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注射用エンドキサン500mg基本情報

一般名:シクロホスファミド水和物注射用

製薬会社:塩野義製薬

薬価・規格: 1254円(500mg1瓶) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

アルキル化剤詳しく見る

  • 細胞増殖に必要なDNAに作用しDNA複製阻害作用やDNAの破壊作用により抗がん作用をあらわす薬
アルキル化剤の代表的な商品名
  • エンドキサン
  • ダカルバジン
  • テモダール

効能・効果詳しく見る

  • 悪性黒色腫の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 悪性リンパ腫の造血幹細胞移植の前治療
  • 悪性リンパ腫の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 胃癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 咽頭癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 横紋筋肉腫の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 褐色細胞腫
  • 肝癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 急性白血病の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 急性白血病の造血幹細胞移植の前治療
  • 免疫不全の造血幹細胞移植の前治療
  • 結腸癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 睾丸腫瘍の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 骨腫瘍の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 子宮体癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 絨毛癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 絨毛性疾患の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 神経腫瘍の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 神経芽腫の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 真性多血症の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 骨髄異形成症候群の造血幹細胞移植の前治療
  • 膵癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 多発性骨髄腫の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 乳癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 肺癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 破壊胞状奇胎の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 胞状奇胎の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 慢性骨髄性白血病の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 慢性骨髄性白血病の造血幹細胞移植の前治療
  • 慢性リンパ性白血病の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 網膜芽腫の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 卵巣癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • 子宮頚癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解
  • Hunter病の造血幹細胞移植の前治療
  • 遺伝性疾患の造血幹細胞移植の前治療
  • 先天性血液疾患の造血幹細胞移植の前治療
  • Fanconi貧血の造血幹細胞移植の前治療
  • 重症再生不良性貧血の造血幹細胞移植の前治療
  • Wiskott−Aldrich症候群の造血幹細胞移植の前治療
  • 先天性代謝障害の造血幹細胞移植の前治療
  • 乳癌<手術可能例における術前あるいは術後化学療法>
  • 治療抵抗性強皮症
  • 治療抵抗性混合性結合組織病
  • 治療抵抗性結節性多発動脈炎
  • 治療抵抗性全身性血管炎
  • 治療抵抗性ヴェゲナ肉芽腫症
  • 治療抵抗性顕微鏡的多発血管炎
  • 治療抵抗性Churg−Strauss症候群
  • 治療抵抗性全身性エリテマトーデス
  • 血管炎を伴う治療抵抗性難治性リウマチ性疾患
  • 治療抵抗性多発性筋炎
  • 治療抵抗性皮膚筋炎
  • 治療抵抗性大動脈炎症候群

注意すべき副作用詳しく見る

出血嘔吐悪心脱毛下痢口内炎便秘出血性膀胱炎発熱頭痛黄疸イレウスビリルビン値上昇心不全心筋障害心電図異常感染皮膚色素沈着胃腸出血血清ナトリウム低下Al−P上昇GOT上昇GPT上昇LDH上昇アナフィラキシー

