基本情報

薬効分類

ヘリコバクター・ピロリ除菌製剤詳しく見る

  • 2種類の抗菌薬と胃酸分泌抑制薬のPPI(プロトンポンプ阻害薬)を1シート(1日分)まとめたヘリコバクター・ピロリ除菌の専用製剤
ヘリコバクター・ピロリ除菌製剤の代表的な商品名
  • ランサップ
  • ランピオン
  • ラベキュア
  • ラベファイン
  • ボノサップ
  • ボノピオン

効能・効果詳しく見る

  • 胃潰瘍のヘリコバクター・ピロリ感染症
  • 十二指腸潰瘍のヘリコバクター・ピロリ感染症
  • 特発性血小板減少性紫斑病のヘリコバクター・ピロリ感染症
  • 胃MALTリンパ腫のヘリコバクター・ピロリ感染症
  • 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃のヘリコバクター・ピロリ感染症
  • ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

注意すべき副作用詳しく見る

発熱腸炎発疹下痢好酸球増多腹痛間質性肺炎アナフィラキシーショック中毒性表皮壊死融解症多形紅斑急性腎不全皮膚粘膜眼症候群肝機能障害血小板減少貧血過敏症頭痛食欲不振しびれ口内炎呼吸困難横紋筋融解症白血球減少舌炎黄疸しびれ感そう痒倦怠感劇症肝炎味覚異常嘔吐悪心汎血球減少浮腫溶血性貧血無顆粒球症痙攣白血球増加眩暈筋肉痛腹部膨満感蕁麻疹間質性腎炎そう痒感カンジダ症不快感中性脂肪上昇便秘偽膜性大腸炎出血性大腸炎動悸口渇咳嗽嘔気失見当識好酸球性肺炎胃部不快感膿疱譫妄軟便肝不全苦味血圧上昇関節痛

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • ラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する
    • なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる
    • 但し、1回400mg(力価)1日2回を上限とする

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 肝臓障害
    • 高度腎障害
    • 伝染性単核症
    • ピモジド投与中
    • 腎臓障害
    • エルゴタミン含有製剤投与中
    • アタザナビル硫酸塩投与中
    • タダラフィル<アドシルカ>投与中
    • リルピビリン塩酸塩投与中
    • アスナプレビル投与中
    • スボレキサント投与中
    • バニプレビル投与中
    • 過敏症

副作用

主な副作用

発熱腸炎発疹下痢好酸球増多腹痛間質性肺炎アナフィラキシーショック中毒性表皮壊死融解症多形紅斑急性腎不全皮膚粘膜眼症候群肝機能障害血小板減少貧血過敏症頭痛食欲不振しびれ口内炎呼吸困難横紋筋融解症白血球減少舌炎黄疸しびれ感そう痒倦怠感劇症肝炎味覚異常嘔吐悪心汎血球減少浮腫溶血性貧血無顆粒球症痙攣白血球増加眩暈筋肉痛腹部膨満感蕁麻疹間質性腎炎そう痒感カンジダ症不快感中性脂肪上昇便秘偽膜性大腸炎出血性大腸炎動悸口渇咳嗽嘔気失見当識好酸球性肺炎胃部不快感膿疱譫妄軟便

重大な副作用

関節痛肝不全苦味血圧上昇幻覚紅皮症鼓腸放屁鼓腸重篤な大腸炎視力障害心室細動心室頻拍総コレステロール上昇脱毛脱力感蛋白尿低ナトリウム血症熱感眠気剥脱性皮膚炎頻回の下痢血中ミオグロビン上昇耳鳴無菌性髄膜炎胸やけリンパ球減少尿中ミオグロビン上昇アレルギー性紫斑病急性汎発性発疹性膿疱症尿細管間質性腎炎

上記以外の副作用

Al−P上昇BUN上昇GOT上昇GPT上昇γ−GTP上昇LDH上昇意識混濁意識障害異常行動胃もたれかすみ目眼圧上昇顆粒球減少肝障害顔面浮腫粘膜紅斑ミオクロヌス菌交代症口のもつれ黒毛舌血液障害血管浮腫好中球増多血便高アンモニア血症口腔内糜爛攻撃性好中球減少口唇炎口内異常感昏睡錯乱状態痔核重篤な腎障害出血傾向焦燥食道炎女性化乳房腎機能低下神経炎振戦舌変色赤血球減少全身倦怠感喘鳴躁病総ビリルビン上昇聴力低下低血糖低プロトロンビン血症低マグネシウム血症ALT上昇AST上昇捻髪音粘膜水疱発汗発赤皮膚紅斑皮膚障害頻尿不安不眠ふらつき便意乏尿全身潮紅ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応リンパ球増多リンパ節腫脹尿酸上昇異型リンパ球出現皮膚灼熱感皮膚疼痛錯感覚嗅覚異常舌のしびれ感項部硬直脱毛症病変部増悪握力低下皮膚緊張感知覚鈍麻肺音異常四肢脱力皮膚水疱歯牙変色目のちらつき手足のしびれ感遅発性の重篤な過敏症状薬剤性過敏症症候群血中クレアチニン値上昇強直間代性痙攣意識消失発作勃起増強尿糖異常血中TSH増加顕微鏡的大腸炎

