日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ジスロマックSR成人用ドライシロップ2g基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:アジスロマイシン水和物シロップ用

製薬会社:ファイザー

薬価・規格: 2020円(2g1瓶) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

マクロライド系抗菌薬詳しく見る

  • 細菌のタンパク質合成を阻害し細菌の増殖を抑えることで抗菌作用をあらわす薬
マクロライド系抗菌薬の代表的な商品名
  • エリスロシン
  • クラリス,クラリシッド
  • ジスロマック
  • ジョサマイ,ジョサマイシン
  • アセチルスピラマイシン

効能・効果詳しく見る

  • 咽頭炎
  • 顎炎
  • 急性気管支炎
  • 喉頭炎
  • 歯冠周囲炎
  • 子宮頚管炎
  • 歯周組織炎
  • 尿道炎
  • 肺炎
  • 肺膿瘍
  • 副鼻腔炎
  • 扁桃炎
  • 扁桃周囲炎
  • 扁桃周囲膿瘍
  • リンパ管炎
  • リンパ節炎
  • 深在性皮膚感染症
  • 慢性呼吸器病変の二次感染

注意すべき副作用詳しく見る

下痢悪心頭痛腹部膨満嘔吐浮腫肺炎白血球減少皮膚そう痒症蕁麻疹

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • アジスロマイシンとして、2g(力価)を用時水で懸濁し、空腹時に1回経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 授乳婦

副作用

主な副作用

下痢悪心頭痛腹部膨満嘔吐浮腫肺炎皮膚そう痒症蕁麻疹寝汗多汗症

重大な副作用

白血球減少腹痛ショックアナフィラキシー呼吸困難喘鳴血管浮腫中毒性表皮壊死融解症Toxic Epidermal NecrolysisTEN皮膚粘膜眼症候群Stevens−Johnson症候群急性汎発性発疹性膿疱症発疹薬剤性過敏症症候群発熱肝機能障害リンパ節腫脹白血球増加好酸球増多異型リンパ球出現遅発性の重篤な過敏症状ヒトヘルペスウイルス6再活性化HHV−6再活性化ウイルス再活性化肝炎黄疸肝不全急性腎不全乏尿血中クレアチニン値上昇腎機能低下偽膜性大腸炎出血性大腸炎重篤な大腸炎頻回の下痢血便間質性肺炎好酸球性肺炎咳嗽胸部X線異常QT延長心室性頻脈Torsades de Pointes顆粒球減少血小板減少横紋筋融解症筋肉痛脱力感CK上昇CPK上昇血中ミオグロビン上昇尿中ミオグロビン上昇

上記以外の副作用

皮膚乾燥血小板数増加好酸球数増加白血球数減少潮紅動悸ALT増加AST増加γ−GTP増加Al−P増加肝機能検査異常腎臓痛排尿困難尿潜血陽性尿中蛋白陽性おくび鼓腸放屁消化不良胃炎腹部不快感アフタ性口内炎口内炎口腔内不快感口唇炎口内乾燥黒毛舌舌炎唾液増加便秘食欲不振眩暈味覚異常不眠症カンジダ症真菌感染β溶血性レンサ球菌感染胃腸炎咽頭炎皮膚感染眼瞼浮腫結膜炎霧視頚部痛関節腫脹四肢痛背部痛鼻出血アレルギー性鼻炎くしゃみラ音気管障害低音性連続性ラ音鼻部障害鼻閉鼻漏羊鳴性気管支音痰貯留耳痛精巣痛不正子宮出血倦怠感無力症咽喉頭異物感胸痛局所腫脹粘膜異常感覚疼痛光線過敏性反応紅斑皮膚水疱皮膚剥離アトピー性皮膚炎増悪多形紅斑皮膚変色脱毛貧血好塩基球数増加リンパ球数減少ヘモグロビン減少白血球数増加プロトロンビン時間延長顆粒球数減少血小板数減少血栓性静脈炎血圧低下血圧上昇LDH増加血中ビリルビン増加クレアチニン増加BUN増加頻尿舌変色口のしびれ感舌のしびれ感舌苔口唇の荒れ腹鳴膵炎消化管障害失神痙攣振戦激越傾眠感覚鈍麻嗅覚異常無嗅覚神経過敏不安錯感覚攻撃性灼熱感膣炎ぶどう膜炎眼痛視力障害関節痛嗄声難聴耳鳴聴力低下耳障害卵巣嚢腫血中カリウム増加血中カリウム減少血中重炭酸塩減少脱水低カリウム血症低体温気分不良口渇浮遊感不整脈疲労

