日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

アラバ錠20mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:レフルノミド錠

製薬会社:サノフィ

薬価・規格: 309.6円(20mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

免疫抑制薬(DMARDs)詳しく見る

  • 免疫反応を抑え炎症を引き起こす物質の異常産生などを抑えることで関節の腫れや痛みなどを改善する薬
免疫抑制薬(DMARDs)の代表的な商品名
  • アラバ
  • ブレディニン
  • プログラフ
  • リウマトレックス

効能・効果詳しく見る

  • 関節リウマチ

注意すべき副作用詳しく見る

下痢発疹肺炎高血圧脱毛症腹痛上気道感染咳嗽嘔気発熱肝炎頭痛カリニ肺炎口内炎尿沈渣異常感染症敗血症汎血球減少症皮膚そう痒症皮膚粘膜眼症候群胃腸障害蛋白尿血中アルカリホスファターゼ増加血中乳酸脱水素酵素増加アナフィラキシー嘔吐感覚異常胃炎

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • レフルノミドとして1日1回100mgの3日間経口投与から開始し、その後、維持量として1日1回20mgを経口投与する
    • また、1日1回20mgの経口投与から開始することもできる
    • なお、維持量は、症状、体重により適宜1日1回10mgに減量する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 活動性結核
    • 過敏症
    • 慢性肝疾患
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

副作用

主な副作用

下痢発疹肺炎高血圧脱毛症腹痛上気道感染咳嗽嘔気発熱肝炎頭痛カリニ肺炎口内炎尿沈渣異常感染症敗血症汎血球減少症皮膚そう痒症皮膚粘膜眼症候群胃腸障害蛋白尿血中アルカリホスファターゼ増加血中乳酸脱水素酵素増加

重大な副作用

アナフィラキシー胃炎嘔気嘔吐感覚異常肝機能障害間質性肺炎肝不全気管支炎胸痛血管炎結核月経障害血小板減少症眩暈口腔内潰瘍高脂血症口内乾燥呼吸困難消化不良食欲不振蕁麻疹頭痛咳嗽体重減少大腸炎多汗症低カリウム血症膿疱性乾癬白血球減少症発熱鼻炎汎血球減少症皮膚乾燥皮膚粘膜眼症候群貧血不安腹部膨満便秘味覚異常無力症肝機能検査値上昇重篤な感染症尿路感染γ−GTP増加爪障害好酸球増加症AST増加GOT増加GPT増加ALT増加血中ビリルビン増加中毒性表皮壊死融解症急性肝壊死末梢性ニューロパシー致死的間質性肺炎

上記以外の副作用

Stevens−Johnson症候群黄疸嘔吐口内炎呼吸困難重篤な膵炎蕁麻疹そう痒体重減少白血球減少症貧血無力症重篤な感染症日和見感染致死的肝不全致死的感染症CRP検査値異常KL−6検査値異常LDH検査値異常皮膚エリテマトーデス顕微鏡的大腸炎

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 活動性結核
    • 過敏症
    • 慢性肝疾患
  • 慎重投与
    • 肝疾患
    • 間質性肺炎
    • 結核
    • 血小板減少症
    • AIDS
    • 骨髄抑制
    • 骨髄機能低下
    • 重症感染症
    • 腎障害
    • 肺障害
    • 肺線維症
    • 白血球減少症
    • 貧血
    • 重症免疫不全
    • 肝毒性を有する薬剤投与中
    • 血液毒性を有する薬剤投与中
    • 肝毒性を有する薬剤を最近まで投与されていた
    • 血液毒性を有する薬剤を最近まで投与されていた
    • 免疫抑制作用を有する薬剤投与中
    • 免疫抑制作用を有する薬剤を最近まで投与されていた
    • 日和見感染による肺炎
    • 胸部X線検査上結核治癒所見
  • 注意
    • B型肝炎
    • 間質性肺炎
    • 結核
    • 血小板減少症
    • 骨髄機能低下
    • 骨髄抑制
    • 肺障害
    • 肺線維症
    • 白血球減少症
    • 貧血
    • 免疫抑制剤投与中
    • 肺外結核
    • 血液毒性を有する薬剤を最近まで投与されていた
    • 血液毒性を有する薬剤投与中
    • 免疫抑制剤を最近まで投与されていた
    • DMARD投与中
    • 抗リウマチ剤投与中
    • 抗リウマチ剤を最近まで投与されていた
    • DMARDを最近まで投与されていた
    • 日和見感染による肺炎
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • C型肝炎ウイルスキャリア
    • 肝炎ウイルスキャリア
    • 胸部画像検査で陳旧性結核
    • 結核患者との濃厚接触歴
    • 結核既感染
    • HBs抗原陰性かつHBc抗体陽性
    • HBs抗原陰性かつHBs抗体陽性
  • 投与に際する指示
    • 結核
    • 肺外結核
    • 胸部画像検査で陳旧性結核
    • 結核既感染
    • 結核患者との濃厚接触歴

