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アムノレイク錠2mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:タミバロテン錠

製薬会社:東光薬品

薬価・規格: 3440.5円(2mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

レチノイド製剤(APL治療薬)詳しく見る

  • 前骨髄球の分化を妨げる遺伝子の抑制機構を崩すことで異常に増殖した前骨髄球を減少させる薬
レチノイド製剤(APL治療薬)の代表的な商品名
  • ベサノイド
  • アムノレイク

効能・効果詳しく見る

  • 難治性急性前骨髄球性白血病
  • 再発急性前骨髄球性白血病

注意すべき副作用詳しく見る

発熱ヘモグロビン減少レチノイン酸症候群低酸素症呼吸困難感染症発疹白血球増加症白血球数増加皮膚乾燥皮膚炎間質性肺疾患骨痛低血圧剥脱性皮膚炎多臓器不全心嚢液貯留敗血症横紋筋融解症毛包炎湿疹縦隔炎肝不全肺うっ血肺浸潤肺炎胸水貯留腎機能不全血栓血栓症重篤な転帰関節痛頭痛咽頭炎喀血嘔吐悪心胸痛

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 緩解導入療法:1日6mg/屬2回にわけて朝、夕食後経口投与し、骨髄緩解が得られるまで投与する
  • 投与期間は本剤の投与開始日から8週間を超えない

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • ビタミンA過剰症
    • ビタミンA製剤投与中
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
  • 年齢や性別に応じた注意事項
    • 妊娠する可能性(11歳〜)

副作用

主な副作用

発熱ヘモグロビン減少レチノイン酸症候群低酸素症呼吸困難感染症発疹白血球増加症白血球数増加皮膚乾燥皮膚炎間質性肺疾患骨痛低血圧剥脱性皮膚炎多臓器不全心嚢液貯留敗血症横紋筋融解症毛包炎湿疹縦隔炎肝不全肺うっ血肺浸潤肺炎胸水貯留腎機能不全血栓血栓症重篤な転帰関節痛頭痛

重大な副作用

悪心咽頭炎嘔吐喀血胸痛筋痛下痢倦怠感口内乾燥口内炎骨痛痔核耳痛しゃっくり腫脹粘膜疹レチノイン酸症候群消化不良尿蛋白尿潜血背部痛横紋筋融解症皮膚そう痒症腹痛便秘血小板数減少皮膚刺激血小板数増加末梢白血球数が30000/mm3を超えたALT増加AST増加LDH増加感覚減退血中アルブミン減少水疱性皮膚炎Al−P増加血中アミラーゼ増加総蛋白増加TG増加血中塩化物減少血中尿素減少CRP増加血中ナトリウム減少臭覚錯誤TC増加

上記以外の副作用

関節痛血管炎錯乱脂質代謝異常静脈血栓症頭蓋内圧上昇多形紅斑中毒性表皮壊死症脳梗塞肺梗塞動脈血栓症高ヒスタミン血症好塩基球増加症

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • ビタミンA過剰症
    • ビタミンA製剤投与中
  • 慎重投与
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • 高脂血症素因
    • フィブラート系薬剤使用中
  • 注意
    • DIC
    • 播種性血管内凝固症候群
    • 無酸症
    • 著しい低胃酸状態が持続
    • フィブラート系薬剤を服用している脂質代謝異常
    • 初発例のAPL
    • 本剤により完全緩解を得た後に再発したAPL
    • 末梢血中の「芽球及び前骨髄球」の和が1000/mm3を超える
  • 投与に際する指示
    • 末梢血中の「芽球及び前骨髄球」の和が1000/mm3を超える

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 相対禁止
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・乳児
  • 慎重投与
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・乳児
    • 高齢者
  • 注意
    • 乳児
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 幼児・乳児

