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注射用フィルデシン1mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ビンデシン硫酸塩注射用

製薬会社:塩野義製薬

薬価・規格: 4623円(1mg1瓶) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

微小管阻害薬(ビンカアルカロイド系)詳しく見る

  • 細胞分裂に重要な役割を果たす微小管に作用し、分裂を途中で停止させ抗腫瘍効果をあらわす薬
微小管阻害薬(ビンカアルカロイド系)の代表的な商品名
  • オンコビン
  • ナベルビン ロゼウス

効能・効果詳しく見る

  • 悪性リンパ腫の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 急性白血病の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 食道癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 肺癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 慢性骨髄性白血病の急性転化の自覚的並びに他覚的症状の緩解

注意すべき副作用詳しく見る

出血嘔吐悪心脱毛食欲不振しびれ感抗利尿ホルモン不適合分泌症候群消化管出血痙攣腹痛間質性肺炎Al−P上昇GOT上昇GPT上昇アナフィラキシー

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.急性白血病、悪性リンパ腫:ビンデシン硫酸塩として1回3mg(0.06mg/kg)、小児には1回0.07〜0.1mg/kgを1週間間隔で静脈内に注射する
    • なお、年齢、症状により、適宜増減する
  • 2.肺癌、食道癌:ビンデシン硫酸塩として1回3〜4.5mg(0.06〜0.09mg/kg)を1週間間隔で静脈内に注射する
    • なお、年齢、症状により、適宜増減する
  • <注射液の調製法>ビンデシン硫酸塩に、1mgあたり1mLの割合で注射用水又は生理食塩液を加えて溶解する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 重篤な過敏症

副作用

主な副作用

出血嘔吐悪心脱毛食欲不振しびれ感抗利尿ホルモン不適合分泌症候群消化管出血痙攣腹痛間質性肺炎

重大な副作用

Al−P上昇GOT上昇GPT上昇悪心アナフィラキシー息切れ意識障害黄疸嘔吐階段昇降障害顎痛狭心症狭心症発作様症状胸部痛起立障害筋痛筋力低下血小板減少下痢眩暈倦怠感失神食欲不振神経麻痺振戦深部腱反射減弱心電図異常頭痛高張尿脱力感蛋白尿知覚異常聴覚異常腸管麻痺低浸透圧血症低ナトリウム血症ALT上昇疼痛手指連動障害AST上昇尿中ナトリウム排泄量増加尿閉脳梗塞排尿障害発汗亢進白血球減少複視腹痛不整脈便秘歩行障害末梢神経障害麻痺性イレウス味覚低下抑うつ

上記以外の副作用

SIADH著しい便秘悪寒過敏症気管支痙攣クレアチニン上昇血管浮腫口内炎呼吸困難骨髄抑制静脈炎心筋梗塞蕁麻疹知覚低下発疹発熱汎血球減少貧血腹部膨満末梢神経障害味覚異常腹部弛緩腸内容物うっ滞

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 重篤な過敏症
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 感染症
    • 虚血性心疾患
    • 骨髄抑制
    • 神経・筋疾患
    • 腎障害
    • 水痘
  • 注意
    • 白血病性中枢神経障害
  • 投与に際する指示
    • 白血病性中枢神経障害

患者の属性に応じた注意事項

  • 希望禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・乳児
    • 高齢者
  • 注意
    • 幼児・乳児
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 新生児(0日〜27日)
    • 幼児(0歳〜6歳)
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 乳児(0日〜364日)
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 生殖可能な年齢(11歳〜)
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
マイトマイシンC 気管支痙攣
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制等の副作用が増強
イトラコナゾール 本剤の筋神経系の副作用が増強
アゾール系抗真菌剤 本剤の筋神経系の副作用が増強
抗悪性腫瘍剤 心筋梗塞
フェニトイン 血中濃度が低下し痙攣が増悪

