日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

アプルウェイ錠20mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:トホグリフロジン水和物錠

製薬会社:サノフィ

薬価・規格: 203.9円(20mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

SGLT2阻害薬詳しく見る

  • 尿としての糖排泄を増やすことで結果的として血液中の糖(血糖)を減らす薬
SGLT2阻害薬の代表的な商品名
  • スーグラ
  • ルセフィ
  • フォシーガ
  • デベルザ アプルウェイ
  • カナグル
  • ジャディアンス

効能・効果詳しく見る

  • 2型糖尿病

注意すべき副作用詳しく見る

低血糖頻尿口渇脱水血中ケトン体増加ケトアシドーシス低血糖症状敗血症発汗空腹脱力感高度空腹感下痢倦怠感眩暈血圧上昇起立性低血圧

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • トホグリフロジンとして20mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 重症感染症
    • 重症ケトーシス
    • 重篤な外傷
    • 手術前後
    • 糖尿病性前昏睡
    • 糖尿病性昏睡
    • 1型糖尿病
    • 重度腎機能障害
    • 透析中の末期腎不全
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用

低血糖頻尿口渇脱水血中ケトン体増加ケトアシドーシス低血糖症状敗血症発汗空腹脱力感高度空腹感

重大な副作用

起立性低血圧血圧上昇下痢眩暈倦怠感上気道炎腎盂腎炎頭痛体重減少尿量増加尿路結石発疹腹痛便秘夜間頻尿尿路感染尿中ケトン体陽性性器感染

上記以外の副作用

血圧低下倦怠感体重減少多尿糖尿病性ケトアシドーシス脳梗塞皮膚そう痒症腹痛陰部そう痒症尿路感染血栓・塞栓症敗血症性ショック尿中β2ミクログロブリン増加性器感染

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 重症感染症
    • 重症ケトーシス
    • 重篤な外傷
    • 手術前後
    • 糖尿病性前昏睡
    • 糖尿病性昏睡
    • 1型糖尿病
    • 重度腎機能障害
    • 透析中の末期腎不全
  • 慎重投与
    • 栄養不良状態
    • 過度のアルコール摂取
    • 飢餓状態
    • 脱水
    • 脳下垂体機能不全
    • 激しい筋肉運動
    • 不規則な食事摂取
    • 副腎機能不全
    • 尿路感染
    • 糖尿病用薬投与中
    • 利尿剤併用
    • 重度肝機能障害
    • 食事摂取量不足
    • 性器感染
    • 血糖コントロールが極めて不良
  • 注意
    • 感染症
    • 食事摂取不良
    • 腎機能障害
    • 体液量減少
    • 脱水
    • 尿閉
    • 排尿困難
    • 乏尿
    • 無尿
    • 利尿剤併用
    • 中等度腎機能障害
    • インスリン分泌能低下
    • インスリン製剤減量
    • インスリン製剤中止
    • 過度な糖質摂取制限
  • 投与に際する指示
    • 尿閉
    • 排尿困難
    • 乏尿
    • 無尿

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
    • 虚弱者(衰弱者を含む)
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
利尿剤 高浸透圧高血糖症候群
モノアミン酸化酵素阻害剤 更に血糖が低下
糖尿病用薬及び糖尿病用薬の血糖降下作用を増強する薬剤 更に血糖が低下
フィブラート系薬剤 更に血糖が低下
β−遮断剤 更に血糖が低下
サリチル酸製剤 更に血糖が低下
プロベネシド 本剤のCmaxが1.22倍・AUCが2.33倍に増加
利尿剤 脱水
インスリン製剤 低血糖
糖尿病用薬 低血糖
スルホニルウレア系薬剤 低血糖
ビグアナイド系製剤 低血糖
α−グルコシダーゼ阻害剤 低血糖
GLP−1アナログ 低血糖
速効型食後血糖降下剤 低血糖
DPP−4阻害剤 低血糖
チアゾリジン系薬剤 低血糖
糖尿病用薬及び糖尿病用薬の血糖降下作用を減弱する薬剤 血糖降下作用の減弱により血糖が上昇
甲状腺ホルモン剤 血糖降下作用の減弱により血糖が上昇
副腎皮質ホルモン剤 血糖降下作用の減弱により血糖が上昇
利尿剤 脱水症状
チアジド系薬剤 脱水症状
ループ利尿剤 脱水症状