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 過敏症
    • 心疾患
    • 高度肝機能障害
    • グルコース・ガラクトース吸収不全症
    • スクラーゼ・イソマルターゼ欠損症
    • 遺伝性フルクトース不耐症
  • 注意
    • QT延長
    • 心疾患

患者の属性に応じた注意事項

  • 原則禁止
    • 授乳婦
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
ワルファリン 国際標準化プロトロンビン比上昇
シクロスポリン 最高血中濃度の上昇
シクロスポリン 血中濃度半減期の延長
メシル酸ネルフィナビル アジスロマイシン濃度・時間曲線下面積<AUC>及び平均最高血中濃度が上昇
ジゴキシン 中毒の発現リスク上昇
テオフィリン 血中濃度が上昇し作用が増強
ミダゾラム 血中濃度が上昇し作用が増強
トリアゾラム 血中濃度が上昇し作用が増強
カルバマゼピン 血中濃度が上昇し作用が増強
フェニトイン 血中濃度が上昇し作用が増強
エルゴタミンを含有する製剤 四肢の虚血

処方理由

マクロライド系この薬をファーストチョイスする理由(2017年1月更新)もっと見る

  • ・週1回経口投与の製剤を多く使用している。クラリスロマイシンは耐性菌が多くなっており使用しづらい。(60歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・1日1回の内服を3日継続すれば1週間の効果が得られる点。ただし、そもそもマクロライド系の抗菌薬はなるべく使用しないようにしている。(40歳代診療所勤務医、一般内科)
  • ・時折、消化器症状の副作用が出現するが、非定型肺炎の治療には未だ高い効果を示す実感がある。(30歳代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・一般の抗菌薬が効果を示さない場合に処方することがある。1回の内服で、効果が長期間持続する点が良いと思う。(50歳代病院勤務医、整形外科)
  • ・3日間の服用で済むので、アドヒアランスが保たれやすい。また、嘔気などの消化器症状も少なく使いやすいです。(40歳代診療所勤務医、総合診療科)

マクロライド系抗菌薬この薬をファーストチョイスする理由(2015年6月更新)もっと見る

  • ・作用時間が非常に長い抗生物質で、1日1回3日間の服用で、他の同類薬を7〜14日間使用した場合と同等の効果が得られるから。(50代病院勤務医、救急科)
  • ・切れ味の良さと、肺炎球菌、インフルエンザ菌などがカバーできるため、呼吸器感染症の治療薬としてファーストチョイス。(50代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・サンフォード感染症治療ガイドで頻用されているから。そのため使い慣れたが、最近は耐性も気になってはいる。(30代病院勤務医、総合診療科)
  • ・薬物相互作用が少なく、コンプライアンスも良好である。(50代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・成人用ドライシロップ製剤のSR2gは、単回投与でありながら耳鼻科領域を含む上気道・下気道領域における感染局所へのデリバリーに極めて優れており、しかも約1週間局所に留まって抗菌活性を発揮し続けるという優れた薬物動態を示す。少なくとも成人への投与では、耐性が問題となった経験はない。(50代診療所勤務医、一般内科)
  • ・1回投与の製剤があり、クラミジア子宮頸管炎の治療で使えること、妊婦にも使用できることが長所です。(50代病院勤務医、産科・婦人科)
  • ・性感染症の男性尿道炎にジスロマックSR2gを単回投与で使用しています。例外はあるもののクラミジア、淋菌、マイコプラズマに幅広く抗菌力を有しているので重宝します。副作用で下痢をたまに経験しますが重篤な有害事象は経験していません。使いやすい薬剤と思います。(50代診療所勤務医、泌尿器科)
  • ・単回投与製剤があり、1回の内服でいいので、夜間救急外来では多用しています。(30代病院勤務医、一般内科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、子宮頚管炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎。

    用法・用量(添付文書全文)

