日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

エストラーナテープ0.36mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:エストラジオール貼付剤

製薬会社:久光製薬

薬価・規格: 78.2円((0.36mg)4.5cm21枚) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

卵胞ホルモン製剤(エストロゲン製剤)詳しく見る

  • 卵胞ホルモンを補充し、更年期障害によるほてり、発汗などの症状や不妊症、卵巣欠落症状などを改善する薬
卵胞ホルモン製剤(エストロゲン製剤)の代表的な商品名
  • エストラーナ
  • ディビゲル ル・エストロジェル
  • ジュリナ
  • エストリール ホーリン
  • プレマリン

効能・効果詳しく見る

  • 更年期障害の発汗
  • 更年期障害のHot flush
  • 更年期障害の泌尿生殖器萎縮症状
  • 更年期障害の血管運動神経症状
  • 卵巣欠落症状の発汗
  • 卵巣欠落症状のHot flush
  • 卵巣欠落症状の泌尿生殖器萎縮症状
  • 卵巣欠落症状の血管運動神経症状
  • 閉経後骨粗鬆症
  • 性腺機能低下症
  • 性腺摘出による低エストロゲン症
  • 原発性卵巣不全による低エストロゲン症

注意すべき副作用詳しく見る

紅斑乳房緊満感トリグリセリド上昇乳房痛頭痛フィブリノゲン増加一次刺激性接触皮膚炎不正出血帯下浮腫消退出血皮膚そう痒アナフィラキシー下腹部痛嘔吐嘔気外陰部そう痒感

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う次記症状(血管運動神経症状(Hotflush及び発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状)、閉経後骨粗鬆症:エストラジオールとして0.72mgを下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替える
  • 2.性腺機能低下症、性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症:エストラジオールとして0.72mgから開始する
  • 下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替え、症状に応じ増減する
  • 小児では、エストラジオールとして0.09mgから開始する
  • 下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替える
  • その後、エストラジオールとして0.18mg、エストラジオールとして0.36mg、エストラジオールとして0.72mgへ段階的に増量する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 血栓性静脈炎
    • 子宮内膜癌
    • 重篤な肝障害
    • 乳癌
    • 脳卒中
    • 肺塞栓症
    • 診断の確定していない異常性器出血
    • 冠動脈性心疾患
    • 動脈性血栓塞栓疾患
    • エストロゲン依存性悪性腫瘍
    • 未治療の子宮内膜増殖症
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 年齢や性別に応じた注意事項
    • 出生児

副作用

主な副作用

紅斑乳房緊満感トリグリセリド上昇乳房痛頭痛フィブリノゲン増加一次刺激性接触皮膚炎不正出血帯下浮腫消退出血皮膚そう痒

重大な副作用

アナフィラキシー嘔気嘔吐外陰部そう痒感下腹部痛かぶれ肝機能障害関節痛顔面紅斑乳頭痛下痢眩暈倦怠感心窩部痛全身そう痒体重増加動悸乳腺症眠気背部痛発疹皮膚色素沈着腹痛腹部膨満感便秘耳鳴腰痛子宮内膜増殖外陰部腫脹感皮膚水疱顔面そう痒

上記以外の副作用

Al−P上昇GOT上昇GPT上昇LDH上昇アレルギー性接触皮膚炎下肢疼痛下肢浮腫過敏症急性視力障害胸痛胸部不快感血圧上昇血栓症血栓性静脈炎蕁麻疹静脈瘤悪化体液貯留体重減少胆石症ALT上昇AST上昇ナトリウム貯留発熱不眠片頭痛下肢痛胆嚢疾患静脈血栓塞栓症突然の息切れポルフィリン症悪化喘息悪化耳硬化症胆汁うっ滞性黄疸