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.次記疾患の自覚的並びに他覚的症状の緩解:多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、肺癌、乳癌、急性白血病、真性多血症、子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌、神経腫瘍(神経芽腫、網膜芽腫)、骨腫瘍、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、咽頭癌、胃癌、膵癌、肝癌、結腸癌、睾丸腫瘍、絨毛性疾患(絨毛癌、破壊胞状奇胎、胞状奇胎)、横紋筋肉腫、悪性黒色腫1).単独で使用する場合:シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回100mgを連日静脈内に注射し、患者が耐えられる場合は1日量を200mgに増量する
  • 総量3000〜8000mgを投与するが、効果が認められたときは、できる限り長期間持続する
  • 白血球数が減少してきた場合は、2〜3日おきに投与し、正常の1/2以下に減少したときは、一時休薬し、回復を待って再び継続投与する
  • 間欠的には、300〜500mgを週1〜2回静脈内に注射する
  • 必要に応じて筋肉内、胸腔内、腹腔内又は腫瘍内に注射又は注入する
    • また、病巣部を灌流する主幹動脈内に1日量200〜1000mgを急速に、あるいは、持続的に点滴注入するか、体外循環を利用して1回1000〜2000mgを局所灌流により投与してもよい
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 2).他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合:単独で使用する場合に準じ、適宜減量する
  • 悪性リンパ腫に用いる場合、シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回750mg/屐並良縮明僉砲魎峽臈に静脈内投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 2.乳癌(手術可能例における術前、あるいは術後化学療法)に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法1).ドキソルビシン塩酸塩との併用において、標準的なシクロホスファミドの投与量及び投与方法は、シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回600mg/屐並良縮明僉砲鮴徒内投与後、20日間休薬する
  • これを1クールとし、4クール繰り返す
    • なお、年齢、症状により適宜減量する
  • 2).エピルビシン塩酸塩との併用において、標準的なシクロホスファミドの投与量及び投与方法は、シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回600mg/屐並良縮明僉砲鮴徒内投与後、20日間休薬する
  • これを1クールとし、4〜6クール繰り返す
    • なお、年齢、症状により適宜減量する
  • 3).エピルビシン塩酸塩、フルオロウラシルとの併用において、標準的なシクロホスファミドの投与量及び投与方法は、シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回500mg/屐並良縮明僉砲鮴徒内投与後、20日間休薬する
  • これを1クールとし、4〜6クール繰り返す
    • なお、年齢、症状により適宜減量する
  • 3.褐色細胞腫:ビンクリスチン硫酸塩、ダカルバジンとの併用において、シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回750mg/屐並良縮明僉砲鮴徒内投与後、少なくとも20日間休薬する
  • これを1クールとし、投与を繰り返す
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • 4.次記疾患における造血幹細胞移植の前治療:急性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、重症再生不良性貧血、悪性リンパ腫、遺伝性疾患(免疫不全、先天性代謝障害及び先天性血液疾患:Fanconi貧血、Wiskott−Aldrich症候群、Hunter病等)1).急性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群の場合:シクロホスファミド(無水物換算)として、1日1回60mg/kgを2〜3時間かけて点滴静注し、連日2日間投与する
  • 2).重症再生不良性貧血の場合:シクロホスファミド(無水物換算)として、1日1回50mg/kgを2〜3時間かけて点滴静注し、連日4日間投与する
  • 3).悪性リンパ腫の場合:シクロホスファミド(無水物換算)として、1日1回50mg/kgを2〜3時間かけて点滴静注し、連日4日間投与する
  • 患者の状態、併用する薬剤により適宜減量する
  • 4).遺伝性疾患(免疫不全、先天性代謝障害及び先天性血液疾患:Wiskott−Aldrich症候群、Hunter病等)の場合:シクロホスファミド(無水物換算)として、1日1回50mg/kgを2〜3時間かけて点滴静注し、連日4日間又は1日1回60mg/kgを2〜3時間かけて点滴静注し、連日2日間投与するが、疾患及び患者の状態により適宜減量する
  • Fanconi貧血に投与する場合には、細胞の脆弱性により、移植関連毒性の程度が高くなるとの報告があるので、総投与量40mg/kg(5〜10mg/kgを4日間)を超えない
  • 5.治療抵抗性の次記リウマチ性疾患:全身性エリテマトーデス、全身性血管炎(顕微鏡的多発血管炎、ヴェゲナ肉芽腫症、結節性多発動脈炎、Churg−Strauss症候群、大動脈炎症候群等)、多発性筋炎/皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病、及び血管炎を伴う難治性リウマチ性疾患1).成人:シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回500〜1000mg/屐並良縮明僉砲鮴徒内に注射する
  • 原則として投与間隔を4週間とする
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 2).小児:シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回500mg/屐並良縮明僉砲鮴徒内に注射する
  • 原則として投与間隔を4週間とする
    • なお、年齢、症状により適宜増減する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 重症感染症
    • 重篤な過敏症
    • ペントスタチン投与中

