基本情報

薬効分類

副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射薬)詳しく見る

  • 抗炎症作用、免疫抑制作用などにより、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、血液疾患などに効果をあらわす薬
副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射薬)の代表的な商品名
  • プレドニン プレドニゾロン
  • メドロール
  • デカドロン
  • ゼンタコート

効能・効果詳しく見る

  • アレルギー性鼻炎
  • 外傷後関節炎
  • ケロイドの防止
  • 早期ケロイド
  • 変形性関節症
  • 関節リウマチ
  • 悪性型円形脱毛症
  • 非感染性滑液包炎
  • 非感染性関節周囲炎
  • 非感染性腱炎
  • 非感染性腱周囲炎
  • 非感染性腱鞘炎

注意すべき副作用詳しく見る

感染症骨頭無菌性壊死アナフィラキシー後嚢白内障血栓症関節の不安定化

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.筋肉内注射:1回0.2〜1.0mLを筋肉内注射する
  • 症状により3〜4時間ごとに同量を繰り返し投与する
  • 2.関節腔内注射:1回0.1〜1.5mLを関節腔内注射する
  • 原則として投与間隔を2週間以上とする
    • なお、症状あるいは注入関節の大小に応じて適宜増減する
  • 3.軟組織内注射:1回0.1〜1.5mLを軟組織内注射する
  • 原則として投与間隔を2週間以上とする
    • なお、症状あるいは注入部位により適宜増減する
  • 4.腱鞘内注射:1回0.1〜1.5mLを腱鞘内注射する
  • 原則として投与間隔を2週間以上とする
    • なお、症状あるいは注入部位により適宜増減する
  • 5.滑液嚢内注入:1回0.1〜1.5mLを滑液嚢内注入する
  • 原則として投与間隔を2週間以上とする
    • なお、症状あるいは注入部位により適宜増減する
  • 6.局所皮内注射:必要があれば本剤を生理食塩液で2〜6倍に希釈し、1回0.1〜0.2mLを局所皮内注射する
  • 7.鼻腔内注入:1回1.0〜3.0mLを1日1〜数回鼻腔内注入する
  • 8.鼻甲介内注射:1回0.1〜1.5mLを鼻甲介内注射する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 感染症のある関節腔内
    • 動揺関節の関節腔内
    • 感染症のある腱鞘内
    • 感染症のある腱周囲
    • 感染症のある滑液嚢内
    • 急性心筋梗塞
    • 結核性疾患
    • 血栓症
    • 高血圧症
    • 後嚢白内障
    • 最近行った内臓の手術創
    • 消化性潰瘍
    • 精神病
    • 全身の真菌症
    • 単純疱疹性角膜炎
    • 電解質異常
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 緑内障

副作用

主な副作用

感染症骨頭無菌性壊死

重大な副作用

アナフィラキシー関節の不安定化血栓症後嚢白内障消化管潰瘍ショック浮腫誘発感染症緑内障消化管穿孔

上記以外の副作用

悪心胃痛嘔吐眼圧亢進眼球突出関節痛顔面紅斑筋肉痛痙攣血圧上昇血管浮腫月経異常下痢眩暈口渇呼吸困難骨粗鬆症ざ瘡紫斑脂肪肝しゃっくり食欲亢進食欲不振蕁麻疹膵炎頭痛ステロイド腎症精神変調創傷治癒障害続発性副腎皮質機能不全組織萎縮による陥没体重増加多幸症脱毛多毛窒素負平衡低カリウム性アルカローシス疼痛糖尿病発汗異常白血球増多発熱皮下溢血皮膚色素沈着皮膚そう痒皮膚菲薄化疲労感腹部膨満感不眠満月様顔貌ミオパシー胸やけ網膜障害野牛肩全身潮紅脂肪織炎圧痛増悪腫脹増悪精子数増減疼痛増悪皮膚脆弱化皮膚線条中心性漿液性網脈絡膜症精子運動性増減感染症増悪結合組織菲薄化クッシング症候群様症状結合組織脆弱化大腿骨頭無菌性壊死上腕骨頭無菌性壊死うつ状態

