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ハーセプチン注射用60基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:トラスツズマブ(遺伝子組換え)注射用

製薬会社:中外製薬

薬価・規格: 24469円(60mg1瓶(溶解液付)) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

分子標的薬(トラスツズマブ〔抗HER2ヒト化モノクローナル抗体〕)詳しく見る

  • がん細胞の増殖に関わるHER2という物質に結合することで、抗体依存性の細胞障害作用や細胞増殖のシグナル伝達抑制作用などにより、HER2が過剰発現しているがんへ抗腫瘍効果をあらわす薬
分子標的薬(トラスツズマブ〔抗HER2ヒト化モノクローナル抗体〕)の代表的な商品名
  • ハーセプチン

効能・効果詳しく見る

  • HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な再発胃癌
  • HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行胃癌
  • HER2過剰発現が確認された乳癌

注意すべき副作用詳しく見る

浮腫悪心疲労嘔吐悪寒発熱口内炎呼吸困難眩暈頭痛下痢便秘咳嗽無力症疼痛発赤食欲不振ニューロパチー不眠症倦怠感手掌・足底発赤知覚不全症候群末梢性浮腫消化不良潮紅爪障害発疹皮膚そう痒症皮膚乾燥腹痛錯感覚頻脈しゃっくり上気道感染上腹部痛低血圧動悸味覚異常咽頭炎感染症熱感筋肉痛粘膜炎症耳鳴肺炎背部痛胸痛脱毛症難聴骨痛鼻出血うつ病ざ瘡インフルエンザヘモグロビン減少不安中毒性ネフロパシー低カリウム血症低ナトリウム血症体重減少副鼻腔炎口内乾燥口腔カンジダ症喘息嗜眠好中球減少尿路感染症浮動性眩暈皮膚色素沈着障害胸水脱水腎クレアチニンクリアランス減少血管拡張過敏症関節痛高クレアチニン血症高血圧鼻炎咽喉頭疼痛嚥下障害肝機能異常胃炎間質性肺炎

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • HER2過剰発現が確認された乳癌にはA法又はB法を使用する
  • HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌には他の抗悪性腫瘍剤との併用でB法を使用する
  • A法:1日1回、トラスツズマブ(遺伝子組換え)として初回投与時には4mg/kg(体重)を、2回目以降は2mg/kgを90分以上かけて1週間間隔で点滴静注する
  • B法:1日1回、トラスツズマブ(遺伝子組換え)として初回投与時には8mg/kg(体重)を、2回目以降は6mg/kgを90分以上かけて3週間間隔で点滴静注する
    • なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 重篤な心障害

副作用

主な副作用

浮腫悪心疲労嘔吐悪寒発熱口内炎呼吸困難眩暈頭痛下痢便秘咳嗽無力症疼痛発赤食欲不振ニューロパチー不眠症倦怠感手掌・足底発赤知覚不全症候群末梢性浮腫消化不良潮紅爪障害発疹皮膚そう痒症皮膚乾燥腹痛錯感覚頻脈しゃっくり上気道感染上腹部痛低血圧動悸味覚異常咽頭炎感染症熱感筋肉痛粘膜炎症耳鳴肺炎背部痛胸痛脱毛症難聴骨痛鼻出血うつ病ざ瘡インフルエンザヘモグロビン減少不安中毒性ネフロパシー低カリウム血症低ナトリウム血症体重減少副鼻腔炎口内乾燥口腔カンジダ症喘息嗜眠好中球減少尿路感染症浮動性眩暈皮膚色素沈着障害胸水脱水腎クレアチニンクリアランス減少血管拡張過敏症関節痛高クレアチニン血症高血圧鼻炎

重大な副作用

胃炎咽喉頭疼痛嚥下障害肝機能異常間質性肺炎気管支炎急性腎不全胸水胸部不快感起立性低血圧筋緊張亢進頚部痛傾眠紅斑思考異常しびれ筋骨格痛腎機能異常心障害腎障害振戦蕁麻疹喘息体重増加丹毒低アルブミン血症肺障害敗血症排尿困難肺浮腫発汗鼻漏膀胱炎耳鳴筋痙縮回転性眩暈斑状丘疹状皮疹流涙増加駆出率低下鼻咽頭炎インフルエンザ様疾患Infusion reactionリンパ浮腫