処方理由

SGLT2阻害薬この薬をファーストチョイスする理由(2015年9月更新)もっと見る

  • ・SGLT2受容体選択性が高く、薬理学的作用に他剤と比べ特徴がある点を評価している。他剤も用いて実感できる臨床効果を確認中である。重篤な副作用は経験なし。(60代勤務医、一般内科)
  • ・SGLT2受容体選択性が高く、血中半減期が短いため、よりピンポイントに作用して効果が高いという印象があるから。(50代勤務医、一般内科)
  • ・イプラグリフロジンと比べて夜間に小用で起きる回数が少なく、患者の受けが良いとの報告が糖尿病学会でなされたから。(60代勤務医、循環器内科)
  • ・夜間頻尿が少ないことと、アプルウェイという名前が覚えやすいので。(50代開業医、一般内科)
  • ・錠剤に割線があり、半量投与がしやすい。半量投与でも十分な効果がある症例も多く、薬剤費の面でメリットがある。血中半減期は他剤よりも短いが、効果の持続時間は他剤と比べ短いということはない。(50代勤務医、一般内科)
  • ・現在、デベルザの他、スーグラ、カナグルを処方しています。デベルザはSGLT2阻害剤の中でも選択性が高いということで、最も多く処方していましたが、SGLT1にも効果があり作用時間も長いカナグルの方が、血糖降下作用が多少強い印象で、長期投与が可能となればカナグルに移行する予定です。(50代勤務医、循環器内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    2型糖尿病。
    <効能又は効果に関連する使用上の注意>
    1.本剤は2型糖尿病と診断された患者に対してのみ使用し、1型糖尿病の患者には投与をしない。
    2.重度腎機能障害のある患者又は透析中の末期腎不全患者では本剤の効果が期待できないため、投与しない。
    3.中等度腎機能障害のある患者では本剤の効果が十分に得られない可能性があるので投与の必要性を慎重に判断する。

    用法・用量(添付文書全文)

