日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ミレーナ52mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:レボノルゲストレルキット

製薬会社:バイエル薬品

薬価・規格: 26984.3円(1個) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

効能・効果詳しく見る

  • 避妊
  • 過多月経
  • 月経困難症

注意すべき副作用詳しく見る

出血感染卵巣嚢胞子宮外妊娠月経中間期出血月経周期異常月経異常穿孔腹痛過長月経浮腫過多月経部分的貫入下腹部痛敗血症無月経装着時出血装着時疼痛除去後の消退出血除去時出血除去時疼痛頭痛骨盤内感染症外陰炎悪心痛み肝機能異常陰部そう痒

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 本剤1個を子宮腔内に装着する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 肝腫瘍
    • 重篤な肝障害
    • 性器癌
    • 膣炎
    • 頚管炎
    • 子宮外妊娠
    • 診断の確定していない異常性器出血
    • PID
    • 3カ月以内に感染性流産
    • 3カ月以内に細菌性膣炎・カンジダ・再発性HV・HB・CMVを除く性感染症
    • 3カ月以内に分娩後子宮内膜炎
    • 子宮腔の変形を来しているような子宮筋腫
    • 子宮内避妊用具<IUD>装着時に迷走神経反射
    • 黄体ホルモン依存性腫瘍
    • 再発性PID
    • 子宮の著しい位置異常
    • 先天性の子宮の形態異常
    • 性器感染症<カンジダ症を除く>
    • 頚管拡張時に迷走神経反射
    • 本剤装着時に迷走神経反射
    • 後天性の子宮の形態異常
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用

出血感染卵巣嚢胞子宮外妊娠月経中間期出血月経周期異常月経異常穿孔腹痛過長月経浮腫過多月経部分的貫入下腹部痛敗血症無月経装着時出血装着時疼痛除去後の消退出血除去時出血除去時疼痛頭痛骨盤内感染症

重大な副作用

悪心痛み陰部そう痒外陰炎肝機能異常血圧上昇月経困難症白帯下倦怠感鼓腸放屁骨盤内炎症ざ瘡子宮頚管炎湿疹消退出血蕁麻疹体重増加膣炎乳房痛背部痛白血球増多発疹発熱皮膚そう痒片頭痛末梢性浮腫高トリグリセリド血症骨盤内炎症性疾患卵巣疾患フェリチン上昇生殖器モニリア症膣分泌物異常本剤脱出抑うつ

上記以外の副作用

γ−GTP上昇過敏症血管浮腫骨盤痛神経過敏性欲減退脱毛多毛乳房緊満妊孕性低下急性感染症子宮穿孔気分変化下腹部圧痛卵巣嚢胞破裂骨盤内炎症性疾患持続性腹部膨満感生殖器感染症PID異常な帯下再発性子宮内膜炎子宮頚部部分的貫入急性腹部膨満感再発性骨盤内感染子宮体部部分的貫入装着時に異常な痛み装着時に異常な出血装着後に異常な痛み装着後に異常な出血A群β溶血性レンサ球菌性敗血症

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 肝腫瘍
    • 重篤な肝障害
    • 性器癌
    • 膣炎
    • 頚管炎
    • 子宮外妊娠
    • 診断の確定していない異常性器出血
    • PID
    • 3カ月以内に感染性流産
    • 3カ月以内に細菌性膣炎・カンジダ・再発性HV・HB・CMVを除く性感染症
    • 3カ月以内に分娩後子宮内膜炎
    • 子宮腔の変形を来しているような子宮筋腫
    • 子宮内避妊用具<IUD>装着時に迷走神経反射
    • 黄体ホルモン依存性腫瘍
    • 再発性PID
    • 子宮の著しい位置異常
    • 先天性の子宮の形態異常
    • 性器感染症<カンジダ症を除く>
    • 頚管拡張時に迷走神経反射
    • 本剤装着時に迷走神経反射
    • 後天性の子宮の形態異常
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 先天性心疾患
    • 糖尿病
    • 心臓弁膜症
  • 注意
    • てんかん
    • 帝王切開術後
    • 骨盤内手術後
    • 子宮腔長が比較的短い
    • 子宮筋腫核出術後
    • 未経産婦
    • 卵巣チョコレート嚢胞
    • 子宮内膜症性卵巣嚢胞
  • 投与に際する指示
    • 先天性心疾患
    • 心臓弁膜症
    • 帝王切開術後
    • 月経遅延時の下腹部痛
    • 無月経で出血が始まった
    • 未経産婦
    • 骨盤内手術後
    • 子宮筋腫核出術後

