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イニシンク配合錠基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:アログリプチン安息香酸塩・メトホルミン塩酸塩配合剤錠

製薬会社:武田薬品

薬価・規格: 174.2円(1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

DPP-4阻害薬・ビグアナイド薬配合剤詳しく見る

  • 血糖を下げるインスリンの分泌を促すGLP-1(インクレチンと呼ばれるホルモンの一つ)の作用を増強するDPP-4阻害薬と肝臓からの糖放出を抑える他、筋肉・脂肪細胞における糖の取り込み促進作用や腸管での糖吸収抑制作用により血糖を改善するビグアナイド薬の配合製剤
DPP-4阻害薬・ビグアナイド薬配合剤の代表的な商品名
  • エクメット配合錠
  • イニシンク配合錠

効能・効果詳しく見る

  • 2型糖尿病

注意すべき副作用詳しく見る

倦怠感筋肉痛乳酸アシドーシス低血糖腹痛腹部膨満そう痒低血糖症状便秘嘔吐脱力感空腹感胃腸炎過敏症間質性肺炎関節痛

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1日1回1錠(アログリプチン/メトホルミン塩酸塩として25mg/500mg)を食直前又は食後に経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 胃腸障害
    • 栄養不良状態
    • 嘔吐
    • 過度のアルコール摂取
    • 過敏症
    • 飢餓状態
    • 腹膜透析
    • 重症感染症
    • 重症ケトーシス
    • 重篤な外傷
    • 手術前後
    • ショック
    • 心筋梗塞
    • 心不全
    • 糖尿病性前昏睡
    • 脱水症
    • 糖尿病性昏睡
    • 乳酸アシドーシス
    • 脳下垂体機能不全
    • 肺塞栓
    • 副腎機能不全
    • 透析
    • 重度肝機能障害
    • 中等度以上の腎機能障害
    • 1型糖尿病
    • 低酸素血症を伴いやすい
    • 脱水状態が懸念される下痢
    • 肺機能に高度障害
    • 心血管系に高度障害
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 虚弱者(衰弱者を含む)
    • 授乳婦

副作用

主な副作用

倦怠感筋肉痛乳酸アシドーシス低血糖腹痛腹部膨満そう痒低血糖症状便秘嘔吐脱力感

重大な副作用

胃腸炎過敏症間質性肺炎関節痛空腹感眩暈鼓腸四肢のしびれ蕁麻疹頭痛全身倦怠感動悸発汗発疹貧血浮腫鼻咽頭炎

上記以外の副作用

悪心胃炎意識消失胃腸障害胃腸症状黄疸過呼吸肝機能異常肝機能障害急性膵炎クレアチニン上昇放屁増加血小板減少血中乳酸値上昇ケトーシス下痢好酸球増加呼吸困難消化不良食欲不振頭重水疱咳嗽代謝異常多形紅斑腸閉塞眠気捻髪音白血球減少白血球増加発熱横紋筋融解症皮膚粘膜眼症候群糜爛血中ミオグロビン上昇腹部膨満感ふらつき味覚異常類天疱瘡尿中ミオグロビン上昇高度空腹感高度便秘肺音異常血中カリウム上昇乳酸上昇持続する腹痛重篤な低血糖症状血中尿酸増加持続的な激しい腹痛

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 胃腸障害
    • 栄養不良状態
    • 嘔吐
    • 過度のアルコール摂取
    • 過敏症
    • 飢餓状態
    • 腹膜透析
    • 重症感染症
    • 重症ケトーシス
    • 重篤な外傷
    • 手術前後
    • ショック
    • 心筋梗塞
    • 心不全
    • 糖尿病性前昏睡
    • 脱水症
    • 糖尿病性昏睡
    • 乳酸アシドーシス
    • 脳下垂体機能不全
    • 肺塞栓
    • 副腎機能不全
    • 透析
    • 重度肝機能障害
    • 中等度以上の腎機能障害
    • 1型糖尿病
    • 低酸素血症を伴いやすい
    • 脱水状態が懸念される下痢
    • 肺機能に高度障害
    • 心血管系に高度障害
  • 慎重投与
    • 肝機能障害
    • 感染症
    • 腎機能障害
    • 腸閉塞
    • 激しい筋肉運動
    • 不規則な食事摂取
    • 糖尿病用薬投与中
    • 軽度腎機能障害
    • 食事摂取量不足
    • 腹部手術
    • 軽度〜中等度肝機能障害
    • 腎毒性の強い抗生物質併用
    • ヨード造影剤併用
    • 利尿作用を有する薬剤併用
  • 注意
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • ヨード造影剤を用いて検査
    • インスリン依存状態の2型糖尿病
    • 女性血清クレアチニン値1.2mg/dL以上
    • 男性血清クレアチニン値1.3mg/dL以上
  • 投与に際する指示
    • ヨード造影剤を用いて検査
    • 女性血清クレアチニン値1.2mg/dL以上
    • 男性血清クレアチニン値1.3mg/dL以上