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 血栓性静脈炎
    • 子宮内膜癌
    • 重篤な肝障害
    • 乳癌
    • 脳卒中
    • 肺塞栓症
    • 診断の確定していない異常性器出血
    • 冠動脈性心疾患
    • 動脈性血栓塞栓疾患
    • エストロゲン依存性悪性腫瘍
    • 未治療の子宮内膜増殖症
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 高血圧
    • 子宮内膜症
    • 子宮筋腫
    • 心疾患
    • 腎疾患
    • 全身性エリテマトーデス
    • 乳房レントゲン像に異常
    • 乳房結節
    • てんかん
    • 糖尿病
    • 乳腺症
    • 片頭痛
    • 術前
    • 乳癌家族素因が強い
    • 長期臥床
  • 注意
    • 子宮摘出

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 幼児・乳児
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 禁止
    • 出生児
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 閉経期以降(50歳〜)
    • 小児の性腺機能低下症(0歳〜14歳)
    • 小児の性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症(0歳〜14歳)
    • 65歳以上の閉経後(65歳〜)
    • 閉経後(50歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
抗てんかん剤 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下
フェニトイン 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下
フェノバルビタール 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下
HIV逆転写酵素阻害剤 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下
カルバマゼピン 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下
リファンピシン類 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下
副腎皮質ホルモン剤 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下
エファビレンツ 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下
リトナビル 本剤の血中濃度が変化
ネルフィナビル 本剤の血中濃度が変化
HIVプロテアーゼ阻害剤 本剤の血中濃度が変化