副作用

主な副作用

出血嘔吐悪心脱毛下痢口内炎便秘出血性膀胱炎発熱頭痛黄疸イレウスビリルビン値上昇心不全心筋障害心電図異常感染皮膚色素沈着胃腸出血血清ナトリウム低下

重大な副作用

Al−P上昇GOT上昇GPT上昇LDH上昇アナフィラキシー胃痛咽頭痛咽頭炎運動失調潰瘍性口内炎過敏症肝機能異常肝機能障害間質性肺炎急性腎不全局所痛血清クロル低下クレアチニン上昇血清カリウム上昇眩暈口渇抗利尿ホルモン不適合分泌症候群播種性血管内凝固症候群泌尿器系障害ショック心悸亢進心膜炎蛋白尿注射時熱感低血圧低ナトリウム血症ALT上昇疼痛AST上昇肺線維症排尿障害白血球減少発疹横紋筋融解症皮膚炎皮膚そう痒皮膚粘膜眼症候群副腎皮質機能不全腹痛浮腫不整脈不眠無月経血清総蛋白減少心タンポナーデ爪変色血清マグネシウム低下爪変形中毒性表皮壊死融解症ウイルス性脳炎

上記以外の副作用

BUN上昇CPK上昇コリンエステラーゼ低下意識障害おくび急性白血病筋肉痛痙攣血圧上昇血圧低下血小板減少倦怠感高血糖甲状腺機能亢進呼吸困難骨髄抑制AT−3減少重篤な腎障害食欲不振蕁麻疹喘鳴高張尿脱力感低浸透圧血症疼痛尿中ナトリウム排泄量増加肺水腫汎血球減少貧血不快感血中ミオグロビン上昇腹部膨満感味覚異常無精子症胸やけ卵巣機能不全尿中ミオグロビン上昇心嚢液貯留CK上昇創傷治癒遅延鼻道刺激感血清FDP増加

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 重症感染症
    • 重篤な過敏症
    • ペントスタチン投与中
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 感染症
    • 骨髄抑制
    • 腎障害
    • 水痘
    • 膀胱障害
  • 注意
    • 肥満
  • 投与に際する指示
    • 肥満

患者の属性に応じた注意事項

  • 希望禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 幼児・乳児
    • 高齢者
  • 注意
    • 幼児・乳児
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 生殖可能な年齢(11歳〜)
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
アロプリノール 骨髄抑制等の副作用が増強
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制等の副作用が増強
フェノバルビタール 本剤の作用が増強
ペントスタチン 死亡率の増加
インスリン製剤 血糖降下作用が増強
ペントスタチン 心毒性が発現し死亡
副腎皮質ホルモン剤 本剤の作用が減弱
クロラムフェニコール 本剤の作用が減弱
オキシトシン製剤 作用が増強
チオテパ 本剤の作用が減弱
塩酸エピルビシン 併用療法終了後に遅発性心毒性
アントラサイクリン系薬剤 併用療法終了後に遅発性心毒性
ドキソルビシン塩酸塩 併用療法終了後に遅発性心毒性
バソプレシン 作用が減弱
脱分極性筋弛緩剤 作用が増強され遷延性無呼吸
スキサメトニウム 作用が増強され遷延性無呼吸

