日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

フィブラストスプレー500基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:トラフェルミン(遺伝子組換え)噴霧剤

製薬会社:科研製薬

薬価・規格: 11108円(500μg1瓶(溶解液付)) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

褥瘡・皮膚潰瘍治療薬詳しく見る

  • 褥瘡(床ずれ)などの皮膚潰瘍に用い、薬剤によって感染制御、壊死組織の除去、創面の修復、血管新生など作用は様々であり、創面(傷口)の状態に合わせて薬剤を使い分ける
褥瘡・皮膚潰瘍治療薬の代表的な商品名
  • ユーパスタ カデックス ヨードコート
  • ゲーベン
  • ブロメライン
  • プロスタンディン
  • フィブラスト

効能・効果詳しく見る

  • 下腿潰瘍
  • 褥瘡
  • 熱傷潰瘍
  • 皮膚潰瘍

注意すべき副作用詳しく見る

疼痛刺激感発赤過剰肉芽組織接触皮膚炎発疹

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 添付溶解液1mL当たりトラフェルミン(遺伝子組換え)として100μgを用時溶解し、潰瘍面を清拭後、本剤専用の噴霧器を用い、1日1回、潰瘍の最大径が6cm以内の場合は、潰瘍面から約5cm離して5噴霧(トラフェルミン(遺伝子組換え)として30μg)する
  • 潰瘍の最大径が6cmを超える場合は、薬剤が同一潰瘍面に5噴霧されるよう、潰瘍面から約5cm離して同様の操作を繰り返す

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 投与部位に悪性腫瘍

副作用

主な副作用

疼痛刺激感発赤過剰肉芽組織

重大な副作用

接触皮膚炎発疹

上記以外の副作用

GOT上昇GPT上昇ALT上昇AST上昇皮膚そう痒感皮膚腫脹滲出液増多

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 投与部位に悪性腫瘍
  • 相対禁止
    • 投与部位以外に悪性腫瘍
  • 慎重投与
    • 投与部位以外に悪性腫瘍
  • 注意
    • 悪性腫瘍による難治性潰瘍
    • 投与部位以外に悪性腫瘍
  • 投与に際する指示
    • 悪性腫瘍による難治性潰瘍

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍、下腿潰瘍)。

    用法・用量(添付文書全文)