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 授乳をしていない女性

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.避妊。
    2.過多月経。
    3.月経困難症。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    過多月経の場合、器質性過多月経の患者では、原疾患の治療を優先する。

    用法・用量(添付文書全文)

    本剤1個を子宮腔内に装着する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    総症例482例中428例(88.8%)に副作用が認められ、主な副作用は月経異常(過長月経、月経周期異常等)379例(78.6%)、卵巣嚢胞61例(12.7%)、除去後の消退出血57例(11.8%)、月経中間期出血48例(10.0%)、腹痛38例(7.9%)等であった(承認時)。
    使用成績調査において、563例中315例(56.0%)に副作用が認められた。主な副作用は、月経異常(過長月経、月経周期異常、月経中間期出血、過多月経等)272例(48.3%)、腹痛35例(6.2%)、本剤の脱出35例(6.2%)等であった(再審査終了時)。
    なお、発現頻度は承認時までの国内臨床試験及び使用成績調査の成績に基づく。
    1.重大な副作用
    1).骨盤内炎症性疾患(PID)(0.5%):発熱、下腹部痛、膣分泌物異常等の症状を伴うPIDが現れることがあり、海外において、骨盤内感染症が重症化して敗血症(A群β溶血性レンサ球菌性敗血症等)に至った症例が報告されている(PIDは装着時の汚染が原因の場合には、一般的に装着後20日以内に発現することが多い)。性感染症のある女性ではPIDのリスクが高い。副腎皮質ホルモンの長期投与療法中の場合は、感染症に対する特別な注意が必要である。骨盤内炎症が起こると妊孕性低下し、子宮外妊娠の危険性が高くなる。PIDが認められた場合は、抗生物質の投与等適切な処置を行う。再発性子宮内膜炎又は再発性骨盤内感染が起こった場合、本剤を除去する、あるいは、急性感染症に対する治療効果が開始後数日間内に認められない場合は、本剤を除去する。異常な帯下等、感染が疑われる他の症状がある場合でも、細菌学的検査を行い、経過を観察する。
    2).子宮外妊娠(頻度不明):本剤装着中に妊娠した場合、その約半数が子宮外妊娠である。子宮外妊娠、骨盤内の手術、又は骨盤内感染症の既往歴のある女性が妊娠した場合、子宮外妊娠の可能性が高い。月経遅延時の下腹部痛又は無月経で出血が始まった女性の場合は、子宮外妊娠の可能性を考慮し、子宮外妊娠の場合は、速やかに本剤を除去し、必要な処置を行う。
    3).穿孔(頻度不明):子宮穿孔又は子宮体部部分的貫入や子宮頚部部分的貫入が起こることがあるが、これは装着時に起こることが多く、効果が低下する恐れがある(穿孔又は部分的貫入した場合は、本剤は除去する)。挿入が困難であったり、装着時に異常な痛み又は装着後に異常な痛みや装着時に異常な出血又は装着後に異常な出血があった場合は、速やかに穿孔の可能性を考慮する(穿孔又は部分的貫入した場合は、本剤は除去する)。
    4).卵巣嚢胞破裂(頻度不明):卵巣嚢胞が破裂することがあるので、卵巣嚢胞が認められた場合は、経過観察を十分に行い、持続性腹部膨満感又は急性腹部膨満感や下腹部痛(下腹部圧痛)等の異常が認められた場合には、速やかに適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次記の副作用が現れることがあるので、このような場合には適切な処置を行う。
    1).代謝・栄養障害:(5%未満)浮腫、高トリグリセリド血症、末梢性浮腫、フェリチン上昇、体重増加。
    2).精神神経系:(5%未満)頭痛、抑うつ、片頭痛、(頻度不明)気分変化、性欲減退、神経過敏。
    3).消化器:(5%未満)悪心、鼓腸放屁。
    4).皮膚:(5%未満)湿疹、ざ瘡、皮膚そう痒、(頻度不明)多毛、脱毛。
    5).過敏症:(5%未満)蕁麻疹、発疹、(頻度不明)血管浮腫。
    6).肝臓:(5%未満)肝機能異常、γ−GTP上昇。
    7).乳房:(5%未満)乳房痛、(頻度不明)乳房緊満。