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 挙児を希望する男性
    • 妊娠を希望する婦人
    • 妊娠を希望

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
血液障害の発生の可能性のある薬剤 副作用の発現を助長
免疫抑制作用を有する薬剤 副作用の発現を助長
肝毒性のある薬剤による治療中 副作用の発現を助長
コレスチラミン<経口> A771726の体内からの消失を促進し本剤の作用を減弱
薬用炭<経口> A771726の体内からの消失を促進し本剤の作用を減弱
免疫抑制剤 免疫抑制作用が増強され感染症
副腎皮質ホルモン剤 免疫抑制作用が増強され感染症
エタノール摂取 肝障害
免疫抑制作用を有する薬剤 副作用の発現が増加
血液障害の発生の可能性のある薬剤 副作用の発現が増加
肝毒性のある薬剤による治療中 副作用の発現が増加
ワルファリン プロトロンビン時間が延長
リファンピシン類 A771726のCmaxが上昇
抗リウマチ剤 骨髄抑制・肝障害の副作用が増強
メトトレキサート製剤 骨髄抑制・肝障害の副作用が増強

飲食物との相互作用

  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    関節リウマチ。

    用法・用量(添付文書全文)

    レフルノミドとして1日1回100mgの3日間経口投与から開始し、その後、維持量として1日1回20mgを経口投与する。また、1日1回20mgの経口投与から開始することもできる。なお、維持量は、症状、体重により適宜1日1回10mgに減量する。
    <用法及び用量に関連する使用上の注意>
    1.患者背景(例えば体重50kg未満の非喫煙女性)によっては血中濃度が高くなる可能性があるので、リスクとベネフィットを勘案し維持量を選択する。
    2.本剤1日20mg投与中にALTが基準値上限の2倍以上3倍以下に上昇(GPTが基準値上限の2倍以上3倍以下に上昇)した場合には、1日10mgに減量し、より頻回に肝機能検査を行うなど患者の状態を十分に観察する。ALTが基準値上限の3倍以上に上昇(GPTが基準値上限の3倍以上に上昇)した場合、本剤の投与を中止し、薬物除去法を施行する等、適切な処置を行い、又は1日10mg投与中においてもALTが基準値上限の2〜3倍の上昇が持続(GPTが基準値上限の2〜3倍の上昇が持続)した場合、本剤の投与を中止し、薬物除去法を施行する等、適切な処置を行う。
    3.本剤の効果は、通常、投与開始後2週間〜3カ月で発現するので、少なくとも3カ月間は継続投与し、効果をみることが望ましい。
    4.本剤並びに疾患の特性を考慮して、治療にあたっては経過を十分に観察し、漫然と投与を継続しない。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    国内における臨床試験での安全性評価対象症例365例中248例(68.0%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、肝機能検査値異常68例(18.6%)、下痢39例(10.7%)、脱毛症39例(10.7%)、尿沈渣異常35例(9.6%)、発疹33例(9.0%)、高血圧30例(8.2%)、上気道感染29例(8.0%)、腹痛24例(6.6%)、尿蛋白19例(5.2%)等であった。
    また、海外における臨床試験での安全性評価対象症例1,339例中801例(59.8%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、下痢186例(13.9%)、脱毛症130例(9.7%)、嘔気106例(7.9%)、腹痛99例(7.4%)、発疹91例(6.8%)、肝機能検査値異常67例(5.0%)、頭痛65例(4.9%)、高血圧61例(4.6%)であった。なお、これらの副作用は早期(投与開始後8週間以内)に現れる傾向があり、軽度又は中等度でかつ可逆的であることが多かったが、観察を十分に行う(承認時)。