年齢や性別に応じた注意事項

  • 警告
    • 妊娠する可能性(11歳〜)
  • 原則禁止
    • 妊娠する可能性(11歳〜)
  • 相対禁止
    • 25歳以下(0歳〜25歳)
  • 慎重投与
    • 幼児(0歳〜6歳)
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 高齢者(65歳〜)
    • 骨の成長が終了していない可能性<25歳以下の患者>(0歳〜25歳)
  • 注意
    • 25歳以下(0歳〜25歳)
    • 妊娠する可能性(11歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
シメチジン 本剤の吸収が増加
H2受容体拮抗剤 本剤の吸収が増加
制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外> 本剤の吸収が増加
オメプラゾール 本剤の吸収が増加
プロトンポンプ阻害剤 本剤の吸収が増加
フェニトイン 類薬でフェニトインの血中濃度が上昇しフェニトインの作用が増強
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
マクロライド系抗生物質 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
アトルバスタチンカルシウム水和物 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
カルシウム拮抗剤 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
アゾール系抗真菌剤 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
シンバスタチン 本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加
ビタミンA製剤 ビタミンA過剰症と類似した副作用症状
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
デキサメタゾン 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
バルビツール酸誘導体 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
フェニトイン 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
抗線溶剤 類薬<トレチノイン>において血栓症を発現し重大な転帰
アプロチニン製剤 類薬<トレチノイン>において血栓症を発現し重大な転帰
トラネキサム酸 類薬<トレチノイン>において血栓症を発現し重大な転帰

飲食物との相互作用

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
  • グレープフルーツジュース
  • ビタミンAを含むもの<レバー、あんこう、うなぎ、あゆ、海苔 など>
  • 牛乳
  • 脂肪が多い食事

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    再発急性前骨髄球性白血病又は難治性急性前骨髄球性白血病。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.染色体検査[t(15;17)転座]又は遺伝子検査(PML−RARα遺伝子)によりAPLと診断された患者に使用する。
    2.初発例のAPL患者での本剤の有効性・安全性は確立していない。
    3.本剤により完全緩解を得た後に再発したAPLに対して、本剤の有効性・安全性は確立していない。

    用法・用量(添付文書全文)