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 感染症のある関節腔内
    • 動揺関節の関節腔内
    • 感染症のある腱鞘内
    • 感染症のある腱周囲
    • 感染症のある滑液嚢内
  • 原則禁止
    • 急性心筋梗塞
    • 結核性疾患
    • 血栓症
    • 高血圧症
    • 後嚢白内障
    • 最近行った内臓の手術創
    • 消化性潰瘍
    • 精神病
    • 全身の真菌症
    • 単純疱疹性角膜炎
    • 電解質異常
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 緑内障
  • 慎重投与
    • 肝硬変
    • 感染症
    • 甲状腺機能低下
    • 骨粗鬆症
    • 脂肪塞栓症
    • 脂肪肝
    • 重症筋無力症
    • 腎不全
    • 糖尿病
  • 注意
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • 投与開始前にHBs抗原陰性

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 希望禁止
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・乳児
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 新生児(0日〜27日)
  • 希望禁止
    • 乳児(0日〜364日)
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 幼児(0歳〜6歳)
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 新生児(0日〜27日)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
シクロスポリン 血中濃度が上昇
塩酸リトドリン 肺水腫
生ワクチン ワクチン由来の感染を増強又は持続
バルビツール酸誘導体 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の作用が減弱
利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く> 低カリウム血症
フロセミド 低カリウム血症
アセタゾラミド 低カリウム血症
トリクロルメチアジド 低カリウム血症
ベクロニウム臭化物 筋弛緩作用が減弱又は増強
パンクロニウム臭化物 筋弛緩作用が減弱又は増強
非脱分極性筋弛緩剤 筋弛緩作用が減弱又は増強
ワクチン 抗体反応の欠如
種痘 抗体反応の欠如
ワルファリンカリウム 作用を減弱
血液凝固阻止剤 作用を減弱
インスリン製剤 効果を減弱
アセトヘキサミド 効果を減弱
ブホルミン塩酸塩 効果を減弱
クロルプロパミド 効果を減弱
経口糖尿病剤 効果を減弱
エリスロマイシン 本剤の作用が増強
サリチル酸製剤 サリチル酸中毒
アスピリン サリチル酸中毒
アスピリンダイアルミネート サリチル酸中毒
サザピリン サリチル酸中毒

