日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

アカルボース錠100mg「BMD」基本情報

後発品(加算対象)

一般名:アカルボース錠

製薬会社:ビオメディクス

薬価・規格: 21.5円(100mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

α-グルコシダーゼ阻害薬詳しく見る

  • 腸での糖の消化吸収を遅らせて食後の過血糖を改善し、糖尿病での合併症の進行を抑える薬
α-グルコシダーゼ阻害薬の代表的な商品名
  • グルコバイ
  • セイブル
  • ベイスン

効能・効果詳しく見る

  • 糖尿病の食後過血糖の改善

注意すべき副作用詳しく見る

低血糖嘔吐意識障害放屁増加黄疸

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • アカルボースとして、1回100mgを1日3回、食直前に経口投与する
    • 但し、1回50mgより投与を開始し、忍容性を確認したうえ1回100mgへ増量することもできる
    • なお、年齢、症状に応じ適宜増減する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 重症感染症
    • 重症ケトーシス
    • 重篤な外傷
    • 手術前後
    • 糖尿病性前昏睡
    • 糖尿病性昏睡
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用

低血糖

重大な副作用

意識障害黄疸嘔吐放屁増加鼓腸腸閉塞腹痛腹部膨満便秘

上記以外の副作用

嘔気過敏症胸部圧迫感劇症肝炎血小板減少下痢眩暈口渇しびれ感重篤な肝機能障害消化不良食欲亢進食欲不振頭重感頭痛そう痒低血糖症状軟便排便回数増加白血球減少発疹貧血頻尿浮腫ほてり味覚異常腸管嚢腫状気腫症高アンモニア血症が増悪持続する腹痛

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 重症感染症
    • 重症ケトーシス
    • 重篤な外傷
    • 手術前後
    • 糖尿病性前昏睡
    • 糖尿病性昏睡
  • 慎重投与
    • 胃腸障害
    • ロエムヘルド症候群
    • 大腸狭窄
    • 重度ヘルニア
    • 大腸潰瘍
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な腎機能障害
    • 開腹手術
    • 腸閉塞
    • 糖尿病用薬投与中

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 希望禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
スルホニルウレア系薬剤 低血糖
グリベンクラミド 低血糖
インスリン抵抗性改善剤 低血糖
速効型食後血糖降下剤 低血糖
ナテグリニド 低血糖
グリブゾール 低血糖
塩酸メトホルミン 低血糖
ビグアナイド系製剤 低血糖
ブホルミン塩酸塩 低血糖
インスリン製剤 低血糖
グリクラジド 低血糖
塩酸ピオグリタゾン 低血糖
スルホンアミド系薬剤 低血糖
ミチグリニド 低血糖
副腎皮質ホルモン剤 本剤の糖質吸収遅延作用が加わる
甲状腺ホルモン剤 本剤の糖質吸収遅延作用が加わる
糖尿病用薬及び糖尿病用薬の血糖降下作用を減弱する薬剤 本剤の糖質吸収遅延作用が加わる
エピネフリン 本剤の糖質吸収遅延作用が加わる
ラクチトール水和物<経口> 消化器系の副作用が増強
ラクツロース<経口> 消化器系の副作用が増強
サリチル酸製剤 本剤の糖質吸収遅延作用が加わる
モノアミン酸化酵素阻害剤 本剤の糖質吸収遅延作用が加わる
β−遮断剤 本剤の糖質吸収遅延作用が加わる
糖尿病用薬及び糖尿病用薬の血糖降下作用を増強する薬剤 本剤の糖質吸収遅延作用が加わる
ジゴキシン 血中濃度の上昇
糖尿病用薬 低血糖
炭水化物消化酵素製剤 両剤の薬効に影響
ジアスターゼ 両剤の薬効に影響
コレスチラミン 本剤の効果<特に食後インスリン値の上昇の抑制>が増強

処方理由

αグルコシダーゼ阻害薬この薬をファーストチョイスする理由(2016年10月更新)もっと見る

  • ・血糖の降下作用に満足している。(40歳代病院勤務医、消化器外科)
  • ・過食気味の患者層に有効で、副作用も少ないと感じるから。(60歳代病院勤務医、総合診療科)
  • ・同効薬と差はないかもしれないが、昔からよく使っており、使いやすい。(50歳代開業医、一般内科)

