基本情報

薬効分類

副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射薬)詳しく見る

  • 抗炎症作用、免疫抑制作用などにより、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、血液疾患などに効果をあらわす薬
副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射薬)の代表的な商品名
  • プレドニン プレドニゾロン
  • メドロール
  • デカドロン
  • ゼンタコート

効能・効果詳しく見る

  • 眼科領域の術後炎症
  • Senear−Usher症候群
  • 亜急性湿疹
  • 悪性リンパ腫
  • アトピー皮膚炎
  • アレルギー性鼻炎
  • 一次性脳炎の頭蓋内圧亢進症状
  • 陰茎硬結
  • ウェーバー・クリスチャン病
  • 外傷後関節炎
  • 潰瘍性慢性膿皮症
  • 潰瘍性大腸炎
  • 角膜炎の対症療法
  • 花粉症
  • 貨幣状湿疹
  • 顆粒球減少症
  • 眼窩炎性偽腫瘍の対症療法
  • 眼窩漏斗尖端部症候群の対症療法
  • 眼筋麻痺の対症療法
  • 眼瞼炎の対症療法
  • 肝硬変
  • 乾癬
  • 関節症性乾癬
  • 乾癬性紅皮症
  • 癌末期の全身状態の改善
  • 顔面神経麻痺
  • 気管支喘息
  • 急性湿疹
  • 急性白血病
  • 強膜炎の対症療法
  • 強皮症
  • 菌状息肉症
  • 稽留性肢端皮膚炎
  • 劇症肝炎
  • 血管運動<神経>性鼻炎
  • 血清病
  • 結節性動脈周囲炎
  • 視神経の炎症性疾患の対症療法
  • 結節性紅斑
  • 結膜炎の対症療法
  • ケロイドの防止
  • 限局性腸炎
  • 限局性強皮症
  • 口腔外科領域手術後の後療法
  • 虹彩毛様体炎の対症療法
  • 強直性脊椎炎の四肢関節炎
  • 強直性脊椎炎
  • 紅皮症
  • 紅斑症
  • 枯草熱
  • 昆虫毒
  • 再生不良性貧血
  • 細網肉腫症
  • 自家感作性皮膚炎
  • 視束脊髄炎
  • 視神経炎の対症療法
  • 湿疹・皮膚炎群
  • 耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法
  • 紫斑病
  • 重症感染症
  • 若年性関節リウマチ
  • 重症消耗性疾患の全身状態の改善
  • 重症の虫さされ
  • 小児喘息性気管支炎
  • 小舞踏病
  • 脂漏性皮膚炎
  • 進行性壊疽性鼻炎
  • 神経皮膚炎
  • 進行性指掌角皮症
  • 侵襲後肺水腫
  • 尋常性天疱瘡
  • 新生児スクレレーマ
  • スチブンス・ジョンソン病
  • スチル病
  • スプルーの全身状態の改善
  • 成年性浮腫性硬化症
  • 脊髄蜘網膜炎
  • 脊髄炎
  • 喘息性気管支炎
  • 接触皮膚炎
  • 前立腺癌
  • 全身性血管炎
  • 全身性エリテマトーデス
  • 早期ケロイド
  • 大動脈炎症候群
  • 増殖性天疱瘡