上記以外の副作用

アナフィラキシー様症状運動失調黄疸肝炎肝障害肝不全顔面浮腫気管支痙攣血管浮腫血小板減少結膜炎口腔内潰瘍呼吸不全鼓腸昏睡四肢痛しびれ感徐脈視力障害心筋症心原性ショック心不全心膜炎喘鳴帯状疱疹乳房痛腸炎粘膜乾燥脳血管障害脳浮腫肺線維症蜂巣炎白血球減少皮膚炎鼻部不快感貧血不整脈不全麻痺ほてり霧視冷感鼻乾燥咽頭浮腫アレルギー性肺炎皮膚亀裂プロトロンビン減少心嚢液貯留感覚鈍麻低酸素症起座呼吸非心原性肺浮腫急性呼吸促迫症候群筋骨格硬直鼻潰瘍爪破損

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 原則禁止
    • 重篤な心障害
  • 相対禁止
    • 重篤な心障害
  • 慎重投与
    • 冠動脈疾患
    • 狭心症
    • 高血圧症
    • 心筋梗塞
    • 心不全症状
    • アントラサイクリン系薬剤の前治療歴
    • 安静時呼吸困難<肺転移・循環器疾患等による>
    • アントラサイクリン系薬剤投与中
    • 胸部へ放射線照射中
    • 臨床上重大な心臓弁膜症
    • コントロール不能な不整脈
    • 左室駆出率<LVEF>が低下
  • 注意
    • 抗悪性腫瘍剤を併用
    • 胸部への放射線照射との併用

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.HER2過剰発現が確認された乳癌。
    2.HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行胃癌・HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な再発胃癌。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.HER2過剰発現の検査は、十分な経験を有する病理医又は検査施設において実施する。
    2.HER2過剰発現が確認された胃癌の場合:
    1).胃癌の場合、本剤による術後補助化学療法の有効性及び安全性は確立していない。
    2).胃癌の場合、接合部領域における原発部位、組織型等に関して添付文書の【臨床成績】の項の内容を熟知し、適応患者の選択を行う。

    用法・用量(添付文書全文)