飲食物との相互作用

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う次記症状:血管運動神経症状(Hot flush及び発汗)、泌尿生殖器萎縮症状。
    2.閉経後骨粗鬆症。
    3.性腺機能低下症、性腺摘出による低エストロゲン症又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う次記症状(血管運動神経症状(Hot flush及び発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状)、閉経後骨粗鬆症:エストラジオールとして0.72mgを下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替える。
    2.性腺機能低下症、性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症:エストラジオールとして0.72mgから開始する。下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替え、症状に応じ増減する。小児では、エストラジオールとして0.09mgから開始する。下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替える。その後、エストラジオールとして0.18mg、エストラジオールとして0.36mg、エストラジオールとして0.72mgへ段階的に増量する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.「閉経後骨粗鬆症」に本剤を使用する場合、使用後6カ月〜1年後に骨密度を測定し、効果が認められない場合には使用を中止し、他の療法を考慮する。
    2.「成人の性腺機能低下症、性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症」の治療を目的に本剤を使用する場合は、定期的に中止又は漸減の判断を行い、最少量で治療を行う。
    3.「小児の性腺機能低下症、小児の性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症」の治療を目的に本剤を使用する場合は、使用後6カ月〜1年を目処に増量を検討し、また、定期的に症状や血中エストラジオール濃度等を確認し、増量や中止又は漸減の判断を行う。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    1.更年期障害及び卵巣欠落症状:更年期障害及び卵巣欠落症状に対するエストラーナテープ0.72mgの国内臨床試験において、副作用調査対象例数386例中、臨床症状として186例(48.2%)に369件の副作用が認められた。主な副作用の発現頻度は全身性症状として131例(33.9%)207件で、乳房緊満感62件(16.1%)、帯下40件(10.4%)、子宮出血34件(8.8%)等であった。また、局所性の皮膚症状(貼付部位)としては111例(28.8%)162件で、その症状は紅斑、そう痒等であった。また、エストラーナテープ0.72mgの貼付によると思われる主な臨床検査値異常は、トリグリセリド上昇2.9%(10件/345例)、総コレステロール上昇1.7%(6件/348例)、LDH上昇1.1%(4件/349例)等であった(エストラーナテープ0.72mg承認時)。
    2.閉経後骨粗鬆症:エストラーナテープ0.72mgの国内臨床試験において、副作用調査対象例数461例中、臨床症状として248例(53.8%)に481件の副作用が認められた。主な副作用の発現頻度は全身性症状として183例(39.7%)348件で、子宮出血54件(11.7%)、乳房緊満感49件(10.6%)、乳房痛26件(5.6%)等であった。また、局所性の皮膚症状(貼付部位)としては105例(22.8%)133件で、その症状は紅斑、そう痒等であった。また、エストラーナテープ0.72mgの貼付によると思われる主な臨床検査値異常は、トリグリセリド上昇4.3%(18件/421例)、ALT(GPT)上昇2.8%(12件/425例)、フィブリノゲン増加2.5%(10件/403例)、AST(GOT)上昇2.1%(9件/419例)等であった(エストラーナテープ0.72mg承認時)。
    エストラーナテープ0.72mgの製造販売後調査の総症例558例中、副作用が報告されたのは99例(17.7%)108件であった。その主な症状は不正子宮出血69件(12.4%)、乳房痛5件(0.9%)、乳房不快感5件(0.9%)、接触性皮膚炎4件(0.7%)等であった(エストラーナテープ0.72mg再審査終了時)。
    1.重大な副作用(頻度不明)
    1).アナフィラキシー:アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行う。
    2).静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎:このような症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、下肢疼痛・下肢浮腫、胸痛、突然の息切れ、急性視力障害等の初期症状が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行う。また、患者に対しては、異常が認められた場合には直ちに医師等に相談するよう、あらかじめ説明する。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には使用を中止する等、適切な処置を行う。