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
    • 虚弱者(衰弱者を含む)
  • 原則禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 警告
    • 75歳以上の高齢者(75歳〜)
    • 高齢者(65歳〜)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
    • 75歳以上の高齢者(75歳〜)
  • 注意
    • 男性血清クレアチニン値1.3mg/dL以上
    • 女性血清クレアチニン値1.2mg/dL以上
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
腎毒性の強い抗生物質 乳酸アシドーシス
ゲンタマイシン 乳酸アシドーシス
ヨウ素造影剤 乳酸アシドーシス
ナテグリニド 低血糖
リラグルチド 低血糖
スルホニルウレア系薬剤 低血糖
レパグリニド 低血糖
ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物 低血糖
ミチグリニドカルシウム水和物 低血糖
エキセナチド 低血糖
糖尿病用薬 低血糖
グリメピリド 低血糖
グリベンクラミド 低血糖
速効型食後血糖降下剤 低血糖
ミグリトール 低血糖
イプラグリフロジン L−プロリン 低血糖
ルセオグリフロジン水和物 低血糖
α−グルコシダーゼ阻害剤 低血糖
塩酸ピオグリタゾン 低血糖
GLP−1アナログ 低血糖
インスリン製剤 低血糖
グリクラジド 低血糖
トルブタミド 低血糖
ボグリボース 低血糖
リキシセナチド 低血糖
チアゾリジン系薬剤 低血糖
SGLT2阻害剤 低血糖
アカルボース 低血糖
トホグリフロジン水和物 低血糖
インスリン製剤 低血糖のリスクが増加
スルホニルウレア系薬剤 低血糖のリスクが増加
α−グルコシダーゼ阻害剤 低血糖症状
チアゾリジン系薬剤 浮腫
チアゾリジン系薬剤 浮腫
糖尿病用薬及び糖尿病用薬の血糖降下作用を増強する薬剤 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
フェノチアジン系薬剤 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
糖尿病用薬及び糖尿病用薬の血糖降下作用を減弱する薬剤 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
β−遮断剤 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
モノアミン酸化酵素阻害剤 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
ワルファリン 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
卵胞ホルモン 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
蛋白同化ステロイド 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
利尿剤 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
ニコチン酸製剤 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
サリチル酸製剤 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
エピネフリン 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
副腎皮質ホルモン剤 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
甲状腺ホルモン剤 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
ピラジナミド 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
フィブラート系の高脂血症治療薬 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
イソニアジド 本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わる
カチオン輸送系を介して腎排泄される薬剤 メトホルミン又は併用薬剤の血中濃度が上昇し作用が増強
シメチジン メトホルミン又は併用薬剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ACE阻害剤 低血糖
利尿剤 体液量が減少し脱水状態
利尿剤 体液量が減少し脱水状態
SGLT2阻害剤 体液量が減少し脱水状態