αGIこの薬をファーストチョイスする理由(2015年4月更新)もっと見る

  • ・大規模臨床試験で有用性が示されている点を評価している。副作用としての腹部症状も比較的に軽い印象です。(60代開業医、循環器内科)
  • ・服薬コンプライアンスに問題はあるが、しっかり内服できれば十分な効果が得られる。(40代診療所勤務医、一般内科)
  • ・ブドウ糖吸収抑制作用が、他剤より強いと評価しているため。(50代開業医、一般内科)
  • ・なんといっても最初に登場したαGIなので、多用しています。(40代病院勤務医、循環器内科)
  • ・糖尿病薬であることがわかりやすい薬剤名がよい。(30代病院勤務医、耳鼻咽喉科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    糖尿病の食後過血糖の改善(但し、食事療法・運動療法によっても十分な血糖コントロールが得られない場合、又は食事療法・運動療法に加えて経口血糖降下薬若しくはインスリン製剤を使用している患者で十分な血糖コントロールが得られない場合に限る)。

    用法・用量(添付文書全文)

    アカルボースとして、1回100mgを1日3回、食直前に経口投与する。但し、1回50mgより投与を開始し、忍容性を確認したうえ1回100mgへ増量することもできる。なお、年齢、症状に応じ適宜増減する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    1.重大な副作用
    1).低血糖(頻度不明):他の糖尿病用薬との併用で低血糖が現れることがある。また、他の糖尿病用薬を併用しない場合でも低血糖が報告されている。本剤は二糖類の消化・吸収を遅延させるので、低血糖症状が認められた場合にはショ糖ではなくブドウ糖を投与するなど適切な処置を行う。
    2).腸閉塞(頻度不明):腹部膨満・鼓腸、放屁増加等が現れ、腸内ガス等の増加により、腸閉塞が現れることがあるので、観察を十分に行い、持続する腹痛、嘔吐等の症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等を伴う重篤な肝機能障害、黄疸が現れることがあり、また、劇症肝炎の報告があるので、投与開始後6カ月までは月1回、その後も定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.重大な副作用(類薬)
    重篤な肝硬変例での意識障害を伴う高アンモニア血症:類薬(ボグリボース)で、重篤な肝硬変例に投与した場合、便秘等を契機として高アンモニア血症が増悪し、意識障害を伴うとの報告があるので、排便状況等を十分に観察し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行う。
    3.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).消化器:(頻度不明)腹部膨満・鼓腸、放屁増加、排便回数増加、下痢、腹痛、便秘、嘔気、嘔吐、食欲不振、食欲亢進、軟便、消化不良、口渇、腸管嚢腫状気腫症。
    2).過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒[投与を中止する]。
    3).精神神経系:(頻度不明)頭痛・頭重感、眩暈、しびれ感。
    4).肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇、Al−P上昇、LDH上昇[投与を中止する]。
    5).血液:(頻度不明)貧血、白血球減少、血小板減少。
    6).その他:(頻度不明)浮腫、ほてり、胸部圧迫感、味覚異常、頻尿。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は糖尿病性前昏睡の患者[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない]。
    2.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリンによる血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない]。
    3.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
    4.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
    (慎重投与)
    1.他の糖尿病用薬投与中の患者[併用により低血糖症状が発現することがある]。
    2.開腹手術の既往又は腸閉塞の既往のある患者[腸内ガス等の増加により、腸閉塞が現れることがある]。
    3.胃腸障害のある患者[本剤の投与により鼓腸、放屁、下痢等の消化器症状を増強する可能性がある]。
    4.重篤な肝機能障害のある患者[代謝状態が不安定であり、血糖管理状況が大きく変化する恐れがある]。
    5.重篤な腎機能障害のある患者[外国においてクレアチニンクリアランス25mL/min未満の患者に投与した際の血中活性物質(本剤及び活性代謝物)濃度は腎機能正常者に比べて約4〜5倍上昇することが報告されている]。
    6.ロエムヘルド症候群、重度ヘルニア、大腸狭窄・大腸潰瘍等のある患者[腸内ガスの発生増加によって、症状が悪化することがある]。
    7.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.他の糖尿病用薬と併用した場合に低血糖が現れることがあるので、これらの薬剤との併用時には低用量から開始する、又は他の糖尿病用薬の用量を調整するなど慎重に投与する。
    2.患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明する。
    3.劇症肝炎等の重篤な肝機能障害が現れることがあり、これらは投与開始後概ね6カ月以内に認められる場合が多いので、投与開始後6カ月までは月1回、その後も定期的に肝機能検査を行う。
