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メタルカプターゼカプセル100mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ペニシラミンカプセル

製薬会社:大正製薬

薬価・規格: 60.2円(100mg1カプセル) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

免疫調節薬(DMARDs)詳しく見る

  • 異常な免疫反応を調整し炎症を引き起こす物質などの産生を抑えることで関節リウマチの症状を和らげる薬
免疫調節薬(DMARDs)の代表的な商品名
  • アザルフィジン
  • ケアラム コルベット
  • リマチル

効能・効果詳しく見る

  • ウイルソン病
  • 肝レンズ核変性症
  • 水銀中毒
  • 銅中毒
  • 鉛中毒
  • 関節リウマチ

注意すべき副作用詳しく見る

貧血神経炎発疹紫斑低色素性貧血味覚異常味覚脱失天疱瘡様症状好酸球増多溶血性貧血無力症発熱白血球減少症皮膚そう痒腎機能障害腹痛血小板減少症アレルギー性血管炎咽頭炎嘔吐嘔気顆粒球減少症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.関節リウマチ:本剤は、消炎鎮痛剤などで十分な効果が得られない場合に使用する
  • ペニシラミンとして1回100mgを1日1〜3回、食間空腹時に経口投与する
  • 患者の年齢、体重、症状、忍容性、本剤に対する反応等に応じて適宜増減するが、初期量を1日100mgとし、増量するときは4週間以上の間隔をおいて100mgずつ漸増する
  • 維持量は効果が得られる最低用量に調節する
    • また、投与を再開するときは、低用量から開始する
    • なお、1日300mgでは効果不十分で増量により有効性が期待される場合には、患者の状態を十分に観察しつつ1日600mgまで増量することもできる
    • 但し、効果が得られた後は減量して有効最少量で維持する
  • 2.ウイルソン病(肝レンズ核変性症):ペニシラミンとして1日1000mgを食前空腹時に1〜数回に分けて経口投与する
    • なお、患者の年齢、症状、忍容性、本剤に対する反応等に応じて、1日量600〜1400mgの範囲で増減し、また、投与法についても、連日投与、間欠投与、漸増投与法など各症例ごとに用法及び用量を決定する
  • 3.鉛・水銀・銅の中毒:ペニシラミンとして1日1000mgを食前空腹時に数回に分けて経口投与する
    • なお、患者の年齢、症状、忍容性、本剤に対する反応等に応じて、1日量600〜1400mgの範囲で増減し、また、投与法についても、連日投与、間欠投与、漸増投与法など各症例ごとに用法及び用量を決定する
  • 小児にはペニシラミンとして1日20〜30mg/kgを食前空腹時に数回に分けて経口投与する
    • なお、患者の年齢、症状、忍容性、本剤に対する反応等に応じて適宜増減する
    • 但し、1日量は、成人の標準用量(1日1000mg)を上限とする

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • SLE
    • 血液障害
    • 腎障害
    • 成長期の小児で結合組織の代謝障害
    • 金剤投与中
    • SLE
    • 血液障害
    • 骨髄機能低下
    • 手術直後
    • 腎障害
    • 全身状態が悪化
    • 成長期の小児で結合組織の代謝障害
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 幼児・乳児
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
    • 乳児
    • 幼児・乳児
    • 高齢者
  • 年齢や性別に応じた注意事項
    • 成長期の小児で結合組織の代謝障害(0歳〜14歳)
    • 乳児(0日〜364日)
    • 関節リウマチの高齢者(65歳〜)
    • 高齢者(65歳〜)
    • 成長期の小児で結合組織の代謝障害(0歳〜14歳)