  • 蛇毒
  • 多発性筋炎
  • 多発性硬化症
  • 多発性動脈炎
  • ヴェゲナ肉芽腫症
  • 中毒疹
  • 手指の皮膚炎
  • デューリング疱疹状皮膚炎
  • 天疱瘡群
  • 特発性低血糖症
  • 難治性口内炎
  • 難治性舌炎
  • 妊娠性疱疹
  • ネフローゼ
  • ネフローゼ症候群
  • 粘膜皮膚眼症候群
  • 脳炎
  • 脳脊髄炎
  • 膿疱性乾癬
  • 肺線維症
  • 鼻茸
  • 非感染性慢性関節炎
  • ビダール苔癬
  • 皮膚口内炎
  • 皮膚筋炎
  • 皮膚細網症
  • 皮膚白血病
  • びまん性間質性肺炎
  • 副腎性器症候群
  • 副腎皮質機能不全の外科的侵襲
  • 副鼻腔炎
  • フックス症候群
  • ヘブラ紅色粃糠疹
  • 変形性関節症
  • 放射線肺臓炎
  • ホジキン病
  • 疱疹状膿痂疹
  • 慢性骨髄性白血病の急性転化
  • 慢性湿疹
  • 慢性リンパ性白血病
  • 薬剤アレルギー
  • 網膜血管炎の対症療法
  • 免疫性溶血性貧血
  • 網脈絡膜炎の対症療法
  • 薬疹
  • ライター症候群
  • 落葉状天疱瘡
  • リップシュッツ急性陰門潰瘍
  • リウマチ性脊椎炎の四肢関節炎
  • リウマチ性多発筋痛
  • リウマチ性脊椎炎
  • リウマチ熱
  • リウマチ性心炎
  • 類天疱瘡
  • レイノー病
  • リンパ肉腫症
  • 慢性円板状エリテマトーデス
  • 陰部湿疹
  • 化学物質アレルギー
  • 化学物質中毒
  • 外耳道湿疹・皮膚炎
  • 喉頭結節
  • 喉頭ポリープ
  • 耳介湿疹・皮膚炎
  • 鼻前庭湿疹・皮膚炎
  • 薬剤中毒
  • 鼻翼周辺湿疹・皮膚炎
  • 肛門湿疹
  • 開口部糜爛性外皮症
  • 関節リウマチ
  • ぶどう膜炎の対症療法
  • 非感染性腱周囲炎
  • 悪性型円形脱毛症
  • 非感染性関節周囲炎
  • 非感染性腱炎
  • 非感染性腱鞘炎
  • 非感染性滑液包炎
  • アナフィラクトイド紫斑<重症例に限る>
  • ヘノッホ型アナフィラクトイド紫斑<重症例に限る>
  • シェーンライン型アナフィラクトイド紫斑<重症例に限る>
  • 活動型肝硬変
  • 尋常性乾癬<重症例>
  • 多形滲出性紅斑<重症例に限る>
  • 小児ストロフルス<重症例に限る>
  • 固定蕁麻疹<重症例に限る>
  • 帯状疱疹<重症例に限る>
  • 単純型アナフィラクトイド紫斑<重症例に限る>
  • 痒疹群<重症例に限る>
  • 蕁麻疹<慢性例を除く重症例に限る>
  • 扁平苔癬<重症例に限る>
  • ベーチェット病<眼症状のない場合>
  • 蕁麻疹様苔癬<重症例に限る>
  • 外眼部の炎症性疾患の対症療法
  • 前眼部の炎症性疾患の対症療法
  • 内眼の炎症性疾患の対症療法
  • 眼窩の炎症性疾患の対症療法
  • 眼筋の炎症性疾患の対症療法
  • 乳・幼・小児湿疹
  • 難治性腹水を伴う肝硬変
  • 胆汁うっ滞型急性肝炎
  • 胆汁うっ滞を伴う肝硬変
  • うっ血性心不全