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    次記疾患の自覚的並びに他覚的症状の緩解:急性白血病(慢性骨髄性白血病の急性転化を含む)、悪性リンパ腫、肺癌、食道癌。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.急性白血病、悪性リンパ腫:ビンデシン硫酸塩として1回3mg(0.06mg/kg)、小児には1回0.07〜0.1mg/kgを1週間間隔で静脈内に注射する。なお、年齢、症状により、適宜増減する。
    2.肺癌、食道癌:ビンデシン硫酸塩として1回3〜4.5mg(0.06〜0.09mg/kg)を1週間間隔で静脈内に注射する。なお、年齢、症状により、適宜増減する。
    <注射液の調製法>
    ビンデシン硫酸塩に、1mgあたり1mLの割合で注射用水又は生理食塩液を加えて溶解する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    承認時における安全性評価対象例は、単独投与例390例及び併用投与例650例であり、副作用はそれぞれ225例(57.7%)、382例(58.8%)に認められた。再審査終了時における安全性評価対象例は2,868例であり、臨床検査値の異常変動を含む副作用は1,951例(68.03%)に認められた。主なものは白血球減少1,228件、ヘモグロビン減少528件、血小板減少420件、脱毛357件等であった。
    1.重大な副作用
    1).骨髄抑制(頻度不明):汎血球減少、貧血、白血球減少、血小板減少、また、出血(0.1〜5%未満)等が現れることがあるので、本剤投与期間中には末梢血液の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与間隔の延長、減量、休薬等の適切な処置を行う。
    2).抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(0.1〜5%未満):低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には水分摂取の制限等適切な処置を行う。
    3).麻痺性イレウス(頻度不明)、消化管出血(0.1〜5%未満):腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹痛、腹部膨満あるいは腹部弛緩及び腸内容物うっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺が現れた場合には投与を中止し、腸管減圧法等の適切な処置を行う。また、消化管出血が現れることがある。
    4).間質性肺炎(0.1〜5%未満):間質性肺炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    5).心筋虚血(頻度不明):心筋梗塞、狭心症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    6).脳梗塞(頻度不明):脳梗塞が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    7).神経麻痺、痙攣、聴覚異常、筋力低下(起立障害、歩行障害、階段昇降障害、手指連動障害等)、知覚異常、末梢神経障害(0.1〜5%未満):これらの副作用が発現した場合には減量又は休薬、投与中止等の適切な処置を行う。
    8).アナフィラキシー(頻度不明):アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).消化器:(5%以上又は頻度不明)食欲不振(13.9%)、悪心・嘔吐(11.2%)、口内炎、便秘、(0.1〜5%未満)腹痛、下痢、味覚低下、(0.1%未満)味覚異常等。
    2).肝臓:(5%以上又は頻度不明)AST上昇(GOT上昇)(14.7%)、ALT上昇(GPT上昇)(23.9%)、Al−P上昇(13.3%)等、(0.1〜5%未満)黄疸。
    3).腎臓:(5%以上又は頻度不明)BUN上昇、クレアチニン上昇等、(0.1〜5%未満)蛋白尿。
    4).過敏症:(5%以上又は頻度不明)発疹等。
    5).皮膚:(5%以上又は頻度不明)脱毛(25.6%)等。
    6).精神神経系:(0.1〜5%未満)倦怠感、脱力感、複視、眩暈、抑うつ、振戦、失神、頭痛等。
    7).神経・筋症状:(5%以上又は頻度不明)しびれ感(13.0%)、知覚低下、(0.1〜5%未満)深部腱反射減弱、疼痛、筋痛、顎痛、排尿障害、尿閉等。
    8).呼吸器:(5%以上又は頻度不明)息切れ、気管支痙攣[マイトマイシンCとの併用時に発現しやすいことが報告されている]。
    9).循環器:(0.1〜5%未満)狭心症発作様症状(胸部痛、息切れ、発汗亢進)、不整脈、心電図異常等。
    10).その他:(5%以上又は頻度不明)悪寒、発熱、静脈炎等。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者。
    2.髄腔内。
    (慎重投与)
    1.肝障害のある患者[肝障害のある患者では本剤の排泄が遅延し、血中濃度の上昇に伴い、副作用発現の可能性が高くなる]。
    2.腎障害のある患者[腎障害が増悪する恐れがある]。
    3.骨髄抑制のある患者[骨髄抑制が増悪する恐れがある]。
    4.感染症を合併している患者[骨髄抑制作用により、感染症が増悪する恐れがある]。
    5.神経・筋疾患の既往歴のある患者[末梢神経障害・筋力低下が強く現れることがある]。