    8).生殖器:(5%以上)月経異常(過長月経、月経周期異常、月経中間期出血、過多月経等)、装着時疼痛・装着時出血・除去時疼痛・除去時出血、卵巣嚢胞、(5%未満)本剤脱出、無月経、膣炎、白帯下、月経困難症、除去後の消退出血、陰部そう痒、外陰炎、卵巣疾患、生殖器モニリア症、子宮頚管炎、(頻度不明)生殖器感染症、骨盤痛。
    9).その他:(5%以上)腹痛、(5%未満)背部痛、倦怠感、白血球増多、血圧上昇。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある女性。
    2.性器癌及びその疑いのある患者[癌の悪化の恐れがある]。
    3.黄体ホルモン依存性腫瘍及びその疑いのある患者[ホルモン依存性腫瘍の悪化の恐れがある]。
    4.診断の確定していない異常性器出血のある患者[性器癌の疑いがあり、出血が性器癌による場合は、悪化の恐れがある]。
    5.先天性の子宮の形態異常、後天性の子宮の形態異常(子宮腔の変形を来しているような子宮筋腫を含む)又は子宮の著しい位置異常のある女性[本剤を正確な位置に装着することが困難である]。
    6.性器感染症<カンジダ症を除く>のある患者[骨盤内炎症性疾患(PID)のリスクが上昇する恐れがある]。
    7.過去3カ月以内に細菌性膣炎・カンジダ・再発性HV・HB・CMVを除く性感染症の既往歴のある女性[PIDのリスクが上昇する恐れがある](HV:ヘルペスウイルス、HB:B型肝炎、CMV:サイトメガロウイルス)。
    8.頚管炎又は膣炎の患者[PIDを起こす恐れがある]。
    9.再発性PID又は現在PIDの患者[症状が悪化することがある]。
    10.過去3カ月以内に分娩後子宮内膜炎又は過去3カ月以内に感染性流産の既往歴のある女性[子宮内膜炎を起こす恐れがある]。
    11.子宮外妊娠の既往歴のある女性[子宮外妊娠が起こる恐れがある]。
    12.本剤装着時に迷走神経反射又は子宮内避妊用具<IUD>装着時に迷走神経反射又は頚管拡張時に迷走神経反射(迷走神経反射:失神、徐脈等)を起こしたことのある女性[本剤の装着及び除去に際して迷走神経反射を起こす恐れがある]。
    13.重篤な肝障害又は肝腫瘍の患者[肝臓への負担が増加し、症状が増悪する恐れがある]。
    14.妊婦又は妊娠している可能性のある女性。
    (慎重投与)
    1.先天性心疾患又は心臓弁膜症の患者[感染性心内膜炎の危険性があるので、本剤を装着又は除去するときは抗生物質を予防的に投与することが望ましい]。
    2.糖尿病患者[耐糖能が低下することがあるので、十分コントロールを行う]。
    3.肝障害のある患者。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の取扱いは、産婦人科医(母体保護法指定医又は日本産科婦人科学会認定医)が行う。
    2.IUDにおいて経産婦の装着と比較して脱出、妊娠、出血・疼痛、感染症、迷走神経反射の頻度が高いとの報告があるので、未経産婦には第一選択の避妊法としない。
    3.本剤の装着前に、副作用の可能性についてよく説明する。また、他の避妊法と同様に、本剤による避妊効果は必ずしも100%ではないことを説明する。また、妊娠や子宮外妊娠が疑われる場合の対応についても説明しておく。
    4.本剤の装着後、出血パターンが不規則になる。装着後数カ月間は月経中間期出血が発現することが多いが、通常は装着継続中に消失する(長期間持続する場合は、子宮内膜の疾患によるものでないことを確認するために適切な検査を考慮する)。
    5.徐々に稀発月経が発現し、約20%の女性に無月経がみられる。前回の月経から6週間以内に月経が起こらない場合は妊娠の可能性も考慮する。
    6.装着前に骨盤内諸臓器、乳房の検査、膣内容の検査を含む診察を行う。妊娠していないこと、性感染症に罹患していないことを確認する。
    7.本剤は、滅菌処理したディスポーザブル製品であるので、いったん装着した後、除去又は脱出した場合は再度使用しない。
    8.装着後3カ月以内、1年後(又は必要に応じそれ以前)に受診させ、1年以上装着する場合は、以後少なくとも1年に1度は受診するよう指導し、本剤の位置の確認及び必要に応じた諸検査を実施する。
