基本情報

薬効分類

抗アンドロゲン薬(前立腺がん治療薬)詳しく見る

  • 前立腺細胞においてアンドロゲン(男性ホルモン)のアンドロゲン受容体への結合を阻害し、抗腫瘍作用をあらわす薬
抗アンドロゲン薬(前立腺がん治療薬)の代表的な商品名
  • カソデックス
  • イクスタンジ

効能・効果詳しく見る

  • 前立腺癌

注意すべき副作用詳しく見る

乳房腫脹ほてり乳房圧痛劇症肝炎勃起力低下浮腫白血球減少総コレステロール上昇肝機能障害血小板減少黄疸クレアチニン上昇嘔吐悪心過敏症間質性肺炎

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • ビカルタミドとして1回80mgを1日1回、経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 幼児・乳児
  • 年齢や性別に応じた注意事項
    • 女性
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 男子小児(0歳〜14歳)

副作用

主な副作用

乳房腫脹ほてり乳房圧痛劇症肝炎勃起力低下浮腫白血球減少総コレステロール上昇肝機能障害血小板減少黄疸

重大な副作用

悪心嘔吐過敏症間質性肺炎クレアチニン上昇血尿下痢眩暈倦怠感食欲不振心筋梗塞腎機能障害心不全頭痛性欲減退中性脂肪上昇発汗発疹皮膚そう痒貧血不眠便秘

上記以外の副作用

Al−P上昇BUN上昇GOT上昇GPT上昇γ−GTP上昇LDH上昇寒気胸痛傾眠血管浮腫口渇高血糖光線過敏症鼓腸放屁骨盤痛消化不良心電図異常蕁麻疹体重減少体重増加脱毛多毛ALT上昇AST上昇皮膚乾燥疲労腹痛無力症夜間頻尿抑うつ状態

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 肝障害

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 幼児・乳児
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 禁止
    • 女性
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 男子小児(0歳〜14歳)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
クマリン系抗凝血剤 作用を増強
ワルファリン 作用を増強
トリアゾラム 作用を増強
カルバマゼピン 作用を増強
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 作用を増強
シクロスポリン 作用を増強
トルブタミド 作用を増強
デキストロメトルファン 作用を増強

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    前立腺癌。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.本剤による治療は、根治療法ではないことに留意し、本剤投与12週後を抗腫瘍効果観察のめどとして、本剤投与により期待する効果が得られない場合、あるいは病勢の進行が認められた場合には、手術療法等他の適切な処置を考慮する。
    2.本剤投与により、安全性の面から容認し難いと考えられる副作用が発現した場合は、治療上の有益性を考慮の上、必要に応じ、休薬又は集学的治療法などの治療法に変更する。

    用法・用量(添付文書全文)