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 肝臓障害
    • 高度腎障害
    • 伝染性単核症
    • ピモジド投与中
    • 腎臓障害
    • エルゴタミン含有製剤投与中
    • アタザナビル硫酸塩投与中
    • タダラフィル<アドシルカ>投与中
    • リルピビリン塩酸塩投与中
    • アスナプレビル投与中
    • スボレキサント投与中
    • バニプレビル投与中
  • 原則禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • アレルギー
    • 過敏症
    • 肝機能障害
    • 肝硬変
    • 肝障害
    • 気管支喘息
    • 経口摂取の不良
    • 腎機能障害
    • 心疾患
    • 蕁麻疹
    • 全身状態の悪い
    • 低カリウム血症
    • 発疹
    • 非経口栄養
    • 薬物過敏症
  • 注意
    • QT延長
    • 心疾患
    • 低カリウム血症
    • 進行期胃MALTリンパ腫
    • 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 希望禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 クラリスロマイシンの代謝が阻害され未変化体の血中濃度が上昇
ピモジド 心血管系副作用
硫酸アタザナビル<経口> 作用が減弱
酒石酸エルゴタミン 血管攣縮等の重篤な副作用
エルゴタミンを含有する製剤 血管攣縮等の重篤な副作用
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩含有製剤 血管攣縮等の重篤な副作用
ジゴキシン<服用> 血中濃度が上昇
メチルジゴキシン<服用> 血中濃度が上昇
イトラコナゾール<経口> 血中濃度が低下
ゲフィチニブ<経口> 血中濃度が低下
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム含有制酸剤<服用> 平均血漿中濃度曲線下面積がそれぞれ8%・6%低下
経口避妊薬 当該薬剤の効果が減弱
プロベネシド 本剤の血中濃度を増加
スルホニルウレア系薬剤 意識障害
グリベンクラミド 意識障害
ジゴキシン 不整脈
アミノフィリン製剤 血中濃度上昇に伴う作用の増強
シクロスポリン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
テオフィリン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
タクロリムス水和物 血中濃度上昇に伴う作用の増強
カルバマゼピン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
コルヒチン 中毒症状<汎血球減少・肝機能障害・筋肉痛・腹痛・嘔吐・下痢・発熱等>
タダラフィル<シアリス・ザルティア> 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ジソピラミド 血中濃度上昇に伴う作用の増強
エプレレノン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
臭化水素酸エレトリプタン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ミダゾラム 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ジエノゲスト 血中濃度上昇に伴う作用の増強
シルデナフィル 血中濃度上昇に伴う作用の増強
クマリン系抗凝血剤 血中濃度上昇に伴う作用の増強
トリアゾラム 血中濃度上昇に伴う作用の増強
カルシウム拮抗剤<CYP3A4で代謝される薬剤> 血中濃度上昇に伴う作用の増強
CYP3A4で代謝されるベンゾジアゼピン類 血中濃度上昇に伴う作用の増強
非定型抗精神病薬<CYP3A4で代謝される薬剤> 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ベラパミル 血中濃度上昇に伴う作用の増強
フマル酸クエチアピン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ニフェジピン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
PDE5阻害薬 血中濃度上昇に伴う作用の増強
フェンタニルクエン酸塩 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ワルファリンカリウム 血中濃度上昇に伴う作用の増強
オキシコドン塩酸塩水和物 血中濃度上昇に伴う作用の増強
フェンタニール 血中濃度上昇に伴う作用の増強
リルピビリン塩酸塩<経口> 作用を減弱
タダラフィル<肺高血圧症を適応とする場合> クリアランスが高度に減少しその作用が増強
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 クラリスロマイシンの代謝が促進され未変化体の血中濃度が低下
シンバスタチン 血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症
ロバスタチン 血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症
アトルバスタチンカルシウム水和物 血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症
スボレキサント 作用が著しく増強
メトトレキサート製剤 血中濃度が上昇
ワルファリンカリウム 作用が増強
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 代謝が阻害され血中濃度が上昇
P糖蛋白の基質となる薬剤 排出が阻害され血中濃度が上昇
アスナプレビル 血中濃度が上昇し肝臓に関連した副作用が発現・重症化
バニプレビル 血中濃度が上昇し悪心・嘔吐・下痢の発現が増加
リファブチン クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇
エトラビリン クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇
天然ケイ酸アルミニウム クラリスロマイシンの吸収が低下
エドキサバントシル酸塩水和物 血中濃度上昇に伴う作用の増強
ダビガトランエテキシラート 血中濃度上昇に伴う作用の増強
P糖蛋白を基質とする抗凝固剤 血中濃度上昇に伴う作用の増強
エトラビリン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
リファブチン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
リファンピシン類 クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇
エファビレンツ クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇
ネビラピン クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇
リバーロキサバン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
抗凝固剤<CYP3A4で代謝されP−糖蛋白質で排出される薬剤> 血中濃度上昇に伴う作用の増強
アピキサバン 血中濃度上昇に伴う作用の増強
HIVプロテアーゼ阻害剤 クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度上昇による作用の増強
サキナビルメシル酸塩 クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度上昇による作用の増強
イトラコナゾール クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度上昇による作用の増強
リトナビル クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度上昇による作用の増強
イトラコナゾール 血中濃度上昇に伴う作用の増強
サキナビルメシル酸塩 血中濃度上昇に伴う作用の増強

