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スチバーガ錠40mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:レゴラフェニブ水和物錠

製薬会社:バイエル薬品

薬価・規格: 5579.3円(40mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

分子標的薬(キナーゼ阻害薬)詳しく見る

  • がん細胞が増殖する際のシグナル伝達に必要なキナーゼ(酵素)を阻害し抗腫瘍作用をあらわす薬
分子標的薬(キナーゼ阻害薬)の代表的な商品名
  • ネクサバール
  • スーテント
  • インライタ
  • ヴォトリエント
  • スチバーガ

効能・効果詳しく見る

  • 治癒切除不能な進行結腸癌
  • 治癒切除不能な再発直腸癌
  • 治癒切除不能な進行直腸癌
  • 治癒切除不能な再発結腸癌
  • がん化学療法後に増悪した消化管間質腫瘍
  • がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌

注意すべき副作用詳しく見る

出血高血圧手足症候群下痢疲労発疹食欲減退発声障害紅斑口内炎呼吸困難咳嗽疼痛発熱肝機能障害脱毛血小板減少頭痛ざ瘡アミラーゼ上昇リパーゼ上昇不眠低アルブミン血症低カリウム血症低カルシウム血症低ナトリウム血症低マグネシウム血症低リン酸血症体重減少便秘倦怠感口内乾燥口腔内潰瘍可逆性後白質脳症味覚異常嘔吐多形紅斑好中球減少悪心感染末梢性ニューロパチー浮動性眩暈浮腫消化不良消化管瘻消化管穿孔無力症甲状腺機能低下症白血球減少皮膚そう痒皮膚乾燥皮膚剥脱皮膚粘膜眼症候群皮膚過角化筋骨格硬直粘膜炎耳鳴肝不全脱水蛋白尿血中クレアチニン上昇血栓塞栓症貧血錯感覚間質性肺疾患関節痛高ビリルビン血症高血圧クリーゼ黄疸Al−P上昇GOT上昇GPT上昇LDH上昇総蛋白減少

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • レゴラフェニブとして1日1回160mgを食後に3週間連日経口投与し、その後1週間休薬する
  • これを1サイクルとして投与を繰り返す
    • なお、患者の状態により適宜減量する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

副作用

主な副作用

出血高血圧手足症候群下痢疲労発疹食欲減退発声障害紅斑口内炎呼吸困難咳嗽疼痛発熱肝機能障害脱毛血小板減少頭痛ざ瘡アミラーゼ上昇リパーゼ上昇不眠低アルブミン血症低カリウム血症低カルシウム血症低ナトリウム血症低マグネシウム血症低リン酸血症体重減少便秘倦怠感口内乾燥口腔内潰瘍可逆性後白質脳症味覚異常嘔吐多形紅斑好中球減少悪心感染末梢性ニューロパチー浮動性眩暈浮腫消化不良消化管瘻消化管穿孔無力症甲状腺機能低下症白血球減少皮膚そう痒皮膚乾燥皮膚剥脱皮膚粘膜眼症候群皮膚過角化筋骨格硬直粘膜炎耳鳴肝不全脱水蛋白尿血中クレアチニン上昇血栓塞栓症貧血錯感覚間質性肺疾患関節痛高ビリルビン血症高血圧クリーゼ黄疸

重大な副作用

Al−P上昇GOT上昇GPT上昇LDH上昇総蛋白減少胃腸炎嚥下障害黄疸悪寒喀血肝機能異常肝機能障害肝不全筋力低下傾眠劇症肝炎痙攣血尿甲状腺機能亢進症口唇炎心筋虚血高尿酸血症呼吸困難鼓腸錯乱痔核視覚障害消化管出血心筋梗塞振戦蕁麻疹膵炎咳嗽多汗症多形紅斑知覚過敏動悸ALT上昇AST上昇尿潜血肺出血発熱鼻炎皮質盲鼻出血皮膚粘膜眼症候群皮膚肥厚鼻漏頻脈腹水腹部膨満ほてりリンパ球減少腹腔内出血高トリグリセリド血症皮膚亀裂肛門炎症重篤な出血著しいGOT上昇著しいGPT上昇胃食道逆流回転性眩暈著しいALT上昇爪障害著しいAST上昇中毒性表皮壊死融解症膣出血耳不快感歯周病皮膚毒性剥脱性発疹失声症全身健康状態低下