    アジスロマイシンとして、2g(力価)を用時水で懸濁し、空腹時に1回経口投与する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認する。
    2.外国の臨床における体内動態試験の成績から、本剤2g(力価)を単回経口投与することにより、感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続することが予測されているので、治療に必要な投与回数は1回とする。
    3.本剤は、食後2時間以上の空腹時に服用し、服用後は、次の食事を2時間以上控える。
    4.本剤を懸濁する際は、容器の目盛りを目安に適量の水(約60mL)で十分に振盪した後、速やかに服用し、また、本剤を完全に服用する。
    5.4日目以降においても臨床症状が不変もしくは臨床症状が悪化の場合には、医師の判断で適切な他の薬剤への変更を検討する。但し、尿道炎、子宮頚管炎の場合には本剤1回投与後2〜4週間は経過を観察し、効果を判定し、細菌学的検査結果又は臨床症状から効果が認められない場合には医師の判断で適切な他の薬剤への変更を検討する。
    6.本剤を含む抗菌薬は、指示どおり正しく服用しなかった場合、初期治療の有効性が低下し、原因菌の薬剤耐性化が起こりやすくなり、本剤のみならずその他の抗菌薬による治療にも反応しなくなる可能性があることを患者に指導する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    承認時の臨床試験1,608例において、452例(28.1%)に副作用が認められた。主な副作用は、下痢(264例、16.4%)、悪心(64例、4.0%)、腹痛(50例、3.1%)、頭痛(26例、1.6%)、腹部膨満(15例、0.9%)、ALT(GPT)増加(15例、0.9%)、嘔吐(14例、0.9%)等であった。
    市販後の特定使用成績調査498例において、52例(10.4%)に副作用が認められた。主な副作用は、下痢(44例、8.8%)、悪心(4例、0.8%)等であった(再審査終了時)。
    1.重大な副作用
    1).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、喘鳴、血管浮腫等)をおこすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。
    2).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症:中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症が現れることがあるので、異常が認められた場合には、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う(これらの副作用はアジスロマイシンの投与終了から1週間以内に発現しているので、投与終了後も注意する)。
    3).薬剤性過敏症症候群:初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う(なお、ヒトヘルペスウイルス6再活性化(HHV−6再活性化)等のウイルス再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意する)。
    4).肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全:肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。
    5).急性腎不全:急性腎不全が現れることがあるので、観察を十分に行い、乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には、適切な処置を行う。
    6).偽膜性大腸炎、出血性大腸炎:偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の重篤な大腸炎が現れることがあるので、腹痛、頻回の下痢、血便等が現れた場合には、適切な処置を行う。
    7).間質性肺炎、好酸球性肺炎:発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、好酸球性肺炎が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    8).QT延長、心室性頻脈(Torsades de Pointesを含む):QT延長、心室性頻脈(Torsades de Pointesを含む)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う(なお、QT延長等の心疾患のある患者には特に注意する)。
    9).白血球減少(0.1%)、顆粒球減少、血小板減少:白血球減少、顆粒球減少、血小板減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。
    10).横紋筋融解症:横紋筋融解症が現れることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には、適切な処置を行う。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意する。
