日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

エムプリシティ点滴静注用300mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:エロツズマブ(遺伝子組換え)注射用

製薬会社:ブリストル・マイヤーズスクイブ

薬価・規格: 160696円(300mg1瓶) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

効能・効果詳しく見る

  • 再発多発性骨髄腫
  • 難治性多発性骨髄腫

注意すべき副作用詳しく見る

発熱リンパ球減少下痢不眠症便秘好中球減少悪心末梢性浮腫無力症疲労筋痙縮血小板減少貧血高血糖咳嗽悪寒白内障肺炎重篤な感染症間質性肺疾患高血圧体重減少基底細胞癌帯状疱疹胸痛過敏症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • レナリドミド及びデキサメタゾンとの併用において、エロツズマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kgを点滴静注する
  • 28日間を1サイクルとし、最初の2サイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、3サイクル以降は2週間間隔で2回(1、15日目)点滴静注する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

副作用

主な副作用

発熱リンパ球減少下痢不眠症便秘好中球減少悪心末梢性浮腫無力症疲労筋痙縮血小板減少貧血高血糖咳嗽悪寒白内障肺炎重篤な感染症間質性肺疾患高血圧

重大な副作用

過敏症基底細胞癌胸痛体重減少帯状疱疹寝汗リンパ球減少上気道感染気分変化感覚鈍麻infusion reaction中和抗体発現鼻咽頭炎皮膚有棘細胞癌結合抗体

上記以外の副作用

悪寒高血圧湿性咳嗽

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 原則禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    再発多発性骨髄腫又は難治性多発性骨髄腫。
    <効能又は効果に関連する使用上の注意>
    1.本剤による治療は、少なくとも1つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者を対象とする。
    2.臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、添付文書の「臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行う。

    用法・用量(添付文書全文)