副作用

主な副作用

貧血神経炎発疹紫斑低色素性貧血味覚異常味覚脱失天疱瘡様症状好酸球増多溶血性貧血無力症発熱白血球減少症皮膚そう痒腎機能障害腹痛血小板減少症

重大な副作用

アレルギー性血管炎咽頭炎嘔気嘔吐顆粒球減少症肝機能障害間質性肺炎ギラン・バレー症候群筋不全麻痺グッドパスチュア症候群クレアチニン上昇血栓性静脈炎血尿下痢眩暈倦怠感口角炎好酸球増多症口内炎口内乾燥血栓性血小板減少性紫斑病再生不良性貧血視神経炎重症筋無力症消化性潰瘍消化不良食欲不振視力異常頭痛舌炎脱毛多発性筋炎多発性神経炎潮紅尿蛋白ネフローゼ症候群肺胞炎発熱汎血球減少症皮下出血皮膚炎浮腫膜性腎症耳鳴無顆粒球症モスコビッチ症候群閉塞性細気管支炎多発性血管炎胆汁うっ滞性肝炎

上記以外の副作用

BUN上昇GOT上昇GPT上昇胃炎黄疸喀血眼瞼下垂関節痛筋肉痛痙攣下血結節性紅斑血尿口唇炎呼吸困難昏迷白内障腎炎膵炎咳嗽穿孔性弾力線維症創傷治癒障害体重減少体重増加多形紅斑免疫グロブリン減少知覚障害乳房肥大聴力低下動悸ALT上昇疼痛AST上昇尿所見異常尿失禁白血球増多歯肉炎鼻出血複視便秘毛細血管脆弱リンパ球減少白血球破砕性血管炎爪異常陰門糜爛血清学的に抗好中球細胞質抗体陽性腎臓に多様な臓器障害肺に多様な臓器障害好酸球性肺浸潤症候群

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • SLE
    • 血液障害
    • 腎障害
    • 成長期の小児で結合組織の代謝障害
    • 金剤投与中
  • 原則禁止
    • SLE
    • 血液障害
    • 骨髄機能低下
    • 手術直後
    • 腎障害
    • 全身状態が悪化
    • 成長期の小児で結合組織の代謝障害
  • 慎重投与
    • 過敏症
    • 肝障害
    • 血液障害
    • 腎障害
    • 免疫抑制剤投与中

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
    • 幼児・乳児
  • 原則禁止
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
    • 乳児
    • 幼児・乳児
    • 高齢者
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・乳児
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 禁止
    • 成長期の小児で結合組織の代謝障害(0歳〜14歳)
  • 原則禁止
    • 乳児(0日〜364日)
    • 関節リウマチの高齢者(65歳〜)
    • 高齢者(65歳〜)
    • 成長期の小児で結合組織の代謝障害(0歳〜14歳)
  • 相対禁止
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 新生児(0日〜27日)
    • 乳児(0日〜364日)
  • 慎重投与
    • ウイルソン病の高齢者(65歳〜)
    • 銅中毒の高齢者(65歳〜)
    • 鉛中毒の高齢者(65歳〜)
    • 水銀中毒の高齢者(65歳〜)
    • 肝レンズ核変性症の高齢者(65歳〜)
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
鉄剤<服用> 本剤の効果を減弱
<経口>クエン酸第一鉄ナトリウム 本剤の効果を減弱
アルミニウム含有制酸剤 本剤の効果を減弱
<経口>硫酸鉄 本剤の効果を減弱
水酸化アルミニウム 本剤の効果を減弱
マグネシウム含有制酸剤 本剤の効果を減弱
水酸化マグネシウム 本剤の効果を減弱
金製剤 重篤な血液障害
金チオリンゴ酸ナトリウム 重篤な血液障害
オーラノフィン 重篤な血液障害
亜鉛を含有する経口剤 本剤の効果を減弱
免疫抑制剤 副作用が増強