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.次記疾患の自覚的並びに他覚的症状の緩解:多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、肺癌、乳癌、急性白血病、真性多血症、子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌、神経腫瘍(神経芽腫、網膜芽腫)、骨腫瘍。
    但し、次記の疾患については、他の抗悪性腫瘍剤と併用することが必要である[慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、咽頭癌、胃癌、膵癌、肝癌、結腸癌、睾丸腫瘍、絨毛性疾患(絨毛癌、破壊胞状奇胎、胞状奇胎)、横紋筋肉腫、悪性黒色腫の自覚的並びに他覚的症状の緩解]。
    2.次の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法:乳癌<手術可能例における術前あるいは術後化学療法>。
    3.褐色細胞腫。
    4.次記疾患における造血幹細胞移植の前治療:急性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、重症再生不良性貧血、悪性リンパ腫、遺伝性疾患(免疫不全、先天性代謝障害及び先天性血液疾患:Fanconi貧血、Wiskott−Aldrich症候群、Hunter病等)。
    5.治療抵抗性の次記リウマチ性疾患:治療抵抗性全身性エリテマトーデス、治療抵抗性全身性血管炎(治療抵抗性顕微鏡的多発血管炎、治療抵抗性ヴェゲナ肉芽腫症、治療抵抗性結節性多発動脈炎、治療抵抗性Churg−Strauss症候群、治療抵抗性大動脈炎症候群等)、治療抵抗性多発性筋炎/治療抵抗性皮膚筋炎、治療抵抗性強皮症、治療抵抗性混合性結合組織病、及び血管炎を伴う治療抵抗性難治性リウマチ性疾患。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    遺伝性疾患に対する造血幹細胞移植の前治療に用いる場合には、それぞれの疾患に対する治療の現状と造血幹細胞移植を実施するリスク・ベネフィットを考慮した上で本剤を適応する。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.次記疾患の自覚的並びに他覚的症状の緩解:多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、肺癌、乳癌、急性白血病、真性多血症、子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌、神経腫瘍(神経芽腫、網膜芽腫)、骨腫瘍、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、咽頭癌、胃癌、膵癌、肝癌、結腸癌、睾丸腫瘍、絨毛性疾患(絨毛癌、破壊胞状奇胎、胞状奇胎)、横紋筋肉腫、悪性黒色腫
    1).単独で使用する場合:シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回100mgを連日静脈内に注射し、患者が耐えられる場合は1日量を200mgに増量する。総量3000〜8000mgを投与するが、効果が認められたときは、できる限り長期間持続する。白血球数が減少してきた場合は、2〜3日おきに投与し、正常の1/2以下に減少したときは、一時休薬し、回復を待って再び継続投与する。間欠的には、300〜500mgを週1〜2回静脈内に注射する。必要に応じて筋肉内、胸腔内、腹腔内又は腫瘍内に注射又は注入する。また、病巣部を灌流する主幹動脈内に1日量200〜1000mgを急速に、あるいは、持続的に点滴注入するか、体外循環を利用して1回1000〜2000mgを局所灌流により投与してもよい。なお、年齢、症状により適宜増減する。
    2).他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合:単独で使用する場合に準じ、適宜減量する。悪性リンパ腫に用いる場合、シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回750mg/屐並良縮明僉砲魎峽臈に静脈内投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
    2.乳癌(手術可能例における術前、あるいは術後化学療法)に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法
    1).ドキソルビシン塩酸塩との併用において、標準的なシクロホスファミドの投与量及び投与方法は、シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回600mg/屐並良縮明僉砲鮴徒内投与後、20日間休薬する。これを1クールとし、4クール繰り返す。なお、年齢、症状により適宜減量する。
    2).エピルビシン塩酸塩との併用において、標準的なシクロホスファミドの投与量及び投与方法は、シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回600mg/屐並良縮明僉砲鮴徒内投与後、20日間休薬する。これを1クールとし、4〜6クール繰り返す。
    なお、年齢、症状により適宜減量する。
