日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

イグザレルト細粒分包15mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:リバーロキサバン細粒

製薬会社:バイエル薬品

薬価・規格: 588.4円(15mg1包) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

FXa阻害薬詳しく見る

  • 体内の血液が固まる作用の途中を阻害し、血栓の形成を抑え脳梗塞や心筋梗塞などを予防する薬
FXa阻害薬の代表的な商品名
  • イグザレルト
  • エリキュース
  • リクシアナ

効能・効果詳しく見る

  • 深部静脈血栓症の治療
  • 深部静脈血栓症の再発抑制
  • 肺血栓塞栓症の治療
  • 肺血栓塞栓症の再発抑制
  • 非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症の発症抑制
  • 非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中の発症抑制

注意すべき副作用詳しく見る

出血血腫貧血鼻出血歯肉出血血尿喀血挫傷月経過多結膜出血便潜血呼吸困難斑状出血浮腫皮下出血直腸出血頭痛そう痒メレナ創傷出血口腔内出血尿中血陽性浮動性眩暈肝機能障害胃腸出血血便重篤な出血間質性肺疾患アレルギー性皮膚炎嘔吐悪心胃炎黄疸

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制:リバーロキサバンとして15mgを1日1回食後に経口投与する
    • なお、腎障害のある患者に対しては、腎機能の程度に応じて10mg1日1回に減量する
  • 2.深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制:深部静脈血栓症又は肺血栓塞栓症発症後の初期3週間はリバーロキサバンとして15mgを1日2回食後に経口投与し、その後は15mgを1日1回食後に経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 出血
    • 消化管出血
    • 頭蓋内出血
    • 急性細菌性心内膜炎
    • HIVプロテアーゼ阻害剤投与中
    • 凝固障害を伴う肝疾患
    • 臨床的に重大な出血
    • 中等度以上の肝障害<Child−Pugh分類B又はCに相当>
    • コビシスタット含有製剤投与中
    • 非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症発症抑制で腎不全
    • 非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症発症抑制でCcr15mL/min未満
    • 非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中発症抑制でCcr15mL/min未満
    • 非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中発症抑制で腎不全
    • ボリコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • イトラコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • ケトコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • ミコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • 深部静脈血栓症の治療及び再発抑制で重度腎障害
    • 肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制でCcr30mL/min未満
    • 肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制で重度腎障害
    • オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル投与中
    • 深部静脈血栓症の治療及び再発抑制でCcr30mL/min未満
    • 硬膜外カテーテル留置中
    • 腰椎穿刺後日の浅い
    • 脊椎麻酔後日の浅い
    • 硬膜外麻酔後日の浅い
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

副作用

主な副作用

出血血腫貧血鼻出血歯肉出血血尿喀血挫傷月経過多結膜出血便潜血呼吸困難斑状出血浮腫皮下出血直腸出血頭痛そう痒メレナ創傷出血口腔内出血尿中血陽性浮動性眩暈肝機能障害胃腸出血血便重篤な出血間質性肺疾患

重大な副作用

悪心アレルギー性皮膚炎胃炎黄疸嘔吐過敏症関節痛血小板減少血痰下痢口内乾燥四肢痛消化不良上腹部痛上部消化管出血食欲減退性器出血硬膜下血腫脱毛鉄欠乏性貧血吐血発疹発熱疲労腹痛不眠ヘモグロビン減少便秘眼出血末梢性浮腫網膜出血無力症肛門出血重篤な出血関節内出血皮下血腫出血性胃潰瘍浮動性眩暈血中ビリルビン上昇胃食道逆流性疾患皮膚裂傷処置後出血耳出血筋肉内出血下部消化管出血

上記以外の副作用

Al−P上昇GOT上昇GPT上昇アレルギー反応息切れ胸痛血管浮腫血中クレアチニン上昇倦怠感痔核失神ショック腎機能障害腎不全蕁麻疹頭蓋内出血咳嗽蒼白脱力感低血圧ALT上昇AST上昇尿路出血脳出血頻脈アミラーゼ上昇血小板数増加肺音異常直接ビリルビン上昇限局性浮腫リパーゼ上昇腎クレアチニンクリアランス減少肺胞出血INR増加全身性そう痒症創部分泌擦過傷出血性卒中血小板増加症出血に伴う合併症コンパートメント症候群狭心症様の心虚血症状血管偽動脈瘤