    1).皮膚:(5%以上)一次刺激性接触皮膚炎(紅斑、皮膚そう痒等)、(0.1〜5%未満)かぶれ、皮膚水疱、皮膚色素沈着[このような症状を避けるため、毎回貼付部位を変えることが望ましい]。
    2).生殖器:(5%以上)不正出血、消退出血、(0.1〜5%未満)帯下、外陰部腫脹感、外陰部そう痒感、子宮内膜増殖。
    3).乳房:(5%以上)乳房緊満感、(0.1〜5%未満)乳房痛、乳頭痛、乳腺症。
    4).精神神経系:(頻度不明)片頭痛、(0.1〜5%未満)頭痛、眠気、眩暈、(0.1%未満)不眠。
    5).循環器:(頻度不明)静脈瘤悪化、(0.1〜5%未満)動悸、(0.1%未満)胸部不快感、血圧上昇。
    6).消化器:(0.1〜5%未満)嘔吐、嘔気、下痢、腹部膨満感、便秘、心窩部痛。
    7).電解質代謝:(0.1〜5%未満)浮腫。
    8).過敏症:(頻度不明)アレルギー性接触皮膚炎、(0.1〜5%未満)全身そう痒、発疹、顔面そう痒、顔面紅斑、(0.1%未満)蕁麻疹。
    9).肝臓:(頻度不明)胆石症、胆嚢疾患、胆汁うっ滞性黄疸、(0.1〜5%未満)肝機能障害(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、LDH上昇等)。
    10).その他:(頻度不明)下肢痛、ポルフィリン症悪化、喘息悪化、耳硬化症、(0.1〜5%未満)腹痛、下腹部痛、関節痛、腰痛、耳鳴、体重増加、背部痛、倦怠感、トリグリセリド上昇、フィブリノゲン増加、(0.1%未満)体重減少、発熱。
    3.同種の薬剤で次の副作用が報告されている。
    1).電解質代謝:特に大量継続投与により、ナトリウム貯留や体液貯留が現れることが報告されている。
    2).長期連用:まれに血栓症が起こることが報告されている。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌、子宮内膜癌)及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある]。
    2.乳癌の既往歴のある患者。
    3.未治療の子宮内膜増殖症のある患者[子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合があるため]。
    4.血栓性静脈炎や肺塞栓症のある患者、又はその既往歴のある患者[卵胞ホルモン剤は凝固因子を増加させ、血栓形成傾向を促進するとの報告がある]。
    5.動脈性血栓塞栓疾患(例えば、冠動脈性心疾患、脳卒中)又はその既往歴のある患者。
    6.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    7.妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳婦。
    8.重篤な肝障害のある患者[代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある]。
    9.診断の確定していない異常性器出血のある患者[出血が子宮内膜癌による場合は、癌の悪化あるいは顕性化を促すことがある]。
    (慎重投与)
    1.子宮筋腫のある患者[子宮筋腫の発育を促進する恐れがある]。
    2.子宮内膜症のある患者[症状が増悪する恐れがある]。
    3.乳癌家族素因が強い患者、乳房結節のある患者、乳腺症の患者又は乳房レントゲン像に異常がみられた患者[症状を悪化させる恐れがある]。
    4.高血圧、心疾患、腎疾患のある患者、又はその既往歴のある患者[卵胞ホルモン剤の過量投与では体液貯留を来し、これらの疾患を悪化させる恐れがある]。
    5.糖尿病患者[耐糖能を低下させる恐れがあるので十分管理を行いながら使用する]。
    6.片頭痛、てんかんのある患者[症状を悪化させることがあるので、観察を十分に行う]。
    7.肝障害のある患者[肝障害を悪化させる恐れがあるので、定期的に肝機能検査を実施するなど観察を十分に行う]。
    8.術前又は長期臥床状態の患者[血液凝固能が亢進され、心血管系の副作用の危険性が高くなることがある]。
    9.全身性エリテマトーデスの患者[症状を悪化させる恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.外国において、卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を長期併用した女性では、乳癌になる危険性が対照群の女性と比較して高くなり、その危険性は併用期間が長期になるに従って高くなるとの報告があるので、本剤の使用にあたっては、患者に対し本剤のリスクとベネフィットについて十分な説明を行うとともに必要最小限の使用にとどめ、漫然と長期使用を行わない。
    2.使用前に病歴、家族素因等の問診、乳房検診並びに婦人科検診(子宮を有する患者においては子宮内膜細胞診及び超音波検査による子宮内膜厚の測定を含む)を行い、使用開始後は定期的に血圧、乳房検診並びに婦人科検診を行う。
    (相互作用)
