日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ローヘパ透析用500単位/mLバイアル10mL基本情報

先発品(後発品と薬価が同等以下)

一般名:パルナパリンナトリウム注射液

製薬会社:エイワイファーマ

薬価・規格: 888円(5,000低分子量ヘパリン単位1瓶) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

効能・効果詳しく見る

  • 血液体外循環時の灌流血液の凝固防止
  • 血液透析の灌流血液の凝固防止
  • 血液透析濾過の灌流血液の凝固防止
  • 血液濾過の灌流血液の凝固防止

注意すべき副作用詳しく見る

両頬のつっぱり感動悸点状出血胸部圧迫感貧血頭痛アナフィラキシーショック血栓症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 本剤を直接又は生理食塩液により希釈して投与する
  • 1.出血性病変又は出血傾向を有しない患者の場合:1).体外循環開始時、パルナパリンナトリウムとして治療1時間あたり7〜13単位/kgを体外循環路内血液に単回投与する
    • なお、体外循環路内の血液凝固状況に応じ適宜増減する
  • 2).体外循環開始時、パルナパリンナトリウムとして15〜20単位/kgを体外循環路内血液に単回投与し、体外循環開始後は毎時6〜8単位/kgを抗凝固薬注入ラインより持続注入する
    • なお、体外循環路内の血液凝固状況に応じ適宜増減する
  • 2.出血性病変又は出血傾向を有する患者の場合:体外循環開始時、パルナパリンナトリウムとして10〜15単位/kgを体外循環路内血液に単回投与し、体外循環開始後は毎時6〜9単位/kgを抗凝固薬注入ラインより持続注入する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 過敏症状
    • 高度出血症状
    • 重篤な肝障害
    • HIT
    • ヘパリン起因性血小板減少症
    • heparin−induced thrombocytopenia
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用

両頬のつっぱり感動悸点状出血胸部圧迫感貧血頭痛

重大な副作用

アナフィラキシー血栓症ショック

上記以外の副作用

Al−P上昇GOT上昇GPT上昇LDH上昇意識低下過敏症血圧低下呼吸困難骨粗鬆症蕁麻疹そう痒感脱毛チアノーゼ低アルドステロン症ALT上昇AST上昇白斑発疹鼻出血著明な血小板減少出血性皮膚壊死ヘパリン起因性血小板減少症

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 過敏症状
  • 原則禁止
    • 高度出血症状
    • 重篤な肝障害
    • HIT
    • ヘパリン起因性血小板減少症
    • heparin−induced thrombocytopenia

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
アスピリン 本剤の作用が出血傾向を増強
抗血小板剤 本剤の作用が出血傾向を増強
ジピリダモール 本剤の作用が出血傾向を増強
サリチル酸製剤 本剤の作用が出血傾向を増強
チクロピジン塩酸塩 本剤の作用が出血傾向を増強
血栓溶解剤 本剤の作用が出血傾向を増強
組織プラスミノゲンアクチベーター製剤 本剤の作用が出血傾向を増強
ウロキナーゼ 本剤の作用が出血傾向を増強
テトラサイクリン系抗生物質 本剤の作用が減弱
ジギタリス剤 本剤の作用が減弱
強心配糖体製剤 本剤の作用が減弱
糖質副腎皮質ホルモン剤 本剤の作用が出血傾向を増強
デキストラン製剤 本剤の作用が出血傾向を増強
非ステロイド系抗炎症剤 本剤の作用が出血傾向を増強
血液凝固阻止剤 本剤の作用が出血傾向を増強
スガマデクスナトリウム 本剤の抗凝固作用が増強
筋弛緩回復剤 本剤の抗凝固作用が増強

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    血液体外循環時の灌流血液の凝固防止(血液透析・血液透析濾過・血液濾過)。

    用法・用量(添付文書全文)