注意すべき副作用詳しく見る

感染症骨頭無菌性壊死中心性漿液性脈絡網膜症多発性後極部網膜色素上皮症腱断裂アナフィラキシー筋力低下胃腸穿孔関節の不安定化

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 各用法における、用量(メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして)は次記のとおりである
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 1.筋肉内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回40〜120mg、1〜2週間隔1回
  • 2.関節腔内注射、軟組織内注射、腱鞘内注射、滑液嚢内注入:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回4〜40mg、間隔2週以上1回
  • 3.局所皮内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回2〜8mg宛40mgまで、週1回
  • 4.注腸:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回40〜120mg
  • 5.ネブライザー、鼻腔内注入、副鼻腔内注入、喉頭・気管注入、中耳腔内注入:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回2〜10mg、1日1〜3回
  • 6.鼻甲介内注射、鼻茸内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回4〜40mg

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 感染症のある関節腔内
    • 動揺関節の関節腔内
    • 感染症のある腱鞘内
    • 感染症のある滑液嚢内
    • 感染症のある腱周囲
    • 急性心筋梗塞
    • 憩室炎
    • 結核性疾患
    • 血栓症
    • 高血圧症
    • 後嚢白内障
    • 最近行った内臓の手術創
    • 消化性潰瘍
    • 精神病
    • 全身の真菌症
    • 単純疱疹性角膜炎
    • 電解質異常
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 緑内障

副作用

主な副作用

感染症骨頭無菌性壊死中心性漿液性脈絡網膜症多発性後極部網膜色素上皮症腱断裂

重大な副作用

アナフィラキシー胃腸穿孔関節の不安定化筋力低下痙攣血栓症骨粗鬆症後嚢白内障消化管出血消化性潰瘍食道炎視力障害精神変調続発性副腎皮質機能不全疼痛糖尿病浮腫カポジ肉腫ミオパシー緑内障失明頭蓋内圧亢進心破裂うつ状態うっ血性心不全