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 出血
    • 消化管出血
    • 頭蓋内出血
    • 急性細菌性心内膜炎
    • HIVプロテアーゼ阻害剤投与中
    • 凝固障害を伴う肝疾患
    • 臨床的に重大な出血
    • 中等度以上の肝障害<Child−Pugh分類B又はCに相当>
    • コビシスタット含有製剤投与中
    • 非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症発症抑制で腎不全
    • 非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症発症抑制でCcr15mL/min未満
    • 非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中発症抑制でCcr15mL/min未満
    • 非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中発症抑制で腎不全
    • ボリコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • イトラコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • ケトコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • ミコナゾール<経口又は注射剤>投与中
    • 深部静脈血栓症の治療及び再発抑制で重度腎障害
    • 肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制でCcr30mL/min未満
    • 肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制で重度腎障害
    • オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル投与中
    • 深部静脈血栓症の治療及び再発抑制でCcr30mL/min未満
  • 原則禁止
    • 硬膜外カテーテル留置中
    • 腰椎穿刺後日の浅い
    • 脊椎麻酔後日の浅い
    • 硬膜外麻酔後日の浅い
  • 相対禁止
    • 腎障害
    • 抗血小板剤を併用
  • 慎重投与
    • 気管支拡張症
    • 凝固障害
    • 腎障害
    • 肺出血
    • 脳脊髄の手術後日の浅い
    • 眼の手術後日の浅い
    • 止血障害
    • 先天性出血性疾患
    • 活動性潰瘍性消化管障害
    • 出血リスクが高い
    • 後天性出血性疾患
    • 脳内血管異常
    • 血管性網膜症
    • コントロールできない重症高血圧症
    • 頭蓋内出血発症後日の浅い
    • 脊髄内血管異常
    • 消化管潰瘍発症後日の浅い
    • 活動性悪性腫瘍
    • クレアチニンクリアランス49mL/min以下
    • 非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中発症抑制でCcr15〜29mL/min
    • 非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症発症抑制でCcr30〜49mL/min
    • 非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症発症抑制でCcr15〜29mL/min
    • 非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中発症抑制でCcr30〜49mL/min
  • 注意
    • 手術
    • 潰瘍性消化管障害
    • 侵襲的処置
    • 肺塞栓摘除術が必要な肺血栓塞栓症
    • ショックや低血圧が遷延するような血行動態が不安定な肺血栓塞栓症
    • 下大静脈フィルターが留置された
    • 血栓溶解療法が必要な肺血栓塞栓症
  • 投与に際する指示
    • 手術
    • 腎障害
    • 潰瘍性消化管障害
    • 侵襲的処置
    • 肺塞栓摘除術が必要な肺血栓塞栓症
    • ショックや低血圧が遷延するような血行動態が不安定な肺血栓塞栓症
    • 抗血小板剤を併用
    • 血栓溶解療法が必要な肺血栓塞栓症
    • 非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中発症抑制でCcr15〜29mL/min
    • 非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症発症抑制でCcr15〜29mL/min
    • 非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症発症抑制でCcr30〜49mL/min
    • 非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中発症抑制でCcr30〜49mL/min

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 原則禁止
    • 授乳婦
  • 相対禁止
    • 高齢者
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 警告
    • 高齢(65歳〜)
    • 低体重
  • 相対禁止
    • 高齢(65歳〜)
    • 低体重
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
    • 低体重

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
抗血小板剤 出血傾向が増大
ロピナビル・リトナビル配合剤 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
HIVプロテアーゼ阻害剤 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
サキナビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
ネルフィナビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
ホスアンプレナビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
インジナビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
アタザナビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
ダルナビル 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
コビシスタットを含有する製剤 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
血液凝固阻止剤 出血の危険性が増大
フォンダパリヌクス 出血の危険性が増大
ワルファリンカリウム 出血の危険性が増大
エノキサパリンナトリウム 出血の危険性が増大
ヘパリン製剤 出血の危険性が増大
低分子ヘパリン 出血の危険性が増大
非ステロイド系抗炎症剤 出血の危険性が増大
アスピリン 出血の危険性が増大
ナプロキセン 出血の危険性が増大
サリチル酸製剤 出血の危険性が増大
チクロピジン塩酸塩 出血の危険性が増大
硫酸クロピドグレル 出血の危険性が増大
血小板凝集抑制作用を有する薬剤 出血の危険性が増大
ジクロフェナク 出血の危険性が増大
ホスフルコナゾール 本剤の血中濃度が上昇
フルコナゾール 本剤の血中濃度が上昇
クラリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇
エリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し抗凝固作用が減弱
フェニトイン 本剤の血中濃度が低下
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下
フェノバルビタール 本剤の血中濃度が低下
ケトコナゾール<経口又は注射剤> 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
イトラコナゾール<外用剤を除く> 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
ボリコナゾール<経口又は注射剤> 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
ミコナゾール<経口又は注射剤> 本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
フルコナゾール 本剤の血中濃度が上昇
ホスフルコナゾール 本剤の血中濃度が上昇
エリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇
クラリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇
ウロキナーゼ 出血の危険性が増大
アルテプラーゼ 出血の危険性が増大
組織プラスミノゲンアクチベーター製剤 出血の危険性が増大
血栓溶解剤 出血の危険性が増大