飲食物との相互作用

  • ニコチン酸(ナイアシン)を含むもの<まいたけ、たらこ、インスタントコーヒー、かつお節、まぐろ など>

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    2型糖尿病(但し、アログリプチン安息香酸塩及びメトホルミン塩酸塩の併用による治療が適切と判断される場合に限る)。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.本剤を2型糖尿病治療の第一選択薬として用いない。
    2.原則として、既にアログリプチン安息香酸塩(アログリプチンとして1日25mg)及びメトホルミン塩酸塩(メトホルミン塩酸塩として1日500mg)を併用し状態が安定している場合、本剤の使用を検討、あるいはアログリプチン安息香酸塩(アログリプチンとして1日25mg)又はメトホルミン塩酸塩(メトホルミン塩酸塩として1日500mg)単剤の治療により効果不十分な場合に、本剤の使用を検討する。
    3.本剤投与中において、本剤の投与がアログリプチン安息香酸塩及びメトホルミン塩酸塩の各単剤の併用よりも適切であるか慎重に判断する。

    用法・用量(添付文書全文)

    1日1回1錠(アログリプチン/メトホルミン塩酸塩として25mg/500mg)を食直前又は食後に経口投与する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    承認時までに行われた国内臨床試験でアログリプチン25mg及びメトホルミン塩酸塩500mgを1日1回併用投与された例において152例中4例(2.6%)に副作用が認められた。なお、2型糖尿病患者に本配合剤を投与した試験は実施していない。
    次の副作用は、前記の試験あるいはアログリプチン、メトホルミンの各薬剤で認められているものである。
    1.重大な副作用
    1).乳酸アシドーシス(血中乳酸値上昇、乳酸/ピルビン酸比上昇、血液pH低下等を示す)(頻度不明)は予後不良のことが多く、一般的に発現する臨床症状は様々であるが、胃腸症状、倦怠感、筋肉痛、過呼吸等の症状がみられることが多く、これらの症状が現れた場合には直ちに投与を中止し、必要な検査を行う。なお、乳酸アシドーシスの疑いが大きい場合には、乳酸の測定結果等を待つことなく適切な処置を行う。
    2).低血糖(頻度不明)が現れることがあるので、患者の状態を十分に観察しながら投与する。DPP−4阻害剤で、スルホニルウレア剤との併用又はインスリン製剤との併用で重篤な低血糖症状が現れ、意識消失を来す例も報告されていることから、これらの薬剤と併用する場合には、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤の減量を検討する。また、本剤の投与により低血糖症状(初期症状:脱力感、高度空腹感、発汗等)が認められた場合には通常はショ糖を投与するが、α−グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与する。
    3).急性膵炎(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、持続的な激しい腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).著しいAST上昇(著しいGOT上昇)、著しいALT上昇(著しいGPT上昇)、著しいAl−P上昇等を伴う肝機能障害、黄疸(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    5).皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    6).筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症(頻度不明)が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    7).腸閉塞(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、高度便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    8).間質性肺炎(頻度不明)が現れることがあるので、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線、速やかに胸部CT、速やかに血清マーカー等の検査を実施し、間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    9).類天疱瘡(頻度不明)が現れることがあるので、水疱、糜爛等が現れた場合には、皮膚科医と相談し、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).アログリプチン
    (1).[アログリプチン]過敏症:(0.1〜5%未満)発疹、そう痒、蕁麻疹[このような場合には投与を中止する]。
    (2).[アログリプチン]消化器:(0.1〜5%未満)腹部膨満、鼓腸、腹痛、胃腸炎、便秘。
    (3).[アログリプチン]精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛、眩暈、四肢のしびれ。
    (4).[アログリプチン]その他:(0.1〜5%未満)倦怠感、鼻咽頭炎、浮腫、動悸、関節痛、筋肉痛、貧血。
    2).メトホルミン:次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、適切な処置を行う。
    (1).[メトホルミン]消化器:(頻度不明)下痢、食欲不振、腹痛、悪心、嘔吐、腹部膨満感、便秘、消化不良、胃炎、胃腸障害、放屁増加[乳酸アシドーシスの初期症状であることもあるので注意する]。