    9.器質的疾患を伴う月経困難症患者に対する本剤の使用にあたっては、器質的疾患の増悪の有無を確認するため、不正性器出血の発現に注意し、定期的に内診及び超音波検査等による診察を行い、本剤装着中に腫瘤が増大するなど器質的疾患の増悪が認められる場合や、臨床症状の改善がみられない場合は、他の治療法も勘案したうえで装着継続の判断を行う。特に、子宮内膜症性卵巣嚢胞(卵巣チョコレート嚢胞)は、頻度は低いものの自然経過において悪性化を示唆する報告があるので、画像診断や腫瘍マーカー等の検査も行う。
    10.次のような場合には受診するよう指導する。
    1).多量の性器出血があったとき、又は装着後数カ月以降に月経中間期出血が継続してみられたとき、あるいは出血量の増加など出血のパターンが変化したときには受診するよう指導する。
    2).前回の月経から6週間以内に月経が起こらない場合や、悪心、嘔吐、食欲不振等の妊娠を疑う兆候がみられたときには受診するよう指導する。
    3).月経遅延時の下腹部痛又は無月経の女性で出血が始まるなど子宮外妊娠を疑う兆候がみられたときには受診するよう指導する。
    4).性交痛又は性交後出血があったときには受診するよう指導する。
    5).異常な帯下、外陰部そう痒等があったときには受診するよう指導する。
    6).発熱を伴う下腹部痛があったときには受診するよう指導する。
    7).持続性又は急性の腹部膨満感や下腹部痛(圧痛)があったときには受診するよう指導する。
    8).性交時にパートナーが除去糸に触れ、陰茎痛を訴えたときには受診するよう指導する。
    その他、異常を自覚した場合は、速やかに受診するよう指導する。
    11.次のような場合には除去する。
    1).重篤な副作用が発現したときには除去する。
    2).子宮穿孔の可能性が考えられたときには除去する。
    3).本剤の部分脱出を認めたときには除去する。
    4).妊娠が認められたときには除去する。
    5).その他、医師が除去の必要を認めたときには除去する。
    12.本剤の効果は主に子宮内膜への局所作用に基づくものであり、通常排卵周期があるが、卵胞閉鎖が遅れ、卵胞形成が継続することがあるので、超音波検査時に卵巣嚢胞が観察された場合は、経過観察を行う(ほとんどは無症状であるが、骨盤痛又は性交痛を伴う場合もあり、また、通常2〜3カ月の観察期間中に消失するが、まれに、大きくなりすぎた卵巣嚢胞の切除や卵巣嚢胞破裂に伴う出血の処置等を必要とする場合がある)。
    使用者に経過観察のため来院の必要性を説明し、持続性又は急性の腹部膨満感や下腹部痛(圧痛)が起こった場合は、速やかに受診するよう指導する。
    13.装着・除去に関しては次のような点に注意する。
    1).装着の時期:
    (1).妊娠初期における装着を防止するため月経開始後7日以内に装着する。妊娠初期の流産又は妊娠初期の人工妊娠中絶の場合は直後に装着してもよい。本剤使用者が新しいものを装着しなおす場合は、月経周期のいつでも装着が可能である。
    (2).分娩後の装着は穿孔や脱出の可能性が高くなるので、子宮の回復(6週間以上)を待つ。また、授乳中の女性の子宮は穿孔のリスクが高くなるので注意する。
    (3).骨盤内手術後(帝王切開術後、子宮筋腫核出術後等)の女性では、術部の回復を確認してから装着する。
    2).装着時の注意:
    (1).本剤はエチレンオキサイドガス滅菌済みである。無菌的に包装を開封して装着する。本剤のヒートシール包装が開封前に破損していないことを確認する。
    (2).装着前に子宮頚管及び子宮腔の屈曲方向と長さを測定する(子宮腔長が比較的短い女性では挿入が困難な場合がある)。
    (3).脱出を防ぎ、効果を確実に発揮させるために、本剤を正しい位置に装着する。
    (4).本剤装着時に痛みと出血を伴うことがあり、迷走神経反射として、失神、徐脈、またてんかんの患者は本剤装着時に発作を起こす可能性があるので注意する。
    3).装着後の管理:
    (1).自然脱出:自然脱出の可能性があることを説明し、脱出に気付いたら速やかに受診するよう指導する。子宮腔長が比較的短い女性では脱出のリスクが高くなる。部分脱出の場合でも、効果が低下する恐れがある。部分脱出あるいは完全脱出の兆候として出血及び疼痛が現れることがあるが、使用者が気付かないうちに脱出することもありうる。正しい位置にない場合は、除去して、新たな本剤を装着する。なお、使用者自身が除去糸を確認することで脱出の有無を確かめることができる。