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.ラベプラゾールナトリウムの投与が胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認のうえ投与する(胃MALTリンパ腫、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助を除く)。
    2.進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。
    3.特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行う。
    4.早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。
    5.ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であることを確認及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認する。

    用法・用量(添付文書全文)

    ラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
    なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。但し、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症:承認時までの試験(ラベプラゾールナトリウム、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与)では、総症例508例中、205例(40.35%)の副作用が報告されている。その主なものは下痢93件(18.3%)、軟便52件(10.2%)、味覚異常25件(4.9%)であった。製造販売後の調査(ラベプラゾールナトリウム、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与)では、総症例3,789例中、166例(4.38%)の副作用が報告されている。その主なものは、下痢66件(1.7%)、発疹22件(0.6%)、味覚異常20件(0.5%)であった(再審査終了時)。
    胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎:プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与については、国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(承認時)。
    なお、パリエット、サワシリン及びクラリスでは、他にもそれぞれに副作用が認められている。
    <パリエットの重大な副作用>
    1.【パリエット】ショック、アナフィラキシー:ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。
    2.【パリエット】汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、溶血性貧血:汎血球減少(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)、血小板減少(0.1%未満)、溶血性貧血(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。
    3.【パリエット】劇症肝炎、肝機能障害、黄疸:劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.1〜5%未満)、黄疸(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。
    4.【パリエット】間質性肺炎:間質性肺炎(0.1%未満)が現れることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、本剤の投与を中止するとともに、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    5.【パリエット】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、多形紅斑:中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(頻度不明)、多形紅斑等(頻度不明)の皮膚障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。
    6.【パリエット】急性腎不全、間質性腎炎:急性腎不全(頻度不明)、間質性腎炎(頻度不明)が現れることがあるので、腎機能検査(BUN、クレアチニン等)に注意し、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。
    7.【パリエット】低ナトリウム血症:低ナトリウム血症(頻度不明)が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。
    8.【パリエット】横紋筋融解症:筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症(頻度不明)が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し適切な処置を行う。
    <パリエットの重大な副作用(類薬)>:類薬(オメプラゾール)で次の副作用が報告されている。
    1.【パリエット】視力障害:視力障害が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。
    2.【パリエット】錯乱状態:譫妄、異常行動、失見当識、幻覚、不安、焦燥、攻撃性等が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。
    <サワシリンの重大な副作用>