    緩解導入療法:1日6mg/屬2回にわけて朝、夕食後経口投与し、骨髄緩解が得られるまで投与する。投与期間は本剤の投与開始日から8週間を超えない。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.1日6mg/屬鯆兇┐詬冕 ν冦未任陵効性及び安全性は明らかではない。1日12mg/屬鯆兇┐禿衢燭靴新亳海呂覆ぁ
    2.本剤の緩解後療法の有効性及び安全性は確立していない(投与経験がない)。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    臨床試験における安全性評価症例41例において、副作用は40例(97.6%)に認められた。主な副作用は、血中トリグリセリド増加29件(70.7%)、発疹21件(51.2%)、血中コレステロール増加19件(46.3%)、血中乳酸脱水素酵素(LDH)増加15件(36.6%)、骨痛11件(26.8%)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)増加9件(22.0%)、血中アルカリホスファターゼ(Al−P)増加9件(22.0%)、発熱8件(19.5%)、アラニン・アミノトランスフェラーゼ(ALT)増加6件(14.6%)、ヘモグロビン減少5件(12.2%)、白血球数増加5件(12.2%)、皮膚乾燥4件(9.8%)等であった(承認時)。
    1.重大な副作用
    1).レチノイン酸症候群(頻度5%以上):レチノイン酸症候群(諸症状:発熱、呼吸困難、胸水貯留、肺浸潤、間質性肺疾患、肺うっ血、心嚢液貯留、低酸素症、低血圧、肝不全、腎機能不全、多臓器不全等)が発現し、重篤な転帰をたどることがあるので、観察を十分に行い、なお、このような症状が認められた場合には、本剤を中止し、副腎皮質ホルモン剤のパルス療法等の適切な処置を行う。
    2).感染症(頻度5%以上):感染症(肺炎、敗血症等)が現れることがあるので、このような症状が認められた場合には、休薬等の適切な処置を行う。
    3).白血球増加症(頻度5%以上):白血球増加症が現れることがあるので観察を十分に行い、末梢白血球数が30000/mm3を超えた場合には、休薬等の適切な処置を行う。また、類薬(トレチノイン)において、主に好塩基球性分化能を有するAPL患者において、好塩基球増加症が発現し、高ヒスタミン血症に至った例も報告されている。
    4).間質性肺疾患(頻度5%未満):間質性肺疾患が現れることがあるので、胸部X線検査等を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    5).縦隔炎(頻度5%未満):縦隔炎が現れることがあるので、このような症状が認められた場合には、休薬等の適切な処置を行う。
    6).横紋筋融解症(頻度5%未満):フィブラート系薬剤を服用している脂質代謝異常の患者に本剤を投与し、本剤との因果関係が否定できない横紋筋融解症が発現し、死亡した症例が報告されているので、異常が認められた場合には休薬等の適切な処置を行う。
    2.重大な副作用(類薬)(頻度不明):類薬で次記の重大な副作用が報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には休薬し、適切な処置を行う。
    1).類薬(トレチノイン)で血栓症(脳梗塞、肺梗塞、その他の動脈血栓症又は静脈血栓症等)を起こすことが報告されている。
    2).類薬(トレチノイン)で血管炎を起こすことが報告されている。
    3).類薬(トレチノイン)で錯乱を起こすことが報告されている。
    4).類薬(エトレチナート)で中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、多形紅斑が報告されている。
    3.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).精神神経系:(5%以上)頭痛、(5%未満)感覚減退、臭覚錯誤。
    2).呼吸器:(5%未満)呼吸困難、喀血、しゃっくり、低酸素症。
    3).胃腸障害:(5%未満)口内乾燥、口内炎、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、消化不良、便秘、痔核。
    4).皮膚:(5%以上)発疹、皮膚乾燥、湿疹、剥脱性皮膚炎、(5%未満)皮膚炎、皮膚そう痒症、水疱性皮膚炎、皮膚刺激。
    5).筋・骨格:(5%以上)骨痛、関節痛、(5%未満)筋痛、背部痛。
    6).全身状態:(5%以上)発熱、(5%未満)粘膜疹、胸痛、倦怠感、腫脹。
    7).血液:(5%以上)白血球数増加、ヘモグロビン減少、(5%未満)血小板数減少、血小板数増加。
    8).肝臓:(5%以上)AST増加、ALT増加、LDH増加、Al−P増加。
    9).脂質代謝:(5%以上)TG増加、TC増加。
    10).その他:(5%以上)毛包炎、CRP増加、(5%未満)咽頭炎、耳痛、血中尿素減少、血中ナトリウム減少、血中塩化物減少、尿蛋白、血中アルブミン減少、血中アミラーゼ増加、総蛋白増加、尿潜血。
    4.その他の副作用(類薬)(頻度不明)
    類薬(トレチノイン)で頭蓋内圧上昇症状を起こすことが報告されている。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤による治療は危険性を伴うため、原則として、投与期間中は患者を入院環境で医師の管理下に置く。また、緊急時に十分対応できる医療施設において、白血病[特に急性前骨髄球性白血病(APL)]のがん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ実施する。治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し、同意を得てから投与する。