上記以外の副作用

悪心易刺激性胃痛嘔吐過敏症眼圧上昇眼球突出関節痛筋肉痛血圧上昇血管浮腫月経異常下痢眩暈口渇紅斑呼吸困難ざ瘡紫斑脂肪肝食欲亢進食欲不振視力低下蕁麻疹膵炎頭痛ステロイド腎症クッシング様症状創傷治癒障害そう痒組織萎縮による陥没体重増加多幸症脱毛窒素負平衡低カリウム性アルカローシスナトリウム貯留発汗異常白血球増多発疹発熱鼻炎皮下溢血皮膚色素沈着皮膚菲薄化疲労感無菌膿瘍腹部膨満感不眠脊椎圧迫骨折感染症悪化病的骨折満月様顔貌網膜障害胸やけ野牛肩全身潮紅脂肪織炎眼のかすみ精子数増減カリウム低下仮性脳腫瘍喘息発作を悪化皮膚線条多毛症皮膚脆弱化皮膚色素脱失感染症の徴候隠蔽腫脹悪化圧痛悪化疼痛悪化精子運動性増減ものが小さく見えるものがゆがんで見える視野の中心がゆがんで見えにくくなる限局性網膜剥離広範な網膜剥離アキレス腱断裂上腕骨頭無菌性壊死大腿骨頭無菌性壊死

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 感染症のある関節腔内
    • 動揺関節の関節腔内
    • 感染症のある腱鞘内
    • 感染症のある滑液嚢内
    • 感染症のある腱周囲
  • 原則禁止
    • 急性心筋梗塞
    • 憩室炎
    • 結核性疾患
    • 血栓症
    • 高血圧症
    • 後嚢白内障
    • 最近行った内臓の手術創
    • 消化性潰瘍
    • 精神病
    • 全身の真菌症
    • 単純疱疹性角膜炎
    • 電解質異常
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 緑内障
  • 慎重投与
    • 感染症
    • 甲状腺機能低下
    • 骨粗鬆症
    • 脂肪肝
    • 脂肪塞栓症
    • 重症筋無力症
    • 腎不全
    • 糖尿病
    • 潰瘍性大腸炎<切迫穿孔・膿瘍・他の化膿性感染症の疑いがある場合>
  • 注意
    • 薬物に過敏な喘息
    • 食物に過敏な喘息
    • 添加物に過敏な喘息
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • 投与開始前にHBs抗原陰性
  • 投与に際する指示
    • 結核性疾患

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 希望禁止
    • 幼児・乳児
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 新生児(0日〜27日)
  • 希望禁止
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
イトラコナゾール 本剤の作用が増強
ミコナゾール 本剤の作用が増強
卵胞ホルモン 本剤の作用が増強
アプレピタント 本剤の作用が増強
エリスロマイシン 本剤の作用が増強
キヌプリスチン 本剤の作用が増強
ダルホプリスチン 本剤の作用が増強
ジクロフェナク 消化器系の副作用<消化性潰瘍・消化管出血等>
サザピリン 消化器系の副作用<消化性潰瘍・消化管出血等>
非ステロイド系抗炎症剤 消化器系の副作用<消化性潰瘍・消化管出血等>
サザピリン サリチル酸中毒<眩暈・耳鳴・悪心・嘔吐・過呼吸・高熱・意識障害等の症状>
サリチル酸製剤 サリチル酸中毒<眩暈・耳鳴・悪心・嘔吐・過呼吸・高熱・意識障害等の症状>
アスピリン サリチル酸中毒<眩暈・耳鳴・悪心・嘔吐・過呼吸・高熱・意識障害等の症状>
β2−刺激剤 低カリウム血症
ヒドロクロロチアジド 低カリウム血症
トリクロルメチアジド 低カリウム血症
カリウム排泄型利尿剤 低カリウム血症
フロセミド 低カリウム血症
ジゴキシン 中毒
不活化ワクチン 効果を減弱
不活化ワクチン 効果を減弱
生ワクチン ワクチン株の異常増殖又は毒性の復帰
BCGワクチン ワクチン株の異常増殖又は毒性の復帰
生ワクチン ワクチン株の異常増殖又は毒性の復帰
シクロスポリン 痙攣
バルビツール酸誘導体 本剤の作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の作用が減弱
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の作用が減弱
パルナパリンナトリウム 作用を増強又は減弱
血液凝固阻止剤 作用を増強又は減弱
ワルファリンカリウム 作用を増強又は減弱
非脱分極性筋弛緩剤 四肢麻痺
ベクロニウム臭化物 四肢麻痺
パンクロニウム臭化物 四肢麻痺
経口糖尿病剤 当該薬剤の効果が減弱
アカルボース 当該薬剤の効果が減弱
トルブタミド 当該薬剤の効果が減弱
インスリン製剤 当該薬剤の効果が減弱