飲食物との相互作用

  • 金を含むもの
  • 亜鉛を含むもの<かき、小麦、あわび、パプリカ、からすみ など>
  • 鉄分を含むもの<バジル、海苔、あゆ、ひじき、あさり など>

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.関節リウマチ。
    2.ウイルソン病(肝レンズ核変性症)。
    3.鉛中毒・水銀中毒・銅中毒。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.関節リウマチ:本剤は、消炎鎮痛剤などで十分な効果が得られない場合に使用する。
    ペニシラミンとして1回100mgを1日1〜3回、食間空腹時に経口投与する。患者の年齢、体重、症状、忍容性、本剤に対する反応等に応じて適宜増減するが、初期量を1日100mgとし、増量するときは4週間以上の間隔をおいて100mgずつ漸増する。維持量は効果が得られる最低用量に調節する。また、投与を再開するときは、低用量から開始する。なお、1日300mgでは効果不十分で増量により有効性が期待される場合には、患者の状態を十分に観察しつつ1日600mgまで増量することもできる。但し、効果が得られた後は減量して有効最少量で維持する。
    2.ウイルソン病(肝レンズ核変性症):ペニシラミンとして1日1000mgを食前空腹時に1〜数回に分けて経口投与する。なお、患者の年齢、症状、忍容性、本剤に対する反応等に応じて、1日量600〜1400mgの範囲で増減し、また、投与法についても、連日投与、間欠投与、漸増投与法など各症例ごとに用法及び用量を決定する。
    3.鉛・水銀・銅の中毒:ペニシラミンとして1日1000mgを食前空腹時に数回に分けて経口投与する。なお、患者の年齢、症状、忍容性、本剤に対する反応等に応じて、1日量600〜1400mgの範囲で増減し、また、投与法についても、連日投与、間欠投与、漸増投与法など各症例ごとに用法及び用量を決定する。小児にはペニシラミンとして1日20〜30mg/kgを食前空腹時に数回に分けて経口投与する。なお、患者の年齢、症状、忍容性、本剤に対する反応等に応じて適宜増減する。但し、1日量は、成人の標準用量(1日1000mg)を上限とする。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    関節リウマチ:
    1.関節リウマチの場合、本剤の投与は1日用量100mgの低用量から開始し、リウマチの活動性を指標として増量が必要な場合は、患者の状態を十分に観察しつつ4週間以上の間隔をおいて徐々に行う。また、関節リウマチの場合、本剤は低用量でも効果がある場合が多いので、効果が得られた後は少量(できるだけ200mg以下)で維持する。
    2.関節リウマチの場合、通常、本剤は1日用量600mgを超える量を投与しても、それに応じて効果が増強する可能性は少ない。
    3.関節リウマチの場合、本剤は遅効性であるので(通常、効果は4週間以上投与後より発現する)、本剤の効果が得られるまでは、従来より投与している消炎鎮痛剤等は継続して併用することが望ましい。但し、関節リウマチの場合、本剤を6カ月間継続投与しても効果が現れない場合には、投与を中止する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    関節リウマチ:総症例8,110例中2,171例(26.8%)3,274件の副作用が認められた。その主なものは発疹729件、そう痒553件、腎機能障害326件、味覚異常114件、腹痛109件であった[承認時〜1990年7月までの集計]。
    ウイルソン病(肝レンズ核変性症):本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    鉛・水銀・銅の中毒:本剤は副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない[効能・効果追加時]。
    1.重大な副作用