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.筋肉内注射:アレルギー性鼻炎。
    2.関節腔内注射:関節リウマチ、変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合)、外傷後関節炎。
    3.軟組織内注射:関節周囲炎(非感染性関節周囲炎に限る)、腱炎(非感染性腱炎に限る)、腱周囲炎(非感染性腱周囲炎に限る)。
    4.腱鞘内注射:関節周囲炎(非感染性関節周囲炎に限る)、腱炎(非感染性腱炎に限る)、腱鞘炎(非感染性腱鞘炎に限る)、腱周囲炎(非感染性腱周囲炎に限る)。
    5.滑液嚢内注入:関節周囲炎(非感染性関節周囲炎に限る)、腱周囲炎(非感染性腱周囲炎に限る)、滑液包炎(非感染性滑液包炎に限る)。
    6.局所皮内注射:*円形脱毛症(悪性型円形脱毛症に限る)、*早期ケロイド及び*ケロイド防止。
    7.鼻腔内注入:アレルギー性鼻炎。
    8.鼻甲介内注射:アレルギー性鼻炎。
    *印の付されている効能・効果に対しては、外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いる。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.筋肉内注射:1回0.2〜1.0mLを筋肉内注射する。症状により3〜4時間ごとに同量を繰り返し投与する。
    2.関節腔内注射:1回0.1〜1.5mLを関節腔内注射する。原則として投与間隔を2週間以上とする。なお、症状あるいは注入関節の大小に応じて適宜増減する。
    3.軟組織内注射:1回0.1〜1.5mLを軟組織内注射する。原則として投与間隔を2週間以上とする。なお、症状あるいは注入部位により適宜増減する。
    4.腱鞘内注射:1回0.1〜1.5mLを腱鞘内注射する。原則として投与間隔を2週間以上とする。なお、症状あるいは注入部位により適宜増減する。
    5.滑液嚢内注入:1回0.1〜1.5mLを滑液嚢内注入する。原則として投与間隔を2週間以上とする。なお、症状あるいは注入部位により適宜増減する。
    6.局所皮内注射:必要があれば本剤を生理食塩液で2〜6倍に希釈し、1回0.1〜0.2mLを局所皮内注射する。
    7.鼻腔内注入:1回1.0〜3.0mLを1日1〜数回鼻腔内注入する。
    8.鼻甲介内注射:1回0.1〜1.5mLを鼻甲介内注射する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    再評価結果における安全性評価対象例321例中、副作用は11例(3.4%)に認められた。主なものは、局注部位の皮膚萎縮陥没が3件等であった。
    1.重大な副作用:次の症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には適切な処置を行う。
    1).ショック、アナフィラキシー(0.1%未満):ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等の症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).誘発感染症、感染症の増悪(頻度不明):誘発感染症、感染症増悪が現れることがある。また、B型肝炎ウイルス増殖による肝炎が現れることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
    3).続発性副腎皮質機能不全、糖尿病(頻度不明)。
    4).消化管潰瘍、消化管穿孔(頻度不明):消化管潰瘍、消化管穿孔が現れるとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行う。
    5).膵炎(頻度不明)。
    6).精神変調、うつ状態、痙攣(頻度不明)。
    7).骨粗鬆症、大腿骨頭無菌性壊死及び上腕骨頭無菌性壊死等の骨頭無菌性壊死、ミオパシー(頻度不明)。
    8).緑内障、後嚢白内障(頻度不明):連用により眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい。
    9).血栓症(頻度不明):血栓症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次の症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には適切な処置を行う。
    1).投与部位:(頻度不明)関節の不安定化(関節腔内注射時)[症状が現れた場合には投与を中止する(関節の不安定化は投与直後に患部を強く動かすと起こりやすいとされているので、関節腔内投与後は患者をしばらく安静にさせる)]、疼痛増悪・腫脹増悪・圧痛増悪(関節腔内注射時)、局所組織萎縮による陥没(筋肉内又は皮内注射時)。
    2).内分泌系:(頻度不明)月経異常、クッシング症候群様症状。
    3).消化器:(頻度不明)下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進。
    4).精神神経系:(頻度不明)多幸症、不眠、頭痛、眩暈。
    5).筋・骨格:(頻度不明)筋肉痛、関節痛。
    6).脂質・蛋白質代謝:(頻度不明)満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝。
    7).体液・電解質:(頻度不明)浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス。