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.筋肉内注射:
    1).内科・小児科領域:
    (1).内分泌疾患:*副腎性器症候群。
    (2).膠原病:リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)、エリテマトーデス(全身性エリテマトーデス及び慢性円板状エリテマトーデス)、全身性血管炎(大動脈炎症候群、結節性動脈周囲炎、多発性動脈炎、ヴェゲナ肉芽腫症を含む)、多発性筋炎(皮膚筋炎)。
    (3).アレルギー性疾患:気管支喘息(但し、筋肉内注射以外の投与法では不適当な場合に限る)、*喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)、*薬剤アレルギー・*薬剤中毒、その他の*化学物質アレルギー・*化学物質中毒(薬疹、中毒疹を含む)、*蕁麻疹<慢性例を除く重症例に限る>、*血清病。
    (4).血液疾患:*溶血性貧血(免疫性溶血性貧血又は免疫性機序の疑われるもの)、*白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、*顆粒球減少症(本態性、続発性)、*紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)、*再生不良性貧血。
    (5).神経疾患:*脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いる)、*多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)、*顔面神経麻痺、*脊髄蜘網膜炎、*小舞踏病。
    (6).消化器疾患:*胆汁うっ滞型急性肝炎、*肝硬変(活動型肝硬変、難治性腹水を伴う肝硬変、胆汁うっ滞を伴う肝硬変)、*劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)、*限局性腸炎、*潰瘍性大腸炎。
    (7).循環器疾患:*ネフローゼ及び*ネフローゼ症候群、*うっ血性心不全。
    (8).重症感染症:*重症感染症(化学療法と併用する)。
    (9).新陳代謝疾患:*特発性低血糖症。
    (10).その他内科的疾患:*悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)、*重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)。
    2).外科領域:*副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲、*蛇毒・*昆虫毒(重症の虫さされを含む)。
    3).整形外科領域:強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)、関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)、リウマチ性多発筋痛。
    4).泌尿器科領域:*前立腺癌(他の療法が無効な場合)、*陰茎硬結。
    5).眼科領域:*内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ぶどう膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺の対症療法)、*外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合)、*眼科領域の術後炎症。
    6).皮膚科領域:※*湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部湿疹あるいは肛門湿疹、耳介湿疹・皮膚炎及び外耳道湿疹・皮膚炎、鼻前庭湿疹・皮膚炎及び鼻翼周辺湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しない)、※*痒疹群<重症例に限る>(小児ストロフルス<重症例に限る>、蕁麻疹様苔癬<重症例に限る>、固定蕁麻疹<重症例に限る><局注が望ましい>を含む)、※*乾癬及び類症[尋常性乾癬<重症例>、関節症性乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群]、※*扁平苔癬<重症例に限る>、*成年性浮腫性硬化症、*紅斑症(※多形滲出性紅斑<重症例に限る>、結節性紅斑)、*アナフィラクトイド紫斑<重症例に限る>(単純型アナフィラクトイド紫斑<重症例に限る>、シェーンライン型アナフィラクトイド紫斑<重症例に限る>、ヘノッホ型アナフィラクトイド紫斑<重症例に限る>)、*ウェーバー・クリスチャン病、*粘膜皮膚眼症候群[開口部糜爛性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病<眼症状のない場合>、リップシュッツ急性陰門潰瘍]、*天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear−Usher症候群、増殖性天疱瘡)、*デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)、*帯状疱疹<重症例に限る>、*潰瘍性慢性膿皮症、*新生児スクレレーマ、*レイノー病、※*紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)、*強皮症。
    7).耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎、血管運動<神経>性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、*喉頭ポリープ・*喉頭結節。
    8).口腔外科領域:口腔外科領域手術後の後療法。
    *印:経口投与不能な場合のみ用いる。
    ※印:外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いる。
    2.関節腔内注射(整形外科領域):強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎、関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)、変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合)、外傷後関節炎、非感染性慢性関節炎。
    3.軟組織内注射:
    1).整形外科領域:関節周囲炎(非感染性関節周囲炎に限る)、腱周囲炎(非感染性腱周囲炎に限る)、腱炎(非感染性腱炎に限る)。
    2).耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、難治性口内炎及び難治性舌炎(局所療法で治癒しないもの)。
    4.腱鞘内注射(整形外科領域):関節周囲炎(非感染性関節周囲炎に限る)、腱周囲炎(非感染性腱周囲炎に限る)、腱炎(非感染性腱炎に限る)、腱鞘炎(非感染性腱鞘炎に限る)。
    5.滑液嚢内注入(整形外科領域):関節周囲炎(非感染性関節周囲炎に限る)、腱周囲炎(非感染性腱周囲炎に限る)、滑液包炎(非感染性滑液包炎に限る)。
    6.局所皮内注射:
    1).泌尿器科領域:陰茎硬結。
    2).皮膚科領域:※湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部湿疹あるいは肛門湿疹、耳介湿疹・皮膚炎及び外耳道湿疹・皮膚炎、鼻前庭湿疹・皮膚炎及び鼻翼周辺湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与せず、局注は浸潤、苔癬化の著しい場合のみとする)、※痒疹群<重症例に限る>(小児ストロフルス<重症例に限る>、蕁麻疹様苔癬<重症例に限る>、固定蕁麻疹<重症例に限る><局注が望ましい>を含む)、乾癬及び類症[※尋常性乾癬<重症例>]、※扁平苔癬<重症例に限る>、限局性強皮症、※円形脱毛症(悪性型円形脱毛症に限る)、※早期ケロイド及び※ケロイド防止。
    3).耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法。
    ※印:外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いる。
    7.注腸:
    内科・小児科領域(消化器疾患):限局性腸炎、潰瘍性大腸炎。
    8.ネブライザー:
    1).内科・小児科領域:
    (1).アレルギー性疾患:気管支喘息、喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)。
    (2).呼吸器疾患:びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)。
    2).外科領域:侵襲後肺水腫。
    3).耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎、血管運動<神経>性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、喉頭ポリープ・喉頭結節。
    9.鼻腔内注入(耳鼻咽喉科領域):耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎、血管運動<神経>性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)。
    10.副鼻腔内注入(耳鼻咽喉科領域):耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎。
    11.鼻甲介内注射(耳鼻咽喉科領域):耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、血管運動<神経>性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)。
    12.鼻茸内注射(耳鼻咽喉科領域):副鼻腔炎・鼻茸。
    13.喉頭・気管注入(耳鼻咽喉科領域):耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、進行性壊疽性鼻炎、喉頭ポリープ・喉頭結節。
    14.中耳腔内注入(耳鼻咽喉科領域):耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法。