    国内使用成績調査において、安全性解析対象症例6,878例中、3,571例(51.9%)において副作用が認められ、主な副作用は、ALT増加747例(10.9%)、AST増加702例(10.2%)、下痢562例(8.2%)、発疹535例(7.8%)、高血圧417例(6.1%)であった(再審査終了時)。
    1.重大な副作用
    1).アナフィラキシー(0.1%未満):アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。
    2).皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(0.2%)、中毒性表皮壊死融解症(0.1%未満):皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)及び中毒性表皮壊死融解症が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).汎血球減少症(0.2%):汎血球減少症が現れることがあるので、初期症状が現れた場合には直ちに投与を中止し血液検査を行うなど適切な処置を行う。
    4).肝不全、急性肝壊死(頻度不明)、肝炎(0.1%未満)、肝機能障害(0.4%)、黄疸(0.1%未満):致死的肝不全、急性肝壊死が報告されており、ALTが基準値上限の2〜3倍に持続的に上昇(GPTが基準値上限の2〜3倍に持続的に上昇)した場合又はALTが基準値上限の3倍以上に上昇(GPTが基準値上限の3倍以上に上昇)した場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
    5).感染症(1.4%):重篤な感染症(肺炎(カリニ肺炎を含む)(1.2%)、敗血症(0.1%)等)が現れることがあり、致死的感染症、敗血症、日和見感染が報告されており、また、B型肝炎ウイルス再活性化による肝炎やC型肝炎悪化も報告されているので、患者の全身状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う(なお、薬物除去法を実施する場合には、経口の抗生物質製剤は吸収が阻害される恐れがあるため、注射剤を使用する)。
    6).結核(0.1%未満):結核が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    7).間質性肺炎(1.0%):致死的間質性肺炎が報告されているので、発熱、咳嗽、呼吸困難等の臨床症状やKL−6検査値異常、CRP検査値異常、LDH検査値異常等が認められた場合には、速やかに胸部X線等の検査、速やかに動脈血酸素分圧(PaO2)の検査等を実施し、本剤の投与を中止するとともにカリニ肺炎との鑑別診断(β−Dグルカンの測定等)を考慮に入れ適切な処置を行う。
    8).膵炎(0.1%未満):重篤な膵炎が報告されているので、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:発現頻度は、国内使用成績調査の集計結果による。
    1).消化器:(頻度不明)大腸炎、顕微鏡的大腸炎、(1〜10%未満)下痢、嘔気、腹痛、口内炎、※胃腸障害、(1%未満)嘔吐、口腔内潰瘍形成、便秘、胃炎、腹部膨満、食欲不振、消化不良。
    2).肝臓:(10%以上)ALT増加(GPT増加)、AST増加(GOT増加)、(1〜10%未満)γ−GTP増加、血中アルカリホスファターゼ増加、血中乳酸脱水素酵素増加、(1%未満)血中ビリルビン増加。
    3).循環器:(1〜10%未満)高血圧、(1%未満)胸痛。
    4).血液:(1%未満)貧血、好酸球増加症、血小板減少症、白血球減少症。
    5).精神神経系:(1〜10%未満)頭痛、(1%未満)眩暈、口内乾燥、多汗症、感覚異常、※不安。
    6).皮膚:(頻度不明)皮膚エリテマトーデス、(1〜10%未満)脱毛症、発疹、皮膚そう痒症、(1%未満)蕁麻疹、膿疱性乾癬、爪障害、皮膚乾燥。
    7).代謝:(1%未満)低カリウム血症、高脂血症。
    8).呼吸器系:(1〜10%未満)上気道感染、咳嗽、(1%未満)気管支炎、鼻炎。
    9).泌尿器・生殖器系:(1〜10%未満)蛋白尿、(1%未満)尿路感染、月経障害、尿沈渣異常。