    トホグリフロジンとして20mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    臨床試験において、1,060例中397例(37.5%)に副作用が認められた。主な副作用は血中ケトン体増加117例(11.0%)、口渇80例(7.5%)、頻尿80例(7.5%)等であった(承認時)。
    1.重大な副作用
    1).低血糖:他の糖尿病用薬;特にスルホニルウレア剤との併用(14.7%)で低血糖(初期症状:脱力感、高度空腹感、発汗等)が現れることがある。また、他の糖尿病用薬と併用しない場合も低血糖(3.3%)が報告されているので、低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取させるなど適切な処置を行う。但し、α−グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を投与する。
    2).腎盂腎炎、敗血症(頻度不明):腎盂腎炎が現れ、敗血症(敗血症性ショックを含む)に至ることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).脱水(頻度不明):脱水が現れることがあるので、適度な水分補給を行うよう指導し、観察を十分に行う。口渇、多尿、頻尿、血圧低下等の症状が現れ脱水が疑われる場合には、休薬や補液等の適切な処置を行う(脱水に引き続き脳梗塞を含む血栓・塞栓症等を発現した例が報告されているので、十分注意する)。
    4).ケトアシドーシス(頻度不明):ケトアシドーシス(糖尿病性ケトアシドーシスを含む)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).皮膚:(1%未満)発疹、(頻度不明)皮膚そう痒症。
    2).腎臓:(5%以上)頻尿、(1〜5%未満)尿路感染、尿量増加、尿中ケトン体陽性、(1%未満)尿路結石、夜間頻尿、尿中β2ミクログロブリン増加。
    3).消化器:(1〜5%未満)便秘、空腹、(1%未満)下痢、腹痛。
    4).精神神経系:(1〜5%未満)眩暈、(1%未満)頭痛。
    5).生殖器:(1〜5%未満)性器感染、(頻度不明)陰部そう痒症。
    6).循環器:(1%未満)血圧上昇、起立性低血圧。
    7).呼吸器:(1%未満)上気道炎。
    8).その他:(5%以上)血中ケトン体増加、口渇、(1%未満)倦怠感、体重減少。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は糖尿病性前昏睡の患者[輸液、インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない]。
    3.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない]。
    (慎重投与)
    1.次に掲げる患者又は状態:
    1).脳下垂体機能不全又は副腎機能不全[低血糖を起こす恐れがある]。
    2).栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量不足又は衰弱状態[低血糖を起こす恐れがある]。
    3).激しい筋肉運動[低血糖を起こす恐れがある]。
    4).過度のアルコール摂取者[低血糖を起こす恐れがある]。
    2.他の糖尿病用薬投与中(特に、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤)の患者[併用により低血糖を起こす恐れがある]。
    3.尿路感染、性器感染のある患者[症状を悪化させる恐れがある]。
    4.脱水を起こしやすい患者(血糖コントロールが極めて不良の患者、高齢者、利尿剤併用患者等)[本剤の利尿作用により脱水を起こす恐れがある]。
    5.重度肝機能障害のある患者[使用経験がなく安全性が確立していない]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明する。特に、スルホニルウレア剤と併用又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加する恐れがあるので、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤による低血糖のリスクを軽減するため、これらの薬剤と併用する場合には、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤の減量を検討する。
    2.糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮する。糖尿病以外にも耐糖能異常・尿糖陽性等、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、甲状腺機能異常等)を有する疾患があることに留意する。
    3.本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮する。
    4.本剤投与中は、血糖値等を定期的に検査し、薬剤の効果を確かめ、3カ月投与しても効果が不十分な場合には、より適切な治療法への変更を考慮する。
    5.投与の継続中に、投与の必要がなくなる場合があり、また、患者の不養生、感染症の合併等により効果がなくなったり、不十分となる場合があるので、食事摂取量、血糖値、感染症の有無等に留意の上、常に投与継続の可否、薬剤の選択等に注意する。
    6.本剤投与により、血清クレアチニン上昇又はeGFR低下がみられることがあるので、腎機能を定期的に検査するとともに、腎機能障害患者における治療にあたっては経過を十分に観察する。
    7.尿路感染を起こし、腎盂腎炎、敗血症等の重篤な感染症に至ることがあり、また、膣カンジダ症等の性器感染を起こすことがあるので、十分な観察を行うなど尿路感染及び性器感染の発症に注意し、発症した場合には適切な処置を行うとともに、状態に応じて休薬等を考慮する。尿路感染及び性器感染の症状及びその対処方法について患者に説明する。
    8.本剤の利尿作用により多尿・頻尿がみられることがあり、また、体液量が減少することがあるので、適度な水分補給を行うよう指導し、観察を十分に行う。脱水、血圧低下等の異常が認められた場合は、休薬や補液等の適切な処置を行う。特に体液量減少を起こしやすい患者(高齢者や利尿剤併用患者等)においては、脱水や糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意する。
    9.本剤の作用機序である尿中グルコース排泄促進作用により、血糖コントロールが良好であっても脂肪酸代謝が亢進し、ケトーシスが現れ、ケトアシドーシスに至ることがある。著しい血糖の上昇を伴わない場合があるため、次の点に留意する。
    1).悪心・嘔吐、食欲減退、腹痛、過度な口渇、倦怠感、呼吸困難、意識障害等の症状が認められた場合には、血中又は尿中ケトン体測定を含む検査を実施し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).特に、インスリン分泌能低下、インスリン製剤減量やインスリン製剤中止、過度な糖質摂取制限、食事摂取不良、感染症、脱水を伴う場合にはケトアシドーシスを発現しやすいので、観察を十分に行う。
    3).患者に対し、ケトアシドーシスの症状(悪心・嘔吐、食欲減退、腹痛、過度な口渇、倦怠感、呼吸困難、意識障害等)について説明するとともに、これらの症状が認められた場合には直ちに医療機関を受診するよう指導する。
    10.排尿困難、無尿、乏尿あるいは尿閉の症状を呈する患者においては、排尿困難、無尿、乏尿あるいは尿閉の治療を優先するとともに他剤での治療を考慮する。
    11.本剤投与による体重減少が報告されているため、過度の体重減少に注意する。
    12.本剤とインスリン製剤との併用、GLP−1受容体作動薬との併用における有効性及び安全性は検討されていない。
    13.低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときは注意する。
    (相互作用)
    本薬は主としてCYP2C18、CYP4A11、CYP4F3B及びアルコール脱水素酵素等により代謝される。
    併用注意:
    1.糖尿病用薬(スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進薬、α−グルコシダーゼ阻害剤、ビグアナイド系薬剤、チアゾリジン系薬剤、DPP−4阻害薬、インスリン製剤、GLP−1受容体作動薬等)[糖尿病用薬との併用時には低血糖が起こる恐れがあり、特にスルホニルウレア剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖発現のリスクが増加する恐れがあることから、併用に注意する(血糖降下作用の増強による)]。
    2.血糖降下作用を増強する薬剤(β−遮断薬、サリチル酸剤、モノアミン酸化酵素阻害剤、フィブラート系薬剤等)[更に血糖が低下する恐れがあるので、血糖値、その他患者の状態を十分に観察しながら投与する(血糖降下作用の増強による)]。
    3.血糖降下作用を減弱する薬剤(副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン等)[血糖降下作用の減弱により血糖が上昇する恐れがあるので、血糖値、その他患者の状態を十分に観察しながら投与する(血糖降下作用の減弱による)]。
    4.利尿作用を有する薬剤(ループ利尿剤、チアジド系利尿剤等)[利尿作用が増強される恐れがあるので、血圧、脈拍数、尿量、血清ナトリウム濃度等を確認し、脱水症状の発現に注意する(本剤との併用により、利尿作用が増強される恐れがあるため、必要に応じ利尿剤の用量を調整するなど注意する)]。
    5.プロベネシド[併用すると本剤のCmaxが1.22倍・AUCが2.33倍に増加する(機序不明)]。
    (高齢者への投与)
    1.一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    2.高齢者では脱水症状(口渇等)の認知が遅れる恐れがあるので、注意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には本剤を投与しないで、インスリン製剤等を使用する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。類薬の動物実験(ラット)で、ヒトの妊娠中期及び後期にあたる幼若動物への曝露により、腎盂拡張及び尿細管拡張が報告されている。また、動物実験(ラット)で胎仔への移行が報告されている]。
    2.授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせる[動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない[使用経験がない]。
    (臨床検査結果に及ぼす影響)
    本剤の作用機序により、本剤服用中は尿糖陽性、血清1,5−AG(1,5−アンヒドログルシトール)低値を示す。尿糖、血清1,5−AGの検査結果は、血糖コントロールの参考とはならないので注意する。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

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