    用法・用量(添付文書全文)

    各用法における、用量(メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして)は次記のとおりである。なお、年齢、症状により適宜増減する。
    1.筋肉内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回40〜120mg、1〜2週間隔1回。
    2.関節腔内注射、軟組織内注射、腱鞘内注射、滑液嚢内注入:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回4〜40mg、間隔2週以上1回。
    3.局所皮内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回2〜8mg宛40mgまで、週1回。
    4.注腸:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回40〜120mg。
    5.ネブライザー、鼻腔内注入、副鼻腔内注入、喉頭・気管注入、中耳腔内注入:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回2〜10mg、1日1〜3回。
    6.鼻甲介内注射、鼻茸内注射:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとして1回4〜40mg。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    1.重大な副作用
    1).アナフィラキシー(頻度不明):呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等のアナフィラキシーが現れた場合には、血圧の維持、体液の補充管理、気道の確保等の適切な処置を行う。
    2).感染症(頻度不明):ウイルス、細菌、真菌、原虫、寄生虫等による感染症の誘発又は感染症の徴候隠蔽、感染症悪化等が現れることがある(これらの感染症の発現頻度は、副腎皮質ホルモン剤を増量すると高くなるとの報告があるので、抗菌剤等による適切な処置を行う)。また、B型肝炎ウイルス増殖による肝炎が現れることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
    3).続発性副腎皮質機能不全(頻度不明):続発性副腎皮質機能不全が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに再投与又は増量するなど適切な処置を行う。
    4).骨粗鬆症(頻度不明)、骨頭無菌性壊死(頻度不明):骨粗鬆症が現れ、脊椎圧迫骨折、病的骨折を起こすことがあり、また、大腿骨頭無菌性壊死及び上腕骨頭無菌性壊死等の骨頭無菌性壊死が現れることがあるので、疼痛等の症状の観察を十分に行い、異常が認められた場合にはMRI等の検査を実施し、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    5).胃腸穿孔(頻度不明)、消化管出血(頻度不明)、消化性潰瘍(頻度不明):胃腸穿孔、消化管出血、消化性潰瘍が現れることがあるので、便潜血のチェック等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    6).ミオパシー(頻度不明):連用によりミオパシーが現れることがあるので、筋力低下等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    7).血栓症(頻度不明):血栓症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    8).頭蓋内圧亢進(頻度不明)、痙攣(頻度不明):頭蓋内圧亢進、痙攣が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    9).精神変調(頻度不明)、うつ状態(頻度不明):精神変調、うつ状態が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    10).糖尿病(頻度不明):糖尿病が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    11).緑内障(頻度不明)、後嚢白内障(頻度不明)、中心性漿液性脈絡網膜症(頻度不明)、多発性後極部網膜色素上皮症(頻度不明):連用により眼圧上昇、緑内障、後嚢白内障(症状:眼のかすみ)、中心性漿液性脈絡網膜症・多発性後極部網膜色素上皮症(症状:視力低下、ものがゆがんで見える、ものが小さく見える、視野の中心がゆがんで見えにくくなる、中心性漿液性脈絡網膜症では限局性網膜剥離がみられ、進行すると広範な網膜剥離を生じる多発性後極部網膜色素上皮症となる)を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい(なお、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う)。
    12).心破裂(頻度不明):急性心筋梗塞を起こした患者で、心破裂が現れたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    13).うっ血性心不全(頻度不明):うっ血性心不全が現れたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には心電図等の検査を実施し、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    14).食道炎(頻度不明):食道炎が現れたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    15).カポジ肉腫(頻度不明):カポジ肉腫が現れたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    16).腱断裂(頻度不明):アキレス腱断裂等の腱断裂が現れたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    17).失明(頻度不明)、視力障害(頻度不明):頭皮、鼻内又は咽・喉頭部への使用により失明、視力障害が現れたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.類薬における副作用
    気管支喘息発作の悪化:気管支喘息患者で他の副腎皮質ホルモン剤の投与により喘息発作を悪化させたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
    3.その他の副作用(頻度不明)