上記以外の副作用

BUN上昇γ−GTP上昇QT延長Stevens−Johnson症候群甲状腺機能低下心筋虚血口内乾燥心筋梗塞蛋白尿脳出血皮膚症状粘膜炎INR上昇

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 血栓塞栓症
    • 高血圧症
    • 重度肝機能障害
    • 脳転移
  • 注意
    • 肝動脈化学塞栓療法の適応となる肝細胞癌
    • 肝動脈塞栓療法の適応となる肝細胞癌
    • マイクロ波凝固療法の適応となる肝細胞癌
    • 局所療法の適応となる肝細胞癌
    • 経皮的エタノール注入療法の適応となる肝細胞癌
    • 放射線療法の適応となる肝細胞癌
    • ジルベール症候群
    • 手術が予定
    • ラジオ波焼灼療法の適応となる肝細胞癌
  • 投与に際する指示
    • 手術が予定

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 原則禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
リファンピシン類 M−2のCmaxは1.6倍に増加
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 M−2のCmaxは1.6倍に増加
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 未変化体のAUC及びCmaxはそれぞれ33%及び40%増加
ケトコナゾール 未変化体のAUC及びCmaxはそれぞれ33%及び40%増加
イリノテカン イリノテカンとその活性代謝物SN−38のAUCは各28%・44%増加
BCRPの基質となる薬剤 AUC及びCmaxはそれぞれ3.8倍及び4.6倍増加
ロスバスタチン AUC及びCmaxはそれぞれ3.8倍及び4.6倍増加

飲食物との相互作用

  • 脂肪が多い食事

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    治癒切除不能な進行結腸癌・治癒切除不能な再発結腸癌・治癒切除不能な進行直腸癌・治癒切除不能な再発直腸癌、がん化学療法後に増悪した消化管間質腫瘍、がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    臨床試験の対象となった患者の前治療歴等について、添付文書の「臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行う。
    1.治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌
    1).治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌の場合、本剤の一次治療及び二次治療における有効性及び安全性は確立していない。
    2).治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌の場合、本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。
    2.がん化学療法後に増悪した消化管間質腫瘍
    1).がん化学療法後に増悪した消化管間質腫瘍の場合、イマチニブ及びスニチニブによる治療後の患者を対象とする。
    2).がん化学療法後に増悪した消化管間質腫瘍の場合、本剤の手術の補助化学療法としての有効性及び安全性は確立していない。
    3.がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌
    1).がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌の場合、局所療法の適応となる肝細胞癌(経皮的エタノール注入療法の適応となる肝細胞癌、ラジオ波焼灼療法の適応となる肝細胞癌、マイクロ波凝固療法の適応となる肝細胞癌、肝動脈塞栓療法の適応となる肝細胞癌/肝動脈化学塞栓療法の適応となる肝細胞癌、放射線療法の適応となる肝細胞癌等)患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
    2).がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌の場合、本剤の一次治療における有効性及び安全性は確立していない。

    用法・用量(添付文書全文)