    ビカルタミドとして1回80mgを1日1回、経口投与する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    本剤は口腔内で崩壊するが、口腔の粘膜から吸収されることはないため、唾液又は水で飲み込む。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    承認時及び使用成績調査における総症例3,927例中、951例(24.2%)に副作用が認められた。主な副作用の内訳は、乳房腫脹211件(5.4%)、乳房圧痛193件(4.9%)、AST(GOT)上昇162件(4.1%)、ALT(GPT)上昇150件(3.8%)、Al−P上昇118件(3.0%)、LDH上昇89件(2.3%)、ほてり88件(2.2%)、γ−GTP上昇84件(2.1%)、総コレステロール上昇52件(1.3%)、勃起力低下44件(1.1%)であった(再審査終了時)。
    1.重大な副作用
    1).劇症肝炎、肝機能障害、黄疸(0.5%未満):劇症肝炎、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、γ−GTP上昇、LDH上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、定期的な肝機能検査の実施を考慮するとともに、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2).白血球減少、血小板減少(0.5%未満):白血球減少、血小板減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    3).間質性肺炎(0.1%未満):間質性肺炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    4).心不全、心筋梗塞(0.1%未満):心不全、心筋梗塞が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).内分泌:(5%以上)乳房腫脹、(0.1%〜5%未満)乳房圧痛、ほてり。
    2).生殖器:(0.1%〜5%未満)勃起力低下。
    3).肝臓:(0.1%〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、γ−GTP上昇、LDH上昇。
    4).泌尿器:(0.1%〜5%未満)腎機能障害(クレアチニン上昇、BUN上昇)、血尿、(0.1%未満)夜間頻尿。
    5).皮膚:(0.1%〜5%未満)皮膚そう痒、発疹、発汗、(0.1%未満)皮膚乾燥、脱毛、多毛、光線過敏症。
    6).精神神経系:(0.1%〜5%未満)性欲減退、頭痛、眩暈、不眠、(0.1%未満)抑うつ状態、傾眠。
    7).循環器:(0.1%未満)心電図異常。
    8).消化器:(0.1%〜5%未満)便秘、食欲不振、下痢、悪心、嘔吐、(0.1%未満)口渇、消化不良、鼓腸放屁、腹痛。
    9).筋・骨格系:(0.1%未満)胸痛、骨盤痛。
    10).過敏症:(0.1%未満)血管浮腫、蕁麻疹。
    11).その他:(0.1%〜5%未満)貧血、浮腫、総コレステロール上昇、中性脂肪上昇、倦怠感、(0.1%未満)無力症、疲労、高血糖、体重増加・体重減少、寒気。
    発現頻度は承認時及び使用成績調査の合計より算出した。なお、承認時及び使用成績調査で認められなかった副作用については0.1%未満に記載した。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.小児[本薬の薬理作用に基づき、男子小児の生殖器官の正常発育に影響を及ぼす恐れがある。また、本薬の毒性試験(ラット)において、雌性ラットで子宮の腫瘍性変化が認められている]。
    3.女性[本薬の毒性試験(ラット)において、子宮の腫瘍性変化及び雄仔の雌性化が報告されている]。
    (慎重投与)
    肝障害のある患者[本剤は肝臓でほぼ完全に代謝を受けるため、定常状態時の血中濃度が高くなる可能性がある]。
    (重要な基本的注意)
    1.外国の臨床試験において、本剤投与例で本剤との関連性が否定できなかった前立腺癌以外の死亡例が報告されており、そのうち心・循環器系疾患による死亡は9%未満であり、その主な死因は心不全、心筋梗塞、脳血管障害等であった(これら外国の臨床試験で報告された心・循環器系疾患による死亡率は、対照の去勢術群(16%未満)より低く、高齢者で一般に予期される死亡率の範囲内であったが、本剤を投与する場合は十分に観察を行い、慎重に投与する)。
    2.本剤は内分泌療法剤であり、がんに対する薬物療法について十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤による治療が適切と判断される患者についてのみ使用する。
    (相互作用)
    本剤は、主として肝代謝酵素CYP3A4を阻害する。
    併用注意:
    1.クマリン系抗凝血薬(ワルファリン等)[クマリン系抗凝血薬の作用を増強する恐れがあるので、プロトロンビン時間を測定する、又は、トロンボテストを実施するなど、血液凝固能検査等出血管理を十分に行いつつ、凝固能の変動に注意し、患者の状態を観察しながら慎重に投与する(in vitro試験で蛋白結合部位においてワルファリンと置換するとの報告がある)]。
    2.トルブタミド[トルブタミドの作用を増強する恐れがあるが、但し、相互作用に関する報告症例はない(本剤は、in vitro試験でトルブタミドの代謝を阻害した)]。
    3.デキストロメトルファン[デキストロメトルファンの作用を増強する恐れがあるが、但し、相互作用に関する報告症例はない(本剤は、in vitro試験でデキストロメトルファンの代謝を阻害した)]。
    4.主にCYP3A4によって代謝される薬物(カルバマゼピン、シクロスポリン、トリアゾラム等)[主にCYP3A4によって代謝される薬物の作用を増強する恐れがあるが、但し、相互作用に関する報告症例はない(本剤は、in vitro試験でCYP3A4によるテストステロン6β−水酸化酵素活性を阻害した)]。
    (高齢者への投与)
    本剤の臨床試験成績から、高齢者と非高齢者において血漿中濃度及び副作用の発現に差はみられていない。しかし、一般に高齢者では、心・循環器系の機能が低下していることが多く、心・循環器系の有害事象の発現頻度が若年層より高いため、高齢者への投与の際には患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (適用上の注意)
    1.服用時:
    1).OD錠は舌の上にのせて唾液を浸潤させ舌で軽くつぶすことにより崩壊するため、水なしで服用可能である(また、水で服用することもできる)。
    2).OD錠は寝たままの状態では、水なしで服用させない。
    2.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    外国において、呼吸困難が発現したとの報告がある。

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