    HER2過剰発現が確認された乳癌にはA法又はB法を使用する。HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌には他の抗悪性腫瘍剤との併用でB法を使用する。
    A法:1日1回、トラスツズマブ(遺伝子組換え)として初回投与時には4mg/kg(体重)を、2回目以降は2mg/kgを90分以上かけて1週間間隔で点滴静注する。
    B法:1日1回、トラスツズマブ(遺伝子組換え)として初回投与時には8mg/kg(体重)を、2回目以降は6mg/kgを90分以上かけて3週間間隔で点滴静注する。
    なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.HER2過剰発現が確認された乳癌における術後補助化学療法においては、次の点に注意する。
    1).乳癌における術後補助化学療法においては、1年を超える投与の有効性及び安全性は確立していない。
    2).乳癌における術後補助化学療法においては、本剤は添付文書の【臨床成績】の項を熟知した上で投与する。
    2.HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌においては、次の点に注意する。
    1).治癒切除不能な進行・再発の胃癌においては、本剤は、他の抗悪性腫瘍剤との併用により開始し、本剤と併用する抗悪性腫瘍剤は、添付文書の【臨床成績】の項の内容を熟知した上で、選択する。
    2).治癒切除不能な進行・再発の胃癌においては、併用する抗悪性腫瘍剤の添付文書を熟読する。
    3.本剤を投与する場合に、何らかの理由により予定された投与が遅れた際には、次のとおり投与することが望ましい。
    1).投与予定日より1週間以内の遅れで投与する際は、A法では2mg/kgを、B法では6mg/kgを投与する。
    2).投与予定日より1週間を超えた後に投与する際は、改めて初回投与量(A法では4mg/kg、B法では8mg/kg)で投与を行う(なお、次回以降はA法では2mg/kgを1週間間隔で、B法では6mg/kgを3週間間隔で投与する)。
    4.本剤の投与時には、添付の日局注射用水3.0mLで溶解しトラスツズマブ21mg/mLの濃度とし、必要量を注射筒で抜き取り、直ちに日局生理食塩液250mLに希釈し点滴静注する[ブドウ糖溶液と混合した場合、蛋白凝集が起こる]。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    <HER2過剰発現が確認された転移性乳癌>
    国内の承認時までの調査18例において、副作用は14例(77.8%)に認められた。
    主な副作用は、発熱8例(44.4%)、嘔吐3例(16.7%)、悪寒3例(16.7%)、倦怠感3例(16.7%)等であった。国外の臨床試験1,298例において認められた主な副作用は、発熱359例(27.7%)、悪寒359例(27.7%)、無力症257例(19.8%)、悪心252例(19.4%)、疼痛165例(12.7%)等であった(承認時)。
    <HER2過剰発現が確認された乳癌における術後補助化学療法>
    国内外で実施した第3相無作為化比較試験(HERA試験)のうち本剤が投与された1,678例において、副作用が600例(35.8%)に認められた。主な副作用は、悪寒75例(4.5%)、頭痛61例(3.6%)、発熱58例(3.5%)、悪心52例(3.1%)、疲労51例(3.0%)、駆出率低下51例(3.0%)等であった。そのうち、本試験に参加した国内症例41例において、副作用が23例(56.1%)に認められ、主な副作用は悪寒6例(14.6%)、発熱5例(12.2%)、疲労5例(12.2%)、頭痛5例(12.2%)、爪の障害5例(12.2%)等であった(効能・効果及び用法・用量追加承認時)。
    <HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌>
    国内外で実施した第3相無作為化比較試験(ToGA試験)のうち本剤が投与された294例において、副作用が283例(96.3%)に認められた。主な副作用は、悪心186例(63.3%)、好中球減少症157例(53.4%)、嘔吐129例(43.9%)、食欲不振121例(41.2%)、疲労87例(29.6%)、下痢85例(28.9%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群72例(24.5%)、口内炎66例(22.4%)等であった。そのうち、本試験に参加した国内症例51例において、副作用が50例(98.0%)に認められ、主な副作用は食欲不振43例(84.3%)、悪心41例(80.4%)、腎機能障害31例(60.8%)、好中球減少症30例(58.8%)、嘔吐29例(56.9%)、疲労29例(56.9%)、口内炎26例(51.0%)、しゃっくり20例(39.2%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群19例(37.3%)、便秘18例(35.3%)等であった(効能・効果及び用法・用量追加承認時)。
    1.重大な副作用