    (2).[メトホルミン]血液:(頻度不明)貧血、白血球減少、血小板減少、白血球増加、好酸球増加。
    (3).[メトホルミン]過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒[このような場合には投与を中止する]。
    (4).[メトホルミン]肝臓:(頻度不明)肝機能異常。
    (5).[メトホルミン]腎臓:(頻度不明)BUN上昇、クレアチニン上昇。
    (6).[メトホルミン]代謝異常:(頻度不明)CK上昇(CPK上昇)、ケトーシス、乳酸上昇、血中カリウム上昇、血中尿酸増加。
    (7).[メトホルミン]その他:(頻度不明)*全身倦怠感、頭痛、頭重、眠気、*筋肉痛、眩暈・ふらつき、味覚異常、浮腫、発汗、脱力感、動悸、空腹感、[*:全身倦怠感、筋肉痛は、乳酸アシドーシスの初期症状であることもあるので注意する(メトホルミン)]、※ビタミンB12減少[※:長期使用によりビタミンB12の吸収不良が現れることがある(メトホルミン)]。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    メトホルミンにより重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあり、死亡に至った例も報告されているので、乳酸アシドーシスを起こしやすい患者には投与しない。腎機能障害又は肝機能障害のある患者、高齢者に投与する場合には、定期的に腎機能や肝機能を確認するなど慎重に投与する。特に75歳以上の高齢者では、本剤投与の適否を慎重に判断する。
    (禁忌)
    1.次に示す状態の患者:
    1).乳酸アシドーシスの既往[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こしやすい]。
    2).中等度以上の腎機能障害[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こしやすい;腎臓におけるメトホルミン及びアログリプチンの排泄が減少する]。
    3).透析患者(腹膜透析を含む)[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こしやすい;高い血中メトホルミン濃度が持続する恐れがある]。
    4).重度肝機能障害[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こしやすい;肝臓における乳酸の代謝能が低下する]。
    5).ショック、心不全、心筋梗塞、肺塞栓など心血管系に高度障害、肺機能に高度障害のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状態[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こしやすい;乳酸産生が増加する]。
    6).過度のアルコール摂取者[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こしやすい;肝臓における乳酸の代謝能が低下する]。
    7).脱水症、脱水状態が懸念される下痢、嘔吐等の胃腸障害のある患者[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こしやすい]。
    2.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は糖尿病性前昏睡、1型糖尿病の患者[輸液、インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない]。
    3.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない、また、メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こしやすい]。
    4.栄養不良状態、飢餓状態、衰弱状態、脳下垂体機能不全又は副腎機能不全の患者[低血糖を起こす恐れがある]。
    5.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
    6.本剤の各成分又はビグアナイド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    次に掲げる患者又は状態:
    1.他の糖尿病用薬投与中の患者(特にスルホニルウレア剤又はインスリン製剤を投与中の患者)[低血糖のリスクが増加する恐れがある]。
    2.不規則な食事摂取、食事摂取量不足[低血糖を起こす恐れがある]。
    3.激しい筋肉運動[低血糖を起こす恐れがある]。
    4.軽度腎機能障害患者[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こす恐れがある]。
    5.軽度〜中等度肝機能障害患者[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こす恐れがある]。
    6.感染症[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こす恐れがある]。
    7.高齢者。
    8.ヨード造影剤併用、腎毒性の強い抗生物質併用、利尿作用を有する薬剤併用[メトホルミンにより乳酸アシドーシスを起こす恐れがある]。
    9.腹部手術の既往又は腸閉塞の既往のある患者[アログリプチンにより腸閉塞を起こす恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.メトホルミンによりまれに重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあるので、次の内容を患者及びその家族に十分指導する。