    8).眼:(頻度不明)中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出。
    9).血液:(頻度不明)白血球増多。
    10).皮膚:(頻度不明)ざ瘡、多毛、脱毛、皮膚色素沈着、皮下溢血、紫斑、皮膚線条、皮膚そう痒、発汗異常、顔面紅斑、脂肪織炎。
    11).その他:(頻度不明)発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数増減及び精子運動性増減、創傷治癒障害、皮膚菲薄化・皮膚脆弱化・結合組織菲薄化・結合組織脆弱化、しゃっくり。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.感染症のある関節腔内、感染症のある滑液嚢内、感染症のある腱鞘内又は感染症のある腱周囲[免疫機能抑制作用により、感染症が増悪することがある]。
    3.動揺関節の関節腔内[関節症状が増悪することがある]。
    (原則禁忌)
    1.有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者[免疫機能抑制作用により、症状が増悪することがある]。
    2.消化性潰瘍の患者[肉芽組織増殖抑制作用により、潰瘍治癒(組織修復)が障害されることがある]。
    3.精神病の患者[大脳辺縁系の神経伝達物質に影響を与え、症状が増悪することがある]。
    4.結核性疾患の患者[免疫機能抑制作用により、症状が増悪することがある]。
    5.単純疱疹性角膜炎の患者[免疫機能抑制作用により、症状が増悪することがある]。
    6.後嚢白内障の患者[症状が増悪することがある]。
    7.緑内障の患者[眼圧の亢進により、緑内障が増悪することがある]。
    8.高血圧症の患者[電解質代謝作用により、高血圧症が増悪することがある]。
    9.電解質異常のある患者[電解質代謝作用により、電解質異常が増悪することがある]。
    10.血栓症の患者[血液凝固促進作用により、症状が増悪することがある]。
    11.最近行った内臓の手術創のある患者[創傷治癒(組織修復)が障害されることがある]。
    12.急性心筋梗塞を起こした患者[心破裂を起こしたとの報告がある]。
    (慎重投与)
    1.感染症の患者[免疫機能抑制作用により、感染症が増悪する恐れがある]。
    2.糖尿病の患者[糖新生作用等により血糖が上昇し、糖尿病が増悪する恐れがある]。
    3.骨粗鬆症の患者[蛋白異化作用等により、骨粗鬆症が増悪する恐れがある]。
    4.腎不全の患者[薬物の排泄が遅延するため、体内蓄積による副作用が現れる恐れがある]。
    5.甲状腺機能低下のある患者[血中半減期が延長するとの報告があり、副作用が現れる恐れがある]。
    6.肝硬変の患者[代謝酵素活性の低下等により、副作用が現れやすい]。
    7.脂肪肝の患者[脂肪分解・再分布作用により、肝臓への脂肪沈着が増大し、脂肪肝が増悪する恐れがある]。
    8.脂肪塞栓症の患者[大量投与により脂肪塞栓症が起こるとの報告があり、症状が増悪する恐れがある]。
    9.重症筋無力症の患者[使用当初、一時症状が増悪する恐れがある]。
    10.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の投与により、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化管潰瘍、糖尿病、精神障害等の重篤な副作用が現れることがあるので、本剤の投与にあたっては次の注意が必要である。
    1).投与に際しては、特に適応、症状を考慮し、他の治療法によって十分に治療効果が期待できる場合には、本剤を投与しない。また、局所的投与で十分な場合には、局所療法を行う。
    2).投与中は副作用の発現に対し、常に十分な配慮と観察を行い、また、患者をストレスから避けるようにし、事故、手術等の場合には増量するなど適切な処置を行う。
    3).特に、本剤投与中に水痘又は麻疹に感染すると、致命的な経過をたどることがあるので、次の注意が必要である。
    (1).本剤投与前に水痘又は麻疹の既往や予防接種の有無を確認する。
    (2).水痘又は麻疹の既往のない患者においては、水痘又は麻疹への感染を極力防ぐよう常に十分な配慮と観察を行う。水痘又は麻疹への感染が疑われる場合や感染した場合には、直ちに受診するよう指導し、適切な処置を講ずる。
    (3).水痘又は麻疹の既往や予防接種を受けたことがある患者であっても、本剤投与中は、水痘又は麻疹を発症する可能性があるので留意する。
    4).連用後、投与を急に中止すると、ときに発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショック等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う(離脱症状が現れた場合には、直ちに再投与又は増量する)。
    2.副腎皮質ホルモン剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者において、B型肝炎ウイルス増殖による肝炎が現れることがあるので、本剤の投与期間中及び投与終了後は継続して肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の発現に注意し、異常が認められた場合には、本剤の減量を考慮し、抗ウイルス剤を投与するなど適切な処置を行う。なお、投与開始前にHBs抗原陰性の患者において、B型肝炎ウイルスによる肝炎を発症した症例が報告されている。
