日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ポリカルボフィルCa細粒83.3%「日医工」基本情報

後発品(加算対象)

一般名:ポリカルボフィルカルシウム細粒

製薬会社:日医工

薬価・規格: 15.1円(83.3%1g) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

ポリアクリル樹脂経口薬(過敏性腸症候群治療薬)詳しく見る

  • 消化管内で水分を吸収し、消化管の内容物の動きを調節することで下痢や便秘などの症状を改善する薬
ポリアクリル樹脂経口薬(過敏性腸症候群治療薬)の代表的な商品名
  • コロネル ポリフル

効能・効果詳しく見る

  • 過敏性腸症候群の便通異常
  • 過敏性腸症候群の消化器症状
  • 過敏性腸症候群の下痢
  • 過敏性腸症候群の便秘

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • ポリカルボフィルカルシウムとして1日量1.5〜3.0g(本剤1.8〜3.6g)を3回に分けて、食後に水とともに経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 潰瘍性結腸炎
    • 過敏症
    • 急性腹部疾患
    • 高カルシウム血症
    • 腎結石
    • 虫垂炎
    • 腸出血
    • 胃腸閉塞
    • 術後イレウス
    • 腎不全<軽度及び透析中を除く>

副作用

副作用

嘔気嘔吐過敏症尿蛋白陽性下痢口渇頭痛総ビリルビン上昇そう痒感白血球減少発疹腹痛腹部膨満感腹鳴浮腫便秘尿潜血陽性

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 潰瘍性結腸炎
    • 過敏症
    • 急性腹部疾患
    • 高カルシウム血症
    • 腎結石
    • 虫垂炎
    • 腸出血
    • 胃腸閉塞
    • 術後イレウス
    • 腎不全<軽度及び透析中を除く>
  • 慎重投与
    • 高カルシウム血症
    • 低酸症
    • 透析中
    • 無酸症
    • 活性型ビタミンD製剤服用中
    • 強心配糖体投与中
    • 胃全切除術
    • 軽度腎不全

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
活性型ビタミンD製剤 高カルシウム血症
アルファカルシドール 高カルシウム血症
カルシトリオール 高カルシウム血症
L−アスパラギン酸カルシウム 高カルシウム血症
カルシウム製剤 高カルシウム血症
乳酸カルシウム 高カルシウム血症
テトラサイクリン系抗生物質<経口> 作用を減弱
トシル酸トスフロキサシン<服用> 作用を減弱
テトラサイクリン<経口> 作用を減弱
塩酸シプロフロキサシン<服用> 作用を減弱
ノルフロキサシン<経口> 作用を減弱
ミノサイクリン<経口> 作用を減弱
ニューキノロン系抗菌剤<経口> 作用を減弱
オメプラゾール 本剤の作用が減弱
プロトンポンプ阻害剤 本剤の作用が減弱
制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外> 本剤の作用が減弱
ラニチジン 本剤の作用が減弱
水酸化アルミニウム 本剤の作用が減弱
ランソプラゾール 本剤の作用が減弱
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム 本剤の作用が減弱
ファモチジン 本剤の作用が減弱
H2受容体拮抗剤 本剤の作用が減弱
L−アスパラギン酸カルシウム<経口> 本剤の作用が減弱
乳酸カルシウム<経口> 本剤の作用が減弱
カルシウム経口剤 本剤の作用が減弱
ジゴキシン 作用を増強し不整脈
強心配糖体製剤 作用を増強し不整脈

飲食物との相互作用

  • カルシウムを含むもの<干しえび、バジル、煮干し、牛乳、乳製品 など>

処方理由

過敏性腸症候群用薬この薬をファーストチョイスする理由(2017年4月更新)もっと見る

  • ・下痢にも便秘にも有効性が認められる。腸管蠕動運動促進剤と比べても高い効果がある印象。(60歳代病院勤務医、消化器内科)
  • ・過敏性腸炎のみならず、小腸瘻や、小腸の多量切除の後、直腸癌の術後に水様便を呈する場合などに使用している。効果も充分。(50歳代病院勤務医、一般外科)
  • ・腸蠕動を直接的には刺激しないため、効果がない場合でも腹痛などの不都合な副作用は少ない。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・下痢でも便秘でも使えて、非吸収性なので安全性が高い。効果がない場合でも副作用がほとんどない。(40歳代病院勤務医、精神科)
  • ・水様便に対し、水分を吸着して改善するのでが気に入っている。錠剤が大きいのが難点。(50歳代病院勤務医、小児科)
  • ・大腸自体に影響を与えず、便の性状をコントロールできる点が良い。(50歳代病院勤務医、精神科)

