日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

オフェブカプセル150mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ニンテダニブエタンスルホン酸塩カプセル

製薬会社:日本ベーリンガーインゲルハイム

薬価・規格: 6574.4円(150mg1カプセル) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

効能・効果詳しく見る

  • 特発性肺線維症

注意すべき副作用詳しく見る

下痢悪心肝酵素上昇腹痛間質性肺炎食欲減退体重減少出血消化管穿孔肝機能障害重度下痢Al−P上昇GOT上昇GPT上昇γ−GTP上昇嘔吐

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • ニンテダニブとして1回150mgを1日2回、朝・夕食後に経口投与する
    • なお、患者の状態によりニンテダニブとして1回100mgの1日2回投与へ減量する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 中等度及び高度肝機能障害<Child Pugh B・C>
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用

下痢悪心肝酵素上昇腹痛間質性肺炎食欲減退体重減少出血消化管穿孔肝機能障害重度下痢

重大な副作用

Al−P上昇GOT上昇GPT上昇γ−GTP上昇嘔吐肝機能障害血小板減少血栓塞栓症高血圧高ビリルビン血症出血頭痛ALT上昇AST上昇発疹便秘動脈血栓塞栓

上記以外の副作用

嘔吐薬剤性間質性肺炎血栓塞栓事象静脈血栓塞栓急激な間質性肺炎悪化持続するような重度下痢

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 原則禁止
    • 中等度及び高度肝機能障害<Child Pugh B・C>
  • 慎重投与
    • 肝機能障害
    • 血栓塞栓症
    • 出血性素因
    • 血栓塞栓症素因
    • 抗凝固剤治療中
  • 注意
    • 肝機能障害
    • 手術時
    • ビスホスホネート系製剤投与中
    • ビスホスホネート系製剤投与経験
    • 中等度及び高度肝機能障害<Child Pugh B・C>
  • 投与に際する指示
    • 手術時

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
シクロスポリン ケトコナゾールとの併用によりニンテダニブのCmaxが約1.8倍に上昇
エリスロマイシン ケトコナゾールとの併用によりニンテダニブのCmaxが約1.8倍に上昇
P−糖蛋白質を阻害する薬剤 ケトコナゾールとの併用によりニンテダニブのCmaxが約1.8倍に上昇
ビスホスホン酸塩系骨吸収抑制剤 顎骨壊死
リファンピシン類 リファンピシンとの併用によりニンテダニブのCmaxが約60%まで減少
P−糖蛋白質を誘導する薬剤 リファンピシンとの併用によりニンテダニブのCmaxが約60%まで減少
カルバマゼピン リファンピシンとの併用によりニンテダニブのCmaxが約60%まで減少
フェニトイン リファンピシンとの併用によりニンテダニブのCmaxが約60%まで減少
血液凝固阻止剤 出血リスクを助長

飲食物との相互作用

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    特発性肺線維症。

    用法・用量(添付文書全文)

