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アーゼラ点滴静注液100mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:オファツムマブ(遺伝子組換え)注射液

製薬会社:ノバルティス ファーマ

薬価・規格: 28378円(100mg5mL1瓶) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

分子標的薬(オファツムマブ)詳しく見る

  • リンパ球B細胞の表面に発現しているCD20抗原というタンパク質に結合し細胞を溶解することで細胞増殖を抑え抗腫瘍効果をあらわす薬
分子標的薬(オファツムマブ)の代表的な商品名
  • アーゼラ

効能・効果詳しく見る

  • 再発CD20陽性慢性リンパ性白血病
  • 難治性CD20陽性慢性リンパ性白血病

注意すべき副作用詳しく見る

アナフィラキシー好中球減少肺炎血圧下降呼吸困難咳嗽心筋梗塞悪寒気管支痙攣疼痛発熱発疹肺水腫徐脈感染症敗血症白血球減少肝機能障害腫瘍崩壊症候群貧血進行性多巣性白質脳症重篤な感染症高尿酸血症黄疸アレルギー性鼻炎咽喉頭疼痛嘔吐悪心意識障害

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 週1回、オファツムマブ(遺伝子組換え)として、初回は300mg、2回目以降は2000mgを点滴静注し、8回目まで投与を繰り返す
  • 8回目の投与4〜5週後から、4週間に1回2000mgを点滴静注し、12回目まで投与を繰り返す

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用

アナフィラキシー好中球減少肺炎血圧下降呼吸困難咳嗽心筋梗塞悪寒気管支痙攣疼痛発熱発疹肺水腫徐脈感染症敗血症白血球減少肝機能障害腫瘍崩壊症候群貧血進行性多巣性白質脳症重篤な感染症高尿酸血症黄疸

重大な副作用

悪心アレルギー性鼻炎意識障害咽喉頭疼痛嘔吐悪寒過敏症間質性肺炎気管支痙攣筋肉痛血小板減少下痢言語障害高血圧呼吸困難四肢麻痺重篤な腎障害心筋梗塞咳嗽腸閉塞低ナトリウム血症疼痛肺水腫発疹発熱皮膚そう痒症鼻閉ビリルビン上昇疲労頻脈腹痛片麻痺末梢性浮腫無力症消化管穿孔低酸素症回転性眩暈認知障害infusion reaction中毒性表皮壊死融解症皮膚ほてり麻痺症状可逆性後白質脳症症候群血中乳酸脱水素酵素増加

上記以外の副作用

Al−P上昇GOT上昇GPT上昇アナフィラキシー反応アナフィラキシーショック総蛋白減少感覚障害顔面神経麻痺胸部不快感痙攣発作血清クレアチニン上昇視覚障害肝炎増悪食欲減退徐脈心筋症心障害心不全腎不全蕁麻疹頭痛精神症状多汗症潮紅低血圧動悸ALT上昇AST上昇難聴尿量減少背部痛汎血球減少失明脳神経障害重篤な皮膚障害低酸素症血中アルブミン減少重篤な血球減少血中カリウム減少PML視聴覚障害サイトカイン放出症候群一過性血圧下降

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 感染症
    • 心機能障害
    • 肺炎
    • 肺機能障害
    • 敗血症
    • ウイルス感染
    • 肝炎ウイルス感染
    • 降圧剤による治療中
    • 重篤な骨髄機能低下
  • 注意
    • B型肝炎
    • 狭心症
    • 心機能障害
    • 不整脈
    • 咽頭扁桃部位に病巣
    • 口蓋扁桃部位に病巣
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • HBs抗原陰性かつHBc抗体陽性
    • HBs抗原陰性かつHBs抗体陽性

患者の属性に応じた注意事項

  • 原則禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
血圧降下剤 一過性の血圧下降
不活化ワクチン 効果を減弱
生ワクチン 原病に基づく症状
生ワクチン 原病に基づく症状
免疫抑制剤 発熱などの感染症<細菌及びウイルス等>に基づく症状

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    再発CD20陽性慢性リンパ性白血病又は難治性CD20陽性慢性リンパ性白血病。
    <効能又は効果に関連する使用上の注意>
    フローサイトメトリー法等により検査を行い、CD20抗原が陽性であることが確認された患者に使用する。

    用法・用量(添付文書全文)