    1).白血球減少症(0.79%)、無顆粒球症(頻度不明)、顆粒球減少症(0.05%)、好酸球増多症(0.02%)、血小板減少症(1.07%)、再生不良性貧血(0.04%)、貧血(低色素性貧血、溶血性貧血等)(0.64%)、汎血球減少症(0.05%)、血栓性血小板減少性紫斑病(モスコビッチ症候群)(頻度不明)、ネフローゼ症候群(膜性腎症等)(0.09%):白血球減少症、無顆粒球症、顆粒球減少症、好酸球増多症、血小板減少症、再生不良性貧血、貧血(低色素性貧血、溶血性貧血等)、汎血球減少症、血栓性血小板減少性紫斑病(モスコビッチ症候群)、ネフローゼ症候群(膜性腎症等)が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2).肺胞炎(頻度不明)、間質性肺炎・PIE症候群(好酸球性肺浸潤症候群)(頻度不明)、閉塞性細気管支炎(頻度不明):肺胞炎及び発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎・PIE症候群、閉塞性細気管支炎が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    3).グッドパスチュア症候群(頻度不明):グッドパスチュア症候群が報告されているので、尿所見異常と喀血やX線での肺浸潤が関連して認められた場合には、直ちに投与を中止する。
    4).味覚脱失(0.43%)、視神経炎(頻度不明):味覚脱失、視神経炎が現れることがあるので、このような場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    5).SLE様症状(0.02%)、天疱瘡様症状(0.27%)、重症筋無力症(0.06%):SLE様症状、天疱瘡様症状、重症筋無力症が現れることがあるので、このような場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    6).神経炎(0.02%)、ギラン・バレー症候群を含む多発性神経炎(頻度不明):神経炎、ギラン・バレー症候群を含む多発性神経炎が現れることがあるので、このような場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    7).多発性筋炎(0.06%)、筋不全麻痺(頻度不明):多発性筋炎、筋不全麻痺が現れることがあるので、このような場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    8).血栓性静脈炎(頻度不明)、アレルギー性血管炎(頻度不明)、多発性血管炎(頻度不明):血栓性静脈炎、アレルギー性血管炎(白血球破砕性血管炎等)、肺に多様な臓器障害・腎臓に多様な臓器障害等を引き起こし、血清学的に抗好中球細胞質抗体陽性(MPO−ANCA陽性)であることを特徴とする多発性血管炎等が現れることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    9).胆汁うっ滞性肝炎(頻度不明):関節リウマチ患者で胆汁うっ滞性肝炎が報告されているので、治療期間中は定期的に肝機能検査を行うことが望ましい。
    2.その他の副作用:次記のような副作用が現れた場合には、症状に応じて減量又は投与を中止するなど適切な処置を行う。
    1).精神神経系:(0.1〜5%未満)眩暈、頭痛、(0.1%未満)知覚障害、眼瞼下垂、(頻度不明)昏迷、痙攣。
    2).感覚器:(0.1〜5%未満)味覚異常、耳鳴、視力異常、(0.1%未満)複視、白内障、聴力低下。
    3).消化器:(0.1〜5%未満)口内炎・口角炎、腹痛、食欲不振、嘔気、嘔吐、下痢、消化性潰瘍、舌炎、消化不良、口内乾燥、(0.1%未満)胃炎、口唇炎、下血、歯肉炎、便秘、(頻度不明)膵炎。
    4).皮膚:(5%以上)発疹、皮膚そう痒、(0.1〜5%未満)脱毛、皮膚炎、紫斑、潮紅、皮下出血、(0.1%未満)結節性紅斑、多形紅斑、創傷治癒障害、穿孔性弾力線維症、(頻度不明)爪異常。
    5).肝臓:(0.1〜5%未満)肝機能障害[AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等]、(0.1%未満)黄疸。
    6).腎臓:(0.1〜5%未満)腎機能障害(尿蛋白、血尿、BUN上昇、クレアチニン上昇)、(0.1%未満)腎炎。
    7).血液:(0.1%未満)鼻出血、リンパ球減少、白血球増多。
    8).血管:(頻度不明)毛細血管脆弱。
