には、1000mgを12時間毎、クレアチニンクリアランス30〜49mL/min:性器ヘルペスの再発抑制には、500mgを24時間毎、なお、HIV感染症の患者(CD4リンパ球数100/mm3以上)には、500mgを12時間毎、クレアチニンクリアランス10〜29mL/min:単純疱疹/造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制には、500mgを24時間毎、クレアチニンクリアランス10〜29mL/min:帯状疱疹/水痘には、1000mgを24時間毎、クレアチニンクリアランス10〜29mL/min:性器ヘルペスの再発抑制には、250mgを24時間毎、なお、HIV感染症の患者(CD4リンパ球数100/mm3以上)には、500mgを24時間毎、クレアチニンクリアランス<10mL/min:単純疱疹/造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制には、500mgを24時間毎、クレアチニンクリアランス<10mL/min:帯状疱疹/水痘には、500mgを24時間毎、クレアチニンクリアランス<10mL/min:性器ヘルペスの再発抑制には、250mgを24時間毎、なお、HIV感染症の患者(CD4リンパ球数100/mm3以上)には、500mgを24時間毎。
    なお、腎障害を有する小児患者における本剤の投与量、投与間隔調節の目安は確立していない。
    肝障害のある患者でもバラシクロビルは十分にアシクロビルに変換される。なお、肝障害のある患者での臨床使用経験は限られている。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    成人:
    単純疱疹を対象とした臨床試験において、総症例397例中、64例(16.1%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告されている。その主なものは、頭痛11例(2.8%)、眠気等の意識低下10例(2.5%)、肝機能検査値の上昇5例(1.3%)であった(錠剤承認時)。
    造血幹細胞移植患者を対象とした臨床試験において、総症例21例中、臨床検査値異常を含む副作用はみられなかった(承認時)。
    帯状疱疹を対象とした臨床試験において、総症例345例中、74例(21.4%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告されている。その主なものは、肝機能検査値の上昇20例(5.8%)、BUN上昇、クレアチニン上昇等の腎障害11例(3.2%)、腹痛6例(1.7%)であった(錠剤承認時)。
    性器ヘルペスの再発抑制を目的とした海外臨床試験において、総症例1,646例中、481例(29.2%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告されている。その主なものは、頭痛158例(9.6%)、嘔気106例(6.4%)、下痢62例(3.8%)、腹痛43例(2.6%)であった(承認時)。
    単純疱疹・帯状疱疹を対象とした使用成績調査4,286例中、48例(1.1%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、腹部不快感8例(0.2%)、頭痛6例(0.1%)であった。また、帯状疱疹を対象とした特定使用成績調査(帯状疱疹患者における疼痛の検討)369例中、12例(3.3%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、嘔気、嘔吐、頭痛、傾眠の各2例(0.5%)であった(再審査終了時)。
    水痘を対象とした調査において、61例中1例(1.6%)に肝障害が報告された(第7回安全性定期報告時)。
    再発型性器ヘルペスに対する長期調査において、368例中12例(3.3%)に副作用が報告された。その主なものは、上腹部痛、肝機能異常各2例(0.5%)等であった(第7回安全性定期報告時)。
    小児:
    造血幹細胞移植患者を対象とした臨床試験において、総症例19例中、臨床検査値異常を含む副作用はみられなかった(承認時)。
    水痘を対象とした臨床試験において、総症例43例中、2例(4.7%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告されている。その内訳は、肝機能検査値の上昇、便秘各1例(2.3%)であった(承認時)。
    水痘を対象とした特定使用成績調査369例中、3例(0.8%)に副作用が報告された。その内訳は、蕁麻疹2例(0.5%)、下痢1例(0.3%)であった(再審査終了時)。
    1.重大な副作用:次のような症状がまれに現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    1).アナフィラキシーショック、アナフィラキシー(呼吸困難、血管浮腫等)(いずれも頻度不明)。
    2).汎血球減少(0.13%)、無顆粒球症(0.03%)、血小板減少(0.05%)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、血小板減少性紫斑病(いずれも頻度不明)。