    4.本剤の投与により、「腹部膨満・鼓腸」、「放屁増加」等の消化器系副作用が発現することがある(これらは、一般に時間の経過とともに消失することが多いが、症状に応じて減量あるいは消化管内ガス駆除剤の併用を考慮し、高度で耐えられない場合は投与を中止する)。
    5.糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮する。糖尿病以外にも耐糖能異常・尿糖陽性等、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、老人性糖代謝異常、甲状腺機能異常等)を有する疾患があることに留意する。
    6.本剤の投与は、糖尿病治療の基本である食事療法・運動療法のみを行っている患者では投与の際、食後血糖2時間値が200mg/dL以上を示す場合に限る。
    7.食事療法・運動療法に加えて経口血糖降下薬を使用又は食事療法・運動療法に加えてインスリン製剤を使用している患者では、投与の際の空腹時血糖値は140mg/dL以上を目安とする。
    8.本剤投与中は、血糖を定期的に検査するとともに、経過を十分に観察し、常に投与継続の必要性について注意を払う。本剤を2〜3カ月投与しても食後血糖に対する効果が不十分な場合(静脈血漿で食後血糖2時間値が200mg/dL以下にコントロールできないなど)には、より適切と考えられる治療への変更を考慮する。なお、食後血糖の十分なコントロール:静脈血漿で食後血糖2時間値が160mg/dL以下が得られ、食事療法・運動療法又はこれらに加えて経口血糖降下薬若しくはインスリン製剤を使用するのみで十分と判断される場合には、本剤の投与を中止して経過観察を行う。
    9.低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときには注意する。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.スルホニルウレア系薬剤(グリベンクラミド、グリクラジド等)、スルホンアミド系薬剤(グリブゾール)、ビグアナイド系薬剤(メトホルミン塩酸塩、ブホルミン塩酸塩)、インスリン製剤、インスリン抵抗性改善剤(ピオグリタゾン塩酸塩)、速効型食後血糖降下剤(ナテグリニド、ミチグリニド)[低血糖が現れることがあるので、このような症状が認められた場合にはショ糖ではなくブドウ糖を投与する(併用糖尿病用薬の血糖降下作用に本剤の糖質吸収遅延作用が加わる)]。
    2.前記糖尿病用薬と糖尿病用薬の血糖降下作用を増強する薬剤(β遮断剤、サリチル酸剤、モノアミン酸化酵素阻害剤等)[糖尿病用薬の使用上の注意に記載の相互作用に留意するとともに、本剤の糖質吸収遅延作用が加わることによる影響に十分注意する(併用薬剤により他の糖尿病用薬の血糖降下作用が増強されるところに、本剤の糖質吸収遅延作用が加わる)]。
    3.前記糖尿病用薬と糖尿病用薬の血糖降下作用を減弱する薬剤(アドレナリン、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン等)[糖尿病用薬の使用上の注意に記載の相互作用に留意するとともに、本剤の糖質吸収遅延作用が加わることによる影響に十分注意する(併用薬剤により他の糖尿病用薬の血糖降下作用が減弱されるところに、本剤の糖質吸収遅延作用が加わる)]。
    4.ジゴキシン[本剤との併用によりジゴキシンの血中濃度が低下することがあり、また、少数例で血中濃度の上昇も認められており、ジゴキシンの血中濃度が変動した場合には、ジゴキシンの投与量を調節するなど適切な処置を行う(発現機序の詳細は不明である)]。
    5.ラクツロース<経口>、ラクチトール水和物<経口>[消化器系の副作用が増強される可能性がある(併用薬剤が、本剤の作用による未消化の他の二糖類とともに下部消化管へと移行し、腸内細菌によって分解を受けることから、併用により腸内ガス等が更に増加する可能性がある)]。
    6.炭水化物消化酵素製剤(ジアスターゼ等)[両剤の薬効に影響を及ぼす可能性がある(本剤はα−アミラーゼ活性の阻害作用を有し、一方、炭水化物消化酵素製剤はα−アミラーゼ活性を有している)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者等忍容性の低下が懸念される患者に対しては低用量(1回50mg)から投与を開始し、経過を十分に観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    2.授乳中の婦人には投与しないことが望ましい[動物実験(授乳ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (臨床検査結果に及ぼす影響)
    本剤服用中に血清1,5−AG(1,5−アンヒドログルシトール)低値を示すことがある。1,5−AGの検査結果は、血糖コントロールの参考とはならないので注意する。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    外国での健康成人を対象としたコレスチラミン製剤との併用試験において、本剤の効果<特に食後インスリン値の上昇の抑制>が増強されたとの報告があり、コレスチラミン製剤は本剤の作用に影響を及ぼす恐れがあるので併用しないことが望ましい。
    (取扱い上の注意)
    1.保管方法:
    1).使用期限内であっても、アルミピロー開封後はなるべく速やかに使用する。
    2).本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さない(一包化調剤は避ける)。
    2.注意:PTPシートから錠剤を押し出す際には、過度の圧力が加わらないよう、爪を立てずに押し出す。
    3.安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、アカルボース錠50・100mg「BMD」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
    (保管上の注意)
    気密容器。

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