    週1回、オファツムマブ(遺伝子組換え)として、初回は300mg、2回目以降は2000mgを点滴静注し、8回目まで投与を繰り返す。8回目の投与4〜5週後から、4週間に1回2000mgを点滴静注し、12回目まで投与を繰り返す。
    <用法及び用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤投与時に発現するinfusion reaction(発熱、発疹、疼痛、咳嗽等)を軽減させるために、本剤投与の30分から2時間前に、抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤及び副腎皮質ホルモン剤の前投与を行う(なお、3回目以降の投与において、副腎皮質ホルモン剤の前投与は、患者の状態により適宜実施する)。
    2.本剤は生理食塩液を用い希釈後の総量として1000mLとなるよう、次記のとおり、用時希釈調製して使用する。
    1).初回投与時:300mg/1000mL。
    2).2回目以降の投与時:2000mg/1000mL。
    3.本剤は次記の投与速度で投与する。
    1).初回投与時:12mL/時の投与速度で点滴静注を開始し、患者の状態を十分に観察しながら、投与速度を30分毎に上げることができるが、投与速度の上限は400mL/時とする。
    (時間)0〜30分:(投与速度)12mL/時。
    (時間)31〜60分:(投与速度)25mL/時。
    (時間)61〜90分:(投与速度)50mL/時。
    (時間)91〜120分:(投与速度)100mL/時。
    (時間)121〜150分:(投与速度)200mL/時。
    (時間)151〜180分:(投与速度)300mL/時。
    (時間)181分〜:(投与速度)400mL/時。
    2).2回目以降の投与時:直近の投与時に重度のinfusion reactionが発現しなかった場合には、25mL/時の投与速度で点滴静注を開始することができる。その後、患者の状態を十分に観察しながら、投与速度を30分毎に上げることができるが、投与速度の上限は400mL/時とする。
    (時間)0〜30分:(投与速度)25mL/時。
    (時間)31〜60分:(投与速度)50mL/時。
    (時間)61〜90分:(投与速度)100mL/時。
    (時間)91〜120分:(投与速度)200mL/時。
    (時間)121分〜:(投与速度)400mL/時。
    4.Infusion reactionが発現した場合には、直ちに投与を中断する。
    投与を再開する場合には、患者の状態が安定した後に、次記のとおり、投与速度を変更する。
    1).軽度又は中等度infusion reactionが発現した場合:中断時の半分の投与速度で投与を再開し、患者の状態を十分に観察しながら、<用法及び用量に関連する使用上の注意>3.2)の投与速度の規定に従い投与速度を上げることができる(なお中断時の投与速度が12mL/時の場合には、12mL/時の速度で投与を再開する)。
    2).重度infusion reactionが発現した場合:12mL/時の速度で投与を再開し、患者の状態を十分に観察しながら、<用法及び用量に関連する使用上の注意>3.2)の投与速度の規定に従い投与速度を上げることができる。
    5.他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    国内第1相試験、日本及び韓国で実施した第1/2相試験の日本人の評価症例15例中全例(100.0%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、infusion reaction15例(100.0%)、好中球減少、白血球減少各10例(66.7%)、血中乳酸脱水素酵素増加7例(46.7%)であった(承認時)。
    海外で実施した第2相試験の評価症例223例中149例(66.8%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、infusion reaction111例(49.8%)、感染症44例(19.7%)、好中球減少34例(15.2%)であった(承認時)。
    副作用の頻度については、海外で実施した第2相試験の結果に基づき算出した。なお、この臨床試験以外から報告された副作用については頻度不明とした。
    1.重大な副作用
    1).Infusion reaction(49.8%):アナフィラキシー、発熱、悪寒、発疹、疼痛、咳嗽、呼吸困難、気管支痙攣、血圧下降、徐脈、心筋梗塞、肺水腫等を含むinfusion reactionが現れることがあり、また海外では死亡に至った例も報告されている。患者の状態を十分に観察し、重篤なinfusion reactionが認められた場合には本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行う。
    2).腫瘍崩壊症候群(0.4%):腫瘍崩壊症候群が現れることがあるので、血清中電解質濃度及び腎機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察する。
    3).進行性多巣性白質脳症(PML)(0.4%):進行性多巣性白質脳症(PML)が現れることがあるので、本剤の治療期間中及び治療終了後は患者の状態を十分に観察し、意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状が現れた場合には、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).B型肝炎ウイルスによる劇症肝炎、B型肝炎ウイルスによる肝炎増悪(頻度不明):B型肝炎ウイルス再活性化による劇症肝炎又はB型肝炎ウイルス再活性化による肝炎が現れることがあるので、肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、直ちに抗ウイルス剤を投与するなど適切な処置を行う。