    10).その他:(1〜10%未満)発熱、(1%未満)体重減少、無力症、味覚異常、血管炎、*※末梢性ニューロパシー[*:このような副作用が現れた場合には、投与を中止し適切な処置を行う]。
    ※:承認時までの臨床試験成績に基づく発現頻度。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤の投与において、重篤な副作用(間質性肺炎、汎血球減少症、肝不全、急性肝壊死、感染症等)により、致死的経過をたどることがあるので、緊急時に十分に措置できる医療施設及び本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験を持つ医師が使用する。
    2.間質性肺炎、肺線維症等の肺障害、日和見感染による肺炎の合併又は既往歴のある患者で間質性肺炎が急速に増悪して致死的経過をたどる症例が報告されているため、本剤による治療を開始するにあたり、間質性肺炎、肺線維症等の肺障害、日和見感染による肺炎の合併又は既往の有無を胸部X線検査等で確認し、投与の可否を慎重に判断する。
    3.肝毒性を有する薬剤を最近まで投与されていた、血液毒性を有する薬剤を最近まで投与されていた又は免疫抑制作用を有する薬剤を最近まで投与されていたか又は肝毒性を有する薬剤投与中、血液毒性を有する薬剤投与中又は免疫抑制作用を有する薬剤投与中の患者では、副作用の発現が増加する恐れがあり、本剤の投与開始にあたっては、リスクとベネフィットの両面から慎重に考慮する。
    4.本剤の活性代謝物A771726の消失半減期は約2週間と長いので、本剤の投与中止後、A771726の消失を待たずに肝毒性、血液毒性又は免疫抑制作用を有する薬剤を投与する際にも、副作用の発現が増加する恐れがある。
    5.本剤投与中に重篤な副作用が発現した場合や他の理由により、速やかに活性代謝物A771726を消失させる必要があるときには、本剤の投与を中止し、薬物除去法を施行する。
    6.本剤の投与に際しては、患者に対して本剤の危険性や本剤の投与が長期間にわたることを十分説明した後、患者が理解したことを確認したうえで投与を開始する。
    7.本剤の投与に際しては、副作用の発現の可能性について患者に十分理解させ、咳嗽、発熱、呼吸困難、発疹、皮膚そう痒感、口内炎、倦怠感、黄疸が認められた場合には服用を中止するとともに直ちに医師に連絡し、指示を仰ぐよう注意を与える。
    8.本剤による治療を開始する前に、非ステロイド性抗炎症剤及び他の抗リウマチ剤による治療を検討し、リスクとベネフィットを考慮してから本剤の使用を開始する。
    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.妊婦、妊娠している可能性のある婦人又は授乳中の婦人。
    3.慢性肝疾患のある患者[副作用が強く現れる恐れがある]。
    4.活動性結核の患者[症状を悪化させる恐れがある]。
    (慎重投与)
    1.貧血、白血球減少症、血小板減少症を伴う患者、骨髄機能低下患者、骨髄抑制の起こりやすい患者[血液障害の発現が増加する恐れがある]。
    2.肝疾患の既往歴のある患者[副作用の発現を助長する恐れがある]。
    3.肝毒性を有する薬剤を最近まで投与されていた、血液毒性を有する薬剤を最近まで投与されていた又は免疫抑制作用を有する薬剤を最近まで投与されていたか、又は現在肝毒性を有する薬剤投与中、血液毒性を有する薬剤投与中又は免疫抑制作用を有する薬剤投与中の患者[副作用の発現を助長する恐れがある]。
    4.腎障害のある患者[副作用の発現を助長する恐れがある]。
    5.重症感染症又は重症免疫不全(AIDS等)の患者[免疫機能を抑制し、感染症増悪させる恐れがある]。
    6.間質性肺炎、肺線維症等の肺障害、日和見感染による肺炎又はそれらの既往歴のある患者[間質性肺炎が増悪し致死的経過をたどる例が報告されている]。
    7.結核の既感染者(特に結核の既往歴のある患者及び胸部X線検査上結核治癒所見のある患者)[結核を活動化させる恐れがあるので、胸部X線検査等を定期的に行うなど、結核症状の発現に十分注意する]。
    (重要な基本的注意)