    1).過度のアルコール摂取を避ける。
    2).発熱、下痢、嘔吐、食事摂取不良等により脱水状態が懸念される場合には、一旦服用を中止し、医師に相談する。
    3).乳酸アシドーシスの初期症状が現れた場合には、直ちに受診する。
    2.ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては、メトホルミンの併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので、検査前は本剤の投与を一時的に中止(但し、緊急に検査を行う必要がある場合を除く)し、ヨード造影剤投与後48時間は本剤の投与を再開しない(なお、投与再開時には、患者の状態に注意する)。
    3.脱水により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので、脱水症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。利尿作用を有する薬剤(利尿剤、SGLT2阻害剤等)との併用時には、特に脱水に注意する。
    4.腎機能障害のある患者では腎臓におけるメトホルミンの排泄が減少し、メトホルミンの血中濃度が上昇する。投与開始前及び投与中は次の点に注意する。
    1).腎機能障害のある患者では腎臓におけるメトホルミンの排泄が減少し、メトホルミンの血中濃度が上昇するので、投与開始前及び投与中は腎機能や患者の状態に十分注意して投与の適否を検討し、腎機能は、eGFRや血清クレアチニン値等を参考に判断する[メトホルミン塩酸塩単剤の国内臨床試験における除外基準は、成人では男性血清クレアチニン値1.3mg/dL以上、女性血清クレアチニン値1.2mg/dL以上であった]。
    2).腎機能障害のある患者では腎臓におけるメトホルミンの排泄が減少し、メトホルミンの血中濃度が上昇するので、本剤投与中は定期的に、高齢者等特に慎重な経過観察が必要な場合にはより頻回に腎機能(eGFR、血清クレアチニン値等)を確認し、腎機能悪化が認められた場合には、投与の中止を検討する。
    5.肝機能障害のある患者では肝臓における乳酸の代謝能が低下する可能性があるので、本剤投与中は定期的に肝機能を確認する。
    6.本剤は低血糖を起こす恐れがあるので、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明し、注意を喚起する。特にスルホニルウレア剤と併用又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加する恐れがあるので、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤による低血糖のリスクを軽減するため、これらの薬剤と併用する場合には、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤の減量を検討する。
    7.アログリプチンにより急性膵炎が現れることがあるので、持続的な激しい腹痛、嘔吐等の初期症状が現れた場合には、速やかに医師の診察を受けるよう患者に指導する。
    8.糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮する。糖尿病以外にも耐糖能異常・尿糖陽性等、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、甲状腺機能異常等)を有する疾患があることに留意する。
    9.本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮する。
    10.本剤投与中は、血糖を定期的に検査するとともに、経過を十分に観察し、本剤を2〜3カ月投与しても効果が不十分な場合には、より適切と考えられる治療への変更を考慮する。
    11.投与の継続中に、投与の必要がなくなる場合があり、また、患者の不養生、感染症の合併等により効果がなくなったり、不十分となる場合があるので、食事摂取量、血糖値、感染症の有無等に留意のうえ、常に投与継続の可否、薬剤の選択等に注意する。
    12.低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときには注意する。
    13.チアゾリジン系薬剤との併用により循環血漿量の増加によると考えられる浮腫が発現することがあるので観察を十分に行い、浮腫が認められた場合には、患者の状態に応じてチアゾリジン系薬剤を減量あるいは中止し、ループ利尿剤(フロセミド等)を投与するなど適切な処置を行う。
    14.本剤と他の糖尿病用薬の併用における安全性は検討されていない。
    15.インスリン依存状態の2型糖尿病患者に対する本剤とインスリン製剤との併用投与の有効性及び安全性は検討されていない。
    16.アログリプチンとGLP−1受容体作動薬はいずれもGLP−1受容体を介した血糖降下作用を有しており、アログリプチンとGLP−1受容体作動薬を併用した際の臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確認されていない。
    (相互作用)
    アログリプチンは主に腎臓から未変化体として排泄され、その排泄には能動的な尿細管分泌の関与が推定される。メトホルミンはほとんど代謝されず、未変化体のまま尿中に排泄される。
    併用注意:
    1.ヨード造影剤、腎毒性の強い抗生物質(ゲンタマイシン等)[併用により腎機能が低下し、メトホルミンの排泄が低下することにより乳酸アシドーシスを起こすことがあるので、併用する場合は本剤の投与を一時的に中止する等適切な処置を行う]。