    1.【サワシリン】ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)(各0.1%未満)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.【サワシリン】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症(剥脱性皮膚炎):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群(各0.1%未満)、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(いずれも頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、発熱、頭痛、関節痛、皮膚紅斑・皮膚水疱や粘膜紅斑・粘膜水疱、膿疱、皮膚緊張感・皮膚灼熱感・皮膚疼痛等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3.【サワシリン】血液障害:顆粒球減少(0.1%未満)が現れることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    4.【サワシリン】肝障害:黄疸(0.1%未満)、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)(各0.1%未満)等が現れることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    5.【サワシリン】腎障害:急性腎不全等の重篤な腎障害(0.1%未満)が現れることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    6.【サワシリン】大腸炎:偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0.1%未満)が現れることがあるので、腹痛、頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    7.【サワシリン】間質性肺炎、好酸球性肺炎:間質性肺炎、好酸球性肺炎(いずれも頻度不明)が現れることがあるので、咳嗽、呼吸困難、発熱等が認められた場合には、速やかに胸部X線、速やかに胸部CT等の検査を実施し、間質性肺炎、好酸球性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    8.【サワシリン】無菌性髄膜炎:項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎(頻度不明)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    <クラリスの重大な副作用>
    1.【クラリス】ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、痙攣、発赤等)(頻度不明)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.【クラリス】QT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、心室細動:QT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、心室細動(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う(なお、QT延長等の心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者においては特に注意する)。
    3.【クラリス】劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全:劇症肝炎、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇、LDH上昇、Al−P上昇等を伴う肝機能障害、黄疸、肝不全(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    4.【クラリス】血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症:血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症(頻度不明)が現れることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    5.【クラリス】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、多形紅斑:中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    6.【クラリス】PIE症候群・間質性肺炎:発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴うPIE症候群・間質性肺炎(頻度不明)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    7.【クラリス】偽膜性大腸炎、出血性大腸炎:偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の重篤な大腸炎(頻度不明)が現れることがあるので、腹痛、頻回の下痢が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    8.【クラリス】横紋筋融解症:筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うとともに、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意する。
    9.【クラリス】痙攣:痙攣(強直間代性痙攣、ミオクロヌス、意識消失発作等)(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    10.【クラリス】急性腎不全、尿細管間質性腎炎:急性腎不全、尿細管間質性腎炎(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    11.【クラリス】アレルギー性紫斑病:アレルギー性紫斑病(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    12.【クラリス】薬剤性過敏症症候群:初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う(投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意する)。
    <胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症>
    次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1.【胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症】過敏症:(0.1〜5%未満)発疹、蕁麻疹、(0.1%未満)そう痒感。
    2.【胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症】血液:(0.1〜5%未満)白血球減少、(0.1%未満)好酸球増多、好中球減少、リンパ球減少、リンパ球増多、血小板減少、白血球増加。
    3.【胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症】肝臓:(0.1〜5%未満)ALT上昇(GPT上昇)、AST上昇(GOT上昇)、γ−GTP上昇、(0.1%未満)Al−P上昇、LDH上昇。