飲食物との相互作用

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

抗凝固薬この薬をファーストチョイスする理由(2016年9月更新)もっと見る

  • ・1日1回服用のため、患者のアドヒアランスが良い。出血などの副作用も少なく、食事制限が必要ないのもメリット。(60歳代病院勤務医、消化器内科)
  • ・日本人のエビデンスが多いということと、1日1回のため服薬状況の確認が行いやすく、飲み忘れが少ないということで選択しています。(50歳代病院勤務医、消化器内科)
  • ・1日1回投与で十分な効果が得られるので、重宝しています。エドキサバンも1日1回投与ですが、減量基準が簡便過ぎて、非専門医には有益かもしれませんが、ボーダーライン症例など悩むケースも経験します。(30歳代病院勤務医、循環器内科)
  • ・抗凝固療法は長期戦になるので、服薬アドヒアランスを維持するには1日1回の投与で済む方が絶対に有利。イグザレルトにはJ−ROCKETのデータがあるのも強み。(50歳代診療所勤務医、一般内科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制。
    2.深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制:
    1.ショックや低血圧が遷延するような血行動態が不安定な肺血栓塞栓症患者、もしくは血栓溶解療法が必要な肺血栓塞栓症又は肺塞栓摘除術が必要な肺血栓塞栓症患者に対する本剤の安全性及び有効性は検討されていないので、これらの患者に対してヘパリンの代替療法として本剤を投与しない。
    2.深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制の場合、下大静脈フィルターが留置された患者に対する本剤の安全性及び有効性は検討されていない。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制:リバーロキサバンとして15mgを1日1回食後に経口投与する。なお、腎障害のある患者に対しては、腎機能の程度に応じて10mg1日1回に減量する。
    2.深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制:深部静脈血栓症又は肺血栓塞栓症発症後の初期3週間はリバーロキサバンとして15mgを1日2回食後に経口投与し、その後は15mgを1日1回食後に経口投与する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制:
    1).非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中発症抑制でCcr30〜49mL/min及び非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症発症抑制でCcr30〜49mL/minの患者には、10mgを1日1回投与する。
    2).非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中発症抑制でCcr15〜29mL/min及び非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症発症抑制でCcr15〜29mL/minの患者では、本剤の血中濃度が上昇することが示唆されており、これらの患者における有効性及び安全性は確立していないので、本剤投与の適否を慎重に検討した上で、投与する場合は、10mgを1日1回投与する。
    (Ccr:クレアチニンクリアランス)
    2.深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制:
    1).特に深部静脈血栓症又は肺血栓塞栓症発症後の初期3週間の15mg1日2回投与中は、出血のリスクに十分注意する。
    2).深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制の場合、本剤の投与期間については、症例ごとの深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の再発リスク並びに出血リスクを考慮して決定し、漫然と継続投与しない。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制
    国内データ:国内第3相試験において、本剤(錠剤)15mg(クレアチニンクリアランス30〜49mL/minの患者には10mg)が1日1回投与された639例中326例(51.0%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、鼻出血88例(13.8%)、皮下出血50例(7.8%)、歯肉出血40例(6.3%)、血尿24例(3.8%)、結膜出血23例(3.6%)、尿中血陽性18例(2.8%)、貧血17例(2.7%)、創傷出血15例(2.3%)、喀血14例(2.2%)、口腔内出血12例(1.9%)、痔出血11例(1.7%)、便潜血陽性9例(1.4%)、網膜出血7例(1.1%)、メレナ7例(1.1%)、便潜血7例(1.1%)、出血7例(1.1%)等であった(イグザレルト錠承認時)。