    3).エピルビシン塩酸塩、フルオロウラシルとの併用において、標準的なシクロホスファミドの投与量及び投与方法は、シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回500mg/屐並良縮明僉砲鮴徒内投与後、20日間休薬する。これを1クールとし、4〜6クール繰り返す。なお、年齢、症状により適宜減量する。
    3.褐色細胞腫:ビンクリスチン硫酸塩、ダカルバジンとの併用において、シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回750mg/屐並良縮明僉砲鮴徒内投与後、少なくとも20日間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
    4.次記疾患における造血幹細胞移植の前治療:急性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、重症再生不良性貧血、悪性リンパ腫、遺伝性疾患(免疫不全、先天性代謝障害及び先天性血液疾患:Fanconi貧血、Wiskott−Aldrich症候群、Hunter病等)
    1).急性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群の場合:シクロホスファミド(無水物換算)として、1日1回60mg/kgを2〜3時間かけて点滴静注し、連日2日間投与する。
    2).重症再生不良性貧血の場合:シクロホスファミド(無水物換算)として、1日1回50mg/kgを2〜3時間かけて点滴静注し、連日4日間投与する。
    3).悪性リンパ腫の場合:シクロホスファミド(無水物換算)として、1日1回50mg/kgを2〜3時間かけて点滴静注し、連日4日間投与する。患者の状態、併用する薬剤により適宜減量する。
    4).遺伝性疾患(免疫不全、先天性代謝障害及び先天性血液疾患:Wiskott−Aldrich症候群、Hunter病等)の場合:シクロホスファミド(無水物換算)として、1日1回50mg/kgを2〜3時間かけて点滴静注し、連日4日間又は1日1回60mg/kgを2〜3時間かけて点滴静注し、連日2日間投与するが、疾患及び患者の状態により適宜減量する。Fanconi貧血に投与する場合には、細胞の脆弱性により、移植関連毒性の程度が高くなるとの報告があるので、総投与量40mg/kg(5〜10mg/kgを4日間)を超えない。
    5.治療抵抗性の次記リウマチ性疾患:全身性エリテマトーデス、全身性血管炎(顕微鏡的多発血管炎、ヴェゲナ肉芽腫症、結節性多発動脈炎、Churg−Strauss症候群、大動脈炎症候群等)、多発性筋炎/皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病、及び血管炎を伴う難治性リウマチ性疾患
    1).成人:シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回500〜1000mg/屐並良縮明僉砲鮴徒内に注射する。原則として投与間隔を4週間とする。なお、年齢、症状により適宜増減する。
    2).小児:シクロホスファミド(無水物換算)として1日1回500mg/屐並良縮明僉砲鮴徒内に注射する。原則として投与間隔を4週間とする。なお、年齢、症状により適宜増減する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合には、次記の点に注意する。
    1).造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合、肥満患者には、投与量が過多にならないように、標準体重から換算した投与量を考慮する。
    2).造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合、投与終了後24時間は150mL/時間以上の尿量を保つように、1日3L以上の輸液を投与するとともにメスナを併用し、患者の年齢及び状態を考慮し、輸液の量を調節する。
    2.褐色細胞腫患者において、本剤を含む化学療法施行後に高血圧クリーゼを含む血圧変動が報告されていることから、本剤を含む化学療法開始前にα遮断薬等を投与する。
    3.悪性リンパ腫に用いる場合、本剤の投与量、投与スケジュール等については、関連学会のガイドライン等、最新の情報を参考に投与する。
    4.注射液の調製法:シクロホスファミド(無水物換算)100mgあたり5mLの生理食塩液、注射用水等を加えて溶解する。静脈内等へのワンショット投与の場合には、溶液が低張となるため注射用水を使用しない。点滴静注の場合には、溶解後適当な補液で希釈する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    再評価結果時の安全性評価対象例5,021例(経口投与を含む)中、主なものは、白血球減少1,903例(37.90%)、悪心・嘔吐1,041例(20.73%)、脱毛1,221例(24.32%)等であった。
    また、急性白血病等の造血幹細胞移植の前治療における本剤の第2相臨床試験の安全性評価対象例67例中、主なものは悪心・嘔吐61例(91%)、下痢、口内炎各42例(各63%)、脱毛38例(57%)であった。
    1.重大な副作用(副作用の発現頻度は再評価結果の成績による):造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合には、副作用の発現頻度が高くなり、重篤性が強くなる恐れがあるので注意する。