    2.本剤はレチノイン酸症候群が発現し、致死的転帰をたどることがあるので、十分な経過観察を行い、このような症状が現れた場合には休薬し、副腎皮質ホルモン剤のパルス療法等の適切な措置を行う。
    3.本剤には催奇形性があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。また、妊娠する可能性のある婦人には投与しないことを原則とするが、やむを得ず投与する場合には使用上の注意を厳守する。
    (禁忌)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
    2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    3.ビタミンA製剤投与中の患者[ビタミンA過剰症と類似した副作用症状を起こす恐れがある]。
    4.ビタミンA過剰症の患者[ビタミンA過剰症が増悪する恐れがある]。
    (原則禁忌)
    妊娠する可能性のある婦人。
    (慎重投与)
    1.高脂血症素因がある患者。
    2.フィブラート系薬剤使用中の患者。
    3.肝機能障害のある患者[類薬(エトレチナート)で、肝障害が悪化する恐れがあることが報告されている]。
    4.腎機能障害のある患者[類薬(トレチノイン)で、重篤な腎障害を起こす恐れがあることが報告されている]。
    5.高齢者。
    6.骨の成長が終了していない可能性<25歳以下の患者>がある患者。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤には催奇形性があり、副作用の発現頻度が高いので、使用上の注意を厳守し、患者又はそれに代わり得る適切な者に副作用についてよく説明した上で使用する。
    2.妊娠する可能性のある婦人への使用に際しては、疾患の重症度及び治療の緊急性を考慮した上で、患者に注意事項についてよく説明し理解させた後、使用する。
    1).本剤には催奇形性があるので、妊娠する可能性のある婦人で他に代わるべき治療法がない重症な患者にやむを得ず投与する場合には、投与開始前の少なくとも1カ月間、投与中及び投与中止後少なくとも2年間は必ず避妊させる。
    2).妊娠する可能性のある婦人への使用に際しては、本剤の投与は次の正常な生理周期の2日又は3日目まで開始しない。
    3).妊娠する可能性のある婦人への使用に際しては、本剤の投与開始前2週間以内の妊娠検査が陰性であるとの結果を確認する。
    4).妊娠する可能性のある婦人への使用に際しては、本剤の投与中は1カ月毎に追加の妊娠検査を実施することが望ましい。
    3.本剤はラット、イヌを用いた動物実験で、精子形成能に異常を起こすことが報告されているので男性に投与する場合には、投与中及び投与終了後6カ月間は避妊させる。
    4.末梢血中の「芽球及び前骨髄球」の和が1000/mm3を超える場合には、化学療法により「芽球及び前骨髄球」の和を1000/mm3以下にしてから本剤を投与する。
    5.高度白血球増加症を起こすことがあるので、末梢白血球数が30000/mm3を超えた場合には、休薬等の適切な処置を行う。
    6.APLに併発する播種性血管内凝固症候群(DIC)では、致命的出血傾向(脳出血、肺出血等)が報告されており、本剤投与中にこのような症状が現れた場合には、出血傾向に対する適切な処置を行う。
    7.本剤により脂質代謝異常が引き起こされることがあるので、定期的に血中の総コレステロール及びトリグリセリドの検査を行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
    8.本剤により肝機能異常が引き起こされることがあるので、定期的に肝機能検査を行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
    9.フィブラート系薬剤を服用している脂質代謝異常の患者に本剤を投与し、本剤との因果関係が否定できない横紋筋融解症が発現し、死亡した症例が報告されているので、異常が認められた場合には休薬等の適切な処置を行う。
    10.タミバロテンはラット、イヌを用いた動物実験で過骨症及び骨端早期閉鎖を起こすことが報告されている。したがって本剤投与中に関節痛・骨痛の症状が現れることがあるので、観察を十分に行う。25歳以下の患者は、骨の成長が終了していない可能性があるので、治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ観察及び定期的な検査を十分に行いながら慎重に投与する。
    11.本剤は中性付近において溶解度、溶出性等が増加する性質を持つため、無酸症等著しい低胃酸状態が持続する状態では、本剤の吸収が増加し、作用が増強される恐れがある。また、牛乳又は高脂肪食と服用すると類薬<エトレチナート>で吸収が増加することが報告されている。
    (相互作用)
    1.併用禁忌:ビタミンA製剤<チョコラA等>[ビタミンA過剰症と類似した副作用症状を起こす恐れがある(本剤はビタミンAと同じレチノイドである)]。
    2.併用注意:in vitro試験において、本剤は薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP3A4)により代謝されることが示されている。