    外国データ:国外第3相試験において、本剤(錠剤)20mg(クレアチニンクリアランス30〜49mL/minの患者には15mg)が1日1回投与された7,111例中2,096例(29.5%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、鼻出血537例(7.6%)、歯肉出血196例(2.8%)、血尿195例(2.7%)、血腫124例(1.7%)、斑状出血117例(1.6%)、挫傷94例(1.3%)、貧血92例(1.3%)、直腸出血89例(1.3%)、胃腸出血81例(1.1%)、結膜出血77例(1.1%)等であった(イグザレルト錠承認時)。
    深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制
    国内データ:国内第3相試験において、本剤(錠剤)10mg又は15mgの1日2回3週間投与後に15mgが1日1回投与された深部静脈血栓症(DVT)患者22例中8例(36.4%)及び25例中7例(28.0%)、並びに本剤(錠剤)15mgの1日2回3週間投与後に15mgが1日1回投与された肺塞栓症(PE)患者30例中15例(50.0%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。合計77例中30例(39.0%)に認められた副作用で主なものは皮下出血8例(10.4%)、鼻出血6例(7.8%)、血便排泄4例(5.2%)等であった(イグザレルト錠効能追加承認時)。
    外国データ:国外第3相試験において、本剤(錠剤)15mgの1日2回3週間投与後に20mgが1日1回投与されたDVT患者1,718例及びPE患者2,412例に副作用(臨床検査値異常を含む)がそれぞれ401例(23.3%)及び776例(32.2%)に認められた。合計4,130例中1,177例(28.5%)に認められた副作用で主なものは、鼻出血240例(5.8%)、月経過多101例(2.4%)、挫傷81例(2.0%)、歯肉出血77例(1.9%)、血尿76例(1.8%)、喀血75例(1.8%)、直腸出血66例(1.6%)、血腫60例(1.5%)、頭痛56例(1.4%)、膣出血44例(1.1%)等であった(イグザレルト錠効能追加承認時)。
    1.重大な副作用:頻度は非弁膜症性心房細動患者を対象とした国内外第3相試験2試験、及びDVT又はPE患者を対象とした国内外第3相試験4試験の成績を合算している。
    1).出血:頭蓋内出血(0.09%)、脳出血(0.08%)、出血性卒中(0.07%)、眼出血(0.25%)、網膜出血(0.08%)、直腸出血(1.31%)、胃腸出血(0.78%)、メレナ(0.54%)、上部消化管出血(0.38%)、下部消化管出血(0.23%)、出血性胃潰瘍(0.14%)、関節内出血(0.17%)、コンパートメント症候群を伴う筋肉内出血(0.01%)等の重篤な出血が現れることがあり、死亡に至る例が報告されているので、本剤投与中は観察を十分に行い、重篤な出血等の異常が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行う。
    なお、出血に伴う合併症として、ショック、腎不全、呼吸困難、浮腫、頭痛、浮動性眩暈、蒼白、脱力感が現れることがある。また、一部の例では貧血の結果として胸痛又は狭心症様の心虚血症状が現れている。
    2).肝機能障害・黄疸:ALT上昇(GPT上昇)、AST上昇(GOT上昇)を伴う肝機能障害(0.1〜1%未満)、黄疸(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).間質性肺疾患(頻度不明):間質性肺疾患が現れることがあり、血痰、肺胞出血を伴う場合もあるので、観察を十分に行い、咳嗽、血痰、息切れ、呼吸困難、発熱、肺音異常等が認められた場合には、速やかに胸部X線、速やかに胸部CT、速やかに血清マーカー等の検査を実施し、間質性肺疾患が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    4).血小板減少(頻度不明):血小板減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、必要に応じて投与を中止するなど適切な処置を行う。頻度は非弁膜症性心房細動患者を対象とした国内外第3相試験2試験、及びDVT又はPE患者を対象とした国内外第3相試験4試験の成績を合算している。
    1).精神神経系:(0.1〜1%未満)頭痛、浮動性眩暈、不眠、(0.1%未満)失神。
    2).感覚器:(1〜10%未満)結膜出血、(0.1〜1%未満)耳出血。
    3).消化器:(1〜10%未満)歯肉出血、(0.1〜1%未満)肛門出血、下痢、悪心、口腔内出血、血便、腹痛、便潜血、上腹部痛、消化不良、便秘、嘔吐、吐血、口内乾燥、胃食道逆流性疾患、胃炎、(0.1%未満)痔核、アミラーゼ上昇、リパーゼ上昇。