    1).ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、喘鳴、蕁麻疹、不快感等が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).骨髄抑制(頻度不明):汎血球減少、貧血、白血球減少、血小板減少、出血が現れることがあるので、本剤投与期間中には末梢血液の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与間隔の延長、減量、休薬等の適切な処置を行う。
    3).出血性膀胱炎、排尿障害(頻度不明:造血幹細胞移植の前治療に、メスナ未使用で本剤を投与した場合、出血性膀胱炎の発現頻度が35%(肉眼的血尿)であったとの報告がある):出血性膀胱炎、排尿障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行う。本剤を造血幹細胞移植の前治療に投与する場合には、出血性膀胱炎等の泌尿器系障害の発現頻度が高くなるとの報告があるため、頻回に臨床検査(尿検査等)を行い、また、泌尿器系障害の発現抑制のため、投与終了後24時間は150mL/時間以上の尿量を保つように、1日3L以上の輸液を投与するとともにメスナを併用する。
    4).イレウス、胃腸出血(5%未満):イレウス、胃腸出血が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    5).間質性肺炎、肺線維症(頻度不明):間質性肺炎、肺線維症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    6).心筋障害、心不全(5%未満)、心タンポナーデ、心膜炎(頻度不明):心筋障害、心不全、心タンポナーデ、心膜炎、心嚢液貯留が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う(特に本剤を高用量で投与する場合(造血幹細胞移植の前治療等)は、十分に注意する)。
    7).抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明):低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行う。
    8).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    9).肝機能障害、黄疸(頻度不明):肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    10).急性腎不全(頻度不明):急性腎不全等の重篤な腎障害が現れることがあるので、腎機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    11).横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).再評価結果及び自発報告によるその他の副作用
    (1).肝臓:(5%未満)肝機能異常、黄疸、(頻度不明)コリンエステラーゼ低下。
    (2).腎臓:(5%未満)蛋白尿、浮腫。
    (3).消化器:(5%以上)悪心・嘔吐、(5%未満)口渇、潰瘍性口内炎、腹痛、便秘、下痢、(頻度不明)食欲不振、味覚異常、胸やけ、おくび、腹部膨満感。
    (4).過敏症:(5%未満)発疹。
    (5).皮膚:(5%以上)脱毛、(5%未満)皮膚炎、皮膚色素沈着、爪変形・爪変色。
    (6).精神神経系:(5%未満)頭痛、眩暈、不眠、運動失調、(頻度不明)倦怠感。
    (7).呼吸器:(頻度不明)肺水腫、鼻道刺激感。
    (8).循環器:(5%未満)心電図異常、心悸亢進、低血圧、(頻度不明)血圧上昇。
    (9).内分泌系:(5%未満)副腎皮質機能不全、(頻度不明)甲状腺機能亢進。
    (10).性腺:(5%未満)無月経、(頻度不明)無精子症、卵巣機能不全。
    (11).その他:(5%未満)発熱、注射時熱感、局所痛、CK上昇(CPK上昇)、(頻度不明)創傷治癒遅延、高血糖、低ナトリウム血症。
    2).造血幹細胞移植の前治療に対する第2相臨床試験における安全性評価対象例の集計(1).血液[造血幹細胞移植の前治療]:(5%未満)血清FDP増加、AT−3減少、播種性血管内凝固症候群。
    (2).肝臓[造血幹細胞移植の前治療]:(5%以上)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、ビリルビン値上昇、Al−P上昇、LDH上昇。
    (3).腎臓[造血幹細胞移植の前治療]:(5%未満)クレアチニン上昇、BUN上昇。
    (4).消化器[造血幹細胞移植の前治療]:(5%以上)悪心・嘔吐、下痢、口内炎、便秘、(5%未満)胃痛。
    (5).皮膚[造血幹細胞移植の前治療]:(5%以上)脱毛、(5%未満)皮膚そう痒、皮膚色素沈着。
    (6).精神神経系[造血幹細胞移植の前治療]:(5%未満)頭痛。
    (7).循環器[造血幹細胞移植の前治療]:(5%未満)心電図異常、不整脈。
    (8).その他[造血幹細胞移植の前治療]:(5%以上)発熱、感染、血清ナトリウム低下、(5%未満)咽頭炎、咽頭痛、疼痛、ウイルス性脳炎、血清カリウム上昇、血清クロル低下、血清総蛋白減少、血清マグネシウム低下。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤とペントスタチンを併用しない[外国においてシクロホスファミドとペントスタチンとの併用により、心毒性が発現し死亡した症例が報告されている]。