    9).免疫グロブリン:(0.1%未満)免疫グロブリン減少(IgA減少、IgG減少、IgM減少)[免疫グロブリンの検査を行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    10).筋・骨格:(0.1%未満)関節痛、筋肉痛。
    11).その他:(0.1〜5%未満)浮腫、発熱、倦怠感、咽頭炎、(0.1%未満)無力症、動悸、体重減少、疼痛、陰門糜爛、体重増加、(頻度不明)*ビタミンB6欠乏[*:ビタミンB6を併用することが望ましい]、乳房肥大、尿失禁。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    無顆粒球症等の重篤な血液障害等が起こることがあるので、使用上の注意に特に留意する。
    (禁忌)
    1.【関節リウマチ】血液障害のある患者[再生不良性貧血等の重篤な血液障害を起こす恐れがある]。
    2.【関節リウマチ】腎障害のある患者[ネフローゼ等の重篤な腎障害を起こす恐れがある]。
    3.【関節リウマチ】SLEの患者[SLEの症状を悪化させる恐れがある]。
    4.【関節リウマチ】成長期の小児で結合組織の代謝障害のある患者[結合組織異常を起こす恐れがある]。
    5.金剤投与中の患者。
    6.【関節リウマチ】妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
    (原則禁忌)
    1.【関節リウマチ】高齢者[重篤な血液障害等を起こす恐れがある]。
    2.【関節リウマチ】手術直後の患者[重篤な血液障害等を起こす恐れがある]。
    3.【関節リウマチ】骨髄機能低下している患者[重篤な血液障害等を起こす恐れがある]。
    4.【関節リウマチ】全身状態が悪化している患者[重篤な血液障害等を起こす恐れがある]。
    5.【関節リウマチ】授乳婦。
    6.【ウイルソン病(肝レンズ核変性症)、鉛中毒・水銀中毒・銅中毒】血液障害のある患者[重篤な血液障害を起こす恐れがある]。
    7.【ウイルソン病(肝レンズ核変性症)、鉛中毒・水銀中毒・銅中毒】腎障害のある患者[重篤な腎障害を起こす恐れがある]。
    8.【ウイルソン病(肝レンズ核変性症)、鉛中毒・水銀中毒・銅中毒】SLEの患者[SLEの症状を悪化させる恐れがある]。
    9.【ウイルソン病(肝レンズ核変性症)、鉛中毒・水銀中毒・銅中毒】成長期の小児で結合組織の代謝障害のある患者[結合組織異常を起こす恐れがある]。
    10.【ウイルソン病(肝レンズ核変性症)、鉛中毒・水銀中毒・銅中毒】妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦。
    (慎重投与)
    1.血液障害の既往のある患者[血液障害を起こす恐れがあるので血液検査を定期的に行う]。
    2.腎障害の既往のある患者[腎障害を起こす恐れがあるので尿蛋白等の腎機能検査を定期的に行う]。
    3.肝障害のある患者[肝機能異常を起こす恐れがあるので肝機能検査値に注意する]。
    4.ペニシリン系薬剤に対して過敏症の既往のある患者。
    5.免疫抑制剤投与中の患者。
    6.【ウイルソン病(肝レンズ核変性症)、鉛中毒・水銀中毒・銅中毒】高齢者[重篤な血液障害等を起こす恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.関節リウマチ:
    1).(関節リウマチ)本剤による重篤な副作用報告があるので、消炎鎮痛剤、金剤等で制御できない難治例に使用する。
    2).(関節リウマチ)関節リウマチの場合、本剤の投与開始に先立ち、主な副作用、用法・用量などの留意点を患者に説明し、特に関節リウマチの場合、咽頭痛、発熱、紫斑などの症状がみられた場合には速やかに主治医に連絡するよう指示する。
    3).(関節リウマチ)本剤投与前には必ず血液、腎機能、肝機能等の検査を実施し、投与中は臨床症状を十分に観察するとともに、定期的に(投与開始後最初の2カ月は1〜2週間に1回、その後は2〜4週間に1回の割合)血液及び尿検査等の臨床検査を行う。(関節リウマチ)なお、臨床検査のうち白血球数、血小板数及び尿蛋白には特に留意し、検査値が次記のいずれかの値を示したときは、投与を中止し適切な処置を行う:白血球数3000/mm3未満、血小板数100000/mm3未満、持続的尿蛋白又は尿蛋白増加傾向を示す場合、及び血尿がみられた場合。(関節リウマチ)血液障害は急激に発現することがあるので、外来患者に投与する場合は、血液検査値の変化を速やかに把握するよう努める(特に白血球数及び血小板数には留意し、その値が正常範囲内にあっても白血球数減少及び血小板数減少傾向にある場合は本剤の減量又は投与の中止を考慮する)。