    本剤を直接又は生理食塩液により希釈して投与する。
    1.出血性病変又は出血傾向を有しない患者の場合:
    1).体外循環開始時、パルナパリンナトリウムとして治療1時間あたり7〜13単位/kgを体外循環路内血液に単回投与する。なお、体外循環路内の血液凝固状況に応じ適宜増減する。
    2).体外循環開始時、パルナパリンナトリウムとして15〜20単位/kgを体外循環路内血液に単回投与し、体外循環開始後は毎時6〜8単位/kgを抗凝固薬注入ラインより持続注入する。なお、体外循環路内の血液凝固状況に応じ適宜増減する。
    2.出血性病変又は出血傾向を有する患者の場合:体外循環開始時、パルナパリンナトリウムとして10〜15単位/kgを体外循環路内血液に単回投与し、体外循環開始後は毎時6〜9単位/kgを抗凝固薬注入ラインより持続注入する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    効能追加時までの臨床試験における副作用は499例中5例(1.0%)7件に認められている。報告された副作用は、胸部圧迫感2件(0.4%)、点状出血1件(0.2%)、両頬のつっぱり感1件(0.2%)、内シャント閉塞1件(0.2%)、頭痛1件(0.2%)、動悸1件(0.2%)である。使用成績調査における副作用は3,120例中22症例(0.7%)24件に認められている。報告された主な副作用は、貧血6件(0.2%)である(再審査終了時)。
    1.重大な副作用
    1).血小板減少(頻度不明):本剤投与後にヘパリン起因性血小板減少症(HIT)等の著明な血小板減少が現れることがあり、また、類薬でHITに伴う血栓症の発現が報告されているため、本剤投与後は血小板数を測定し、血小板数の著明な減少や血栓症を疑わせる異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、意識低下、呼吸困難、チアノーゼ、蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).血液:(頻度不明)鼻出血、(0.1〜5%未満)点状出血、貧血。
    2).過敏症:(頻度不明)そう痒感、発疹[このような場合には、投与を中止する]。
    3).皮膚:(頻度不明)脱毛、白斑、出血性皮膚壊死[類薬(ヘパリンナトリウム等)で報告されている]。
    4).肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、LDH上昇。
    5).長期投与:(頻度不明)骨粗鬆症、低アルドステロン症[類薬(ヘパリンナトリウム等)で報告されている]。
    6).その他:(0.1〜5%未満)胸部圧迫感、両頬のつっぱり感、頭痛、動悸。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.パルナパリンナトリウムに対し過敏症状又は過敏症の既往歴のある患者。
    2.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
    (原則禁忌)
    1.高度出血症状を有する患者[出血症状を助長する恐れがある]。
    2.重篤な肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を助長する恐れがある]。
    3.ヘパリン起因性血小板減少症(HIT:heparin−induced thrombocytopenia)の既往歴のある患者[HITがより発現しやすいと考えられる]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の使用にあたっては、観察を十分に行い、出血増悪がみられた場合には減量又は投与を中止する。
    2.脊椎・硬膜外麻酔との併用あるいは腰椎穿刺との併用等により、穿刺部位血腫が生じ、神経の圧迫による麻痺が現れる恐れがあるので、併用する場合には神経障害の徴候及び症状について十分注意し、異常が認められた場合には直ちに適切な処置を行う。
    (相互作用)
    他の薬剤との相互作用は、可能なすべての組合せについて検討されているわけではない。
    抗凝固療法施行中に新たに他剤を併用若しくは休薬する場合には、凝固能の変動に注意する。
    併用注意:
    1.抗凝固剤[本剤の作用が出血傾向を増強する恐れがある(本剤の抗凝固作用と血液凝固因子の生合成阻害作用により相加的に出血傾向が増強される)]。
    2.サリチル酸誘導体(アスピリン等)、血小板凝集抑制剤(チクロピジン塩酸塩、ジピリダモール等)[本剤の作用が出血傾向を増強する恐れがある(本剤の抗凝固作用と血小板凝集抑制作用により相加的に出血傾向が増強される)]。
    3.血栓溶解剤(ウロキナーゼ、t−PA製剤等)[本剤の作用が出血傾向を増強する恐れがある(本剤の抗凝固作用とフィブリン溶解作用により相加的に出血傾向が増強される)]。
    4.非ステロイド性消炎剤、糖質副腎皮質ホルモン剤、デキストラン[本剤の作用が出血傾向を増強する恐れがある]。
    5.テトラサイクリン系抗生物質、強心配糖体(ジギタリス製剤)[本剤の作用が減弱することがある]。
    6.筋弛緩回復剤(スガマデクスナトリウム)[本剤の抗凝固作用が増強される恐れがあるので、患者の状態を観察するとともに血液凝固に関する検査値に注意する(作用機序は不明であるが、スガマデクスナトリウム4mg/kgと抗凝固剤の併用中に活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)又はプロトロンビン時間(PT)の軽度で一過性の延長が認められている)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。
    2.動物実験(ラット)で、母乳中へ移行することが確認されているので、投与中は授乳を避けさせる。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (過量投与)
    本剤を過量投与した場合、出血性合併症を引き起こすことがあり、本剤の抗凝固作用を急速に中和する必要のある場合には、プロタミン硫酸塩を投与する(プロタミン硫酸塩1.2mgは本剤の100単位の効果を抑制する)、血液体外循環終了時に抗凝固作用を中和する場合には、反跳性出血が現れることがある。
    (適用上の注意)
    1.調製時:抗ヒスタミン剤は、本剤と試験管内で混合すると反応し沈殿を生じることがあるので、混注は避ける。
    2.投与時:本剤は保存剤を含有しないので、開封後は速やかに使用し、分割使用は避ける。
    3.透析器:本剤は、ヘモファン膜へ吸着することにより、抗凝固活性が低下する恐れがある。
    (その他の注意)
    1.類薬との互換性:本剤は未分画ヘパリンや他の低分子量ヘパリンと製造工程、分子量の分布が異なり、同一単位(抗第10a因子活性)でも他のヘパリン類とは必ずしも互換性がないため、投与量の設定の際には本剤の用法・用量に従う。
    2.外来透析患者では、穿刺部の止血を確認してから帰宅させる。
    3.ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)はヘパリン−血小板第4因子複合体に対する自己抗体(HIT抗体)の出現による免疫学的機序を介した病態であり、重篤な血栓症(脳梗塞、肺塞栓症、深部静脈血栓症等)を伴うことがある。HIT発現時に出現するHIT抗体は100日程度で消失〜低下するとの報告がある。また、投与終了数週間後に、HITが遅延して発現したとの報告もある。
    (取扱い上の注意)
    本剤は保存剤を含有しないので、分割使用は避ける。

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