    4.【胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症】循環器:(0.1%未満)動悸、血圧上昇。
    5.【胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症】消化器:(0.1〜5%未満)下痢、軟便、味覚異常、腹痛、腹部膨満感、嘔気、便秘、舌炎、胃部不快感、鼓腸放屁、(0.1%未満)口渇、口内炎、胸やけ、口唇炎、痔核、食道炎、食欲不振、腸炎。
    6.【胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症】精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛、(0.1%未満)眩暈。
    7.【胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症】その他:(0.1〜5%未満)中性脂肪上昇、(0.1%未満)顔面浮腫、倦怠感、舌のしびれ感、熱感、蛋白尿、眼圧上昇、手足のしびれ感、尿酸上昇、尿糖異常、勃起増強。
    頻度表示は胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるラベプラゾールナトリウム、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与の承認時までの臨床試験及び製造販売後調査の成績に基づく。
    <パリエットのその他の副作用>
    次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1.【パリエット】過敏症:(0.1〜5%未満)発疹、そう痒感、(0.1%未満)蕁麻疹。
    2.【パリエット】血液:(0.1〜5%未満)白血球減少、白血球増加、好酸球増多、貧血、(0.1%未満)赤血球減少、好中球増多、リンパ球減少。
    3.【パリエット】肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、γ−GTP上昇、LDH上昇、(0.1%未満)総ビリルビン上昇。
    4.【パリエット】循環器:(0.1%未満)血圧上昇、動悸。
    5.【パリエット】消化器:(0.1〜5%未満)便秘、下痢、腹部膨満感、嘔気、(0.1%未満)腹痛、苦味、口内炎、カンジダ症、胃もたれ、口渇、食欲不振、鼓腸、(頻度不明)舌炎、嘔吐、顕微鏡的大腸炎(collagenous colitis、lymphocytic colitis)。
    6.【パリエット】精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛、(0.1%未満)眩暈、ふらつき、眠気、四肢脱力、知覚鈍麻、握力低下、口のもつれ、失見当識、(頻度不明)譫妄、昏睡。
    7.【パリエット】その他:(0.1〜5%未満)総コレステロール上昇・中性脂肪上昇・BUN上昇、蛋白尿、血中TSH増加、(0.1%未満)かすみ目、浮腫、倦怠感、発熱、脱毛症、しびれ感、CK上昇(CPK上昇)、(頻度不明)目のちらつき、関節痛、筋肉痛、高アンモニア血症、低マグネシウム血症、女性化乳房。
    <サワシリンのその他の副作用>
    1.【サワシリン】過敏症:(0.1〜5%未満)発疹、(0.1%未満)発熱、(頻度不明)そう痒[発現した場合には、投与を中止し、適切な処置を行う]。
    2.【サワシリン】血液:(0.1〜5%未満)好酸球増多。
    3.【サワシリン】消化器:(0.1〜5%未満)下痢、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、(頻度不明)黒毛舌。
    4.【サワシリン】菌交代症:(0.1%未満)口内炎、カンジダ症。
    5.【サワシリン】ビタミン欠乏症:(0.1%未満)ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)。
    6.【サワシリン】その他:(頻度不明)梅毒患者において、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応(発熱、全身倦怠感、頭痛等の発現、病変部増悪)が起こることがある。
    <クラリスのその他の副作用>
    次記のような副作用が現れた場合には、症状に応じて、適切な処置を行う。
    1.【クラリス】過敏症:【クラリス】(0.1〜5%未満)発疹[現れた場合には投与を中止する]、【クラリス】(頻度不明)そう痒感。
    2.【クラリス】精神神経系:(0.1%未満)眩暈、頭痛、不眠、【クラリス】(頻度不明)*幻覚、*失見当識、*意識障害、*譫妄、*躁病、*振戦、*しびれ(*しびれ感)[*:現れた場合には投与を中止する]、【クラリス】眠気、錯感覚。
    3.【クラリス】感覚器:(0.1%未満)味覚異常(苦味等)、【クラリス】(頻度不明)*耳鳴、*聴力低下、*嗅覚異常[*:現れた場合には投与を中止する]。
    4.【クラリス】消化器:(0.1〜5%未満)悪心、嘔吐、胃部不快感、腹部膨満感、腹痛、下痢、(0.1%未満)食欲不振、軟便、口内炎、舌炎、舌変色、【クラリス】(頻度不明)*口腔内糜爛、*歯牙変色[*:現れた場合には投与を中止する]、【クラリス】胸やけ、口渇。
    5.【クラリス】血液:(0.1〜5%未満)好酸球増多。
    6.【クラリス】肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、(0.1%未満)γ−GTP上昇、LDH上昇、Al−P上昇。
    7.【クラリス】筋・骨格:(頻度不明)筋肉痛[現れた場合には投与を中止する]。
    8.【クラリス】その他:(0.1%未満)倦怠感、(頻度不明)浮腫、発熱、脱毛、頻尿、【クラリス】*カンジダ症、*動悸、*CK上昇(*CPK上昇)、*低血糖[*:現れた場合には投与を中止する]。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (使用上の注意)
    本製品は3製剤を組み合わせたものであり、本「使用上の注意」は3製剤各々の「使用上の注意」より記載している。
    (禁忌)
    1.パリエット、サワシリン及びクラリスの成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.アタザナビル硫酸塩投与中、リルピビリン塩酸塩投与中、ピモジド投与中、エルゴタミン含有製剤投与中、タダラフィル<アドシルカ>投与中、アスナプレビル投与中、バニプレビル投与中、スボレキサント投与中の患者。
    3.肝臓障害又は腎臓障害のある患者で、コルヒチンを投与中の患者。
    4.伝染性単核症の患者[アモキシシリン水和物で発疹の発現頻度を高める恐れがある]。
    5.高度腎障害のある患者[アモキシシリン水和物、クラリスロマイシンの血中濃度が上昇することがあり、本製品では各製剤の投与量を調節できないため、本製品の使用を避ける]。