    2.鉛・水銀・銅の中毒:
    1).鉛中毒患者に対する本剤の使用は、重症の場合には静注キレート剤による初期治療後の補助的治療とし、無症状で血中鉛濃度が40〜60μg/dL以上に上昇した場合には単独療法とし、また、血中鉛濃度が40〜60μg/dL未満まで減少した場合には、本剤の投与中止を検討する(但し、他のキレート剤において、投与中止後に血中鉛濃度のリバウンドが報告されているので、本剤中止後も1〜2週間は定期的に血中鉛濃度を測定し、血中鉛濃度リバウンドが認められた場合には本剤の投与を検討する)。なお、小児の精神神経系は成人より鉛の影響を受けやすく、低い鉛濃度でも、持続した場合には脳症が発現する危険性が高くなるので、観察を十分行う。鉛以外の金属中毒に対し本剤を使用する場合は、投与開始及び中止に関する血中金属濃度の指標は明確でないため、臨床症状、健康へ及ぼす影響等を十分に検討する。
    2).鉛・水銀・銅の中毒:効果が得られるためには、排泄するための十分な尿量が必要であるので、投与前には必ずクレアチニン等の腎機能検査を実施し、また、投与中も定期的(1〜2週間に1回)に腎機能検査を行い、腎機能低下が認められた場合には、血液透析の併用を考慮する。
    3).鉛・水銀・銅の中毒:本剤の副作用発現頻度は用量依存的に上昇する可能性があり、また重篤な副作用報告があるので、本剤の投与は治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみとし、漫然と投与しない。
    (相互作用)
    1.併用禁忌:金剤(金チオリンゴ酸ナトリウム<シオゾール>、オーラノフィン<リドーラ>)[重篤な血液障害が発現する恐れがある(機序不明)]。
    2.併用注意:
    1).免疫抑制剤[副作用が増強する恐れがある(機序不明)]。
    2).経口鉄剤(経口クエン酸第一鉄ナトリウム、経口硫酸鉄等)、マグネシウムを含有する制酸剤又はアルミニウムを含有する制酸剤(水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム)[本剤の効果を減弱する恐れがあるので、やむを得ず投与する場合には、本剤との同時投与は避ける(同時投与した場合、本剤の吸収率が低下するとの報告がある)]。
    3).亜鉛を含有する経口剤[本剤の効果を減弱する恐れがあるので、やむを得ず投与する場合には、本剤との同時投与は避ける(同時投与した場合、本剤が吸収される前に亜鉛とキレート化され、本剤の吸収率が低下する可能性がある)]。
    (高齢者への投与)
    1.関節リウマチの高齢者には原則として投与を避ける。
    2.【ウイルソン病の高齢者(肝レンズ核変性症の高齢者)、鉛中毒の高齢者・水銀中毒の高齢者・銅中毒の高齢者】一般に高齢者では生理機能が低下しているので慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。但し、ウイルソン病の妊婦(肝レンズ核変性症の妊婦)、鉛中毒の妊婦・水銀中毒の妊婦・銅中毒の妊婦には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[催奇形性を疑う症例報告がある]。
    2.授乳中の婦人には投与しない(但し、やむを得ず投与する場合は、授乳を中止する)[授乳婦へ投与した場合の乳児に対する安全性は確立されていない]。
    (小児等への投与)
    1.【関節リウマチ、ウイルソン病(肝レンズ核変性症)】小児等に対する安全性は確立していないので、小児等には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
    2.【鉛中毒・水銀中毒・銅中毒】低出生体重児、新生児及び乳児に対する安全性は確立していないので、低出生体重児、新生児及び乳児には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

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