    3).急性腎不全(0.02%)。
    4).精神神経症状:意識障害(昏睡)、譫妄、妄想、幻覚、錯乱、痙攣、てんかん発作、麻痺、脳症等(0.24%)。
    5).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(いずれも頻度不明)。
    6).呼吸抑制、無呼吸(いずれも頻度不明)。
    7).間質性肺炎(頻度不明)。
    8).肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.05%)、黄疸(頻度不明)。
    9).急性膵炎(頻度不明)。
    2.その他の副作用:次のような症状が現れることがあるので、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行う。
    1).過敏症:(0.5%未満)発疹、蕁麻疹、そう痒、(頻度不明)光線過敏症[このような場合には投与を中止する]。
    2).肝臓:(0.5%以上)肝機能検査値上昇。
    3).消化器:(0.5%未満)嘔気、嘔吐、腹部不快感、下痢、腹痛。
    4).精神神経系:(0.5%未満)眩暈、頭痛、意識低下。
    5).腎臓・泌尿器:(0.5%未満)腎障害、排尿困難、(頻度不明)尿閉。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分あるいはアシクロビルに対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.腎障害のある患者[精神神経症状等が現れやすい]。
    2.高齢者[精神神経症状等が現れやすい]。
    (重要な基本的注意)
    1.各効能・効果に対し設定された用法・用量で投与した場合、本剤投与時のアシクロビル曝露は、アシクロビル経口製剤投与時よりも高いことから、副作用の発現に留意する。
    2.本剤の投与は、発病初期に近いほど効果が期待できるので、早期に投与を開始する。
    なお、目安として、帯状疱疹の治療においては皮疹出現後5日以内に投与を開始、また、水痘の治療においては皮疹出現後2日以内に投与を開始することが望ましい。
    3.単純疱疹の治療においては、本剤を5日間使用し、改善の兆しが見られないか、あるいは悪化する場合には、他の治療に切り替える。但し、初発型性器ヘルペスは重症化する場合があるため、本剤を10日間まで使用可能とする。
    4.成人の水痘の治療においては本剤を5〜7日間使用し、改善の兆しが見られないか、あるいは悪化する場合には、他の治療に切り替え、小児の水痘の治療においては本剤を5日間使用し、改善の兆しが見られないか、あるいは悪化する場合には、他の治療に切り替える。
    5.帯状疱疹の治療においては、本剤を7日間使用し、改善の兆しが見られないか、あるいは悪化する場合には、他の治療に切り替える。
    6.本剤による性器ヘルペスの再発抑制療法は、性器ヘルペスの発症を繰り返す患者(免疫正常患者においては、おおむね年6回以上の頻度で再発する者)に対して行う(また、本剤を1年間投与後、投与継続の必要性について検討することが推奨される)。
    7.本剤の活性代謝物であるアシクロビルの曝露量が増加した場合には、精神神経症状や腎機能障害が発現する危険性が高いので、腎障害のある患者又は腎機能低下している患者、高齢者においては、本剤の投与間隔及び投与量を調節し、患者の状態を観察しながら慎重に投与する(なお、一般に精神神経症状は本剤の投与中止により回復する)。
    8.腎障害のある患者又は腎機能低下している患者、高齢者、水痘患者等の脱水症状をおこしやすいと考えられる患者では、本剤の投与中は適切な水分補給を行う。
    9.水痘の治療において、悪性腫瘍、自己免疫性疾患などの免疫機能低下した患者に対する有効性及び安全性は確立していない(使用経験がない)。
    10.水痘の治療における本剤の使用経験は少ないため、本剤を水痘の治療に用いる場合には、治療上の有益性と危険性を勘案して投与する。
    11.意識障害等が現れることがあるので、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意するよう患者に十分に説明する。なお、腎機能障害患者では、特に意識障害等が現れやすいので、患者の状態によっては自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.プロベネシド[本剤の活性代謝物のアシクロビルの排泄が抑制され、アシクロビルの平均血漿中濃度曲線下面積<AUC>が48%増加するとの報告があるので、特に腎機能低下の可能性がある患者(高齢者等)には慎重に投与する(プロベネシドは尿細管分泌に関わるOAT1及びMATE1を阻害するため、活性代謝物のアシクロビルの腎排泄が抑制されると考えられる)]。
    2.シメチジン[本剤の活性代謝物のアシクロビルの排泄が抑制され、アシクロビルのAUCが27%増加するとの報告があるので、特に腎機能低下の可能性がある患者(高齢者等)には慎重に投与する(シメチジンは尿細管分泌に関わるOAT1、MATE1及びMATE2−Kを阻害するため、活性代謝物のアシクロビルの腎排泄が抑制されると考えられる)]。