    5).肝機能障害、黄疸(0.9%):AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、ビリルビン上昇等を伴う肝機能障害や黄疸が現れることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    6).汎血球減少(頻度不明)、白血球減少(2.2%)、好中球減少(15.2%)、貧血(5.8%)、血小板減少(1.8%):重篤な血球減少が現れることがあるので、本剤の治療期間中及び治療終了後は定期的に血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には休薬等の適切な処置を行う。
    7).感染症(19.7%):細菌、真菌、あるいはウイルスによる重篤な感染症(敗血症、肺炎等)が現れることがあるので、本剤の治療期間中及び治療終了後は患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    8).間質性肺炎(頻度不明):間質性肺炎が現れることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    9).心障害(頻度不明):心不全、心筋梗塞、肺水腫、心筋症等が現れることがあるので、これらの症状が現れた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    10).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症等の重篤な皮膚障害が現れることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    11).腸閉塞(頻度不明):腸閉塞が現れることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
    12).重篤な腎障害(頻度不明):腎不全等の重篤な腎障害が現れることがあるので、患者の状態を十分に観察し、尿量減少、血清クレアチニン上昇やBUN上昇が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    13).血圧下降(頻度不明):一過性血圧下降が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.重大な副作用(類薬)
    1).消化管穿孔:抗CD20モノクローナル抗体製剤を投与された患者で消化管穿孔が報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).可逆性後白質脳症症候群等の脳神経症状:抗CD20モノクローナル抗体製剤を投与された患者で可逆性後白質脳症症候群(症状:痙攣発作、頭痛、精神症状、視覚障害、高血圧等)が報告されている。また、治療終了後6カ月までの間に、失明、難聴等の視聴覚障害、感覚障害、顔面神経麻痺等の脳神経障害が報告されているので、患者の状態を十分に観察し、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3.その他の副作用
    1).過敏症:(頻度不明)過敏症、アナフィラキシー反応(アナフィラキシーショックを含む)。
    2).循環器:(2%未満)頻脈、(頻度不明)低血圧、高血圧、動悸。
    3).呼吸器:(2%以上)咳嗽、(2%未満)咽喉頭疼痛、呼吸困難、アレルギー性鼻炎、気管支痙攣、鼻閉、低酸素症、(頻度不明)胸部不快感。
    4).消化器:(2%以上)下痢、腹痛、(2%未満)悪心、嘔吐、(頻度不明)食欲減退。
    5).皮膚:(2%未満)発疹、皮膚そう痒症、皮膚ほてり、(頻度不明)蕁麻疹、潮紅。
    6).全身症状:(2%以上)疲労、発熱、(2%未満)悪寒、筋肉痛、無力症、(頻度不明)多汗症、サイトカイン放出症候群、背部痛。
    7).その他:(2%未満)高尿酸血症、末梢性浮腫、回転性眩暈、低ナトリウム血症、(頻度不明)血中乳酸脱水素酵素増加、総蛋白減少、血中アルブミン減少、血中カリウム減少。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤の投与は、緊急時に十分に対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍の治療に対して、十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例のみに行う。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し、同意を得てから投与を開始する。
    2.アナフィラキシー、発熱、悪寒、発疹、疼痛、咳嗽、呼吸困難、気管支痙攣、血圧下降、徐脈、心筋梗塞、肺水腫等のinfusion reactionが認められている(Infusion reactionは投与回数にかかわらず投与開始後3時間以内に多く認められるが、投与開始後3時間以降でも発現が報告されており、また、infusion reactionにより本剤の投与を中断後に再開した場合にもinfusion reactionが再び認められているので、本剤投与中はバイタルサイン(血圧、脈拍、呼吸数等)のモニタリングや自他覚症状の観察を行うとともに、投与後も患者の状態を十分観察する)。
    Infusion reactionが現れた場合には、本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行う。
    3.B型肝炎ウイルス再活性化により肝不全に至り死亡した例が報告されており、本剤の治療期間中又は治療終了後は、肝炎増悪、肝不全が発現する恐れがあるので、B型肝炎ウイルス再活性化の徴候や症状の発現に注意する。
    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.肺機能障害のある患者又はその既往歴のある患者[投与中又は投与直後に気管支痙攣や低酸素症を伴う急性呼吸器障害が現れ、肺機能悪化させる恐れがある]。
    2.肝炎ウイルス感染又は既往を有する患者[B型肝炎ウイルス再活性化により肝炎が現れる恐れがある]。