    1).心障害(頻度不明):心不全(症候:呼吸困難、起座呼吸、咳嗽等、症状・異常:S3ギャロップ、駆出率低下、末梢性浮腫等)、心原性ショック、肺浮腫、心嚢液貯留、心筋症、心膜炎、不整脈、徐脈等が報告されているので、本剤投与中は心症状の発現状況・重篤度等に応じて必ず心機能検査(心エコー等)を行い、患者の状態(左室駆出率(LVEF)の変動を含む)を十分に観察し、また、アントラサイクリン系薬剤投与中の患者では本剤投与により心障害の発現頻度が上昇することが報告されているので、特に注意し、異常が認められた場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与継続を検討し、適切な処置を行う(但し、症状が重篤な場合には、投与を中止し、適切な処置を行う)。
    2).アナフィラキシー様症状(頻度不明):低血圧、頻脈、顔面浮腫、眩暈、耳鳴、呼吸困難、喘息、喘鳴、血管浮腫、咽頭浮腫、気管支痙攣、呼吸不全、非心原性肺浮腫、胸水、低酸素症等が現れることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).間質性肺炎・肺障害(頻度不明):間質性肺炎、肺線維症、肺炎(アレルギー性肺炎等を含む)、急性呼吸促迫症候群等の肺障害が現れることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).白血球減少、好中球減少、血小板減少、貧血(以上頻度不明):このような症状が現れることがあるので患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与中止等の適切な処置を行う。
    5).肝不全、黄疸、肝炎、肝障害(以上頻度不明):このような症状が現れることがあるので患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与中止等の適切な処置を行う。
    6).腎障害(頻度不明):腎障害が現れることがあるので患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与中止等の適切な処置を行う。
    7).昏睡、脳血管障害、脳浮腫(以上頻度不明):このような症状が現れることがあるので患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与中止等の適切な処置を行う。
    8).敗血症(頻度不明):敗血症が現れることがあるので患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与中止等の適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて休薬等の適切な処置を行う。
    1).HER2過剰発現が確認された転移性乳癌(国内外の臨床試験1,316例の集計結果):
    (1).精神神経系(転移性乳癌):(10%以上)頭痛、(頻度不明)運動失調、不全麻痺、しびれ(しびれ感)、(2〜10%未満)錯感覚、眩暈、不眠症、(2%未満)傾眠、不安、うつ病、筋緊張亢進、ニューロパチー、思考異常。
    (2).消化器(転移性乳癌):(10%以上)悪心、嘔吐、(頻度不明)口内炎、腸炎、(2〜10%未満)下痢、腹痛、食欲不振、便秘、消化不良。
    (3).循環器(転移性乳癌):(頻度不明)高血圧、(2〜10%未満)血管拡張(潮紅、熱感、発赤)、頻脈、(2%未満)低血圧、動悸。
    (4).呼吸器(転移性乳癌):(2〜10%未満)呼吸困難、鼻炎、咳嗽、鼻出血、(2%未満)喘息、咽頭炎、副鼻腔炎、胸水。
    (5).血液(転移性乳癌):(頻度不明)プロトロンビン減少。
    (6).皮膚(転移性乳癌):(頻度不明)皮膚炎、(2〜10%未満)発疹、皮膚そう痒症、脱毛症、爪障害、(2%未満)発汗、ざ瘡、蕁麻疹、皮膚乾燥、斑状丘疹状皮疹。
    (7).腎臓(転移性乳癌):(2%未満)腎機能異常。
    (8).眼(転移性乳癌):(頻度不明)流涙増加、結膜炎、視力障害。
    (9).その他(転移性乳癌):(10%以上)無力症、疼痛、(頻度不明)疲労、(2〜10%未満)胸痛、背部痛、筋肉痛、末梢性浮腫、関節痛、骨痛、(2%未満)感染症、倦怠感、浮腫、頚部痛、難聴、尿路感染症。
    2).HER2過剰発現が確認された乳癌における術後補助化学療法(HERA試験1,678例の集計結果):
    (1).精神神経系(乳癌における術後補助化学療法):(1%以上)頭痛、(頻度不明)感覚鈍麻、ニューロパチー、(0.2〜1%未満)眩暈、錯感覚、振戦、嗜眠、不眠症、味覚異常、不安、うつ病、回転性眩暈。
    (2).消化器(乳癌における術後補助化学療法):(1%以上)悪心、下痢、嘔吐、(頻度不明)口内乾燥、口腔内潰瘍形成、鼓腸、(0.2〜1%未満)口内炎、腹痛、消化不良、(0.2%未満)上腹部痛、便秘、胃炎。
    (3).循環器(乳癌における術後補助化学療法):(1%以上)動悸、(頻度不明)ほてり、低血圧、潮紅、(0.2〜1%未満)高血圧、頻脈、熱感、(0.2%未満)リンパ浮腫。
    (4).呼吸器(乳癌における術後補助化学療法):(1%以上)呼吸困難、(頻度不明)鼻乾燥、鼻潰瘍、鼻部不快感、(0.2〜1%未満)鼻漏、鼻出血、(0.2%未満)咽喉頭疼痛、咳嗽、副鼻腔炎、気管支炎。
    (5).皮膚(乳癌における術後補助化学療法):(1%以上)爪障害、発疹、皮膚そう痒症、(頻度不明)爪破損、皮膚乾燥、皮膚亀裂、(0.2〜1%未満)紅斑、ざ瘡。
    (6).腎臓(乳癌における術後補助化学療法):(0.2%未満)排尿困難。
    (7).その他(乳癌における術後補助化学療法):(1%以上)無力症、悪寒、発熱、疲労、関節痛、筋肉痛、インフルエンザ様疾患、上気道感染(鼻炎、鼻咽頭炎、咽頭炎等)、(頻度不明)帯状疱疹、乳房痛、蜂巣炎、四肢痛、流涙増加、体重増加、冷感、疼痛、粘膜乾燥、霧視、筋骨格硬直、(0.2〜1%未満)末梢性浮腫、背部痛、筋痙縮、胸部不快感、粘膜炎症、倦怠感、骨痛、胸痛、インフルエンザ、(0.2%未満)浮腫、筋骨格痛、膀胱炎、尿路感染症、丹毒。