    3.ミコフェノール酸 モフェチル[本剤の活性代謝物のアシクロビルとの併用により、アシクロビル及びミコフェノール酸 モフェチル代謝物の排泄が抑制され、両方のAUCが増加するとの報告があるので、特に腎機能低下の可能性がある患者(高齢者等)には慎重に投与する(活性代謝物のアシクロビルとミコフェノール酸 モフェチル代謝物が尿細管分泌で競合すると考えられる)]。
    4.テオフィリン[本剤の活性代謝物のアシクロビルとの併用によりテオフィリンの中毒症状が現れることがある(機序は不明であるが、本剤の活性代謝物のアシクロビルがテオフィリンの代謝を阻害するためテオフィリンの血中濃度が上昇することが考えられる)]。
    (高齢者への投与)
    本剤は、活性代謝物のアシクロビルに変換された後、主として腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため高いアシクロビルの血中濃度が持続する恐れがあるので、投与間隔を調節し、患者の状態を観察しながら、慎重に投与し、また、本剤の投与中は適切な水分補給を行う。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[活性代謝物のアシクロビルにおいて、動物実験(ラット)の妊娠10日目に、母動物に腎障害の現れる大量(200mg/kg/day以上)を皮下投与した実験では、胎仔頭部異常及び胎仔に尾の異常が認められたと報告されている]。
    2.本剤による性器ヘルペス再発抑制療法中に妊娠し、その後も本療法を続けた場合の安全性は確立していない。
    3.授乳婦への投与は慎重に行う[本剤投与後、活性代謝物のアシクロビルがヒト乳汁中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児又は乳児に対する安全性は確立していない(低出生体重児、新生児に対しては使用経験がなく、乳児に対しては使用経験が少ない)[動物実験(ラット)でバラシクロビルを経口投与したときの活性代謝物であるアシクロビルの曝露量は、成熟動物に比べて幼若動物で大きいことが報告されている]。
    (過量投与)
    1.徴候、症状:本剤の過量投与により、急性腎不全、精神神経症状(錯乱、幻覚、激越、意識低下、昏睡等)が報告されており、嘔気・嘔吐が発現する可能性も考えられる(なお、これら報告例には、適切な減量投与が行われなかったために過量投与の状態となった腎障害患者又は高齢者における例が多く含まれていた)。
    2.処置:毒性の発現を注意深く観察する。血液透析により、アシクロビルを血中より除去することができるので、過量投与により症状が発現した場合は、処置の一つとして血液透析を考慮する。
    (その他の注意)
    1.海外において、バラシクロビル(錠剤)高用量(8g/日)を用い、重度免疫不全患者(特に進行性HIV感染症患者)におけるCMV感染症予防に対する臨床試験が実施されており、この試験において、バラシクロビルが長期間にわたり投与された患者で、腎不全、微小血管溶血性貧血及び血小板減少(ときに併発)の発現が認められている。また、これらの症状はバラシクロビルの投与を受けていない同じ基礎疾患、合併症等を有する患者においても発現が認められている。
    2.Ames試験及びラット骨髄細胞染色体異常試験では陰性であったが、マウス骨髄小核試験では、高用量(経口投与、500mg/kg、アシクロビルのヒト血漿中濃度の26〜51倍相当)において小核出現頻度の軽度増加を認めた。また、マウスリンフォーマ細胞を用いた遺伝子突然変異試験では、代謝活性化系の存在下で1000μg/mL以上の濃度において弱い遺伝毒性(変異コロニー頻度の増加)を示した。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 誤嚥性肺炎って何科の疾患? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:128
    2. 62歳男性。口唇のしびれと呼吸困難 日経メディクイズ●神経内科 FBシェア数:0
    3. 62歳女性。下肢に多発する、浸潤を触れる紫斑 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
    4. 意外と難しい運動誘発性喘息の診断 あなたの知らないスポーツ内科の世界 FBシェア数:35
    5. 卵アレルギーは「微量のゆで卵」で防ぐ リポート◎学会が提言、アトピー乳児は早期から卵摂取を FBシェア数:136
    6. 若年男性に生じた発熱と多関節痛、何を疑う? カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:1
    7. 外国人診療で増えつつある「母国の親戚」問題 小林米幸の外国人医療奮闘記 FBシェア数:27
    8. 鳥インフルエンザ(H7N9)のヒト化が進む 特集◎いつもと違う! 今冬のインフルエンザ《4》 FBシェア数:6
    9. カフェイン中毒――侮ってはいけない市販薬 EM Allianceの「知っ得、納得! ER Tips」 FBシェア数:1
    10. インフル迅速検査、全例には必要ありません! 特集◎いつもと違う!今冬のインフルエンザ《2》 FBシェア数:466