    3.心機能障害のある患者又はその既往歴のある患者[投与中又は投与後に不整脈悪化又は不整脈再発、狭心症悪化又は狭心症再発等させる恐れがある]。
    4.感染症(敗血症、肺炎、ウイルス感染等)を合併している患者[免疫抑制作用により病態を悪化させる恐れがある]。
    5.重篤な骨髄機能低下のある患者[好中球減少増悪及び血小板減少増悪させ重篤化させる恐れがある]。
    6.降圧剤による治療中の患者[本剤投与中に一過性の血圧下降が現れることがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤点滴静注時のinfusion reactionとして、発熱、発疹、疼痛、咳嗽等が高頻度に報告されており、約半数の患者で複数回のinfusion reactionが報告されており、また、2回目以降の投与時に初めてinfusion reactionが発現したとの報告があるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には適切な処置(抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤、副腎皮質ホルモン剤の投与等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察する。
    2.抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤及び副腎皮質ホルモン剤の前投与を行った患者においても重篤なinfusion reactionが発現したとの報告があるので、患者の状態を十分に観察する。
    3.B型肝炎ウイルスキャリアの患者又はB型肝炎既往感染者(HBs抗原陰性かつHBc抗体陽性又はHBs抗原陰性かつHBs抗体陽性)において、本剤の投与によりB型肝炎ウイルス再活性化による肝炎が現れることがあるので、本剤投与に先立って肝炎ウイルス感染の有無を確認し、本剤投与前に適切な処置を行う(本剤の治療開始後及び治療終了後は、継続して肝機能検査や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス再活性化の徴候や症状の発現に注意する)。
    4.不整脈や狭心症等の心機能障害を合併する患者又はその既往歴のある患者に投与する場合には、投与中又は投与直後に心電図、心エコー等によるモニタリングを行うなど、患者の状態を十分に観察する。
    5.咽頭扁桃部位に病巣、口蓋扁桃部位に病巣のある患者で、抗CD20モノクローナル抗体製剤の投与により、炎症反応に起因する病巣の一過性の腫脹がみられ、病巣腫脹により呼吸困難を来したとの報告があるので、このような症状が発現した場合には、副腎皮質ホルモン剤を投与するなど、適切な処置を行う。
    6.本剤の治療中より末梢血リンパ球減少が現れ、治療終了後も持続すること、また免疫グロブリンが減少した例が報告されていることなど、免疫抑制作用により細菌やウイルスによる感染症が生じる又は感染症悪化する可能性があるので、患者の状態を十分観察する。感染症が生じた場合には適切な治療を行う。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.生ワクチン又は弱毒生ワクチン[接種した生ワクチンの原病に基づく症状が発現した場合には適切な処置を行う(ワクチン接種に対する応答が不明であり、また、生ワクチンによる二次感染が否定できない)]。
    2.不活化ワクチン[ワクチンの効果を減弱させる恐れがある(ワクチン接種に対する応答が不明であり、また、生ワクチンによる二次感染が否定できない)]。
    3.免疫抑制剤[発熱などの感染症<細菌及びウイルス等>に基づく症状が発現した場合には、適切な処置を行う(過度の免疫抑制作用による感染症誘発の危険性がある)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.本剤の妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことを原則とするが、やむを得ず投与する場合には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[本剤を用いた動物での出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試験は実施されていないが、サルを用いた胚胎仔発生に関する試験においてオファツムマブは胎盤を通過することが確認されており、胎仔末梢血B細胞数減少及び胎仔脾臓重量減少が認められている]。
    2.授乳中の投与に関する安全性は確立していないので、授乳婦に投与する場合には授乳を中止させる[ヒトIgGは母乳中に移行することが知られている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (適用上の注意)
    1.調製時:
    1).目視による確認を行い、変色している場合は使用しない。
    2).希釈液として生理食塩液以外は使用しない。
    3).本剤は蛋白製剤であるため、振盪しない。
    4).希釈後の液は速やかに使用し、また、使用後の残液は、細菌汚染の恐れがあるので使用しない。
    2.投与時:
    1).本剤の投与は点滴静注のみとし、急速静注、静脈内大量投与はしない。
    2).他剤<生理食塩液を除く>との混注はしない。
    3.投与速度:
    1).初回投与時:<用法及び用量に関連する使用上の注意>の記載に従って、4.5時間以上かけて投与する。
    2).2回目以降の投与時:直近の投与時に重度の副作用が発現しなかった場合には、<用法及び用量に関連する使用上の注意>の記載に従って、4時間以上かけて投与する。
    (その他の注意)
    本剤の投与と抗オファツムマブ抗体の発現との関連性は不明である。
    (保管上の注意)
    遮光し、凍結を避けて、2〜8℃で保存。

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