    1.重篤な肝障害(肝不全、急性肝壊死等)が起こることがあるので本剤投与開始時、投与開始後6カ月間は少なくとも1カ月に1度、その後は1〜2カ月に1度、肝機能検査を行う。
    2.骨髄抑制の重篤な副作用が起こることがあるので本剤投与開始時、投与開始後6カ月間は2週間に1度、その後は1〜2カ月に1度、白血球分画を含む血液学的検査を行う。
    特に、免疫抑制剤を最近まで投与されていた患者や血液毒性を有する薬剤を最近まで投与されていた患者か又は現在免疫抑制剤投与中の患者や血液毒性を有する薬剤投与中の患者、貧血、白血球減少症、血小板減少症、骨髄機能低下、骨髄抑制のある患者、及びこれらの既往歴のある患者では、本剤の投与開始後6カ月以降も、血液学的検査を頻回に行う。
    3.間質性肺炎の発症又は間質性肺炎増悪が起こることがあり、急速に悪化し、致死的経過をたどる例が報告されており、これらの症例の中には、間質性肺炎、肺線維症等の肺障害、日和見感染による肺炎の合併又は既往歴のある患者、もしくはメトトレキサートを最近まで投与されていた、ブシラミンを最近まで投与されていた患者を含む他の抗リウマチ剤を最近まで投与されていた(DMARDを最近まで投与されていた)患者か又は抗リウマチ剤投与中(DMARD投与中)の患者が含まれていた。本剤の投与に際しては間質性肺炎、肺線維症等の肺障害、日和見感染による肺炎の合併又は既往の有無を確認した上で投与を開始し、投与中は発熱、咳嗽、呼吸困難等の臨床症状やKL−6、CRP、LDH等の検査値に十分に注意し、異常が認められた場合には、速やかに胸部X線等の検査、速やかに動脈血酸素分圧(PaO2)の検査等を実施し、本剤の投与を中止するとともに薬物除去、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    4.B型肝炎ウイルスキャリアの患者又はB型肝炎既往感染者(HBs抗原陰性かつHBc抗体陽性又はHBs抗原陰性かつHBs抗体陽性)において、B型肝炎ウイルス再活性化による肝炎が現れることがある。また、C型肝炎ウイルスキャリアの患者において、C型肝炎悪化がみられることがある。本剤投与に先立って、肝炎ウイルス感染の有無を確認し、肝炎ウイルスキャリアの患者又はB型肝炎既往感染者に本剤を投与する場合は、肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス再活性化やC型肝炎悪化の徴候や症状の発現に注意する。
    5.本剤投与に先立って結核に関する十分な問診及び胸部X線検査に加え、インターフェロン−γ遊離試験又はツベルクリン反応検査を行い、適宜胸部CT検査等を行うことにより、結核感染の有無を確認する。結核の既往歴を有する場合及び結核感染が疑われる場合には、結核の診療経験がある医師に相談する。次のいずれかの患者には、原則として抗結核薬の投与をした上で、本剤を投与する[1)胸部画像検査で陳旧性結核に合致するか推定される陰影を有する患者、2)結核の治療歴(肺外結核を含む)を有する患者、3)インターフェロン−γ遊離試験やツベルクリン反応検査等の検査により、結核既感染が強く疑われる患者、4)結核患者との濃厚接触歴を有する患者]。また、本剤投与中も、胸部X線検査等の適切な検査を定期的に行うなど結核症の発現には十分に注意し、患者に対し、結核を疑う症状が発現した場合(持続する咳、発熱等)には速やかに主治医に連絡するよう説明する。なお、結核の活動性が確認された場合は本剤を投与しない。
    6.汎血球減少症、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症、重篤な感染症、重篤な肝障害等の重篤な副作用が発現した場合本剤の投与を中止する(なお、薬物除去法を施行することが望ましい)。
    7.本剤の投与を開始する前に、患者が妊娠していないことを確認する。
    8.妊娠する可能性のある婦人には、投与中及び、投与終了後安全な妊娠が可能になるまでの期間、避妊をさせる。
    9.本剤投与中に妊娠を希望する婦人には、投与を中止する(なお、薬物除去法を施行することが望ましい)。
    10.男性に投与する場合には、投与期間中避妊するよう注意を与える。
