日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

クエン酸第一鉄ナトリウム顆粒8.3%「ツルハラ」基本情報

後発品(加算対象)

一般名:クエン酸第一鉄ナトリウム顆粒

製薬会社:鶴原製薬

薬価・規格: 7.1円(1g) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

経口鉄剤詳しく見る

  • 鉄欠乏性貧血による頭痛やめまい、息切れなどの症状を改善する薬
経口鉄剤の代表的な商品名
  • インクレミンシロップ
  • フェロミア

効能・効果詳しく見る

  • 鉄欠乏性貧血

注意すべき副作用詳しく見る

過敏症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 鉄として1日100〜200mg(本剤1.2〜2.4g)を1〜2回に分けて食後経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 鉄欠乏状態にない

副作用

重大な副作用

過敏症

上記以外の副作用

悪心胃痛嘔吐下痢眩暈倦怠感光線過敏症上腹部不快感食欲不振頭痛そう痒感発疹腹痛腹部膨満感浮腫便秘胸やけ

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 鉄欠乏状態にない
  • 慎重投与
    • 胃腸疾患
    • 限局性腸炎
    • 消化性潰瘍
    • 発作性夜間血色素尿症
    • 慢性潰瘍性大腸炎
    • 鉄剤投与中
    • 鉄含有製剤投与中
    • MRI用肝臓造影剤投与中
  • 投与に際する指示
    • 鉄欠乏状態にない

患者の属性に応じた注意事項

  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
セフジニル<経口> 吸収を約10分の1に阻害
レボチロキシン<経口> 吸収を阻害
甲状腺製剤<経口> 吸収を阻害
リオチロニンナトリウム<経口> 吸収を阻害
テトラサイクリン系抗生物質<経口> 相互に吸収を阻害
鉄イオン含有製剤 鉄過剰症を起こす
MRI用肝臓造影剤投与中 鉄過剰症を起こす
鉄イオン含有製剤 鉄過剰症を起こす
制酸剤 鉄の吸収を阻害
キノロン系抗菌剤<経口> 吸収を阻害
塩酸シプロフロキサシン<服用> 吸収を阻害
スパルフロキサシン<経口> 吸収を阻害
トシル酸トスフロキサシン<服用> 吸収を阻害
ノルフロキサシン<経口> 吸収を阻害
アロプリノール 肝の鉄貯蔵量が増加

飲食物との相互作用

  • タンニンを含むもの<ウーロン茶、コーヒー、赤ワイン、紅茶、日本茶 など>
  • 鉄分を含むもの<バジル、海苔、あゆ、ひじき、あさり など>

処方理由

経口鉄剤この薬をファーストチョイスする理由(2017年2月更新)もっと見る

  • ・価格が安いのでよく処方しています。腹痛などの消化器症状が生じるのが欠点ですが。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・顆粒製剤があるため、内服コンプライアンスが良い。貧血の改善効果も期待通り。(50歳代病院勤務医、産科・婦人科)
  • ・ファーストチョイスはこれにしています。フェロミアで副作用があれば、他の薬剤に変更しています。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・使い慣れているから。しかし、吐き気、胃痛などの副作用は多いため、起こった場合はインクレミンに変更しています。(50歳代病院勤務医、内科系専門科)

経口鉄剤この薬をファーストチョイスする理由(2016年2月更新)もっと見る

  • ・副作用がない訳ではないが、経口鉄剤の中では使いやすいと感じています。(40歳代病院勤務医、産科・婦人科)
  • ・どこにでも置いてあるので使いやすいが、粒が大きい。消化器症状の副作用など短所もよく聞きます。(30歳代病院勤務医、一般外科)
  • ・悪心を訴える患者が多い。できるだけ日中の内服は避ける。フェルムへ変更することもあるが、やはり悪心は多い。(50歳代病院勤務医、一般外科)
  • ・お茶や内服時間を気にせず処方可。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・ビタミンCを一緒に処方する必要がないのが良いと思う。(30歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・フェロ・グラデュメット等と比較して、食べ合わせなどのによる影響が少なく使用しやすい。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・胃切除後(低酸状態)でも比較的吸収されやすいので、主にこれを使用するようになりました。(60歳代病院勤務医、消化器外科)
  • ・胃腸障害が少ない事、鉄臭さが少ないことから、鉄剤のなかでは最も飲みやすいと思います。(50歳代診療所勤務医、代謝・内分泌内科)
  • ・消化器症状のために服用困難な患者が時々あります。便が黒色となるので、予告しておかないと患者が驚くことがあります。過剰投与になることは少ないので、注射剤と比べると安心して使用できます。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・フェルムはカプセル、フェロ・グラデュメットは色が毒々しい赤で、インクレミンは水剤ということで、フェロミアを選択することが多い。(50歳代開業医、循環器内科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    鉄欠乏性貧血。

    用法・用量(添付文書全文)