    2.本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ実施する。適応患者の選択にあたっては、各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意する。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与する。
    3.造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合には、次記の点に注意する。
    1).造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合には、造血幹細胞移植に十分な知識と経験を有する医師のもとで行う。
    2).造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合には、強い骨髄抑制により致命的感染症等が発現する恐れがあるので、次記につき十分注意する。
    (1).造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合、重症感染症を合併している患者には投与しない。
    (2).造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合には、本剤投与後、患者の観察を十分に行い、感染症予防のための処置(抗感染症薬の投与等)を行う。
    3).造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合には、「禁忌」、「慎重投与」、「重要な基本的注意」の項を参照し、慎重に投与する。
    4.治療抵抗性リウマチ性疾患に本剤を投与する場合には、緊急時に十分対応できる医療施設において、本剤についての十分な知識と治療抵抗性のリウマチ性疾患治療の経験を持つ医師のもとで行う。
    (禁忌)
    1.ペントスタチン投与中の患者。
    2.本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者。
    3.重症感染症を合併している患者[特に造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合は、感染症が増悪し致命的となることがある]。
    (慎重投与)
    1.肝障害のある患者[肝障害が増悪する恐れがある]。
    2.腎障害のある患者[腎障害が増悪する恐れがある]。
    3.骨髄抑制のある患者[骨髄抑制が増強する恐れがある]。
    4.感染症を合併している患者[骨髄抑制作用により、感染症が増悪する恐れがある]。
    5.水痘患者[致命的全身障害が現れることがある]。
    6.高齢者。
    7.造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合は、次の患者にも慎重に投与する。
    1).造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合、膀胱障害のある患者[膀胱の障害が悪化する恐れがある]。
    2).造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合、Fanconi貧血の患者[細胞の脆弱性が報告されており、副作用が強く発現する恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.骨髄抑制、出血性膀胱炎等の重篤な副作用が起こることがあるので、頻回に臨床検査(血液検査、尿検査、肝機能・腎機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行う。出血性膀胱炎の防止のため尿量の増加を図る。また、使用が長期間にわたると副作用が強く現れ、遷延性に推移することがあるので、投与は慎重に行う。本剤を造血幹細胞移植の前治療に投与する場合には、出血性膀胱炎等の泌尿器系障害の発現頻度が高くなるとの報告があるため、頻回に臨床検査(尿検査等)を行い、また、泌尿器系障害の発現抑制のため、投与終了後24時間は150mL/時間以上の尿量を保つように、1日3L以上の輸液を投与するとともにメスナを併用する。
    2.感染症の発現又は感染症増悪、出血傾向の発現又は出血傾向増悪に十分注意する。
    3.本剤を造血幹細胞移植の前治療に使用する場合には、肝中心静脈閉塞症(hepatic veno−occlusive disease:VOD)の発現に注意する[初期の症状として体重増加、肝腫及び肝圧痛を有するとの報告があるので、体重、肝腫等に注意する(VODの適切な治療法は確立されていない)]。
    4.小児等に投与する場合には、副作用の発現に特に注意し、慎重に投与する。
    5.小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には、性腺に対する影響を考慮する(なお、シクロホスファミドの総投与量の増加により、男女とも性腺障害のリスクが増加するとの報告がある)。
    6.二次性悪性腫瘍(急性白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、膀胱腫瘍、腎盂腫瘍・尿管腫瘍等)が発生したとの報告があるため、本剤の投与終了後も長期間経過を観察するなど十分注意する(なお、シクロホスファミドの総投与量の増加により、発癌のリスクが増加するとの報告がある)。