    (原則禁忌)
    ペニシリン系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.【パリエット】:薬物過敏症の既往歴のある患者。
    2.【パリエット】:肝障害のある患者[肝硬変患者で肝性脳症の報告がある]。
    3.高齢者。
    4.【サワシリン】:セフェム系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者。
    5.【サワシリン】:本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者。
    6.【サワシリン】:経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状が現れることがあるので、観察を十分に行う]。
    7.【クラリス】:他のマクロライド系薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者。
    8.【クラリス】:肝機能障害のある患者[肝機能障害を悪化させることがある]。
    9.【クラリス】:腎機能障害のある患者[クラリスロマイシンの血中濃度が上昇する恐れがある]。
    10.【クラリス】:心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者[QT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、心室細動を起こすことがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.【パリエット】:治療にあたっては経過を十分に観察し、病状に応じ治療上必要最小限の使用にとどめる。
    2.【パリエット】:ラベプラゾールナトリウムの投与中には、血液像や肝機能に注意し、定期的に血液学的検査・血液生化学的検査を行うことが望ましく、また、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    3.【サワシリン】:ショックが現れることがあるので、十分な問診を行う。
    (相互作用)
    ラベプラゾールナトリウムの代謝には肝代謝酵素チトクロームP450・2C19(CYP2C19)及び3A4(CYP3A4)の関与が認められている。また、ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、併用薬剤の吸収を促進又は抑制することがある。
    クラリスロマイシンは、CYP3A4阻害作用を有することから、CYP3A4で代謝される薬剤と併用したとき、併用薬剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇する可能性がある。
    また、クラリスロマイシンは、P−糖蛋白質に対する阻害作用を有することから、P−糖蛋白質を介して排出される薬剤と併用したとき、併用薬剤の排出が阻害され血中濃度が上昇する可能性がある。一方、クラリスロマイシンはCYP3A4によって代謝されることから、CYP3A4を阻害する薬剤と併用したとき、クラリスロマイシンの代謝が阻害され未変化体の血中濃度が上昇する可能性があり、また、クラリスロマイシンはCYP3A4によって代謝されることから、CYP3A4を誘導する薬剤と併用したとき、クラリスロマイシンの代謝が促進され未変化体の血中濃度が低下する可能性がある。
    1.併用禁忌:
    1).【パリエット】:アタザナビル硫酸塩<経口><レイアタッツ>[アタザナビルの作用が減弱する恐れがある(ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、アタザナビルの溶解性が低下し、アタザナビルの血中濃度が低下する恐れがある)]。
    2).【パリエット】:リルピビリン塩酸塩<経口><エジュラント>[リルピビリン塩酸塩の作用を減弱する恐れがある(ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、リルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下することがある)]。
    3).【クラリス】:ピモジド<オーラップ>[QT延長、心室性不整脈<Torsades de Pointesを含む>等の心血管系副作用が報告されている(クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
    4).【クラリス】:エルゴタミン含有製剤(エルゴタミン酒石酸塩含有製剤、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩含有製剤)<クリアミン、ジヒデルゴット>[血管攣縮等の重篤な副作用を起こす恐れがある(クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
    5).【クラリス】:タダラフィル<アドシルカ>[併用薬剤のクリアランスが高度に減少しその作用が増強する恐れがある(クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
    6).【クラリス】:アスナプレビル<スンベプラ>[アスナプレビルの血中濃度が上昇し肝臓に関連した副作用が発現・重症化する恐れがある(クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
    7).【クラリス】:バニプレビル<バニヘップ>[バニプレビルの血中濃度が上昇し悪心・嘔吐・下痢の発現が増加する恐れがある(クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
    8).【クラリス】:スボレキサント<ベルソムラ>[スボレキサントの作用が著しく増強する恐れがある(クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
    2.併用注意:
    1).【パリエット】:ジゴキシン<経口>、メチルジゴキシン<経口>[相手薬剤の血中濃度が上昇することがある(ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、相手薬剤の吸収を促進する)]。
    2).【パリエット】:イトラコナゾール<経口>、ゲフィチニブ<経口>[相手薬剤の血中濃度が低下する恐れがある(ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、相手薬剤の吸収を抑制する恐れがある)]。
    3).【パリエット】:水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム含有の制酸剤<経口>[ラベプラゾールナトリウム単独投与に比べ制酸剤同時服用、制酸剤投与1時間後服用で平均血漿中濃度曲線下面積がそれぞれ8%・6%低下したとの報告がある]。