    レナリドミド及びデキサメタゾンとの併用において、エロツズマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kgを点滴静注する。28日間を1サイクルとし、最初の2サイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、3サイクル以降は2週間間隔で2回(1、15日目)点滴静注する。
    <用法及び用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤と併用するレナリドミド及びデキサメタゾンの投与に際しては、添付文書の「臨床成績」の項の内容を熟知し、投与する(また、併用薬剤の添付文書を熟読する)。
    2.本剤単独投与での有効性及び安全性は確立していない。
    3.レナリドミド及びデキサメタゾン以外の抗悪性腫瘍剤との併用による有効性及び安全性は確立していない。
    4.本剤投与時に現れることがあるinfusion reactionを軽減させるために、本剤の投与前に、抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン等)、H2受容体拮抗剤(ラニチジン等)及び解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン等)を投与し、また、本剤と併用するデキサメタゾンは、経口投与(28mgを本剤投与の3〜24時間前に投与)と静脈内投与(8mgを本剤投与の45分前までに投与完了)に分割して投与する。
    5.本剤は0.5mL/分の投与速度で点滴静注を開始し、患者の忍容性が良好な場合は、患者の状態を観察しながら、投与速度を段階的に上げることができる(但し、投与速度は2mL/分を超えない)。
    1).第1サイクル(初回投与):投与開始0〜30分;投与速度0.5mL/分、投与開始30〜60分;投与速度1mL/分、投与開始60分以降;投与速度2mL/分。
    2).第1サイクル(2〜4回目投与):投与開始0〜30分;投与速度1mL/分、投与開始30〜60分以降;投与速度2mL/分。
    3).第2サイクル以降:投与速度2mL/分。
    6.本剤投与によりinfusion reactionが発現した場合には、次のように、本剤の投与中止、中断、投与速度の変更等を行う。
    1).*<Grade4>infusion reaction:直ちに本剤の投与を中止する。
    2).*<Grade3>infusion reaction:直ちに本剤の投与を中断し、原則、再投与しない。
    3).*<Grade2>infusion reaction:直ちに本剤の投与を中断し、Grade1以下に回復の場合は投与速度0.5mL/分とし再投与でき、患者の忍容性が十分確認された場合は30分ごとに0.5mL/分ずつ本剤の投与速度を上げることができるが、infusion reactionが発現した投与回では発現した投与速度を超えない(本剤の再投与後に、infusion reactionが再発現した場合には、直ちに本剤の投与を再中断し、中断日に再投与しない)。
    4).*<Grade1>infusion reaction:回復するまで本剤の投与速度を0.5mL/分とする(本剤の投与速度を0.5mL/分とし、患者の忍容性が十分に確認された場合には、30分ごとに0.5mL/分ずつ本剤の投与速度を上げることができる)。
    *:NCI−CTCAE v4.0によりGradeを判定。
    7.デキサメタゾンの投与を延期又は中止した場合には、infusion reactionのリスクを考慮した上で、本剤の投与の可否を判断する。
    8.注射液の調製法:本剤は、13mLの注射用水で溶解し、25mg/mLの濃度とした後、患者の体重から計算した必要量を、通常230mLの生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で希釈して使用する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    再発又は難治性の多発性骨髄腫患者を対象とした国際共同第3相試験において、本剤とレナリドミド及びデキサメタゾンを併用した318例(日本人患者31例を含む)に認められた主な副作用(10%以上)は、疲労(28.9%)、好中球減少(27.0%)、下痢(18.6%)、血小板減少(17.6%)、筋痙縮(16.4%)、不眠症(16.0%)、貧血(15.1%)、便秘(14.5%)、末梢性浮腫(14.5%)、高血糖(13.8%)、発熱(12.6%)、悪心(12.3%)、無力症(11.6%)であった(承認時)。
    1.重大な副作用
    1).Infusion reaction(46.9%):発熱、悪寒、高血圧等のinfusion reactionが現れることがあるので、患者の状態を十分に観察し、重度infusion reactionが認められた場合には、直ちに本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).感染症:肺炎(8.5%)等の重篤な感染症が現れることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与中止等の適切な処置を行う。
    3).リンパ球減少(9.7%):リンパ球減少が現れることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与中止等の適切な処置を行う。
    4).間質性肺疾患(0.9%):間質性肺疾患が現れることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与中止等の適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:本剤とレナリドミド及びデキサメタゾンを併用した際の副作用は次のとおりである。次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).全身:(5%以上)疲労、末梢性浮腫、発熱、無力症、(5%未満)胸痛。
    2).消化器:(5%以上)下痢、便秘、悪心。
    3).免疫系:(5%未満)過敏症。
    4).血液:(5%以上)好中球減少、血小板減少、貧血。
    5).眼:(5%以上)白内障。
    6).精神・神経系:(5%以上)不眠症、(5%未満)気分変化、感覚鈍麻。
    7).感染症:(5%未満)帯状疱疹、鼻咽頭炎、上気道感染。
    8).代謝:(5%以上)高血糖。
    9).皮膚:(5%未満)寝汗。
    10).筋骨格:(5%以上)筋痙縮。
    11).呼吸器:(5%未満)咳嗽、(頻度不明)湿性咳嗽。
    12).その他:(5%未満)体重減少、皮膚有棘細胞癌、基底細胞癌。
    副作用の発現頻度は、国際共同第3相試験の結果から集計し、それ以外の臨床試験での報告は頻度不明とした。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与する。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し、同意を得てから投与を開始する。
    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.妊婦又は妊娠している可能性のある女性。
    (重要な基本的注意)
    1.発熱、悪寒、高血圧等のinfusion reactionが現れることがあるので、本剤の投与は、重度infusion reactionに備えて緊急時に十分な対応のできる準備を行った上で開始する。Infusion reactionは、本剤の初回投与時に多く報告されているが、2回目以降の本剤投与時にも現れることがあるので、本剤投与中は患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与中止等の適切な処置を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察する。
    2.リンパ球減少等が現れることがあるので、本剤の投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行い、患者の状態を十分に観察する。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しない(妊娠する可能性のある女性及びパートナーが妊娠する可能性のある男性には、本剤投与中及び本剤投与後一定期間、適切な避妊を行うよう指導する)[生殖発生毒性試験は実施されていない(本剤がヒトSLAMF7特異的で動物実験が実施できないため)]。
    2.授乳中の女性に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[本剤のヒト母乳中への移行に関するデータはないが、ヒトIgGは母乳中に移行することが知られている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない[使用経験がない]。
    (臨床検査結果に及ぼす影響)
    本剤は、ヒト化IgGκモノクローナル抗体であることから、血清中M蛋白の血清蛋白電気泳動法及び免疫固定法の両方で検出される可能性があり、この干渉が、IgGκ型多発性骨髄腫患者において、完全奏効の評価及び完全奏効からの再発の評価に影響を及ぼす可能性があることに注意する。
    (適用上の注意)
    1.調製時:
    1).患者の体重に基づき必要となるバイアル数を準備する。
    2).18G以下の注射針を装着した注射筒を用いて、13mLの注射用水で溶解し、25mg/mLの濃度とする。
    3).バイアルを立てた状態でゆっくりと溶液を回転させて溶解し、穏やかに数回反転させる(バイアルは振盪せず、激しく撹拌しない)。
    4).完全に溶解した後、5〜10分間静置する。溶解液は無色〜微黄色の澄明〜乳白光を呈する液であり、溶解液に微粒子や変色がないか目視で確認する(微粒子又は変色が認められた場合には使用しない)。
    5).患者の体重から計算した必要量をバイアルから抜き取り、通常230mLの生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で希釈する。
    6).用時調製し、調製後は速やかに使用する(また、残液は廃棄する)。
    2.投与時:
    1).希釈液の全量を、輸液ポンプを用いて、0.22ミクロン以下のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与する。
    2).他の薬剤<注射用水・生理食塩液・5%ブドウ糖注射液を除く>等との配合又は混注はしない。
    3).本剤は点滴静注用としてのみ用い、急速静注は行わない。
    (その他の注意)
    免疫原性:再発又は難治性の多発性骨髄腫患者を対象とした国際共同第3相試験において、299例中45例(15.1%)で本剤に対する結合抗体が検出され、そのうち19例(持続陽性は2例)で中和抗体発現が認められた。
    (保管上の注意)
    遮光し、凍結を避け、2〜8℃で保存。

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