    (2).位置の確認:定期検診時に本剤の位置を確認する(また、除去糸が見つからない場合は穿孔もしくは脱出の可能性も考えられるので、本剤の位置を確認する)。本剤の位置は超音波検査によって確認できるが、妊娠していないことが確認されれば単純レントゲン撮影も可能である。
    (3).装着後数日間は、出血、下腹部痛、腰痛、帯下等の症状が現れることがあるので、これらの症状が継続する場合やひどい場合は受診するよう指導する。
    4).除去に関する注意:
    (1).除去の時期:月経期間以外に除去し、その後新たな本剤又はIUDを装着しない場合、除去前1週間以内に性交渉があれば妊娠する可能性がある(除去後妊娠を望まない場合は月経期間中に除去する)。
    (2).除去時の注意:本剤除去時に痛みと出血を伴うことがあり、迷走神経反射として、失神、徐脈、またてんかんの患者は本剤除去時に発作を起こす可能性があるので注意する。なお、除去後約1週間以内に消退出血が起こることがある。
    (3).除去後の本剤の外形確認:円筒部がずれて水平アーム部を包み込んだ例や円筒部が子宮内に残された例が報告されているので、除去後に本剤の外形の異常又は欠損がないかを確認する。
    14.本剤は装着後5年を超えないうちに除去又は交換する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、本剤を装着しない。また、本剤の使用中に妊娠した場合には次のように適切な処置を行う。
    1).子宮外妊娠の場合、速やかに本剤を除去し、必要な処置を行う。
    2).子宮内妊娠の場合:
    (1).子宮内妊娠の場合、原則として、本剤を除去する(使用者には本剤の除去や子宮ゾンデ診は自然流産に至ることがあることを説明する)。
    (2).子宮内妊娠の場合、黄体ホルモンの局所的曝露による胎児への影響を完全に否定することはできないため、使用者に胎児への影響の危険性について十分に説明した上、妊娠の中断も考慮する[本剤装着中の妊娠の報告は少ないため、妊娠の転帰に関する報告は限られているが、本剤との関連性を否定できない出生児の外性器異常の報告がある。また、黄体ホルモン剤の使用と先天異常児出産との因果関係について、いまだ確立されたものではないものの、心臓・四肢等の先天異常児を出産した母親では、対照群に比して妊娠初期に黄体又は黄体・卵胞ホルモン剤を使用していた率に有意差があるとする疫学調査の結果が報告されている]。
    (3).子宮内妊娠の場合、妊娠の継続を希望し、本剤が除去できない場合は、妊娠の経過をよく観察し、十分管理する。また、使用者には、子宮内妊娠の場合、装着したまま妊娠を継続した場合には、流産(敗血性流産を含む)や早産の危険性が高くなること、黄体ホルモンの胎児への曝露、早産により起こり得る胎児への影響を説明し、子宮内妊娠の場合、インフルエンザ様の症状、発熱を伴う腹部仙痛、出血などの妊娠の合併症を示唆する異常がみられた場合は直ちに受診するよう指導する。
    2.母乳中への移行が報告されているため、授乳中の女性には第一選択としない。
    (その他の注意)
    1.経口、注射の黄体ホルモン避妊剤において、有意ではないがわずかな心血管系のリスク上昇を示唆する報告があるので、下肢疼痛・下肢浮腫、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、急性視力障害、著しい血圧上昇等の症状・状態が現れた場合は除去を考慮し、適切な処置を行う。
    2.子宮内避妊用具(IUD)使用者(レボノルゲストレル放出子宮内システム及び銅付加IUD使用者)を対象とした、海外での大規模市販後調査において、授乳をしていない女性のうち、分娩後36週目までにIUDを装着した女性は、分娩後36週目を超えてIUDを装着した女性に比べ子宮穿孔のリスクが高かったとの報告がある。
    3.本剤は、HIV感染(エイズ)及び他の性感染症(梅毒、性器ヘルペス、淋病、クラミジア感染症、尖圭コンジローマ、膣トリコモナス症、B型肝炎等)を防止するものではなく、これらの感染防止には、コンドームの使用が有効であることを使用者に十分説明する。
    (取扱い上の注意)
    1.使用期間(交換時期):装着後5年を超えないうちに除去又は交換する。
    2.具体的な装着及び除去方法については「装着・除去方法説明書」を参照する。
    (保険給付上の注意)
    本剤を「避妊」の目的で使用した場合には、保険給付の対象とはならない。

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