    ニンテダニブとして1回150mgを1日2回、朝・夕食後に経口投与する。なお、患者の状態によりニンテダニブとして1回100mgの1日2回投与へ減量する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.下痢、悪心、嘔吐等の副作用が認められた場合は、対症療法などの適切な処置を行ったうえ、本剤の治療が可能な状態に回復するまでの間、減量又は治療の中断を検討し、治療の中断後再開する場合は1回100mg、1日2回から再開することを検討する(患者の状態に応じて1回150mg、1日2回へ増量することができる)。再投与又は増量する場合は慎重に投与し、投与後は患者の状態を十分に観察する。
    2.ASTが基準値上限の3倍を超えた又はALTが基準値上限の3倍を超えた場合は、本剤の減量又は治療の中断を行い、十分な経過観察を行う(治療を中断し投与を再開する場合には、AST又はALTが投与前の状態に回復した後、1回100mg、1日2回から投与することとし、患者の状態に応じて1回150mg、1日2回へ増量することができる)。再投与又は増量する場合には慎重に投与し、投与後は患者の状態を十分に観察する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤の臨床試験は1,529例の特発性肺線維症患者を対象に実施された。
    第3相国際共同試験の2試験(試験1199.32及び試験1199.34)は1,061例を対象に実施され、638例に本剤が投与された。これらの2試験は、本剤150mgの1日2回投与で52週間の無作為化、二重盲検のプラセボ対照により実施された。試験全体での主な副作用は、下痢342例(53.6%)、悪心122例(19.1%)、肝酵素上昇67例(10.5%)及び腹痛65例(10.2%)であった。日本人126例中76例に本剤が投与され、主な副作用は、下痢51例(67.1%)、肝酵素上昇21例(27.6%)、食欲減退11例(14.5%)、悪心9例(11.8%)であった(承認時)。
    1.重大な副作用
    1).重度の下痢(3.3%*):重度下痢が現れることがあるので、下痢症状がみられる場合は速やかに補液やロペラミド等の止瀉剤投与を行い、本剤による治療の中断を検討する。これらの対症療法にもかかわらず持続するような重度下痢の場合は、本剤による治療を中止し、再投与は行わない。
    2).肝機能障害(0.9%*):肝機能障害が現れることがあるので、定期的に肝機能検査を実施し観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量又は投与を中断し、適切な処置を実施する。
    3).血栓塞栓症(静脈血栓塞栓(頻度不明)、動脈血栓塞栓(0.5%*)):血栓塞栓事象が現れることがあるので、血栓塞栓症の徴候がみられる場合は本剤による治療の中断を検討し、適切な処置を行う。
    4).血小板減少(頻度不明):血小板減少が現れ、出血に至った重篤な症例も報告されているため、定期的に血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行う。
    5).消化管穿孔(0.2%*):消化管穿孔が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、内視鏡、腹部X線、CT等の必要な検査を行い、本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行う。
    6).間質性肺炎(頻度不明):本剤の癌<適応外>を対象とした臨床試験で間質性肺炎がみられており、胸部画像検査や呼吸機能検査で急激な間質性肺炎悪化等の薬剤性間質性肺炎の徴候がみられる場合は、本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
    *:特発性肺線維症を対象とする第3相国際共同試験(試験1199.32及び試験1199.34)の全体集団の発現率に基づく。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、必要に応じて減量又は治療の中断を行うなど適切な処置を行う。特発性肺線維症を対象とする第3相国際共同試験(試験1199.32及び試験1199.34)の日本人部分集団の発現率に基づく。
    1).代謝及び栄養障害:(10%以上)食欲減退(14.5%)、(5%以上10%未満)体重減少。
    2).血管障害:(5%未満)高血圧。
    3).胃腸障害:(10%以上)下痢(67.1%)、悪心(11.8%)、(5%以上10%未満)腹痛、(5%未満)嘔吐、便秘。
    4).肝胆道系障害:(10%以上)肝酵素上昇(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、γ−GTP上昇等)(27.6%)、(5%未満)高ビリルビン血症。
    5).皮膚及び皮下組織障害:(5%未満)発疹。
    6).神経障害:(5%未満)頭痛。
    7).その他:(5%未満)出血。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    本剤の使用は、特発性肺線維症の治療に精通している医師のもとで行う。
    (禁忌)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性[動物(ラット、ウサギ)を用いた生殖発生毒性試験で、催奇形性作用及び胚致死作用・胎仔致死作用が認められている]。
    2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.肝機能障害のある患者[肝機能障害が悪化する恐れがあり、また、中等度の肝機能障害(Child Pugh B)のある患者では血中濃度が上昇し、高度の肝機能障害(Child Pugh C)のある患者では使用経験がない]。
    2.血栓塞栓症の既往歴及び血栓塞栓症素因のある患者[血栓塞栓事象の発現を助長する可能性がある]。
    3.出血性素因のある患者、抗凝固剤治療中の患者[出血リスクを助長する可能性がある]。
    (重要な基本的注意)
    1.AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、ビリルビン上昇等を伴う肝機能障害が現れることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に検査を行い、患者の状態を十分に観察する。肝機能障害のある患者に投与する場合は、肝機能検査をより頻回に行うなど、慎重に患者の状態を観察する。
    2.中等度及び高度肝機能障害<Child Pugh B・C>のある患者には治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避ける。
    3.創傷治癒を遅らせる可能性があるので、手術時は投与を中断することが望ましく、手術後の投与再開は患者の状態に応じて判断する。
    (相互作用)
    本剤に関わる主要な代謝反応はエステラーゼによる加水分解であり、加水分解産物はその後グルクロン酸抱合酵素(UGT)によりグルクロン酸抱合体に代謝される。また、本剤はP−糖蛋白の基質である。
    併用注意:
    1.P−糖蛋白阻害剤(エリスロマイシン、シクロスポリン等)[ケトコナゾールとの併用によりニンテダニブのAUCが約1.6倍に上昇、ケトコナゾールとの併用によりニンテダニブのCmaxが約1.8倍に上昇したので、P−糖蛋白阻害剤との併用時は観察を十分に行い、異常が認められた場合は投与の中断、減量又は中止等の適切な処置を行う(本剤はP−糖蛋白の基質であり、P−糖蛋白の阻害により本剤の曝露が上昇する可能性がある)]。
    2.P−糖蛋白誘導剤(リファンピシン、カルバマゼピン、フェニトイン、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)等)[リファンピシンとの併用によりニンテダニブのAUCが約50%まで減少、リファンピシンとの併用によりニンテダニブのCmaxが約60%まで減少し、P−糖蛋白誘導剤との併用により、本剤の作用が減弱する可能性があるので、P−糖蛋白誘導作用のない又は少ない薬剤の選択を検討する(本剤はP−糖蛋白の基質であり、P−糖蛋白の誘導により本剤の曝露が低下する可能性がある)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では一般に生理機能が低下しているため慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しない[動物(ラット、ウサギ)を用いた生殖発生毒性試験で催奇形性作用及び胚致死作用・胎仔致死作用が認められている]。
    2.妊娠可能な女性は本剤の投与中及び投与終了の少なくとも3カ月後までは適切な避妊措置をとる。
    3.授乳中の女性には本剤投与中は授乳を避けさせる[動物実験(ラット)で乳汁中への移行が認められている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児における本剤の安全性、有効性は確立していない[使用経験がない]。
    (適用上の注意)
    1.服用時:
    1).服薬を忘れた場合は、次の服薬スケジュール(朝又は夕方)から推奨用量で再開する(本剤の1日最大用量300mgを超えて服薬しない)。
    2).カプセルは噛まずにコップ一杯の水とともに服薬する。
    2.薬剤交付時:
    1).PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    2).本剤は吸湿性があるので、服用直前にPTPシートから取り出すよう指導する。また、アルミピロー包装(1アルミピロー包装中に28カプセル(14カプセル入りPTPシート×2)を含む)のまま調剤を行うことが望ましい。
    (その他の注意)
    1.本剤との因果関係は明確ではないが、本剤の癌<適応外>を対象とした臨床試験において顎骨壊死が認められている。また、類薬[血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)阻害剤]において、投与後に顎骨壊死が発現したとの報告があり、多くはビスホスホネート系製剤投与中又はビスホスホネート系製剤投与経験のある患者であった。
    2.反復投与毒性試験で、ラットでは出血を伴う切歯破折及び壊死を伴う切歯破折が認められ、ラット及びサルでは、成長中の骨で骨端成長板肥厚が認められた。
    (保管上の注意)
    25℃を超えるところに保存しない。

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