    1).内分泌:月経異常、クッシング様症状。
    2).消化器:膵炎、下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進。
    3).循環器:血圧上昇。
    4).精神神経系:多幸症、不眠、頭痛、眩暈。
    5).筋・骨格:筋力低下、筋肉痛、関節痛。
    6).投与部位:
    (1).関節腔内投与:関節の不安定化[このような症状が現れた場合には投与を中止する(関節の不安定化は投与直後に患部を強く動かすと起こりやすいとされているので、関節腔内投与後は患者をしばらく安静にさせる)]、関節腔内投与により、疼痛悪化・腫脹悪化・圧痛悪化。
    (2).筋肉内、皮内投与:局所に組織萎縮による陥没。
    7).脂質・蛋白質代謝:満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡。
    8).肝臓:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、脂肪肝。
    9).体液・電解質:浮腫、低カリウム性アルカローシス、カリウム低下、ナトリウム貯留。
    10).眼:網膜障害、眼球突出。
    11).血液:白血球増多。
    12).皮膚:創傷治癒障害、紫斑、皮下溢血、ざ瘡、多毛症、脱毛、皮膚色素沈着、皮膚色素脱失、皮膚線条、発汗異常、皮膚菲薄化・皮膚脆弱化、脂肪織炎。
    13).過敏症:発疹、紅斑、そう痒。
    14).その他:発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数増減及び精子運動性増減、鼻内投与による鼻炎、無菌膿瘍、仮性脳腫瘍、易刺激性。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.次の患者又は部位には投与しない:
    1).本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2).感染症のある関節腔内、感染症のある滑液嚢内、感染症のある腱鞘内又は感染症のある腱周囲[免疫機能を抑制し、宿主防御能を低下させるので、感染症を悪化させる恐れがある]。
    3).動揺関節の関節腔内[関節の不安定化が起こり、症状を悪化させる恐れがある]。
    2.次の薬剤を投与しない:生ワクチン又は弱毒生ワクチン。
    (原則禁忌)
    1.有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者[免疫機能を抑制し、宿主防御能を低下させるので、感染症を悪化させる恐れがある]。
    2.消化性潰瘍、憩室炎の患者[消化管粘膜保護作用を減弱させ、また、組織の修復を阻害するので、症状を悪化させる恐れがある]。
    3.精神病の患者[中枢神経刺激作用により、症状を悪化させる恐れがある]。
    4.結核性疾患の患者[免疫機能を抑制し、宿主防御能を低下させ、症状を悪化又は顕性化させる恐れがあるので、適宜抗結核療法を併用する]。
    5.単純疱疹性角膜炎の患者[角膜穿孔が生じる恐れがある]。
    6.後嚢白内障の患者[水晶体嚢の透過性を変化させ、症状を悪化させる恐れがある]。
    7.緑内障の患者[眼圧を上昇させ、症状を悪化させる恐れがある]。
    8.高血圧症の患者[ナトリウム貯留作用により、症状を悪化させる恐れがある]。
    9.電解質異常のある患者[電解質代謝に影響を与えるので、症状を悪化させる恐れがある]。
    10.血栓症の患者[血液凝固促進作用により、症状を悪化させる恐れがある]。
    11.最近行った内臓の手術創のある患者[組織の修復を阻害するので、創傷治癒が障害される恐れがある]。
    12.急性心筋梗塞を起こした患者[心破裂を起こしたとの報告がある]。
    (慎重投与)
    1.感染症の患者[免疫機能を抑制し、宿主防御能を低下させ、症状を悪化させる恐れがあり、また、炎症反応を抑制し、徴候を隠蔽する恐れがあるので、感染症に対する適切な処置を行う]。
    2.糖尿病の患者[糖新生を促進させ、また、細胞のインスリンに対する感受性を低下させるので、症状を悪化させる恐れがある]。
    3.骨粗鬆症の患者[骨基質の合成を阻害し、骨形成を抑制するので、症状を悪化させる恐れがある]。
    4.腎不全の患者、うっ血性心不全の患者[ナトリウム貯留作用により、症状を悪化させる恐れがある]。
    5.甲状腺機能低下のある患者、肝硬変の患者[代謝が阻害され、副作用が現れる恐れがある]。
    6.脂肪肝、脂肪塞栓症の患者[脂質代謝に影響を与えるので、症状を悪化させる恐れがある]。
    7.重症筋無力症の患者[使用当初、一時症状を悪化させる恐れがある]。
    8.気管支喘息の患者。
    9.潰瘍性大腸炎<切迫穿孔・膿瘍・他の化膿性感染症の疑いがある場合>の患者[炎症反応を抑制するので、これらの疑いがある場合、その徴候を隠蔽する恐れがある]。
    10.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の投与により、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害等の重篤な副作用が現れることがあるので、本剤の投与にあたっては、次の注意が必要である。
    1).投与に際しては特に適応、症状を考慮し、他の治療法によって十分に治療効果が期待できる場合には、本剤を投与しない。また、局所的投与で十分な場合には、局所療法を行う。
    2).投与中は副作用の出現に対し、常に十分な配慮と観察を行い、また、患者をストレスから避けるようにし、事故、手術等の場合には増量するなど適切な処置を行う。
    3).副腎皮質ホルモン剤の連用後、投与を急に中止すると、ときに発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショック等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う(離脱症状が現れた場合には、直ちに再投与又は増量する)。
    2.副腎皮質ホルモン剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者において、B型肝炎ウイルス増殖による肝炎が現れることがあるので、本剤の投与期間中及び投与終了後は継続して肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の発現に注意し、異常が認められた場合には、本剤の減量を考慮し、抗ウイルス剤を投与するなど適切な処置を行う。なお、投与開始前にHBs抗原陰性の患者において、B型肝炎ウイルスによる肝炎を発症した症例が報告されている。