    レゴラフェニブとして1日1回160mgを食後に3週間連日経口投与し、その後1週間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
    2.空腹時に本剤を投与した場合、食後投与と比較して未変化体のCmax及びAUCの低下が認められることから、空腹時投与を避ける。また、高脂肪食摂取後に本剤を投与した場合、低脂肪食摂取後の投与と比較して活性代謝物のCmax及びAUCの低下が認められることから、本剤は高脂肪食後の投与を避けることが望ましい。
    3.副作用が現れた場合は、症状、重症度等に応じて次の基準を考慮して、本剤を減量、休薬又は中止する。減量して投与を継続する場合には、40mgずつ減量する(1日1回80mgを下限とする)。
    1).手足症候群:
    (1).皮膚毒性のグレード1:本剤の投与を継続し、対症療法を直ちに行う。
    (2).皮膚毒性のグレード2:発現回数1回目は本剤の投与量を40mg減量し、対症療法を直ちに行い、改善がみられない場合は、7日間休薬し、休薬によりグレード0〜1に軽快した場合、投与を再開する、発現回数1回目で7日以内に改善がみられない場合又は発現回数2回目若しくは3回目はグレード0〜1に軽快するまで休薬し、本剤の投与を再開する場合、投与量を40mg減量する、発現回数4回目は本剤の投与を中止する。
    (3).皮膚毒性のグレード3:発現回数1回目又は2回目は対症療法を直ちに行い、グレード0〜1に軽快するまで少なくとも7日間は休薬し、本剤の投与を再開する場合、投与量を40mg減量する、発現回数3回目は本剤の投与を中止する。
    2).肝機能検査値異常:
    (1).ALTが正常基準値上限の5倍以下(GPTが正常基準値上限の5倍以下)又はASTが正常基準値上限の5倍以下(GOTが正常基準値上限の5倍以下):本剤の投与を継続し、検査値が正常基準値上限の3倍未満又は投与前値に回復するまで肝機能検査を頻回に行う。
    (2).ALTが正常基準値上限の5倍を超過かつ20倍以下(GPTが正常基準値上限の5倍を超過かつ20倍以下)又はASTが正常基準値上限の5倍を超過かつ20倍以下(GOTが正常基準値上限の5倍を超過かつ20倍以下):発現回数1回目は検査値が正常基準値上限の3倍未満又は投与前値に回復するまで休薬し、投与を再開する場合、投与量を40mg減量し、少なくとも4週間は肝機能検査を頻回に行う、発現回数2回目は本剤の投与を中止する[肝機能検査値が正常範囲又は投与前値に回復するまで、肝機能検査を頻回に行う]。
    (3).ALTが正常基準値上限の20倍を超過(GPTが正常基準値上限の20倍を超過)又はASTが正常基準値上限の20倍を超過(GOTが正常基準値上限の20倍を超過):本剤の投与を中止する[肝機能検査値が正常範囲又は投与前値に回復するまで、肝機能検査を頻回に行う]。
    (4).ALT>正常基準値上限の3倍かつビリルビン値>正常基準値上限の2倍(GPT>正常基準値上限の3倍かつビリルビン値>正常基準値上限の2倍)又はAST>正常基準値上限の3倍かつビリルビン値>正常基準値上限の2倍(GOT>正常基準値上限の3倍かつビリルビン値>正常基準値上限の2倍):本剤の投与を中止する[肝機能検査値が正常範囲又は投与前値に回復するまで、肝機能検査を頻回に行う]。ジルベール症候群[本剤はUGT1A1によるグルクロン酸抱合を阻害するため、ジルベール症候群の患者においては間接型ビリルビン上昇する可能性がある]の患者においてALT(GPT)又はAST(GOT)の上昇が発現した場合は、本項のビリルビン値の基準によらず、前記で規定するALT(GPT)又はAST(GOT)の基準に従う。
    3).高血圧:
    (1).高血圧のグレード2<無症候性>:本剤の投与を継続し、降圧剤投与を行い、降圧剤による治療を行ってもコントロールできない場合、本剤の投与量を40mg減量する。
    (2).高血圧のグレード2<症候性>:症状が消失し、血圧がコントロールできるまで休薬し、降圧剤による治療を行い、投与再開後、降圧剤による治療を行ってもコントロールできない場合、本剤の投与量を40mg減量する。
    (3).高血圧のグレード3:症状が消失し、血圧がコントロールできるまで休薬し、降圧剤による治療を行い、本剤の投与を再開する場合、投与量を40mg減量する、投与再開後、降圧剤による治療を行ってもコントロールできない場合、本剤の投与量を更に40mg減量する。
    (4).高血圧のグレード4:本剤の投与を中止する。
    4).その他の副作用:
    グレード3以上の副作用発現時は、グレード2以下に軽快するまで休薬し、投与量を40mg減量し再開する、又は投与の中止を考慮する。