    4).循環器:(1〜10%未満)血腫、(0.1%未満)頻脈、低血圧、(頻度不明)*血管偽動脈瘤形成[*:主に、非弁膜症性心房細動、DVT又はPE患者以外の患者(下肢整形外科大手術施行後の患者等)を対象とした臨床試験における報告及び自発報告等に基づく副作用であるため頻度不明]。
    5).呼吸器:(1〜10%未満)鼻出血、喀血、(0.1〜1%未満)呼吸困難。
    6).血液:(1〜10%未満)貧血、(0.1〜1%未満)INR増加、ヘモグロビン減少、鉄欠乏性貧血、(0.1%未満)血小板増加症(血小板数増加等)。
    7).肝臓:(0.1〜1%未満)ALT上昇(GPT上昇)、AST上昇(GOT上昇)、血中ビリルビン上昇、Al−P上昇、(0.1%未満)γ−GTP上昇、直接ビリルビン上昇、(頻度不明)*LDH上昇[*:主に、非弁膜症性心房細動、DVT又はPE患者以外の患者(下肢整形外科大手術施行後の患者等)を対象とした臨床試験における報告及び自発報告等に基づく副作用であるため頻度不明]。
    8).腎臓:(1〜10%未満)血尿、(0.1〜1%未満)尿中血陽性、(0.1%未満)尿路出血、腎クレアチニンクリアランス減少、血中クレアチニン上昇、腎機能障害、BUN上昇。
    9).生殖器:(0.1〜1%未満)性器出血、*月経過多[*:DVT又はPE患者を対象とした国外第3相試験のDVTで55歳未満の女性又はPEで55歳未満の女性における月経過多の頻度は12.4%(100例/804例)であった]。
    10).筋・骨格系:(0.1〜1%未満)四肢痛、関節痛、(0.1%未満)筋肉内出血。
    11).皮膚:(1〜10%未満)斑状出血、(0.1〜1%未満)皮下出血、皮下血腫、脱毛、皮膚裂傷、(0.1%未満)擦過傷。
    12).過敏症:(0.1〜1%未満)発疹、そう痒、アレルギー性皮膚炎、(0.1%未満)蕁麻疹(全身性そう痒症等)、アレルギー反応、血管浮腫。
    13).その他:(1〜10%未満)挫傷、(0.1〜1%未満)創傷出血、処置後出血、無力症、末梢性浮腫、食欲減退、疲労、硬膜下血腫、(0.1%未満)限局性浮腫、倦怠感、創部分泌、発熱。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤の投与により出血が発現し、重篤な出血の場合には、死亡に至る恐れがあるので、本剤の使用にあたっては、出血の危険性を考慮し、本剤投与の適否を慎重に判断し、本剤による出血リスクを正確に評価できる指標は確立されておらず、本剤の抗凝固作用を中和する薬剤はないため、本剤投与中は、血液凝固に関する検査値のみならず、出血や貧血等の徴候を十分に観察する。これらの徴候が認められた場合には、直ちに適切な処置を行う。
    2.深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制:
    1).深部静脈血栓症又は肺血栓塞栓症発症後の初期3週間の15mg1日2回投与時においては、特に出血の危険性が高まる可能性を考慮するとともに、患者の出血リスクに十分配慮し、特に、腎障害、高齢又は低体重の患者では出血の危険性が増大する恐れがあること、また、抗血小板剤を併用する患者では出血傾向が増大する恐れがあることから、これらの患者については治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合のみ本剤を投与する。
    2).脊椎・硬膜外麻酔との併用あるいは腰椎穿刺との併用等により、穿刺部位血腫が生じ、神経の圧迫による麻痺が現れる恐れがある。深部静脈血栓症又は肺血栓塞栓症を発症した患者が、硬膜外カテーテル留置中、もしくは脊椎麻酔後日の浅い・硬膜外麻酔後日の浅い又は腰椎穿刺後日の浅い場合は、本剤の投与を控える。
    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.出血している患者(頭蓋内出血、消化管出血等の臨床的に重大な出血)[出血を助長する恐れがある]。
    3.凝固障害を伴う肝疾患の患者[出血の危険性が増大する恐れがある]。
    4.中等度以上の肝障害<Child−Pugh分類B又はCに相当>のある患者[出血の危険性が増大する恐れがある]。
    5.妊婦又は妊娠している可能性のある女性。
    6.HIVプロテアーゼ阻害剤投与中(リトナビル、ロピナビル・リトナビル、アタザナビル、インジナビル、サキナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、ネルフィナビル)、オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル投与中の患者。
    7.コビシスタット含有製剤投与中の患者。
    8.アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール<経口又は注射剤>投与中、ボリコナゾール<経口又は注射剤>投与中、ミコナゾール<経口又は注射剤>投与中、ケトコナゾール<経口又は注射剤>投与中)の患者。
    9.急性細菌性心内膜炎の患者[血栓剥離に伴う血栓塞栓様症状を呈する恐れがある]。
