日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ダラシンTゲル1%基本情報

先発品(後発品あり)

一般名:クリンダマイシンリン酸エステルゲル

製薬会社:佐藤製薬

薬価・規格: 38.9円(1%1g) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

クリンダマイシン外用製剤詳しく見る

  • 細菌の生命維持や増殖に必要なタンパク質の合成を阻害することで、尋常性ざ瘡(ニキビ)の原因菌となるアクネ菌などに対して抗菌作用をあらわし主にニキビを治療する外用薬
クリンダマイシン外用製剤の代表的な商品名
  • ダラシンT

効能・効果詳しく見る

  • ざ瘡の化膿性炎症

注意すべき副作用詳しく見る

そう痒発赤刺激感尿蛋白総ビリルビン上昇ウロビリノーゲン陽性偽膜性大腸炎血便血小板増加

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 本品の適量を1日2回、洗顔後、患部に塗布する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

そう痒発赤刺激感尿蛋白総ビリルビン上昇

重大な副作用

ウロビリノーゲン陽性偽膜性大腸炎血小板増加血便重篤な大腸炎蕁麻疹接触皮膚炎尿糖白血球増加ヒリヒリ感総コレステロール低下発赤悪化皮膚つっぱり感皮膚パリパリ感

上記以外の副作用

Al−P上昇GOT上昇GPT上昇過敏症消化器障害ALT上昇AST上昇頻回の下痢腹痛グラム陰性菌毛嚢炎脂性肌

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • アトピー性体質
    • 抗生物質に関連した下痢
    • 抗生物質に関連した大腸炎

患者の属性に応じた注意事項

  • 希望禁止
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
スキサメトニウム塩化物水和物 筋弛緩作用が増強
塩化ツボクラリン 筋弛緩作用が増強
末梢性筋弛緩剤 筋弛緩作用が増強
エリスロマイシン 本剤の効果が現れない

処方理由

ざ瘡治療薬この薬をファーストチョイスする理由(2017年2月更新)もっと見る

  • ・通常は漢方とビタミンB2を併用している。外用薬は補助的に使用している。ダラシンは副作用が少なく、使いやすい。(50歳代診療所勤務医、総合診療科)
  • ・副作用の関係でディフェリンが使用しづらい。ダラシンはさらさらしていて使用感が良い。(30歳代病院勤務医、一般外科)
  • ・他の薬剤と組み合わせやすいため、耐性菌にも対応しやすい。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・ディフェリンもいいが、効果が早く出るダラシンも捨てがたい。(30歳代病院勤務医、内科系専門科)
  • ・炎症がある場合は、まず始めにこれを処方している。(30歳代病院勤務医、皮膚科)

ざ瘡治療薬この薬をファーストチョイスする理由(2016年4月更新)もっと見る

  • ・まずは抗生剤外用を処方することが多いが、最近は同時にディフェリンまたはベピオを処方することも増えた。(30歳代病院勤務医、その他の内科系専門科)
  • ・ダラシンゲルの塗り感がとてもよい。よく効く。(50歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)
  • ・ディフェリンやベピオをもっと増やしたいが、副作用の多さから結局ダラシンが一番多くなっている。(30歳代開業医、一般内科)
  • ・刺激がなく、効果もある。アダパレン、BPOは少数に使用。(60歳代開業医、皮膚科)
  • ・クリンダマイシンゲルからベピオゲル主体に移行中です。ただし、ベピオ、デュアックともに接触皮膚炎の頻度が高すぎるので困ります。(50歳代開業医、皮膚科)
  • ・患者が炎症を起こした状態で来院されることが多いため。ゲル剤の使用感の評判が良い。(50歳代病院勤務医、皮膚科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)。

    用法・用量(添付文書全文)

    本品の適量を1日2回、洗顔後、患部に塗布する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤を塗布する面積は治療上必要最小限にとどめる。
    2.本剤の使用にあたっては、4週間で効果が認められない場合には使用を中止する。また、炎症性皮疹が消失した場合には継続使用しない。
    3.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、疾病の治療上必要な最小限の期間の使用にとどめる。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    承認時における臨床試験において308例中、25例(8.1%)に副作用が認められた。その主なものは、臨床症状でそう痒18件(5.8%)、発赤5件(1.6%)であり、また、臨床検査値異常では、総ビリルビン上昇4件(1.5%(4/262件))、尿蛋白3件(1.2%(3/246件))、ALT(GPT)上昇2件(0.8%(2/266件))であった(承認時までの集計)。
    製造販売後における臨床試験において、67例中、2例(3.0%)に副作用が認められた。その主なものは、臨床症状でそう痒2件(3.0%)であった。製造販売後の小児を対象とした特定使用成績調査における安全性評価対象168例中3例(1.8%)に副作用が認められた。その主なものは、接触皮膚炎1件(0.6%)、湿疹1件(0.6%)、刺激感1件(0.6%)であった(ダラシンTゲル1%再審査終了時)。
    1.重大な副作用
    偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明):偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎が報告されているので、腹痛、頻回の下痢が現れた場合には直ちに使用を中止し、輸液、バンコマイシンの経口投与等の適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).皮膚:(0.1〜5%未満)皮膚つっぱり感、皮膚パリパリ感、(頻度不明)グラム陰性菌毛嚢炎、脂性肌。
    2).過敏症:(5%以上)そう痒、(0.1〜5%未満)発赤[発赤の誘発又は発赤悪化]、蕁麻疹、刺激感、ヒリヒリ感、(頻度不明)接触皮膚炎。
    3).肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、総ビリルビン上昇、ウロビリノーゲン陽性。
    4).その他:(0.1〜5%未満)白血球増加、血小板増加、総コレステロール低下、尿蛋白、尿糖、(頻度不明)消化器障害。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分又はリンコマイシン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.抗生物質に関連した下痢又は抗生物質に関連した大腸炎の既往歴のある患者[偽膜性大腸炎等の重篤な大腸炎が現れる恐れがある]。
    2.アトピー性体質の患者[重症の即時型アレルギー反応が現れる恐れがある]。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.エリスロマイシン[併用しても本剤の効果が現れないと考えられる(細菌のリボソーム50S Subunitへの親和性が本剤より高い)]。
    2.末梢性筋弛緩剤(塩化スキサメトニウム、塩化ツボクラリン等)[筋弛緩作用が増強される(本剤は神経筋遮断作用を有する)]。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には使用しないことが望ましい[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    2.授乳婦:授乳中の婦人には使用しないことが望ましいが、やむを得ず使用する場合には授乳を避けさせる[皮膚外用に用いたときの母乳中への移行は不明である]。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない(低出生体重児、新生児、乳児、幼児に対する使用経験がなく、小児に対する使用経験が少ない)。
    (適用上の注意)
    投与経路:皮膚外用剤として用法・用量にしたがって使用し、眼科用として使用しない。

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