    発現頻度は、承認時の臨床試験の結果に基づく。
    2.その他の副作用:次のような症状が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).皮膚:(0.2%以上)皮膚そう痒症、発疹、蕁麻疹、(0.2%未満)寝汗、多汗症、皮膚乾燥、(頻度不明)光線過敏性反応、紅斑、皮膚水疱、皮膚剥離、アトピー性皮膚炎増悪、多形紅斑、皮膚変色、脱毛。
    2).血液:(0.2%以上)血小板数増加、好酸球数増加、(0.2%未満)白血球数減少、(頻度不明)貧血、好塩基球数増加、リンパ球数減少、ヘモグロビン減少、白血球数増加、プロトロンビン時間延長、顆粒球数減少、血小板数減少。
    3).血管障害:(0.2%未満)潮紅、(頻度不明)血栓性静脈炎。
    4).循環器:(0.2%未満)動悸、(頻度不明)血圧低下、血圧上昇。
    5).肝臓:(0.2%以上)ALT増加(GPT増加)、AST増加(GOT増加)、γ−GTP増加、(0.2%未満)Al−P増加、肝機能検査異常、(頻度不明)LDH増加、血中ビリルビン増加。
    6).腎臓:(0.2%未満)腎臓痛、排尿困難、尿潜血陽性、尿中蛋白陽性、(頻度不明)クレアチニン増加、BUN増加、頻尿。
    7).消化器:(0.2%以上)悪心、下痢、腹痛、おくび、鼓腸放屁、消化不良、胃炎、腹部不快感、腹部膨満、嘔吐、(0.2%未満)アフタ性口内炎、口腔内不快感、口唇炎、口内炎、口内乾燥、黒毛舌、舌炎、唾液増加、便秘、食欲不振、(頻度不明)舌変色、口のしびれ感・舌のしびれ感、舌苔、口唇の荒れ、腹鳴、膵炎、消化管障害。
    8).精神・神経系:(0.2%以上)頭痛、眩暈、味覚異常、(0.2%未満)不眠症、(頻度不明)失神、痙攣、振戦、激越、傾眠、感覚鈍麻、嗅覚異常、無嗅覚、神経過敏、不安、錯感覚、攻撃性、灼熱感。
    9).感染症:(0.2%以上)カンジダ症、真菌感染、(0.2%未満)β溶血性レンサ球菌感染、胃腸炎、咽頭炎、肺炎、皮膚感染、(頻度不明)膣炎。
    10).眼:(0.2%未満)眼瞼浮腫、結膜炎、霧視、(頻度不明)ぶどう膜炎、眼痛、視力障害。
    11).筋骨格系:(0.2%以上)頚部痛、(0.2%未満)関節腫脹、筋肉痛、四肢痛、背部痛、(頻度不明)関節痛。
    12).呼吸器:(0.2%以上)鼻出血、(0.2%未満)アレルギー性鼻炎、くしゃみ、ラ音、気管障害、呼吸困難、低音性連続性ラ音、鼻部障害、鼻閉、鼻漏、羊鳴性気管支音、痰貯留、(頻度不明)咳嗽、嗄声。
    13).耳:(0.2%未満)耳痛、(頻度不明)難聴、耳鳴、聴力低下、耳障害。
    14).生殖器:(0.2%未満)精巣痛、不正子宮出血、(頻度不明)卵巣嚢腫。
    15).代謝:(頻度不明)血中カリウム増加、血中カリウム減少、血中重炭酸塩減少、脱水、低カリウム血症。
    16).その他:(0.2%以上)倦怠感、無力症、浮腫、(0.2%未満)咽喉頭異物感、胸痛、局所腫脹、粘膜異常感覚、発熱、疼痛、(頻度不明)低体温、気分不良、口渇、浮遊感、不整脈、疲労。
    発現頻度は、承認時の臨床試験の結果に基づく。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.他のマクロライド系又はケトライド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.高度肝機能障害のある患者[肝機能を悪化させる恐れがあるので、慎重に投与する]。
    3.心疾患のある患者[QT延長、心室性頻脈(Torsades de Pointesを含む)をおこすことがある]。
    4.遺伝性フルクトース不耐症、グルコース・ガラクトース吸収不全症又はスクラーゼ・イソマルターゼ欠損症の患者[本剤は白糖(約20g)を含む]。
    (重要な基本的注意)
    1.アナフィラキシー・ショックが現れる恐れがあるので、アレルギー既往歴、薬物過敏症等について十分な問診を行う。
    2.ショック、アナフィラキシー、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)が現れることがあるので注意する。
    3.本剤の使用にあたっては、事前に患者に対して、次の点を指導する:中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群が疑われる症状[発疹に加え、粘膜(口唇、眼、外陰部)の糜爛あるいは水ぶくれ等の症状]が現れた場合には、直ちに医師に連絡する。
    4.意識障害等が現れることがあるので、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意するよう患者に十分に説明する。
    5.本剤は組織内半減期が長いことから、投与終了数日後においても副作用が発現する可能性があるので、観察を十分に行うなど注意する。
    (相互作用)
    1.併用注意:
    1).ワルファリン[国際標準化プロトロンビン比上昇の報告がある(マクロライド系薬剤はワルファリンの肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、ワルファリンの作用が増強することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。