    本剤は主に薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP3A4)で代謝されるので、CYP3A4酵素の活性に影響を及ぼす薬剤と併用する場合には、注意して使用する。
    併用注意:
    1.リファンピシン、抗てんかん剤(フェノバルビタール、フェニトイン、カルバマゼピン)、HIV逆転写酵素阻害剤(エファビレンツ)、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)、ステロイドホルモン[本剤の代謝が促進され血中濃度が低下する恐れがある(これらの薬剤等は薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP3A4)を誘導することにより、本剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させる可能性がある)]。
    2.プロテアーゼ阻害剤(リトナビル、ネルフィナビル等)[本剤の血中濃度が変化する恐れがある(これらの薬剤は薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP3A4)を誘導又は阻害する可能性がある)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので患者の状態を観察しながら慎重に使用する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性には使用しない[卵胞ホルモン剤であるジエチルスチルベストロールを妊娠動物あるいは妊婦に投与したとき、出生児に生殖器系臓器異常が報告されており、エストラジオールのヒトにおける催奇形性の報告はないが、妊娠動物への投与によって仔の生殖器系臓器異常が起こることが報告されている(ヒトにおいて、妊娠中の女性ホルモン剤(経口避妊薬等)投与によって児の先天性異常(先天性心臓奇形及び四肢欠損症)のリスク増加の報告がある)]。
    2.授乳中の女性には使用しない[ヒトにおいて、母乳中への移行が報告されている。また、動物実験(マウス)で新生仔に卵胞ホルモン剤を投与した場合、仔の成長後膣上皮の癌性変化を認めたとの報告がある]。
    3.卵胞ホルモン剤を妊娠動物に投与した場合、仔の成長後膣上皮の癌性変化及び仔の成長後子宮内膜の癌性変化を示唆する結果が報告されている。また新生仔に投与した場合、仔の成長後膣上皮の癌性変化を認めたとの報告がある。
    (小児等への投与)
    思春期前の小児に対し卵胞ホルモン剤を長期間にわたり、大量に反復投与した場合は、骨端閉鎖が起こり低身長となる恐れがある。
    (適用上の注意)
    1.貼付部位:
    1).本剤を背部に貼付した場合、下腹部に比べてエストラジオールの血中濃度が高くなることがある。
    2).衣服との摩擦ではがれる恐れがあるため、ベルトラインを避ける。また、胸部に貼付しない。
    3).創傷面又は湿疹・皮膚炎等がみられる部位は避けて貼付する。
    4).皮膚刺激を避けるため、毎回貼付部位を変えることが望ましい。
    2.貼付時:
    1).貼付部位の皮膚を拭い、清潔にしてから本剤を貼付する。また、貼付部位の水分は十分に取り除く。
    2).本剤をハサミ等で切って使用しない。
    (その他の注意)
    1.本剤の投与方法としては、連続投与法あるいは周期的投与法(3週間連続貼付し、1週間休薬するなど)がある。
    [参考]
    黄体ホルモン剤の併用投与については、次の方法がある。
    1).国内臨床試験での投与方法:
    (1).次記の投与方法にて、エストラーナテープ0.72mgの更年期障害及び卵巣欠落症状に対する有効性・安全性が認められている。
    長期投与(6カ月以上):エストラーナテープ0.72mgを2日毎に貼り替え3週間連続貼付し、1週間休薬。エストラーナテープ0.72mg貼付期間の後半12日間は黄体ホルモン剤を併用。黄体ホルモン剤は原則として酢酸メドロキシプロゲステロン(MPA)5mg/日を投与。
    (2).次記の投与方法にて、エストラーナテープ0.72mgの閉経後骨粗鬆症に対する有効性・安全性が認められている。
    エストラーナテープ0.72mgを2日毎に貼り替え休薬期間を入れずに連続貼付し、4週間の前半12日間に黄体ホルモン剤を併用。黄体ホルモン剤は原則として酢酸メドロキシプロゲステロン(MPA)5mg/日を投与。
    2).その他の投与方法:前記臨床試験で使用された投与方法の他、次記の投与方法がある。
    卵胞ホルモン剤・黄体ホルモン剤連続投与法:卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を連続して投与する方法。
    2.ホルモン補充療法(HRT)と子宮内膜癌の危険性:卵胞ホルモン剤を長期間(約1年以上)使用した閉経期以降の女性では、子宮内膜癌になる危険性が対照群の女性と比較して高く、この危険性は、使用期間に相関して上昇し(1〜5年間で2.8倍、10年以上で9.5倍)、黄体ホルモン剤の併用により抑えられる(対照群の女性と比較して0.8倍)との疫学調査の結果が報告されている。
    3.HRTと乳癌の危険性:
    1).米国における閉経後女性を対象とした無作為化臨床試験(Women’s Health Initiative(WHI)試験)の結果、結合型エストロゲン・黄体ホルモン配合剤投与群では、乳癌になる危険性がプラセボ投与群と比較して有意に高くなる(ハザード比:1.24)との報告がある。並行して行われた子宮摘出者に対する試験の結果、結合型エストロゲン単独投与群では、乳癌になる危険性がプラセボ投与群と比較して有意差はない(ハザード比:0.80)との報告がある。
    2).英国における疫学調査(Million Women Study(MWS))の結果、卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を併用している女性では、乳癌になる危険性が対照群と比較して有意に高くなり(2.00倍)、この危険性は、併用期間が長期になるに従って高くなる(1年未満:1.45倍、1〜4年:1.74倍、5〜9年:2.17倍、10年以上:2.31倍)との報告がある。
    4.HRTと冠動脈性心疾患の危険性:米国におけるWHI試験の結果、結合型エストロゲン・黄体ホルモン配合剤投与群では、冠動脈性心疾患の危険性がプラセボ投与群と比較して高い傾向にあり、特に服用開始1年後では有意に高くなる(ハザード比:1.81)との報告がある。並行して行われた子宮摘出者に対する試験の結果、結合型エストロゲン単独投与群では、冠動脈性心疾患の危険性がプラセボ投与群と比較して有意差はない(ハザード比:0.91)との報告がある。
    5.HRTと脳卒中の危険性:米国におけるWHI試験の結果、結合型エストロゲン・黄体ホルモン配合剤投与群では、脳卒中(主として脳梗塞)の危険性がプラセボ投与群と比較して有意に高くなる(ハザード比:1.31)との報告がある。並行して行われた子宮摘出者に対する試験の結果、結合型エストロゲン単独投与群では、脳卒中(主として脳梗塞)の危険性がプラセボ投与群と比較して有意に高くなる(ハザード比:1.37)との報告がある。
    6.HRTと認知症の危険性:米国における65歳以上の閉経後女性を対象とした無作為化臨床試験(WHI Memory Study(WHIMS))の結果、結合型エストロゲン・黄体ホルモン配合剤投与群では、アルツハイマーを含む認知症の危険性がプラセボ投与群と比較して有意に高くなる(ハザード比:2.05)との報告がある。並行して行われた子宮摘出者に対する試験の結果、結合型エストロゲン単独投与群では、アルツハイマーを含む認知症の危険性がプラセボ投与群と比較して有意ではないが、高い傾向がみられた(ハザード比:1.49)との報告がある。
    7.HRTと卵巣癌の危険性:
    1).卵胞ホルモン剤を長期間使用した閉経期以降の女性では、卵巣癌になる危険性が対照群の女性に比較して高くなるとの疫学調査の結果が報告されている。
    2).米国におけるWHI試験の結果、結合型エストロゲン・黄体ホルモン配合剤投与群において、卵巣癌になる危険性がプラセボ投与群と比較して有意ではないが、高い傾向がみられた(ハザード比:1.58)との報告がある。
    8.HRTと胆嚢疾患の危険性:米国におけるWHI試験の結果、結合型エストロゲン・黄体ホルモン配合剤投与群において、胆嚢疾患になる危険性がプラセボ投与群と比較して有意に高くなる(ハザード比:1.59)との報告がある。並行して行われた子宮摘出者に対する試験の結果、結合型エストロゲン単独投与群では、胆嚢疾患になる危険性がプラセボ投与群と比較して有意に高くなる(ハザード比:1.67)との報告がある。
    9.卵胞ホルモン剤投与と乳癌発生との因果関係については未だ明らかではないが、使用期間と相関性があることを示唆する疫学調査の結果が報告されている。
    10.卵胞ホルモン剤の長期投与により、ヒトで肝腫瘍が発生したとの報告がある。
    11.実験動物に卵胞ホルモン剤を皮下投与(埋め込み投与を含む)したとき、マウスにおけるリンパ系腫瘍、ラットの下垂体腺腫及びハムスターにおいては腎腫瘍の発生が報告されている。
    (取扱い上の注意)
    患者には包装のまま本剤を渡し、使用するときに包装から取り出すように指示する。
    (保管上の注意)
    高温を避けて保存。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 「給料泥棒なの?」 上司の言葉に夜も眠れず 院長を悩ます職員トラブル大研究 FBシェア数:49
    2. 「たかが過換気」と侮ってはいけない 酸・塩基・電解質マネジメント FBシェア数:71
    3. 62歳女性。下肢に多発する、浸潤を触れる紫斑 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
    4. インフル迅速検査、全例には必要ありません! 特集◎いつもと違う!今冬のインフルエンザ《2》 FBシェア数:295
    5. 高リスク者には抗インフル薬の予防投与を! 特集◎いつもと違う!今冬のインフルエンザ《3》 FBシェア数:14
    6. 「アプリで治療革新を」ある内科医の挑戦 リポート◎医師がベンチャー起業を決意するとき FBシェア数:58
    7. 「セルフコーチング」で目標達成へ飛躍の年に! 診療所マネジメント実践記 FBシェア数:49
    8. 今冬はインフルエンザワクチンには頼れません! 特集◎いつもと違う! 今冬のインフルエンザ《1》 FBシェア数:136
    9. 病気に人生を壊されないマネジメントが必要だ 医学と看護の交差点でケアを考える FBシェア数:11
    10. その単語選んでちゃ論文の価値が下がりますよ! 英文校正者が教える医学論文執筆の極意 FBシェア数:47