    グレードはCommon Terminology Criteria for Adverse Events(CTCAE)に準じる。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌:結腸・直腸癌患者を対象とした国際共同第3相臨床試験において、500例中(日本人65例を含む)465例(93.0%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用の発現例数(発現率)は、手足症候群225例(45.0%)、下痢169例(33.8%)、食欲減退152例(30.4%)、疲労145例(29.0%)、発声障害142例(28.4%)、高血圧139例(27.8%)、発疹113例(22.6%)等であった(承認時)。
    がん化学療法後に増悪した消化管間質腫瘍:消化管間質腫瘍患者を対象とした国際共同第3相臨床試験において、132例中(日本人12例を含む)130例(98.5%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用の発現例数(発現率)は、手足症候群87例(65.9%)、高血圧64例(48.5%)、下痢53例(40.2%)、発声障害44例(33.3%)、疲労39例(29.5%)、発疹38例(28.8%)、脱毛31例(23.5%)、口内炎30例(22.7%)、疼痛29例(22.0%)、食欲減退28例(21.2%)等であった(効能追加承認時)。
    がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌:肝細胞癌患者を対象とした国際共同第3相臨床試験において、374例中(日本人30例を含む)347例(92.8%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用の発現例数(発現率)は、手足症候群191例(51.1%)、下痢126例(33.7%)、高血圧89例(23.8%)、食欲減退88例(23.5%)、疲労80例(21.4%)等であった(効能追加承認時)。
    副作用の頻度は、結腸・直腸癌患者、消化管間質腫瘍患者及び肝細胞癌患者を対象とした国際共同第3相臨床試験の集計に基づき記載した。これらの臨床試験以外からの報告は頻度不明とした。
    1.重大な副作用
    1).手足症候群(50.3%):手足症候群が現れることがあるので、皮膚症状が現れた場合には対症療法、減量、休薬又は投与の中止を考慮する。
    2).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(0.1%)、多形紅斑(0.7%):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑が現れることがあるので、本剤投与中は観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).劇症肝炎(頻度不明)、肝不全(0.3%)、肝機能障害(7.7%)、黄疸(0.9%):著しいAST上昇(著しいGOT上昇)、著しいALT上昇(著しいGPT上昇)を伴う肝機能障害、黄疸が現れ、劇症肝炎、肝不全により死亡に至る例が報告されているので、本剤投与中は観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬又は投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).出血(8.8%):消化管出血(1.8%)、喀血(0.2%)、肺出血(0.2%)、腹腔内出血(0.1%)、膣出血(0.1%)、脳出血(頻度不明)、鼻出血(4.8%)、血尿(0.9%)等の出血が現れることがある。重篤な出血においては、死亡に至る例が報告されているので、本剤投与中は観察を十分に行い、重篤な出血が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    5).間質性肺疾患(頻度不明):間質性肺疾患が現れることがあるので、咳嗽、呼吸困難、発熱等の臨床症状を十分に観察し、異常が認められた場合には、胸部X線、胸部CT等の検査を実施し、間質性肺疾患が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    6).血栓塞栓症:心筋虚血(0.2%)、心筋梗塞(0.2%)等の血栓塞栓症が現れることがあるので、本剤投与中は観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    7).高血圧(29.2%)、高血圧クリーゼ(0.2%):高血圧が現れることがあるので、本剤投与中は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う(なお、コントロールできない重症の高血圧が認められた場合には休薬する)。また、高血圧クリーゼが現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    8).可逆性後白質脳症(0.1%):可逆性後白質脳症が現れることがあるので、痙攣、頭痛、錯乱、視覚障害、皮質盲等が認められた場合には投与を中止し、血圧のコントロールを含め、適切な処置を行う。