    11.本剤投与中の生ワクチンの接種は、安全性が確認されていないので避ける、また、本剤の投与中止後に生ワクチンを接種する場合も、本剤の体内からの消失が遅いことを考慮する。
    12.血圧上昇することがあるので、本剤の投与開始前及び投与中は定期的に血圧を測定する。
    13.アルコールによる肝障害を助長させる恐れがあるので、本剤の投与中はアルコール摂取を避けることが望ましい。
    (相互作用)
    本剤及び本剤の活性代謝物A771726は、主に代謝酵素CYP3A4により代謝されるが、他のP450分子種も活性を有する。
    活性代謝物A771726は、CYP2C9を阻害する。
    併用注意:
    1.ワルファリン[プロトロンビン時間が延長したとの報告症例があり、血中プロトロンビン活性を基に、ワルファリンを減量する(A771726がワルファリンの主代謝酵素であるCYP2C9を阻害することにより、ワルファリンの血中濃度が上昇する恐れがある)]。
    2.コレスチラミン<経口>、薬用炭<経口>[A771726の体内からの消失を促進し本剤の作用を減弱させることがある(コレスチラミン(陰イオン交換樹脂)は本剤の活性代謝物A771726を吸着し、A771726は体内で腸肝循環しているため、腸管内でA771726を吸着し、血中濃度を低下させ、薬用炭についても、同様の作用機序と考えられる)]。
    3.免疫抑制剤(副腎皮質ホルモン剤等)[免疫抑制作用が増強され感染症を誘発する可能性がある(共に免疫抑制作用を有するため)]。
    4.抗リウマチ剤<DMARD>(メトトレキサート等)[骨髄抑制・肝障害の副作用が増強される可能性がある(共に骨髄抑制、肝障害の副作用を有するため)]。
    5.リファンピシン[外国人健康成人を対象に行った併用試験(単回経口投与)において、A771726のCmaxが上昇したとの報告がある(リファンピシンがCYP3A4を誘導することによりレフルノミドからA771726への代謝が促進されると考えられる)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある患者には投与しない[動物実験(ラット及びウサギ)で催奇形性作用が報告されている]。
    2.授乳中の婦人には投与しない[ラットにおいて、乳汁中に移行すること及び授乳期間中に出生仔毒性が発現することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    18歳未満の患者に対する安全性は確立していない[使用経験がない]。
    (過量投与)
    1.徴候、症状:過量投与(初期投与量の2〜3倍量、又は通常の維持量の2〜10倍量を数週〜数カ月間等)により、腹痛、下痢、軟便、嘔気・嘔吐、口内炎、Al−P上昇、γ−GTP上昇、白血球減少症、貧血、頭痛、そう痒、湿疹、蕁麻疹、体重減少、無力症が発現したとの報告がある。また、外国人健康成人男子における1日1回100mg、14日間反復経口投与試験において、10例中2例に肝機能検査値上昇が報告された。
    2.過量投与時の処置:薬物除去法[「その他の注意」の項参照]を施行する。
    (適用上の注意)
    1.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    2.服用時:本剤は十分量の水で噛まずに服用するよう指導する。
    (その他の注意)
    1.薬物除去法:血漿中A771726の体外排泄を促進させるためには、本剤の投与を中止し、コレスチラミン無水物4gを1日3回、17日間を目安として反復経口投与し、投与期間に関しては、患者の症状及び検査所見を参考に調節する。また、薬物除去法として薬用炭の反復経口投与により血漿中A771726の消失半減期を短縮させたとの報告がある。絶飲食の病態にある患者に対する薬物除去法としては、経鼻胃管による薬用炭の投与を考慮する。
    1).重篤な副作用発現時:血漿中A771726の除去効率を高めるために、コレスチラミン無水物8gを1日3回、11日間を目安として反復経口投与することを考慮する(なお、臨床症状に応じて、コレスチラミンの投与期間を調節する)。