    3).HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌(ToGA試験294例の集計結果):
    (1).精神神経系(胃癌):(10%以上)ニューロパチー、(2〜10%未満)味覚異常、浮動性眩暈、不眠症、錯感覚、(2%未満)頭痛、嗜眠。
    (2).消化器(胃癌):(10%以上)悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、口内炎、便秘、(2〜10%未満)腹痛、上腹部痛、(2%未満)消化不良、口内乾燥、嚥下障害。
    (3).循環器(胃癌):(2〜10%未満)高血圧、(2%未満)動悸、潮紅、起立性低血圧。
    (4).呼吸器(胃癌):(2〜10%未満)しゃっくり、鼻出血、(2%未満)咳嗽、呼吸困難。
    (5).血液(胃癌):(2〜10%未満)ヘモグロビン減少。
    (6).皮膚(胃癌):(10%以上)手掌・足底発赤知覚不全症候群、(2〜10%未満)皮膚色素沈着障害、脱毛症、爪障害、発疹、皮膚乾燥、(2%未満)皮膚そう痒症。
    (7).肝臓(胃癌):(2%未満)肝機能異常。
    (8).腎臓(胃癌):(2〜10%未満)腎クレアチニンクリアランス減少、中毒性ネフロパシー、(2%未満)急性腎不全。
    (9).その他(胃癌):(10%以上)疲労、無力症、粘膜炎症、体重減少、(2〜10%未満)発熱、悪寒、脱水、低カリウム血症、低ナトリウム血症、上気道感染、難聴、浮腫、末梢性浮腫、高クレアチニン血症、口腔カンジダ症、耳鳴、過敏症、(2%未満)倦怠感、低アルブミン血症、体重増加。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤が適切と判断される症例についてのみ実施する。適応患者の選択にあたっては、本剤及び各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意する。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与する。
    2.心不全等の重篤な心障害が現れ、死亡に至った例も報告されているので、必ず本剤投与開始前には、患者の心機能を確認し、また、本剤投与中は適宜心機能検査(心エコー等)を行い患者の状態(左室駆出率(LVEF)の変動を含む)を十分に観察する。特に次の患者については、心機能検査(心エコー等)を頻回に行う。
    1).アントラサイクリン系薬剤投与中の患者又はアントラサイクリン系薬剤の前治療歴のある患者[心機能検査(心エコー等)を頻回に行う]。
    2).胸部へ放射線照射中の患者[心機能検査(心エコー等)を頻回に行う]。
    3).心不全症状のある患者[心機能検査(心エコー等)を頻回に行う]。
    4).冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症等)の患者又はその既往歴のある患者[心機能検査(心エコー等)を頻回に行う]。
    5).高血圧症の患者又はその既往歴のある患者[心機能検査(心エコー等)を頻回に行う]。
    3.本剤投与中又は本剤投与開始後24時間以内に多く現れるInfusion reactionのうち、アナフィラキシー様症状、肺障害等の重篤な副作用(気管支痙攣、重度血圧低下、急性呼吸促迫症候群等)が発現し死亡に至った例が報告されており、これらの副作用は、特に安静時呼吸困難<肺転移・循環器疾患等による>のある患者又はその既往歴のある患者において重篤化しやすいので、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与する。
    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (原則禁忌)
    次の患者については、本剤投与による有益性と危険性を慎重に評価する:重篤な心障害のある患者。
    (慎重投与)
    1.アントラサイクリン系薬剤投与中の患者又はアントラサイクリン系薬剤の前治療歴のある患者[心不全等の心障害が現れやすい]。
    2.胸部へ放射線照射中の患者[心不全等の心障害が現れやすい]。
    3.心不全症状のある患者又はその既往歴のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
    4.左室駆出率<LVEF>が低下している患者、コントロール不能な不整脈のある患者、臨床上重大な心臓弁膜症のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
    5.冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症等)の患者又はその既往歴のある患者[症状が悪化する恐れがあり、又は心不全等の心障害が現れやすい]。
    6.高血圧症の患者又はその既往歴のある患者[心不全等の心障害が現れやすい]。
    7.安静時呼吸困難<肺転移・循環器疾患等による>のある患者又はその既往歴のある患者[Infusion reactionが重篤化しやすい]。