    9).消化管穿孔(0.1%)、消化管瘻(0.1%):消化管穿孔、消化管瘻が現れることがあり、死亡に至る例が報告されているので、本剤投与中は観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    10).血小板減少(9.0%):血小板減少が現れることがあるので、本剤投与中は定期的に血液検査を実施するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、必要に応じて投与を中止するなど適切な処置を行う。
    1).精神神経系:(1〜10%未満)頭痛、末梢性ニューロパチー、不眠、浮動性眩暈、錯感覚、(1%未満)回転性眩暈、失声症、傾眠、知覚過敏、振戦。
    2).感覚器:(1〜10%未満)味覚異常、耳鳴、(1%未満)耳不快感。
    3).消化器:(10%以上)下痢、食欲減退、口内炎、悪心、(1〜10%未満)便秘、嘔吐、口内乾燥、リパーゼ上昇、アミラーゼ上昇、消化不良、口腔内潰瘍形成、(1%未満)腹水、鼓腸、腹部膨満、胃腸炎、嚥下障害、口唇炎、痔核、肛門炎症、歯周病、膵炎、胃食道逆流。
    4).循環器:(1%未満)頻脈、QT延長、動悸。
    5).呼吸器:(10%以上)発声障害、(1〜10%未満)呼吸困難、咳嗽、(1%未満)鼻漏、鼻炎。
    6).血液:(1〜10%未満)貧血、好中球減少、白血球減少、(1%未満)リンパ球減少、INR上昇。
    7).肝臓:(1〜10%未満)高ビリルビン血症、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、LDH上昇、(1%未満)肝機能異常、γ−GTP上昇。
    8).腎臓:(1〜10%未満)蛋白尿、血中クレアチニン上昇、(1%未満)BUN上昇、総蛋白減少、高尿酸血症。
    9).筋・骨格系:(1〜10%未満)筋骨格硬直、関節痛、(1%未満)筋力低下。
    10).皮膚:(10%以上)発疹、(1〜10%未満)脱毛、皮膚乾燥、皮膚そう痒、紅斑、ざ瘡、皮膚剥脱、皮膚過角化、(1%未満)多汗症、蕁麻疹、爪障害、剥脱性発疹、皮膚亀裂、皮膚毒性、皮膚肥厚。
    11).その他:(10%以上)疲労、疼痛、無力症、体重減少、粘膜炎、(1〜10%未満)感染、発熱、低リン酸血症、甲状腺機能低下症、浮腫、低カリウム血症、低ナトリウム血症、低アルブミン血症、脱水、低カルシウム血症、倦怠感、低マグネシウム血症、(1%未満)甲状腺機能亢進症、ほてり、全身健康状態低下、悪寒、高トリグリセリド血症、尿潜血、(頻度不明)CK上昇(CPK上昇)。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与する。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に本剤の有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与する。
    2.重篤な肝機能障害が現れることがあり、劇症肝炎、肝不全により死亡に至る例も報告されているので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察する。
    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.妊婦又は妊娠している可能性のある女性。
    (慎重投与)
    1.重度肝機能障害のある患者[使用経験がない]。
    2.高血圧症の患者[高血圧が悪化する恐れがある]。
    3.脳転移のある患者[脳出血が現れる恐れがある]。
    4.血栓塞栓症又はその既往歴のある患者[心筋虚血、心筋梗塞等が現れる恐れがある]。
    5.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.手足症候群、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、多形紅斑等の皮膚障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う(必要に応じて皮膚科を受診するよう、患者に指導する)。
    2.著しいAST上昇(著しいGOT上昇)、著しいALT上昇(著しいGPT上昇)を伴う肝機能障害、黄疸が現れ、劇症肝炎、肝不全により死亡に至る例も報告されているので、本剤投与開始前及び投与中は、定期的に肝機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与を中止するなど適切な処置を行う。
    3.血圧上昇が認められることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に血圧測定を行い、必要に応じて降圧剤の投与を行うなど、適切な処置を行い、重症、持続性あるいは通常の降圧治療でコントロールできない高血圧が現れた場合には、減量、休薬又は投与を中止する。
    4.創傷治癒を遅らせる可能性があるので、手術が予定されている場合には、手術の前に本剤の投与を中断し、手術後の投与再開は、患者の状態に応じて判断する。