    鉄として1日100〜200mg(本剤1.2〜2.4g)を1〜2回に分けて食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    その他の副作用(頻度不明)
    1.消化器:悪心・嘔吐、上腹部不快感、胃痛・腹痛、下痢、食欲不振、便秘、胸やけ、腹部膨満感。
    2.過敏症:発疹、そう痒感、光線過敏症[このような場合には投与を中止する]。
    3.肝臓:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇等。
    4.精神神経系:頭痛、眩暈。
    5.その他:倦怠感、浮腫。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    鉄欠乏状態にない患者[過剰症を起こす恐れがあるので、過量投与にならないよう注意する]。
    (慎重投与)
    1.消化性潰瘍、慢性潰瘍性大腸炎、限局性腸炎等の胃腸疾患のある患者[病態を悪化させることがある]。
    2.発作性夜間血色素尿症の患者[溶血を誘発し病態を悪化させることがある]。
    3.鉄含有製剤投与中(鉄剤投与中、MRI用肝臓造影剤投与中等)の患者[鉄過剰症を起こす恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    本剤投与中は、適宜血液検査を実施し、過量投与にならないよう注意する。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.セフジニル<経口>[セフジニルの吸収を約10分の1に阻害することがあるので、3時間以上間隔を空けて本剤を投与する(相手薬剤と高分子鉄キレートを形成し、相手薬剤の吸収を阻害する)]。
    2.キノロン系抗菌剤<経口>(塩酸シプロフロキサシン<経口>、ノルフロキサシン<経口>、トスフロキサシントシル酸塩水和物<経口>、スパルフロキサシン<経口>等)[抗菌剤の吸収を阻害することがある(相手薬剤と高分子鉄キレートを形成し、相手薬剤の吸収を阻害する)]。
    3.テトラサイクリン系抗生物質<経口>[相互に吸収を阻害する(相手薬剤と高分子鉄キレートを形成し、相互に吸収を阻害する)]。
    4.甲状腺ホルモン製剤<経口>(レボチロキシンナトリウム水和物<経口>、リオチロニンナトリウム<経口>等)[チロキシンの吸収を阻害する恐れがある(相手薬剤と高分子鉄キレートを形成し、相手薬剤の吸収を阻害する恐れがある)]。
    5.制酸剤[鉄の吸収を阻害することがある(in vitro試験において、pHの上昇により、難溶性の鉄重合体を形成することが報告されている)]。
    6.タンニン酸を含有する食品[鉄の吸収を阻害する恐れがある(in vitro試験において、タンニン酸と高分子鉄キレートを形成することが報告されている)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
    (小児等への投与)
    小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
    (臨床検査結果に及ぼす影響)
    潜血反応で偽陽性となることがある。
    (過量投与)
    1.過量投与時の症状:主な症状は胃粘膜刺激による悪心、嘔吐、腹痛、血性下痢、吐血等の消化器症状である(また、頻脈、血圧低下、チアノーゼ等がみられる)、重症の場合は、昏睡、ショック、肝壊死、肝不全に至ることがある。
    2.過量投与時の処置:服用初期には、催吐、胃洗浄が有効である(その他に下剤、鉄排泄剤(デフェロキサミン)等の投与を行う)。過量投与により血圧低下や循環虚脱が現れた場合には、昇圧剤、輸液等による対症療法を行う。
    (その他の注意)
    1.本剤の投与により便が黒色を呈することがある。
    2.本剤の投与により歯が一時的に着色(茶褐色)することがあるが、その場合には、重曹等で歯磨きを行う。
    3.動物実験において、大量のアロプリノールとの併用で肝の鉄貯蔵量が増加したとの報告がある。
    (取扱い上の注意)
    1.開封後防湿(湿気により変色することがある)。
    2.開封後遮光(光により変色することがある)。
    3.安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、クエン酸第一鉄ナトリウム顆粒8.3%「ツルハラ」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 「給料泥棒なの?」 上司の言葉に夜も眠れず 院長を悩ます職員トラブル大研究 FBシェア数:49
    2. 「たかが過換気」と侮ってはいけない 酸・塩基・電解質マネジメント FBシェア数:71
    3. 62歳女性。下肢に多発する、浸潤を触れる紫斑 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
    4. インフル迅速検査、全例には必要ありません! 特集◎いつもと違う!今冬のインフルエンザ《2》 FBシェア数:295
    5. 高リスク者には抗インフル薬の予防投与を! 特集◎いつもと違う!今冬のインフルエンザ《3》 FBシェア数:14
    6. 「アプリで治療革新を」ある内科医の挑戦 リポート◎医師がベンチャー起業を決意するとき FBシェア数:58
    7. 「セルフコーチング」で目標達成へ飛躍の年に! 診療所マネジメント実践記 FBシェア数:49
    8. 今冬はインフルエンザワクチンには頼れません! 特集◎いつもと違う! 今冬のインフルエンザ《1》 FBシェア数:136
    9. 病気に人生を壊されないマネジメントが必要だ 医学と看護の交差点でケアを考える FBシェア数:11
    10. その単語選んでちゃ論文の価値が下がりますよ! 英文校正者が教える医学論文執筆の極意 FBシェア数:47