    6.虚血性心疾患のある患者[心筋虚血症状が強く現れることがある]。
    7.水痘患者[致命的全身障害が現れることがある]。
    8.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.骨髄抑制、末梢神経障害等の重篤な副作用が起こることがあるので、頻回に臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行う。また、使用が長期間にわたると副作用が強く現れ、遷延性に推移することがあるので、投与は慎重に行う。
    2.感染症の発現又は感染症増悪・出血傾向の発現又は出血傾向増悪に十分注意する。
    3.小児等に投与する場合には、副作用の発現に特に注意し、慎重に投与する。
    4.小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には、性腺に対する影響を考慮する。
    5.本剤は血液脳関門を十分に通過しないと考えられるので、白血病性中枢神経障害の合併が認められる症例に使用する場合には、他の療法を併用するなど適切な処置を行う。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.他の抗悪性腫瘍剤:
    1).他の抗悪性腫瘍剤[骨髄抑制等の副作用が増強することがあるので、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行う(共に骨髄抑制作用を有する)]。
    2).他の抗悪性腫瘍剤[心筋梗塞、脳梗塞等が発現したとの報告がある(機序は不明)]。
    2.放射線照射[骨髄抑制等の副作用が増強することがあるので、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行う(共に骨髄抑制作用を有する)]。
    3.マイトマイシンC[息切れ及び気管支痙攣が発現しやすいとの報告がある(機序は不明)]。
    4.アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール等)[本剤の筋神経系の副作用が増強するとの報告があるので、副作用が発現した場合には、減量、休薬、投与中止等の適切な処置を行う(本剤の代謝は肝代謝酵素CYP3Aが関与しているとの報告があり、アゾール系抗真菌剤は肝代謝酵素CYP3Aを阻害するため、併用により本剤の代謝を抑制する可能性がある)]。
    5.フェニトイン[フェニトインの血中濃度が低下し痙攣が増悪するとの報告があるので、フェニトインの投与量を調節することが望ましい(機序は不明、類薬のビンブラスチンでは、フェニトインの吸収の減少又は代謝が亢進するとの報告がある)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では、生理機能が低下していることが多く、副作用が現れやすいので、用量並びに投与間隔に留意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[動物試験(ラット)で催奇形作用が報告されている]。
    2.授乳婦に投与する場合には、授乳を中止させる[動物試験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている]。
    (小児等への投与)
    1.低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に投与する場合には、副作用の発現に特に注意し、慎重に投与する。
    2.小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には、性腺に対する影響を考慮する。
    (過量投与)
    ビンデシン硫酸塩の過量投与により、重篤な結果あるいは致死的結果をもたらすとの報告があるため、投与量の決定及び投与に際しては慎重に行うことが望ましい。
    過量投与時の支持療法として次の処置を考慮する;(1)SIADH(抗利尿ホルモン不適合分泌症候群)の予防(水分摂取の制限及びヘンレ係蹄及び遠位尿細管の機能に作用する利尿剤の投与)、(2)抗痙攣剤の投与、(3)イレウスを予防するための浣腸及び下剤の使用(症例によっては腸管減圧を行う)、(4)循環器機能のモニタリング、(5)末梢血液検査を毎日行い、必要であれば輸血を行う。
    (適用上の注意)
    1.調製方法:
    1).本剤の注射液調製にあたり、注射用水又は生理食塩液以外の溶解液の使用は望ましくない。
    2).注射液調製後は数時間以内に使用する[保存剤を含有していないため]。
    3).眼には接触させない(眼に入った場合は、直ちに水で洗浄する)[眼に入った場合、激しい眼刺激や角膜潰瘍が起こることがある]。
    2.投与経路:
    1).静脈内注射にのみ使用する。
    2).髄腔内には投与しない[外国でビンカアルカロイド製剤を誤って髄腔内に投与し、死亡したとの報告がある]。
    3).投与時:静脈内投与に際し、薬液が血管外に漏れると注射部位に硬結・壊死を起こすことがあるので、薬液が血管外に漏れないように慎重に投与する。
    4).保存時:本剤は冷蔵庫(2〜8℃)に保存する。
    (その他の注意)
    本剤と他の抗悪性腫瘍剤や放射線療法を併用した患者に、二次性悪性腫瘍[急性白血病、骨髄異形成症候群(MDS)等]が発生したとの報告がある。
    (保管上の注意)
    遮光・2〜8℃(冷蔵庫)で保存。

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