    1).CYP3A4を誘導する薬剤:(フェニトイン、カルバマゼピン(抗てんかん剤)、リファンピシン、デキサメタゾン(副腎皮質ホルモン剤)、バルビツール酸系薬物、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)等)[本剤の血中濃度が低下し作用が減弱する恐れがある(本剤の代謝には主にCYP3A4が関与しているため、本剤の代謝が亢進し血中濃度が低下する可能性がある)]。
    2).CYP3A4阻害剤:(アゾール系抗真菌剤、マクロライド系抗生物質、カルシウム拮抗剤、高脂血症用剤<シンバスタチン、アトルバスタチンカルシウム>等の薬剤)及びグレープフルーツジュース等[本剤の血中濃度が増加し副作用の発現頻度及び重症度が増加する恐れがある(本剤の代謝には主にCYP3A4が関与しているため、本剤の代謝が阻害され血中濃度が増加する可能性がある)]。
    3).制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外>、H2−受容体拮抗剤:(シメチジン等)、プロトンポンプ阻害剤:(オメプラゾール等)[本剤の吸収が増加する恐れがある(これらの薬剤により胃内のpHが上昇し、本剤の溶解度が上昇し、吸収が増加する可能性がある)]。
    3.相互作用(類薬):類薬では次のような相互作用が知られている。
    1).フェニトイン[類薬でフェニトインの血中濃度が上昇しフェニトインの作用が増強する恐れがある(類薬(エトレチナート)でフェニトインとの併用により、フェニトインの蛋白結合能を低下させるとの報告がある)]。
    2).抗線溶剤(トラネキサム酸等)、アプロチニン製剤[これらの薬剤を併用した患者で類薬<トレチノイン>において血栓症を発現し重大な転帰をたどったとの報告があるので、併用に際しては慎重に行う(類薬(トレチノイン)投与により、凝固線溶系のバランスが変化するためと考えられている)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では、生理機能が低下していることが多く、副作用が現れやすいので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。高齢者では血漿アルブミンが減少していることが多いため、用量に留意して定期的に血漿アルブミン検査を行い慎重に投与する[本剤は血漿蛋白との結合性が強いため、血漿アルブミンが減少していると遊離の薬物血漿中濃度が高くなる恐れがある]。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.動物実験で催奇形性が報告されているので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない(ラットの0.3mg/kg/dayで、後期死亡胎仔数増加、胎仔外形異常及び胎仔内臓異常として胎仔口蓋裂、胎仔顔面裂、胎仔無眼球、胎仔小眼球、胎仔眼瞼開存、胎仔口角部の裂、胎仔外脳、胎仔髄膜瘤、胎仔耳介形態異常、胎仔骨格変異である胎仔頚肋、胎仔胸椎体ダンベル状骨化が、ウサギの0.1mg/kg/dayで、流産頻発、死亡胎仔数増加、胎仔外表異常、内臓及び胎仔骨格異常などの催奇形性が報告されている)。
    2.妊娠する可能性のある婦人には投与しないことを原則とするが、やむを得ず投与する場合には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与し、患者には胎児への毒性の可能性について十分に説明し理解させ、避妊を徹底するよう指導する。
    3.授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせる[動物実験(ラット)で、乳汁中への移行が認められている]。
    (小児等への投与)
    1.低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
    2.幼児又は小児へ投与する場合には、観察を十分に行い、慎重に投与する[タミバロテンはイヌを用いた動物実験で過骨症及び骨端早期閉鎖を起こすことが報告されている]。
    3.類薬(トレチノイン)において、長期投与した場合に頭蓋内圧上昇症状が報告されている。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.ラット及びイヌで精巣毒性が報告されている。これらの所見は臨床投与条件下におけるAUCと同程度で認められていることから、不妊など性腺に対する影響を考慮する。
    2.イヌにおいて39週間反復投与試験で0.08mg/kg/day以上の投与群に角膜混濁及び角膜糜爛が報告されているので、これらに基づく視覚障害が認められた場合には、休薬等の適切な処置を行う。
    3.イヌにおいて消化管出血が報告されていることから、消化器障害が疑われる場合には便の性状に注意し、必要に応じて潜血反応等の検査を行う。
    4.イヌにおいて胸骨骨梁菲薄化及び大腿骨骨幹部骨梁菲薄化が報告されている。骨折を起こす可能性があるので観察を十分に行う。
    5.イヌにおいて皮下投与したとき10mg/kg以上の投与群の心電図にP波振幅縮小やR波振幅拡大を発現させることが報告されている。また、イヌにおいて4週間反復投与試験で0.27mg/kg/dayの投与群の心電図にS波増高を発現させ、0.08mg/kg/day以上の投与群に血栓形成及び弁膜血液嚢腫等を発現させることが報告されている。
    6.ラットにおいて子宮頚部粘膜上皮角化不全及び膣粘膜上皮角化不全並びに黄体数減少が報告されている。
    7.ラット及びイヌにおいて血球中に移行した本剤の消失は、血漿中の消失より緩慢であることが報告されている。
    (保管上の注意)
    遮光・気密容器。

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