    8.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.心不全等の重篤な心障害が現れることがあるので、必ず本剤投与開始前には、患者の心機能を確認し、本剤投与中は心症状の発現状況・重篤度等に応じて適宜心機能検査(心エコー等)を行い、患者の状態(左室駆出率(LVEF)の変動を含む)を十分に観察し、休薬、投与再開、あるいは中止を判断する。また、胸部への放射線照射との併用時には、放射線の適切な治療計画を設定した上で、心障害の発現に留意する。
    2.本剤投与中又は投与開始後24時間以内に多く現れるInfusion reaction(症状:発熱、悪寒、悪心、嘔吐、疼痛、頭痛、咳嗽、眩暈、発疹、無力症等)が約40%の患者において報告されており(HER2過剰発現が確認された転移性乳癌の承認時)、これらの症状は、通常軽度〜中等度で主に本剤の初回投与時に現れやすいので、患者の状態を十分に観察し異常が認められた場合には、適切な処置(解熱鎮痛剤、抗ヒスタミン剤の投与等)を行うとともに症状が回復するまで患者の状態を十分に観察する。
    3.Infusion reactionのうち、アナフィラキシー様症状、肺障害等の重篤な副作用(気管支痙攣、重度血圧低下、急性呼吸促迫症候群等)が発現し死亡に至った例が報告されているので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には適切な処置(酸素吸入、β−アゴニスト・副腎皮質ホルモン剤の投与等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察し、また、本剤投与中にこれらの異常が認められた場合には直ちに投与を中止する。なお、このような症状が現れた患者において再投与の可否を判断する基準は確立していない。
    4.Infusion reactionの発現回避等を目的とした前投薬(抗ヒスタミン剤、副腎皮質ホルモン剤等)に関する有用性は確認されていない。
    5.HER2過剰発現が確認された乳癌における術前補助化学療法<A法・B法>、術後補助化学療法のA法及び転移性乳癌のB法に本剤を使用する際には、関連文献(「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議 公知申請への該当性に係る報告書」等)を熟読する。
    6.本剤の使用にあたっては、本剤と一般名が類似しているトラスツズマブ エムタンシンとの取り違えに注意する。
    (高齢者への投与)
    高齢者では生理機能が低下しているので、特に心機能、肝機能・腎機能検査、血液検査を行うなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、本剤投与により胎児に影響を及ぼす可能性があることを十分説明し、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与し、妊娠する可能性のある婦人には、本剤投与中、適切な避妊法を用いるよう指導する(また、本剤投与終了後も最低7カ月間は避妊するよう指導する)[本剤を投与した妊婦に羊水過少が起きたとの報告があり、また、羊水過少を発現した症例で、胎児腎不全・新生児腎不全、胎児発育遅延、新生児呼吸窮迫症候群、胎児肺形成不全等が認められ死亡に至った例も報告されている(動物実験(サル)において、胎盤通過(1、5、25mg/kg反復投与)が報告されているが、胎仔への影響は報告されていない)]。
    2.授乳婦に投与する場合には、授乳を避けさせる[動物実験(サル)において、乳汁への移行(25mg/kg反復投与)が報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
    (適用上の注意)
    1.調製時:
    1).本剤の調製時には、次記の換算式により投与に必要な抜き取り量を算出する。
    <体重あたりの換算式>
    A法:
    初回:抜き取り量(mL)=体重(kg)×4(mg/kg)÷21(mg/mL)。
    2回目以降:抜き取り量(mL)=体重(kg)×2(mg/kg)÷21(mg/mL)。
    B法:
    初回:抜き取り量(mL)=体重(kg)×8(mg/kg)÷21(mg/mL)。
    2回目以降:抜き取り量(mL)=体重(kg)×6(mg/kg)÷21(mg/mL)。
    (添付文書の末尾に、抜き取り量の目安を掲載)。
    2).調製時には、日局注射用水、日局生理食塩液以外は使用しない。
    3).溶解時は静かに転倒混和し、ほぼ泡が消えるまで数分間放置する[本剤はポリソルベートを含有しているので、泡立ちやすい]。
    4).用時調製し、調製後は速やかに使用する(また、残液は廃棄する)。
    2.投与時:
    1).他剤<日局注射用水・日局生理食塩液以外>との混注をしない。
    2).ブドウ糖溶液との混合を避け、本剤とブドウ糖溶液の同じ点滴ラインを用いた同時投与は行わない[本剤と5%ブドウ糖溶液を混合した場合、蛋白凝集が起こる]。
    3).点滴静注のみとし、静脈内大量投与、急速静注をしない。
    (その他の注意)
    1.本剤投与により抗トラスツズマブ抗体が出現したとの報告(921例中1例)があるが、当該症例において副作用は認められなかった。
    2.本剤と他の抗悪性腫瘍剤を併用した患者に、急性白血病、骨髄異形成症候群(MDS)が発生したとの報告がある。
    3.無作為化比較試験にて、他の骨髄抑制を有する抗悪性腫瘍剤に本剤を併用した場合、その抗悪性腫瘍剤単独と比較し発熱性好中球減少の発現率が上昇したとの報告がある。
    (保管上の注意)
    2〜8℃。

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