日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

トロンビン経口・局所用液5千「F」基本情報

後発品(加算対象)

一般名:トロンビン液

製薬会社:富士製薬

薬価・規格: 719円(5,000単位5mL1瓶) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

効能・効果詳しく見る

  • 抜歯後出血
  • 毛細血管出血
  • 上部消化管出血
  • 鼻出血
  • 膀胱出血
  • 外傷出血
  • 骨性出血
  • 実質臓器出血
  • 手術中出血
  • 小血管出血

注意すべき副作用詳しく見る

ショック呼吸困難チアノーゼ血圧降下凝固異常異常出血抗ウシ・トロンビン抗体を生じる抗第5因子抗体を生じる過敏症発疹

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 出血局所に、生理食塩液で希釈した液(トロンビンとして50〜1000単位/mL)を噴霧もしくは灌注するか、又は本剤をそのまま撒布する
  • 上部消化管出血の場合には、適当な緩衝剤で希釈した液(トロンビンとして200〜400単位/mL)を経口投与する
    • なお、出血の部位及び程度により適宜増減する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • アプロチニン製剤投与中
    • 凝血促進剤投与中
    • 抗プラスミン剤投与中
    • 牛血液成分を原料とする製剤に対し過敏症

副作用

主な副作用

過敏症発疹発熱蕁麻疹そう痒感浮腫嘔気嘔吐頭痛

重大な副作用

ショック呼吸困難チアノーゼ血圧降下凝固異常異常出血抗ウシ・トロンビン抗体を生じる抗第5因子抗体を生じる

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • アプロチニン製剤投与中
    • 凝血促進剤投与中
    • 抗プラスミン剤投与中
    • 牛血液成分を原料とする製剤に対し過敏症
  • 慎重投与
    • DIC
    • 網内系活性低下
    • 重篤な肝障害
    • 播種性血管内凝固症候群

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
ヘモコアグラーゼ 血栓形成傾向
トラネキサム酸 血栓形成傾向
アプロチニン製剤 血栓形成傾向

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    通常の結紮によって止血困難な小血管出血、毛細血管出血及び実質臓器出血(例えば外傷出血、手術中出血、骨性出血、膀胱出血、抜歯後出血、鼻出血及び、上部消化管出血など)。

    用法・用量(添付文書全文)

    出血局所に、生理食塩液で希釈した液(トロンビンとして50〜1000単位/mL)を噴霧もしくは灌注するか、又は本剤をそのまま撒布する。上部消化管出血の場合には、適当な緩衝剤で希釈した液(トロンビンとして200〜400単位/mL)を経口投与する。なお、出血の部位及び程度により適宜増減する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    本剤を上部消化管出血に用いる場合には、事前に胃内のpHを緩衝剤等で調整する[本剤の至適pHは7付近であり、酸により酵素活性が低下する]。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    1.重大な副作用(頻度不明)
    1).ショック:ショック(初期症状:呼吸困難、チアノーゼ、血圧降下等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).凝固異常・異常出血:ウシ由来トロンビン投与により、抗ウシ・トロンビン抗体を生じる及び抗第5因子抗体を生じるため凝固異常あるいは異常出血が認められたとの報告があるので、このような場合は投与を中止する。
    2.その他の副作用(頻度不明)
    1).過敏症:発疹、発熱、蕁麻疹、そう痒感、浮腫[このような症状が現れた場合には、投与を中止する]。
    2).その他:嘔気、嘔吐、頭痛。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    本剤を注射しない[静脈内に誤って注射すると、血液を凝固させ致死的結果をまねく恐れがあり、また、アナフィラキシーを起こす恐れがあるので、静脈内はもちろん皮下・筋肉内にも注射しない]。
    (禁忌)
    1.本剤に対し過敏症又は牛血液成分を原料とする製剤に対し過敏症(フィブリノリジン、幼牛血液抽出物等)の既往歴のある患者。
    2.凝血促進剤投与中、抗プラスミン剤投与中、アプロチニン製剤投与中の患者。
    (慎重投与)
    重篤な肝障害、播種性血管内凝固症候群(DIC)等網内系活性低下が考えられる病態のある患者[微量のトロンビンの血管内流入により、血管内血栓を形成する恐れがある]。
    (相互作用)
    併用禁忌:
    1.ヘモコアグラーゼ<レプチラーゼ>、トラネキサム酸<トランサミン>[血栓形成傾向が現れる恐れがある(凝血促進剤、抗プラスミン剤及びトロンビンは血栓形成を促進する薬剤であり、併用により血栓形成傾向が増大する)]。
    2.アプロチニン<トラジロール>[血栓形成傾向が現れる恐れがある(アプロチニンは抗プラスミン作用を有するため、トロンビンとの併用により血栓形成傾向が増大する)]。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
    (適用上の注意)
    1.投与時:
    1).局所に使用する場合には血管内に入らないように注意する[血液凝固させ、また、アナフィラキシーを起こす恐れがある]。
    2).上部消化管出血に用いる場合には、事前に胃内のpHを緩衝剤等で調整する(例えば、本剤を経口投与する前に約50mLの牛乳を与え、5分後にトロンビン10000〜20000単位を約50mLの牛乳に溶かして経口投与する)、なお、事前に胃内のpHを緩衝剤等で調整する場合、牛乳の代わりにリン酸緩衝液等を用いてもよい。
    2.開封後:開封後はできるだけ速やかに使用する。
    3.その他:本剤は、酸、アルカリ、熱、重金属塩に対して不安定であるので注意する。
    (取扱い上の注意)
    安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(25±1℃、相対湿度75±5%、6カ月)の結果、トロンビン経口・局所用液5千「F」は規定条件の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
    (保管上の注意)
    10℃以下。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 疼痛治療薬が効果なし…メンタルと思いきや 「こじらせ疼痛」にどう向き合う FBシェア数:0
    2. 研修医が意識しておくべき最低限の心構えとは イケてる指導医が研修医に伝えたいこと FBシェア数:240
    3. 45歳男性。自力で動けない。 日経メディクイズ●救急 FBシェア数:0
    4. かかりつけ医の普及に本腰、でも1人開業医は… 特集◎2018年度診療・介護報酬改定のインパクト《5》 FBシェア数:53
    5. 腎機能を確認せずに造影CTを行うのは罪? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:164
    6. 見えにくい静脈への穿刺を助ける新兵器 リポート【動画付き】◎血管可視化装置の使い勝手は? FBシェア数:102
    7. 私、モンスターペイシェント? 中山祐次郎の「切って縫うニュース」 FBシェア数:172
    8. 肺癌見落としで40代女性死亡、河北健診クリニック 河北医療財団「係争化はしていない。遺族と協議中」 FBシェア数:75
    9. メジャー疾患のガイドライン改訂が目白押し 総合内科専門医試験 「一発合格」への道 FBシェア数:0
    10. N95マスクは何度まで使えるのか? 倉原優の「こちら呼吸器病棟」 FBシェア数:0
    医師と医学研究者におすすめの英文校正