    4).【パリエット】:メトトレキサート[メトトレキサートの血中濃度が上昇することがあるので、高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的に本剤の投与を中止することを考慮する(機序は不明である)]。
    5).【サワシリン】:ワルファリンカリウム[ワルファリンカリウムの作用が増強される恐れがある(腸内細菌によるビタミンKの産生を抑制することがある)]。
    6).【サワシリン】:経口避妊薬[経口避妊薬の効果が減弱する恐れがある(腸内細菌叢を変化させ、経口避妊薬の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられている)]。
    7).【サワシリン】:プロベネシド[本剤の血中濃度を増加させる(本剤の尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させると考えられている)]。
    8).【クラリス】:ジゴキシン[嘔気、嘔吐、不整脈等が報告されているので、ジゴキシンの血中濃度の推移、自覚症状、心電図等に注意し、異常が認められた場合には、投与量を調節する等の適切な処置を行う(クラリスロマイシンの腸内細菌叢に対する影響により、ジゴキシンの不活化が抑制されるか、もしくはP−糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、その血中濃度が上昇する)]。
    9).【クラリス】:スルホニル尿素系血糖降下剤(グリベンクラミド等)[低血糖(意識障害に至ることがある)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与を中止し、ブドウ糖の投与等の適切な処置を行う(機序は明確ではないが、クラリスロマイシンとの併用により、併用薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
    10).【クラリス】:カルバマゼピン、テオフィリン、アミノフィリン水和物、シクロスポリン、タクロリムス水和物[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、併用薬剤の血中濃度の推移等に注意し、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。
    11).【クラリス】:アトルバスタチンカルシウム水和物、シンバスタチン、ロバスタチン(国内未承認)[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行い、腎機能障害のある患者には特に注意する(クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。
    12).【クラリス】:コルヒチン[コルヒチンの血中濃度上昇に伴う中毒症状<汎血球減少・肝機能障害・筋肉痛・腹痛・嘔吐・下痢・発熱等>が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)、なお、【クラリス】肝臓又は腎臓に障害のある患者で、コルヒチンを投与中の患者には、クラリスロマイシンを併用しない(クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。
    13).【クラリス】:ベンゾジアゼピン系薬剤<CYP3A4で代謝される薬剤>(トリアゾラム、ミダゾラム等)、非定型抗精神病薬<CYP3A4で代謝される薬剤>(クエチアピンフマル酸塩等)、ジソピラミド、エプレレノン、エレトリプタン臭化水素酸塩、カルシウム拮抗剤<CYP3A4で代謝される薬剤>(ニフェジピン、ベラパミル塩酸塩等)、ジエノゲスト、ホスホジエステラーゼ5阻害剤(シルデナフィルクエン酸塩、タダラフィル<シアリス・ザルティア>等)、クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム等)、オキシコドン塩酸塩水和物、フェンタニル/フェンタニルクエン酸塩[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。
    14).抗凝固剤:
    (1).【クラリス】:抗凝固剤<CYP3A4で代謝されP−糖蛋白質で排出される薬剤>(アピキサバン、リバーロキサバン)[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(クラリスロマイシンのCYP3A4及びP−糖蛋白質に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝及び排出が阻害される)]。
    (2).【クラリス】:抗凝固剤<P−糖蛋白質で排出される薬剤>(ダビガトランエテキシラート、エドキサバントシル酸塩水和物)[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(クラリスロマイシンのP−糖蛋白質に対する阻害作用により、併用薬剤の排出が阻害される)]。
    15).【クラリス】:イトラコナゾール、HIVプロテアーゼ阻害剤(サキナビルメシル酸塩、リトナビル等)[クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度上昇による作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(クラリスロマイシンと併用薬剤のCYP3A4に対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される)、また、【クラリス】イトラコナゾール、サキナビルメシル酸塩の併用においては、これら薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(クラリスロマイシンと併用薬剤のCYP3A4に対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される)]。
    16).リファブチン、エトラビリン:
    (1).【クラリス】:リファブチン、エトラビリン[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。
    (2).【クラリス】:リファブチン、エトラビリン[クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇し、クラリスロマイシンの作用が減弱する可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(併用薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、クラリスロマイシンの代謝が促進される)]。