    3.本剤の長期あるいは大量投与中の患者、又は投与中止後6カ月以内の患者では、免疫機能が低下していることがあり、生ワクチンの接種により、ワクチン由来の感染を増強又は持続させる恐れがあるので、これらの患者には生ワクチンを接種しない。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.バルビツール酸誘導体(フェノバルビタール)、フェニトイン、リファンピシン[本剤の作用が減弱することが報告されているので、併用する場合には用量に注意する(バルビツール酸誘導体、フェニトイン、リファンピシンはCYPを誘導し、本剤の代謝が促進される)]。
    2.サリチル酸誘導体(アスピリン、アスピリンダイアルミネート、サザピリン等)[併用時に本剤を減量すると、サリチル酸中毒を起こすことが報告されているので、併用する場合には用量に注意する(本剤はサリチル酸誘導体の腎排泄と肝代謝を促進し、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が低下する)]。
    3.抗凝血剤(ワルファリンカリウム)[抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意する(本剤は血液凝固促進作用がある)]。
    4.経口糖尿病用剤(ブホルミン塩酸塩、クロルプロパミド、アセトヘキサミド等)、インスリン製剤[経口糖尿病用剤、インスリン製剤の効果を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意する(本剤は肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を抑制する)]。
    5.利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く>(フロセミド、アセタゾラミド、トリクロルメチアジド等)[低カリウム血症が現れることがあるので、併用する場合には用量に注意する(本剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用がある)]。
    6.シクロスポリン[他の副腎皮質ホルモン剤の大量投与で、シクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意する(副腎皮質ホルモン剤はシクロスポリンの代謝を抑制する)]。
    7.エリスロマイシン[本剤の作用が増強されるとの報告があるので、併用する場合には用量に注意する(本剤の代謝が抑制される)]。
    8.非脱分極性筋弛緩剤(パンクロニウム臭化物、ベクロニウム臭化物)[筋弛緩作用が減弱又は増強するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意する(機序は不明)]。
    9.リトドリン塩酸塩[併用により肺水腫が現れることがある(体内の水分貯留傾向が促進される)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者に長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後嚢白内障、緑内障等の副作用が現れやすいので、慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[新生児に副腎不全を起こすことがあり、また、血圧上昇、心筋壁肥厚を起こすとの報告がある、動物試験(マウス)で催奇形作用が報告されている]。
    2.授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせる[母乳中へ移行することがある]。
    (小児等への投与)
    1.低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児の発育抑制が現れることがあるので、観察を十分に行う。
    2.長期投与した場合、頭蓋内圧亢進症状が現れることがある。
    3.低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児では、特に投与部位の組織萎縮<陥没>を起こしやすいので、筋肉内又は皮内注射はなるべく避ける。
    (適用上の注意)
    1.投与経路:本剤は用法・用量にしたがって使用し、静脈内注射、脊髄腔内注射、硬膜外注射、眼科用に使用しない。
    2.アンプルカット時:アンプルカット時に異物の混入を避けるため、アンプルの首部の周りをエタノール綿等で清拭しカットする。
    3.調製方法:使用時にはよく振り混ぜ、均一な懸濁液として用いる。
    4.筋肉内注射時:筋肉内注射にあたっては、次記の点に注意する。
    1).筋肉内注射はやむを得ない場合にのみ、必要最小限に行う。筋肉内注射時同一部位への反復注射は行わない。特に低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には注意する。
    2).筋肉内注射時神経走行部位を避ける。
    3).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射する。
    4).筋肉内注射時、注射部位に疼痛、硬結をみることがある。
    (その他の注意)
    1.副腎皮質ホルモン剤を投与中の患者にワクチン(種痘等)を接種して神経障害、抗体反応の欠如が起きたとの報告がある。
    2.プレドニゾロン経口製剤の投与中に、腸管嚢胞様気腫症、縦隔気腫が発現したとの報告がある。
    (保管上の注意)
    遮光・凍結を避け冷所保存。

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