    2).妊娠を希望する場合の薬物除去法:コレスチラミン無水物4gを1日3回、17日間反復経口投与し、コレスチラミンによる薬物除去法施行後、少なくとも2回、血漿中A771726濃度を測定し、血漿中A771726濃度の2回の測定値が胎児へのリスクが極めて低いと考えられる0.02μg/mL未満であることを確認する(血漿中A771726濃度の測定間隔は、14日間以上とする)、血漿中A771726濃度が0.02μg/mL以上であった場合、コレスチラミンの投与を継続する(薬物除去法を実施しない場合は、本剤投与中止後、血漿中A771726濃度を胎児へのリスクが極めて低いと考えられる0.02μg/mL未満に低下させるためには、投与中止後、最長2年間の待機期間が必要な場合があることを説明し、確実な避妊を行うよう注意を与え、2年間の待機期間が実際的でないと思われる場合は、薬物除去法を行うことが望ましい)。
    3).挙児を希望する男性:ラットにおける雄性生殖能試験において胎仔に影響はみられなかったが、リスクを最小限にするために、挙児を希望する男性には、本剤の投与の中止及び薬物除去を考慮する。
    4).他剤への切り替え:肝毒性、血液毒性又は免疫抑制作用を有する他の薬物に切り替える際は、薬物除去を行うことにより、副作用発現のリスクを軽減できる可能性がある。
    2.メトトレキサートとの併用:本剤とメトトレキサートを併用した際の有効性及び安全性は確立していない。なお海外で、一定量のメトトレキサート(10〜20mg/週)で治療中だが、活動性が高く、かつ肝酵素が上昇していないRA患者263例を対象とした24週間の二重盲検プラセボ対照併用試験と、それに続く24週間の非盲検併用試験が行われた。初期投与量として本剤100mg錠1日1錠を2日間、その後維持量として本剤1日10mgを投与した。但し、症状に基づいて10mgを2日に1回に減量、又は1日20mgに増量した。二重盲検相での成績では、肝炎、黄疸等の肝疾患は報告されなかったが、ALT(GPT)が基準値上限の3倍、もしくは2〜3倍に上昇した例は本剤併用群で130例中5例(3.8%)及び8例(6.2%)、プラセボ併用群で133例中1例(0.8%)及び2例(1.5%)にそれぞれ認められた。2〜3倍のALT(GPT)上昇は、本剤の減量もしくは投与中止により正常値に回復した。2倍までの軽度の上昇は多くの場合本剤を減量することなく回復したが、減量又は投与中止後に回復しない症例もわずかにあった。
    注)本剤の承認された用法・用量は、初期投与量として1日1回100mg(又は20mg)を3日間、維持量として1日1回20又は10mgである。
    3.臨床試験は国内で1年間、海外で2年間までの期間で実施されており、この期間を超えた本剤の長期投与時の安全性は確立していない。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 「医療訴訟がとにかく怖いんです!」 研修医のための人生ライフ向上塾! FBシェア数:1
    2. キャラクターで抗菌薬を覚える!? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:41
    3. 39歳男性。両下肢のしびれ、痛み 日経メディクイズ●神経内科 FBシェア数:0
    4. 立て続けにレセプト査定、今講じるべき対策は? 診療所経営駆け込み寺 FBシェア数:2
    5. ビギナーの助手は「術野展開」への専念が大切 学会トピック◎JDDW2017 FBシェア数:15
    6. CKDの原因に便秘 便秘薬に腎保護作用 Unmet Medical Needs 2017 秋 FBシェア数:4
    7. 関節リウマチの原因は腸内細菌の乱れ Unmet Medical Needs 2017 秋 FBシェア数:68
    8. 地裁が「パワハラで解雇は無効」 群馬大医学系研究科教授の懲戒解雇処分 FBシェア数:3
    9. 再発膀胱癌で生じた発汗、動悸、呼吸困難 カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:0
    10. 超拡大内視鏡とAIの活用で大腸癌リンパ節転移の予… 学会トピック◎JDDW2017 FBシェア数:6