    17).【クラリス】:リファンピシン、エファビレンツ、ネビラピン[クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性があり、クラリスロマイシンの作用が減弱する可能性があるので、投与量の調節や中止等の適切な処置を行う(併用薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、クラリスロマイシンの代謝が促進される)]。
    (高齢者への投与)
    1.【パリエット】:ラベプラゾールナトリウムは主として肝臓で代謝されるが、高齢者では肝機能が低下していることが多く、副作用が現れることがあるので、消化器症状等の副作用が現れた場合は休薬するなど慎重に投与する。
    2.【サワシリン】:高齢者では生理機能が低下していることが多く、副作用が発現しやすい。
    3.【サワシリン】:高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向が現れることがある。
    4.【クラリス】:一般に高齢者では、生理機能が低下しており、高い血中濃度が持続する恐れがあるので、慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
    1).【パリエット】:動物実験(ラット経口400mg/kg、ウサギ静注30mg/kg)で胎仔毒性(ラットで胎仔化骨遅延、ウサギで胎仔体重低下、胎仔化骨遅延)が報告されている。また、ラットにラベプラゾールナトリウム(25mg/kg/日)、アモキシシリン水和物(400mg/kg/日以上)及びクラリスロマイシン(50mg/kg/日以上)を4週間併用投与した試験で、雌で栄養状態悪化が認められている。
    2).【サワシリン】:妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。
    3).【クラリス】:動物実験で、母動物に毒性が現れる高用量において、胎仔毒性(胎仔心血管系異常、胎仔口蓋裂、胎仔発育遅延等)が報告されている(なお、国外における試験で次のような報告がある;SD系ラット(15〜150mg/kg/日)及びCD−1系マウス(15〜1000mg/kg/日)において、それぞれ母動物に毒性が現れる最高用量でラットに胎仔心血管系異常並びにマウスに胎仔口蓋裂が認められ、また、サル(35〜70mg/kg/日)において、母動物に毒性が現れる70mg/kg/日で9例中1例に低体重胎仔がみられたが、外表、内臓、骨格には異常は認められなかった)。
    2.授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせる。
    1).【パリエット】:動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。
    2).【サワシリン】:母乳中へ移行することが報告されている。
    3).【クラリス】:ヒト母乳中へ移行することが報告されているので、授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせる(なお、動物実験(ラット)の乳汁中濃度は、血中濃度の約2.5倍で推移した)。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (適用上の注意)
    1.服用時:
    1).パリエットは腸溶錠であり、服用にあたっては、噛んだり、砕いたりせずに、のみくだすよう注意する。
    2).健常人での薬物動態試験で天然ケイ酸アルミニウムと併用した場合、クラリスロマイシンの吸収が低下するとの報告がある。
    2.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜に刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.ヘリコバクター・ピロリの除菌判定上の注意:ラベプラゾールナトリウム等のプロトンポンプインヒビターやアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン等の抗生物質の服用中や投与終了直後では、13C−尿素呼気試験の判定が偽陰性になる可能性があるため、13C−尿素呼気試験による除菌判定を行う場合は、これらの薬剤の投与終了後4週以降の時点で実施することが望ましい。
    2.パリエット:
    1).【パリエット】:ラットに5mg/kg以上を2年間経口投与した毒性試験において、雌で胃にカルチノイドの発生がみられたとの報告がある。
    2).【パリエット】:動物実験(ラット経口投与25mg/kg以上)で甲状腺重量増加及び血中サイロキシン増加が報告されているので、使用にあたっては甲状腺機能に注意する。
    3).【パリエット】:ラベプラゾールナトリウムの長期投与中に良性胃ポリープを認めたとの報告がある。
    4).【パリエット】:海外における複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターによる治療において骨粗鬆症に伴う股関節骨折、手関節骨折、脊椎骨折のリスク増加が報告されており、特に、高用量及び長期間(1年以上)の治療を受けた患者で、骨折のリスクが増加した。
    5).【パリエット】:海外における主に入院患者を対象とした複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターを投与した患者においてクロストリジウム・ディフィシルによる胃腸感染のリスク増加が報告されている。
    6).【パリエット】:ラットに類薬であるランソプラゾール(50mg/kg/日)、アモキシシリン水和物(500mg/kg/日)及びクラリスロマイシン(160mg/kg/日)を併用投与した試験で、母動物での毒性増強とともに胎仔発育抑制増強が認められている。
    3.【サワシリン、クラリス】:ラットにアモキシシリン水和物(2000mg/kg/日)、ランソプラゾール(15mg/kg/日以上)を4週間併用経口投与した試験、及びイヌにアモキシシリン水和物(500mg/kg/日)、クラリスロマイシン(25mg/kg/日)、ランソプラゾール(100mg/kg/日)を4週間併用経口投与した試験で、アモキシシリン水和物を単独あるいは併用投与した動物に結晶尿が認められているが、結晶はアモキシシリン水和物が排尿後に析出したものであり、体内で析出したものではないことが確認されている。
    4.本製品に包装されている個々の製剤を単独、もしくは本製品の効能・効果以外の目的に使用しない。また、用法・用量のとおり、同時に服用する。
    (取扱い上の注意)
    1.本品はアルミ袋及び乾燥剤により品質保持をはかっているため、調剤直前にアルミ袋を開封しPTPシートを取り出す。
    2.使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用する。
    (保管上の注意)
    アルミ袋開封後防湿。

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