    2.利尿作用を有する薬剤(利尿剤、SGLT2阻害剤等)[利尿作用を有する薬剤により、体液量が減少し脱水状態になることがあり、脱水により乳酸アシドーシスを起こすことがあるため、脱水症状が現れた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行う]。
    3.糖尿病用薬(スルホニルウレア剤(グリメピリド、グリベンクラミド、グリクラジド、トルブタミド等)、速効型インスリン分泌促進薬(ナテグリニド、ミチグリニドカルシウム水和物、レパグリニド)、α−グルコシダーゼ阻害剤(ボグリボース、アカルボース、ミグリトール)、チアゾリジン系薬剤(ピオグリタゾン塩酸塩)、GLP−1受容体作動薬(リラグルチド、エキセナチド、リキシセナチド)、SGLT2阻害剤(イプラグリフロジン L−プロリン、ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物、トホグリフロジン水和物、ルセオグリフロジン水和物等)、インスリン製剤)[これらの糖尿病用薬と併用した際に低血糖を発現する恐れがあるので、慎重に投与する。特に、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加する恐れがあるので、これらの薬剤による低血糖のリスクを軽減するため、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤の減量を検討する。α−グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはショ糖ではなくブドウ糖を投与する。チアゾリジン系薬剤との併用時には、特に浮腫の発現に注意する]。
    4.血糖降下作用を増強又は減弱する薬剤を併用している場合:糖尿病用薬の血糖降下作用を増強する薬剤(β−遮断薬、サリチル酸製剤、モノアミン酸化酵素阻害薬、フィブラート系の高脂血症治療薬、ワルファリン、蛋白同化ホルモン剤等)、糖尿病用薬の血糖降下作用を減弱する薬剤(アドレナリン、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン、卵胞ホルモン、利尿剤、ピラジナミド、イソニアジド、ニコチン酸、フェノチアジン系薬剤等)[これらの薬剤と併用する場合には、本剤のインスリン分泌促進作用及びインスリン抵抗性改善作用が加わることによる影響に十分に注意する]。
    5.有機カチオン輸送系を介して腎排泄される薬剤(シメチジン)[尿細管輸送系をめぐる競合的な阻害作用によりメトホルミン又は併用薬剤の血中濃度が上昇し作用が増強する恐れがあるので、観察を十分に行い、必要に応じて本剤又は併用薬剤を減量するなど慎重に投与する]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では、腎機能、肝機能等が低下していることが多く、また脱水症状を起こしやすい。これらの状態では乳酸アシドーシスを起こしやすいので、次の点に注意する。
    1.高齢者では、腎機能、肝機能等が低下していることが多く、また脱水症状を起こしやすい(これらの状態では乳酸アシドーシスを起こしやすい)ので、本剤の投与開始前、投与中は定期的に、特に慎重な経過観察が必要な場合にはより頻回に腎機能や肝機能を確認するなど十分に観察しながら慎重に投与する[メトホルミンはほとんど代謝されず、未変化体のまま尿中に排泄され、また、肝機能の低下により乳酸の代謝能が低下する]。
    2.高齢者では、腎機能、肝機能等が低下していることが多く、また脱水症状を起こしやすい(これらの状態では乳酸アシドーシスを起こしやすい)ので、腎機能や脱水症状等患者の状態に十分注意して投与の中止を検討する。特に75歳以上の高齢者では、メトホルミンによる乳酸アシドーシスが多く報告されており、予後も不良であることが多いため、本剤投与の適否をより慎重に判断する。
    3.高齢者では、腎機能、肝機能等が低下していることが多く、また脱水症状を起こしやすい(これらの状態では乳酸アシドーシスを起こしやすい)ので、血清クレアチニン値が正常範囲内であっても、年齢によっては実際の腎機能が低下していることがあるので、eGFR等も考慮して、慎重に患者の状態を観察する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[メトホルミンでは、動物試験(ラット、ウサギ)で胎仔への移行が認められており、一部の動物試験(ラット)で催奇形作用が報告されており、また、妊婦は乳酸アシドーシスを起こしやすく、アログリプチンでは、動物試験(ラット)において、胎盤通過が報告されている]。
    2.授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[メトホルミン及びアログリプチンでは、動物試験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (過量投与)
    1.過量投与時の症状:メトホルミンにより乳酸アシドーシスが起こることがある。
    2.過量投与時の処置:アシドーシスの補正(炭酸水素ナトリウム静注等)、輸液(強制利尿)、血液透析等の適切な処置を行う。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    インスリン又は経口血糖降下剤の投与中にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与することにより、低血糖が起こりやすいとの報告がある。
    (取扱い上の注意)
    1.本剤とオルメサルタン メドキソミル製剤等との一包化は避ける[一包化して高温高湿度条件下にて保存した場合本剤が変色することがある]。
    2.使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用する。

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