    5.蛋白尿が現れることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に尿蛋白を観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
    6.甲状腺機能低下が現れることがあるので、本剤投与中は定期的に甲状腺機能の検査を実施する。甲状腺機能低下が現れた場合には、適切な処置を行う。
    (相互作用)
    本剤は主にチトクロームP450(CYP)3A4及びグルクロン酸転移酵素(UGT)1A9により代謝される。本剤の活性代謝物(N−オキサイド体であるM−2及びN−オキサイドアミド体であるM−5)は、乳癌耐性蛋白(BCRP)及びP−糖蛋白(P−gp)の基質であることが示されている。また、定常状態における未変化体、M−2及びM−5の血漿中濃度は、UGT1A1、UGT1A9、BCRP、CYP2C9、CYP2B6、CYP2D6及びCYP3A4を阻害する濃度に達する可能性がある。
    併用注意:
    1.CYP3A4誘導薬(リファンピシン等)[本剤単回投与とリファンピシンとの併用により、未変化体のAUC及びCmaxはそれぞれ50%及び20%減少し、M−2のCmaxは1.6倍に増加し、M−5のAUC及びCmaxはそれぞれ3.6倍及び4.2倍増加したが、M−2のAUCは変化しなかったため、CYP3A4誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮し、併用が避けられない場合には、患者の状態を慎重に観察する(In vitro試験において、本剤はCYP3A4によって代謝され、また、M−2及びM−5の生成にCYP3A4が関与していることが示されている)]。
    2.CYP3A4阻害薬(ケトコナゾール等)[本剤単回投与とケトコナゾール(経口剤:国内未発売)との併用により、未変化体のAUC及びCmaxはそれぞれ33%及び40%増加し、M−2及びM−5のAUCはそれぞれ94%及び93%減少し、M−2及びM−5のCmaxはそれぞれ97%及び94%減少したため、CYP3A4阻害作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮し、併用が避けられない場合には、患者の状態を慎重に観察する(In vitro試験において、本剤はCYP3A4によって代謝され、また、M−2及びM−5の生成にCYP3A4が関与していることが示されている)]。
    3.イリノテカン[イリノテカンとの併用により、イリノテカンとその活性代謝物SN−38のAUCは各28%・44%増加し、イリノテカンとその活性代謝物SN−38のCmaxは各22%増加・9%減少した(In vitro試験において、本剤はUGT1A1によるグルクロン酸抱合を阻害することが示されている)]。
    4.BCRPの基質となる薬剤(ロスバスタチン等)[ロスバスタチンとの併用により、ロスバスタチンのAUC及びCmaxはそれぞれ3.8倍及び4.6倍増加したため、これらの薬剤を併用する場合には、患者の状態を慎重に観察する(In vitro試験において、本剤はBCRPを阻害することが示されている)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下していることが多いので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しない(また妊娠可能な女性に対しては、適切な避妊を行うよう指導する)[妊婦における使用経験はない。ウサギの胚・胎仔毒性試験(0.4mg/kg〜1.6mg/kgを器官形成期に経口投与)において、着床後胚死亡及び胎仔奇形(内臓奇形及び骨格奇形)の増加が報告されている]。
    2.授乳中の女性への投与は避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[動物実験(ラット、経口)で乳汁中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない[使用経験はない、動物実験で成長段階の若齢ラットに骨への影響及び歯への影響が報告されている]。
    (過量投与)
    国外臨床試験において投与された最高用量は、220mg1日1回であり、この際に観察された副作用は主として皮膚障害、発声障害、下痢、粘膜炎、口内乾燥、食欲減退、高血圧及び疲労であった。過量投与が疑われた場合には、投与を中止し、症状に応じ適切な処置を行う。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.本剤投与後にケラトアカントーマ、皮膚扁平上皮癌が発生したとの報告がある。
    2.反復投与毒性試験(ラット及びイヌ)の病理組織学的検査において、精巣形態学的変化(精細管萎縮、精巣成熟遅延、精巣巨細胞)、卵巣形態学的変化(卵巣萎縮、嚢胞状黄体)、子宮形態学的変化(子宮萎縮)が認められており、生殖機能障害及び受胎能障害を及ぼす可能性が示唆されている。

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