    3.他の副腎皮質ホルモン剤の投与により、気管支喘息患者の喘息発作を悪化させたとの報告があるので、薬物に過敏な喘息、食物に過敏な喘息、添加物に過敏な喘息等の患者には特に注意が必要である。
    4.特に、本剤投与中に水痘又は麻疹に感染すると、致命的な経過をたどることがあるので、次の注意が必要である。
    1).本剤投与前に水痘又は麻疹の既往や予防接種の有無を確認する。
    2).水痘又は麻疹の既往のない患者においては、水痘又は麻疹への感染を極力防ぐよう常に十分な配慮と観察を行う。水痘又は麻疹への感染が疑われる場合や感染した場合には、直ちに受診するよう指導し、適切な処置を講ずる。
    3).水痘又は麻疹の既往や予防接種を受けたことがある患者であっても、本剤投与中は、水痘又は麻疹を発症する可能性があるので留意する。
    5.強皮症患者における強皮症腎クリーゼの発現率は、副腎皮質ホルモン剤投与患者で高いとの報告があるので、本剤を強皮症患者に投与する場合は、血圧及び腎機能を慎重にモニターし、強皮症腎クリーゼの徴候や症状の出現に注意する。また、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
    (相互作用)
    本剤は主として薬物代謝酵素CYP3A4で代謝される。
    1.併用禁忌:生ワクチン又は弱毒生ワクチン(乾燥BCGワクチン等)[ワクチン株の異常増殖又は毒性の復帰が現れる恐れがある(免疫抑制が生じる量の副腎皮質ホルモン剤の投与を受けている患者)]。
    2.併用注意:
    1).シクロスポリン[双方の血中濃度が上昇する恐れがあり、また、痙攣が起こる恐れがあるので、必要に応じて本剤又はシクロスポリンを減量するなど用量に注意する(相互に代謝が阻害される)]。
    2).エリスロマイシン、イトラコナゾール、ミコナゾール、キヌプリスチン、ダルホプリスチン、エストロゲン<経口避妊薬を含む>、アプレピタント[本剤の作用が増強する恐れがあるので、必要に応じて本剤又はこれらの薬剤を減量するなど用量に注意する(これらの薬剤が代謝酵素(CYP3A4)を阻害することにより、本剤の代謝が阻害される)]。
    3).抗凝血剤(パルナパリンナトリウム、ワルファリンカリウム等)[抗凝血剤の作用を増強又は減弱させる恐れがあるので、必要に応じて本剤又は抗凝血剤の用量を調節する(本剤は血液凝固能を高め、抗凝血剤の効果に拮抗する可能性があり、また一方、本剤は消化器系の副作用により、抗凝血剤の出血の危険性が増大する可能性がある)]。
    4).非脱分極性筋弛緩剤(ベクロニウム臭化物、パンクロニウム臭化物等)[非脱分極性筋弛緩剤の作用を増強又は減弱させる恐れがあり、また、併用により短期間でミオパシーが現れ、四肢麻痺に至る恐れがあるので、必要に応じて本剤又は非脱分極性筋弛緩剤の用量を調節する(機序不明)]。
    5).非ステロイド性解熱鎮痛消炎剤(サザピリン、ジクロフェナク等)[消化器系の副作用<消化性潰瘍・消化管出血等>を起こす恐れが高くなるので、必要に応じて本剤又は非ステロイド性解熱鎮痛消炎剤を減量するなど用量に注意する(ともに消化器系の副作用を起こす恐れがある)]。
    6).カリウム排泄型利尿剤(トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド、フロセミド等)[低カリウム血症が現れる恐れがあるので、必要に応じて本剤又はカリウム排泄型利尿剤を減量するなど用量に注意する(カリウム排泄が促進される)]。
    7).ジゴキシン[ジゴキシン中毒が現れる恐れがあるので、必要に応じて本剤又はジゴキシンを減量するなど用量に注意する(カリウム排泄による血中カリウム値低下により、ジゴキシンの作用が増強する)]。
    8).サリチル酸誘導体(サザピリン、アスピリン等)[サリチル酸中毒<眩暈・耳鳴・悪心・嘔吐・過呼吸・高熱・意識障害等の症状>を起こす恐れがあるので、必要に応じて本剤又はサリチル酸誘導体の用量を調節し、サリチル酸中毒が現れた場合には、サリチル酸誘導体の投与を中止するなど適切な処置を行う(本剤はサリチル酸誘導体の代謝・排泄を促進すると考えられているので、本剤の急な減量又は中止により、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加すると考えられる)]。
    9).バルビツール酸誘導体(フェノバルビタール等)、フェニトイン、リファンピシン、カルバマゼピン[本剤の作用が減弱する恐れがあるので、必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の用量を調節する(本剤の代謝が促進される)]。
    10).経口糖尿病用剤(アカルボース、トルブタミド等)、インスリン製剤[これらの薬剤の効果が減弱される恐れがあるので、必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の用量を調節する(本剤の糖新生促進作用等により、血糖値を上昇させる)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者には慎重に投与する[高齢者に長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後嚢白内障、緑内障等の副作用が現れやすい]。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物実験(マウス)で催奇形作用(口蓋裂)が報告されており、また、新生児に副腎不全を起こすことがある]。
    2.授乳婦:本剤投与中は授乳を避けさせる[母乳中へ移行することがある]。
    (小児等への投与)
    1.観察を十分に行う[小児等の発育抑制が現れることがある]。
    2.長期投与した場合、頭蓋内圧亢進症状が現れることがある。
    3.小児等では、筋肉内又は皮内投与はなるべく避ける[特に投与部位の組織萎縮<陥没>を起こしやすい]。
    (適用上の注意)
    1.投与経路:本剤は用法・用量にしたがって使用し、静脈内注射、脊髄腔内注射、硬膜外注射、眼科用等に対して使用しない。
    2.筋肉内投与時:
    1).筋肉内投与時神経走行部位を避けるように注意する。
    2).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位を変えて注射する。
    (その他の注意)
    1.β2−刺激剤との併用により、低カリウム血症が現れることがある。
    2.外国において、死菌ワクチン又は不活化ワクチンの効果を減弱させるとの報告がある。
    3.副腎皮質ホルモン剤の投与により、皮膚試験の反応が抑制されることがあるので、本剤投与中に皮膚試験を実施する場合は注意する。

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