    2).シクロスポリン[シクロスポリンの最高血中濃度の上昇及び血中濃度半減期の延長の報告がある(マクロライド系薬剤はシクロスポリンの主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、シクロスポリンの血中濃度が上昇することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。
    3).メシル酸ネルフィナビル[アジスロマイシン600mg錠を1200mg(力価)投与した時、アジスロマイシン濃度・時間曲線下面積<AUC>及び平均最高血中濃度が上昇した報告がある(機序不明)]。
    4).ジゴキシン[本剤との併用により、ジゴキシン中毒の発現リスク上昇の報告がある(P−糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、ジゴキシンの血中濃度が上昇することを示唆した報告があるが、本剤での機序の詳細は明らかではない)]。
    2.他のマクロライド系薬剤において、次記薬剤による相互作用が報告されている。なお、アジスロマイシンのチトクロームP450による代謝は確認されていない。
    1).テオフィリン、ミダゾラム、トリアゾラム、カルバマゼピン、フェニトイン[これらの薬剤の血中濃度が上昇し作用が増強される恐れがある(他のマクロライド系薬剤において、相互作用が報告されている)]。
    2).エルゴタミン含有製剤[四肢の虚血をおこすことがある(他のマクロライド系薬剤において、相互作用が報告されている)]。
    (高齢者への投与)
    本剤の臨床試験成績から、高齢者と非高齢者の体内動態に大きな差はなく、高齢者において認められた副作用の種類及び副作用発現率は、非高齢者と同様であった。但し、一般に高齢者では、生理機能が低下しているので、患者の一般状態に注意して投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦:妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
    2.授乳婦:ヒト母乳中に移行することが報告されているので、授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には、授乳を中止させる。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
    (過量投与)
    1.症状:アジスロマイシンの過量投与により聴力障害をおこす可能性がある。
    2.処置:過量投与時、異常が認められた場合には、症状に応じて対症療法等の適切な処置を行う。
    (適用上の注意)
    服用時:本剤は用時水で懸濁し、懸濁後は速やかに服用する。
    (その他の注意)
    1.ラットの受胎能及び一般生殖能試験(雄2カ月以上、雌2週間以上投与)で、20mg/kg投与の雄雌に受胎率低下が認められた。
    2.動物(ラット、イヌ)に20〜100mg/kgを1〜6カ月間反復投与した場合に様々な組織(眼球網膜、肝臓、肺臓、胆嚢、腎臓、脾臓、脈絡叢、末梢神経等)にリン脂質空胞形成がみられたが、投薬中止後消失することが確認されている。なお、リン脂質空胞はアジスロマイシン−リン脂質複合体を形成することによる組織像と解釈され、その毒性学的意義は低い。
    3.アジスロマイシンとの因果関係は不明だが、心悸亢進、間質性腎炎、肝壊死、運動亢進が現れたとの報告がある。
    (保険給付上の注意)
    本製剤の用法・用量に関連する使用上の注意において、「治療に必要な投与回数は1回とする」とされているので、使用に当たっては十分留意する。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. ズバリ!up to date問題の出題のヤマはこ… 総合内科専門医試験 「一発合格」への道 FBシェア数:39
    2. 50歳男性、夜中の意識障害、痙攣 日経メディクイズ●心電図 FBシェア数:0
    3. 食べられない高齢者にはこう介入する Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」 FBシェア数:159
    4. プライマリ・ケア連合学会が成人までカバーしたワク… 学会トピック◎第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 FBシェア数:52
    5. 「学会の指針を転載したら金を払え」は正当か 弁護医師・田邉昇の『医と法の視点』 FBシェア数:127
    6. その図表、そんなタイトルじゃ伝わりませんよ 英文校正者が教える医学論文執筆の極意 FBシェア数:37
    7. 85歳の癌患者に標準治療を行いますか? リポート◎高齢癌患者の治療適否は予後とQOLへの影響で判断 FBシェア数:138
    8. 病理、リハビリテーション科、臨床検査の研修プログ… Cadetto Special●新専門医制度、各科の動向 FBシェア数:24
    9. 慢性的な膝の痛みに効く漢方 幸井俊高の「漢方薬 de コンシェルジュ」 FBシェア数:19
    10. 大阪北部で地震発生! 救急医の1日 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:169
    医師と医学研究者におすすめの英文校正