    10.非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制:非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中発症抑制で腎不全(非弁膜症性心房細動の虚血性脳卒中発症抑制でCcr15mL/min未満)及び非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症発症抑制で腎不全(非弁膜症性心房細動の全身性塞栓症発症抑制でCcr15mL/min未満)の患者[使用経験がない]。
    11.深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制:深部静脈血栓症の治療及び再発抑制で重度腎障害(深部静脈血栓症の治療及び再発抑制でCcr30mL/min未満)及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制で重度腎障害(肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制でCcr30mL/min未満)のある患者[使用経験がない]。
    (慎重投与)
    1.出血リスクが高い患者:止血障害、凝固障害、先天性出血性疾患又は後天性出血性疾患、コントロールできない重症高血圧症、血管性網膜症、活動性悪性腫瘍の患者、活動性潰瘍性消化管障害の患者、消化管潰瘍発症後日の浅い患者、頭蓋内出血発症後日の浅い患者、脊髄内血管異常又は脳内血管異常のある患者、脳脊髄の手術後日の浅い患者や眼の手術後日の浅い患者、気管支拡張症又は肺出血の既往のある患者等[出血の危険性が増大する]。
    2.腎障害のある患者(クレアチニンクリアランス49mL/min以下)[本剤の血中濃度が上昇することが示唆されており、出血の危険性が増大することがあるので、本剤投与の適否を慎重に検討する]。
    3.高齢者。
    4.低体重の患者[低体重の患者では出血の危険性が増大することがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.プロトロンビン時間国際標準比(PT−INR)は本剤の抗凝固作用について標準化された指標でなく、活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)等の凝固能検査は、本剤の抗凝固作用をモニタリングする指標として推奨されないので、投与にあたっては、臨床症状を注意深く観察し、出血等が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.本剤と他の抗凝固剤との切り替えにおいては、次の点に留意する。
    1).非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制において、ワルファリンから本剤に切り替える必要がある場合は、ワルファリンの投与を中止した後、PT−INR等、血液凝固能検査を実施し、治療域の下限以下になったことを確認した後、可及的速やかに本剤の投与を開始する。
    2).深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制において、発症後の初期3週間は、ワルファリンから本剤への切り替えを控える。深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症において、初期3週間治療後は、ワルファリンから本剤への切り替え時に抗凝固作用が不十分となる可能性を考慮した上で切り替えの適否を慎重に判断し、切り替える場合は、ワルファリンの投与を中止した後、PT−INR等、血液凝固能検査を実施し、治療域の下限以下になったことを確認した後、可及的速やかに本剤の投与を開始する。
    3).注射剤の抗凝固剤(ヘパリン等)から本剤に切り替える場合、次回の静脈内又は皮下投与が予定された時間の0〜2時間前又は持続静注中止後より、本剤の投与を開始する。
    4).本剤からワルファリンへの切り替え時において抗凝固作用が不十分になる可能性が示唆されているので、抗凝固作用が維持されるよう注意し、PT−INR等、血液凝固能検査の値が治療域の下限を超えるまでは、ワルファリンと本剤を併用する(なお、本剤の投与終了後24時間経過するまでは、PT−INRはワルファリンの抗凝固作用を正確に反映しない)。
    5).本剤から注射剤の抗凝固剤に切り替える場合、本剤の投与を中止し、次回の本剤投与が予定された時間に抗凝固剤の静脈内投与又は皮下投与を開始する。
    3.本剤の投与中に手術や侵襲的処置を行う場合、臨床的に可能であれば本剤の投与後24時間以上経過した後に行うことが望ましいが、手術や侵襲的処置の開始を遅らせることができない場合は、緊急性と出血リスクを評価する(本剤の投与は、手術や侵襲的処置後、患者の臨床状態に問題がなく出血がないことを確認してから、可及的速やかに再開する)。
    4.出血等の副作用が生じることがあるので、必要に応じて血算(ヘモグロビン値)、便潜血等の検査を実施し、急激なヘモグロビン値低下や血圧低下等の出血の徴候が認められた場合には、適切な処置を行う。
    5.患者には、鼻出血、皮下出血、歯肉出血、血尿、喀血、吐血及び血便等、異常な出血の徴候が認められた場合には、医師に連絡するよう指導する。