    7.褐色細胞腫に本剤を使用する際には、関連文献(「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議 公知申請への該当性に係る報告書:シクロホスファミド水和物(褐色細胞腫(傍神経節細胞腫を含む))」等)を熟読する。
    (相互作用)
    本剤は、主に肝代謝酵素CYP2B6で代謝され、活性化される。また、CYP2C8、2C9、3A4、2A6も本剤の代謝に関与していることが報告されている。
    1.併用禁忌:ペントスタチン<コホリン>[造血幹細胞移植の患者で、本剤投与中にペントスタチンを単回投与したところ、錯乱、呼吸困難、低血圧、肺水腫等が認められ、心毒性により死亡したとの報告があり、また、動物試験(マウス)においてペントスタチン(臨床用量の10倍相当量)とシクロホスファミド(LD50前後)又はその類縁薬であるイホスファミド(LD50前後)を同時期に単回投与したとき、それぞれを単独投与したときに比べて死亡率の増加が認められた(明らかな機序は不明であるが、本剤は用量依存性の心毒性があり、ペントスタチンは心筋細胞に影響を及ぼすATPの代謝を阻害するので、両剤の併用により心毒性が増強すると考えられている)]。
    2.併用注意:
    1).他の抗悪性腫瘍剤、アロプリノール、放射線照射[骨髄抑制等の副作用が増強することがあるので、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行う(共に骨髄抑制作用を有する)]。
    2).フェノバルビタール[本剤の作用が増強することがある(フェノバルビタールの酵素誘導により本剤の活性型への変換が促進される)]。
    3).副腎皮質ホルモン、クロラムフェニコール[本剤の作用が減弱することがある(副腎皮質ホルモン、クロラムフェニコールは肝における本剤の代謝を競合的に阻害し、活性化を抑制する)]。
    4).インスリン[血糖降下作用が増強されることがある(本剤がインスリン抗体の生成を阻害するため、遊離のインスリン量が多くなり、血糖降下作用が増強される)]。
    5).オキシトシン[オキシトシンの作用が増強されることがある(機序は不明)]。
    6).バソプレシン[バソプレシンの作用が減弱されることがある(本剤がバソプレシンの排泄を増加させる)]。
    7).チオテパ[本剤の作用が減弱される恐れがある(本剤の活性化を抑制するとの報告がある)]。
    8).アントラサイクリン系薬剤(ドキソルビシン塩酸塩、エピルビシン塩酸塩等)[心筋障害が増強される恐れがあり、また、これらの薬剤との併用療法終了後に遅発性心毒性が発現したとの報告があるため、治療終了後も長期間経過を観察するなど十分注意する(明らかな機序は不明であるが、共に心筋障害を有する)]。
    9).脱分極性筋弛緩剤(スキサメトニウム等)[脱分極性筋弛緩剤の作用が増強され遷延性無呼吸を起こす恐れがある(本剤がコリンエステラーゼによる脱分極性筋弛緩剤の分解を阻害すると考えられている)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では、生理機能が低下していることが多く、副作用が現れやすいので、用量並びに投与間隔に留意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい(また、妊娠する可能性のある婦人及びパートナーが妊娠する可能性のある男性には、適切な避妊をするよう指導し、妊娠中に本剤を使用するか、本剤を使用中に妊娠した場合は、胎児に異常が生じる可能性があることを患者に説明する)[催奇形性を疑う症例報告があり、動物試験では、本剤2.5mg/kgを投与した雌ラットで胚死亡・胎仔死亡及び催奇形作用が報告されている。本剤5.1mg/kgを投与した雄ラットを、本剤を投与しない雌ラットと交配させたところ、胎仔死亡増加及び胎仔奇形を認めたとの報告がある]。
    2.授乳婦に投与する場合には、授乳を中止させる[乳汁中に分泌されることが報告されている]。
    (小児等への投与)
    1.自覚的並びに他覚的症状の緩解、乳癌に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法及び褐色細胞腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法、造血幹細胞移植の前治療の場合:低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
    2.治療抵抗性リウマチ性疾患の場合:低出生体重児、新生児、乳児又は幼児に対する安全性は確立していない[低出生体重児、新生児に対しては使用経験がなく、乳児、幼児に対しては使用経験が少ない]。
    (適用上の注意)
    1.調製方法:本剤は溶解後速やかに使用する。
    2.筋肉内注射時:筋肉内注射にあたっては、次記の点に注意する。
    1).筋肉内投与はやむを得ない場合にのみ必要最小限に行う。筋肉内投与時同一部位への反復注射は行わない。特に低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児には注意する。
    2).筋肉内投与時神経走行部位を避ける。
    3).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位をかえて注射する。
    4).筋肉内投与時、注射部位に疼痛、硬結をみることがある。
    (保管上の注意)
    2〜8℃(冷蔵庫)。

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