    添付溶解液1mL当たりトラフェルミン(遺伝子組換え)として100μgを用時溶解し、潰瘍面を清拭後、本剤専用の噴霧器を用い、1日1回、潰瘍の最大径が6cm以内の場合は、潰瘍面から約5cm離して5噴霧(トラフェルミン(遺伝子組換え)として30μg)する。潰瘍の最大径が6cmを超える場合は、薬剤が同一潰瘍面に5噴霧されるよう、潰瘍面から約5cm離して同様の操作を繰り返す。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    総症例729例中、副作用が認められたのは11例(1.51%)17件で、その主なものは投与部位での刺激感・疼痛7件(0.96%)、発赤3件(0.41%)、そう痒感3件(0.41%)等であった。また、65歳以上では、255例中2例(0.78%)と副作用の発現頻度に上昇は認められなかった。
    本剤投与による臨床検査値の異常変動は729例中41例(5.62%)58件に認められ、その主なものはALT(GPT)上昇612例中15件(2.45%)、AST(GOT)上昇611例中7件(1.15%)等であったが、因果関係ありとする異常変動はなく、いずれも本剤との因果関係は不明であった(承認時)。
    使用成績調査3,411例中125例(3.66%)に副作用が認められた。主な副作用は、過剰肉芽組織35件(1.03%)、投与部位の疼痛8件(0.23%)等であった(再審査終了時)。
    なお頻度は、承認時の臨床試験、及び製造販売後の使用成績調査における副作用をあわせて集計し算出した。
    1.投与部位:(0.1〜5%未満)過剰肉芽組織、刺激感・疼痛、(0.1%未満)滲出液増多[発現した場合には経過を観察しながら使用するが、症状が強い場合には投与を中止する]。
    2.皮膚:(0.1〜5%未満)発赤、発疹、接触皮膚炎、(0.1%未満)皮膚そう痒感、皮膚腫脹[発現した場合には投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    3.肝臓:(0.1〜5%未満)ALT上昇(GPT上昇)、AST上昇(GOT上昇)。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.投与部位に悪性腫瘍のある患者又はその既往歴のある患者[本剤が細胞増殖促進作用を有するため]。
    2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    投与部位以外に悪性腫瘍のある患者又はその既往歴のある患者[本剤の血中移行性は低いが、細胞増殖促進作用を有するため]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の使用開始に際しては必ず問診等を行い悪性腫瘍又はその既往について考慮する。
    2.投与部位以外に悪性腫瘍のある患者又はその既往歴のある患者への適用に当たっては、in vitro試験において一部のヒト腫瘍細胞増殖促進作用、またin vivo試験において、一部のげっ歯類及びヒト腫瘍細胞の増殖促進作用、高転移能を有するマウスメラノーマ細胞転移促進作用を示したとの報告があるので、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与する。またその際には、使用開始に当たり患者又はそれに代わり得る適切な者に本剤の有効性及び危険性について十分に説明した上で使用する。
    3.悪性腫瘍による難治性潰瘍の可能性のある患者については、事前に生検等により投与部位に悪性腫瘍のないことを確認する。
    4.1日投与量はトラフェルミン(遺伝子組換え)として1000μgを超えない。
    5.本剤を約4週間投与しても潰瘍の大きさ(面積、深さ)又は症状(肉芽形成、肉芽の色調、表皮形成等)の改善傾向が認められない場合は外科的療法等を考慮する。
    6.本剤は熱傷潰瘍を適用としているので、潰瘍がみられない熱傷に対しては、他の適切な療法を考慮する。
    7.潰瘍の改善に伴って形成される新生肉芽は、刺激により新生血管が損傷し、出血する恐れがあるので、ガーゼの交換等の処置は十分注意して行う。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
    (適用上の注意)
    1.投与時の前処置:
    1).本剤には抗菌作用はないので次について注意する:(1)潰瘍面を清拭し、消毒又は洗浄した後、噴霧する、(2)感染が現れた場合には、抗生物質を投与するなどの適切な処置を行い、経過を観察する。
    2).必要に応じ壊死組織を除去する。
    2.投与時:
    1).本噴霧器は、噴霧口の先端を潰瘍面より約5cmの距離から噴霧するとき、直径約6cmの円形状に薬剤が噴霧されるように設計されているので、潰瘍面の大きさにより投与距離を加減しない。
    2).潰瘍が最大径6cmを超える場合は、薬剤が潰瘍面に均一に5噴霧されるよう、前に5噴霧した潰瘍部位にできるだけ重ならないように、潰瘍面から約5cmの距離を保ちながら、5噴霧を繰り返す。なお、周辺の正常皮膚に付着した薬剤は脱脂綿等で拭き取る。
    3.投与部位:眼科用に使用しない。
    4.保存時:溶解後は10℃以下の冷暗所に保存し、2週間以内に使用する。
    (その他の注意)
    1.本剤はヒト型の蛋白質であり、動物を用いた長期のがん原性試験は抗体産生により実施できなかったため、それに代わる動物試験として、ヌードマウスを用いた15カ月間の反復皮下投与試験、中期発がん性試験(マウスを用いた皮膚2段階発がん性試験、ラットを用いた肝2段階発がん性試験)等、各種試験を実施したが、本剤の発がん性を示唆する所見は認められなかった。しかし、動物を用いた長期のがん原性試験自体は実施されていないこと及び本剤は細胞増殖促進作用を有し、悪性腫瘍発生の危険要因の可能性があることから、本剤を長期にわたって漫然と投与することがないよう注意する。
    2.本剤を大量に反復皮下投与した動物実験(ラット:200μg/kg以上、イヌ:480μg/kg、サル:45μg/kg以上)において、腎臓の炎症性病変並びに尿蛋白及び尿中N−アセチル−β−D−グルコサミニダーゼ<NAG>上昇がみられたとの報告がある。
    (取扱い上の注意)
    溶解後は10℃以下の冷暗所に保存し、2週間以内に使用する。
    (保管上の注意)
    冷所。

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