    6.アスピリン、クロピドグレル硫酸塩等の抗血小板剤、非ステロイド性解熱鎮痛消炎剤との併用により、出血の危険性が増大する恐れがあるので、注意し、これらの薬剤と本剤の併用については、治療上の有益性と危険性を考慮して慎重に判断する。抗血小板剤2剤との併用時には、出血リスクが特に増大する恐れがあるため、本剤との併用については更に慎重に検討し、治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合のみ、これらの薬剤と併用する。
    7.間質性肺疾患が現れることがあるので、咳嗽、血痰、呼吸困難、発熱等の症状が現れた場合には、速やかに主治医に連絡するよう患者に指導する。
    8.潰瘍性消化管障害の恐れのある患者には、潰瘍性消化管障害に対する適切な予防に配慮する。
    9.服用を忘れた場合は直ちに本剤を服用し、翌日から毎日1回の服用を行うよう患者に指導する(服用を忘れた場合でも、一度に2回分を服用せず、次の服用まで12時間以上空けるよう、患者に指導する)。なお、深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症発症後の15mg1日2回3週間投与時に服用を忘れた場合は直ちに服用し同日の1日用量が30mgとなるよう指導し(この場合1度に2回分を服用可)翌日から毎日2回服用するよう指導する。
    (相互作用)
    本剤は主としてチトクロームP450・3A4及び2J2(CYP3A4及びCYP2J2)により代謝される。また、本剤はP−糖蛋白及び乳癌耐性蛋白(BCRP)の基質である。
    1.併用禁忌:
    1).HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル<ノービア>、ロピナビル・リトナビル<カレトラ>、アタザナビル<レイアタッツ>、インジナビル<クリキシバン>、サキナビル<インビラーゼ>、ダルナビル<プリジスタ、プリジスタナイーブ>、ホスアンプレナビル<レクシヴァ>、ネルフィナビル<ビラセプト>)、オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル<ヴィキラックス>[これら薬剤との併用により、本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大する恐れがある(CYP3A4及びP−糖蛋白の強力な阻害によりクリアランスが減少する)]。
    2).コビシスタットを含有する製剤<スタリビルド>[コビシスタットを含有する製剤との併用により、本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大する恐れがある(CYP3A4の強力な阻害によりクリアランスが減少する)]。
    3).次のアゾール系抗真菌剤(経口又は注射剤)(イトラコナゾール<経口又は注射剤><イトリゾール>、ボリコナゾール<経口又は注射剤><ブイフェンド>、ミコナゾール<経口又は注射剤><フロリード>、ケトコナゾール<経口又は注射剤>(国内未発売))[これら薬剤との併用により、本剤の血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大する恐れがある(CYP3A4及びP−糖蛋白の強力な阻害によりクリアランスが減少する)]。
    2.併用注意:
    1).抗凝固剤(ヘパリン製剤、低分子量ヘパリン製剤(エノキサパリンナトリウム等)、フォンダパリヌクスナトリウム、ワルファリンカリウム等)[これら薬剤との併用により、出血の危険性が増大する恐れがあるので、観察を十分に行い、注意する(両剤の抗凝固作用が相加的に増強される)]。
    2).血小板凝集抑制作用を有する薬剤(クロピドグレル硫酸塩、チクロピジン塩酸塩等)、サリチル酸誘導体(アスピリン等)、非ステロイド性解熱鎮痛消炎剤(ナプロキセン、ジクロフェナクナトリウム等)[血小板凝集抑制作用を有する薬剤との併用により、出血の危険性が増大する恐れがあるので、これらの薬剤と本剤の併用については、治療上の有益性と危険性を考慮して慎重に判断し、投与中は観察を十分に行い、注意する(本剤の抗凝固作用と血小板凝集抑制作用により相加的に出血傾向が増強される)]。
    3).血栓溶解剤(ウロキナーゼ、t−PA製剤(アルテプラーゼ等))[これら薬剤との併用により、出血の危険性が増大する恐れがあるので、観察を十分に行い、注意する(本剤の抗凝固作用とフィブリン溶解作用により相加的に出血傾向が増強される)]。
    4).フルコナゾール、ホスフルコナゾール:
    (1).フルコナゾール、ホスフルコナゾール[これら薬剤との併用により本剤の血中濃度が上昇したとの報告があるので、深部静脈血栓症又は肺血栓塞栓症発症後の初期3週間は、治療上やむを得ないと判断された場合を除き、これらの薬剤との併用を避ける(フルコナゾールがCYP3A4を阻害することにより本剤のクリアランスが減少する恐れがある)]。
    (2).フルコナゾール、ホスフルコナゾール[これら薬剤との併用により本剤の血中濃度が上昇したとの報告があるので、非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制、並びに深部静脈血栓症又は肺血栓塞栓症患者における初期3週間治療後の再発抑制では、本剤10mg1日1回投与を考慮する、あるいは治療上の有益性と危険性を十分に考慮し、本剤の投与が適切と判断される患者にのみ併用する(フルコナゾールがCYP3A4を阻害することにより本剤のクリアランスが減少する恐れがある)]。
    5).クラリスロマイシン、エリスロマイシン:
    (1).クラリスロマイシン、エリスロマイシン[これら薬剤との併用により本剤の血中濃度が上昇したとの報告があるので、深部静脈血栓症又は肺血栓塞栓症発症後の初期3週間は、治療上やむを得ないと判断された場合を除き、これらの薬剤との併用を避ける(これらの薬剤がCYP3A4及びP−糖蛋白を阻害することにより本剤のクリアランスが減少する)]。
    (2).クラリスロマイシン、エリスロマイシン[これら薬剤との併用により本剤の血中濃度が上昇したとの報告があるので、非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制、並びに深部静脈血栓症又は肺血栓塞栓症患者における初期3週間治療後の再発抑制では、本剤10mg1日1回投与を考慮する、あるいは治療上の有益性と危険性を十分に考慮し、本剤の投与が適切と判断される患者にのみ併用する(これらの薬剤がCYP3A4及びP−糖蛋白を阻害することにより本剤のクリアランスが減少する)]。
    6).リファンピシン[リファンピシンとの併用により本剤の血中濃度が低下し抗凝固作用が減弱したとの報告がある(リファンピシンがCYP3A4及びP−糖蛋白を強力に誘導することにより本剤のクリアランスが増加する)]。
    7).フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)[併用により本剤の血中濃度が低下する恐れがある(これらの薬剤等がCYP3A4を強力に誘導することにより本剤のクリアランスが増加する)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では腎機能などの生理機能が低下しているため、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。なお、非弁膜症性心房細動患者を対象とした国内第3相試験において75歳以上の非弁膜症性心房細動患者では75歳未満の患者と比較し、重大な出血及び重大ではないが臨床的に問題となる出血の発現率が高かった。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しない[動物実験で胎盤通過性(ラット)、子宮内出血、母動物に毒性が現れる用量で総奇形発生率増加(ウサギ)、死産増加等の胚毒性・胎仔毒性、出生仔生存率低下及び一般状態悪化(ラット)が報告されている]。
    2.授乳中の女性に投与することを避け、やむを得ず投与する場合は授乳を中止させる[動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない[使用経験がない]。
    (過量投与)
    徴候と症状:本剤を過量投与した場合、出血性合併症が生じる恐れがある。
    処置:過量投与時、本剤の抗凝固作用を中和する薬剤は知られていないので、吸収を抑えるために活性炭投与を考慮する。過量投与時、出血が認められる場合は、次の処置を行う;1.適宜、次回の投与を延期するか、投与を中止する[本剤の消失半減期は5〜13時間である]、2.症例ごとの出血の重症度及び部位に応じた出血に対する処置を講じる、3.機械的圧迫(高度鼻出血等)、出血管理のための外科的止血、補液及び血行動態の管理、血液製剤(合併する貧血又は凝固障害に応じて濃厚赤血球輸血、新鮮凍結血漿輸注を行う)又は血小板輸血等の適切な対症療法の開始を考慮する。蛋白結合率が高いので、過量投与時、血液透析は本剤の除去には有用でないと考えられる。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 医師の説明を無断録音、裁判の証拠になるのか? クリニック法律相談室 FBシェア数:262
    2. 不足だけでないインフルエンザワクチンへの懸念 記者の眼 FBシェア数:247
    3. 感染研、麻疹発生で医療機関に注意喚起 パンデミックに挑む:トピックス FBシェア数:189
    4. 若年男性の下腹部激痛ではパンツを脱がせろ! カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:20
    5. 甲状腺機能は低めの方が余命は長い JAMA Intern Med誌から FBシェア数:123
    6. 「一般的な勤務医は労働者」に議論の余地なし 厚生労働省 第2回医師の働き方改革に関する検討会(前編) FBシェア数:255
    7. 電解質の良書 医学書ソムリエ FBシェア数:29
    8. 敗血症は治る病気です 特集◎あなたが救う敗血症《インタビュー》 FBシェア数:6
    9. 98%が「心不全患者の緩和ケアは必要」 学会トピック◎第21回日本心不全学会学術集会 FBシェア数:132
    10. 医師の働き方改革、今後の論点は大きく4項目 厚生労働省 第2回医師の働き方改革に関する検討会(後編) FBシェア数:55