過敏性腸症候群用薬この薬をファーストチョイスする理由(2016年1月更新)もっと見る

  • ・下痢性のIBSに。使い慣れている。用量調整が容易、自分自身でも漢方と組み合わせて使うことがよくある。効果も早いが、逆にしぶり腹のようになることもあってつらい。(40歳代診療所勤務医、一般内科)
  • ・腸内で水分を吸収・保持し、便の固さをほどよくして便通を整え、下痢型・便秘型にも有効ということですが、初期にこれを使用しても効果はいまいちで、最終的にトランコロンやロペラミドまで使用しないと症状が落ち着かない症例が多い。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・男性にも女性にも処方可能。下痢に関してはある程度有効。セレキノン等は下痢症状に使いずらい。(50歳代診療所勤務医、一般内科)
  • ・やや甘みのある小細粒製剤であり内服しやすく、また、下痢の場合には止痢作用が、便秘時には排便促進作用がみられ、副作用が少なく有用な薬剤と認識している。(50歳代病院勤務医、神経内科)
  • ・以前はトランコロンを使用していたがコロネルが使えるようになってからはコロネルが第一選択になっている。便を硬化させることにより腹痛、排便回数の軽減があり効果が高い。(50歳代病院勤務医、一般外科)
  • ・約60%で手ごたえあり、副作用の経験はなし。(50歳代診療所勤務医、脳神経外科)
  • ・機序がわかりやすい。便形状変化明瞭。(30歳代病院勤務医、消化器内科)
  • ・ビオフェルミンRなどの整腸剤が効果がないときに使用することが多いです。効果は実感しています。(40歳代病院勤務医、整形外科)
  • ・軽度の過敏性腸症候群に良く効く印象がある。散剤であるが比較的飲みやすい。重症の患者にはイリボーほどの効果はないように思う。(50歳代開業医、循環器内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    過敏性腸症候群における便通異常(下痢、便秘)及び消化器症状。

    用法・用量(添付文書全文)

    ポリカルボフィルカルシウムとして1日量1.5〜3.0g(本剤1.8〜3.6g)を3回に分けて、食後に水とともに経口投与する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.下痢状態では1日1.5gでも効果が得られているので、下痢状態の場合には1日1.5gから投与を開始することが望ましい。
    2.本剤は、服用後に途中でつかえた場合に、膨張して喉や食道を閉塞する可能性があるので、十分量(コップ1杯程度)の水とともに服用させる。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    1.過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒感[症状が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    2.血液:(頻度不明)白血球減少。
    3.消化器:(頻度不明)嘔気・嘔吐、口渇、腹部膨満感、下痢、便秘、腹痛、腹鳴。
    4.肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇、Al−P上昇、総ビリルビン上昇、LDH上昇。
    5.その他:(頻度不明)浮腫、頭痛、尿潜血陽性、尿蛋白陽性。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.急性腹部疾患(虫垂炎、腸出血、潰瘍性結腸炎等)の患者[症状を悪化させる恐れがある]。
    2.術後イレウス等の胃腸閉塞を引き起こす恐れのある患者[症状を悪化させる恐れがある]。
    3.高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症を助長する恐れがある]。
    4.腎結石のある患者[腎結石を助長する恐れがある]。
    5.腎不全<軽度及び透析中を除く>のある患者[組織への石灰沈着を助長する恐れがある]。
    6.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.活性型ビタミンD製剤服用中の患者[高カルシウム血症が現れやすい]。
    2.強心配糖体投与中の患者[強心配糖体の作用を増強する恐れがある]。
    3.高カルシウム血症が現れやすい患者[高カルシウム血症を起こす恐れがある]。
    4.無酸症・低酸症が推定される患者及び胃全切除術の既往のある患者[本剤の薬効が十分に発揮されない可能性がある]。
    5.透析中の患者及び軽度腎不全のある患者[組織への石灰沈着を助長する恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤による治療は対症療法である。
    2.症状の改善が認められない場合、長期にわたって漫然と使用しない(通常2週間)。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.活性型ビタミンD製剤(アルファカルシドール、カルシトリオール等)[高カルシウム血症が現れる恐れがある(これらの薬剤は腸管でのカルシウムの吸収を促進させる)]。
    2.カルシウム剤:
    1).カルシウム剤(L−アスパラギン酸カルシウム、乳酸カルシウム等)[高カルシウム血症が現れる恐れがある(本剤はカルシウムを含有<ポリカルボフィルカルシウム1.0g中にカルシウムとして約200mg含有>するため、これらの薬剤と併用するとカルシウムの過剰摂取となる)]。
    2).カルシウム剤<経口>(L−アスパラギン酸カルシウム<経口>、乳酸カルシウム<経口>等)[本剤の作用が減弱する恐れがある(本剤はカルシウムが脱離して薬効を発揮するが、カルシウムとの共存下では再結合により薬効が減弱する)]。
    3.強心配糖体(ジゴキシン等)[これらの薬剤の作用を増強し不整脈等を誘発する恐れがある(カルシウムは強心配糖体の心筋収縮力増強作用を強める)]。
    4.テトラサイクリン系抗生物質<経口>(テトラサイクリン<経口>、ミノサイクリン<経口>等)、ニューキノロン系抗菌剤<経口>(ノルフロキサシン<経口>、塩酸シプロフロキサシン<経口>、トスフロキサシントシル酸塩水和物<経口>等)[これらの薬剤の作用を減弱する恐れがある(カルシウムイオンはこれらの薬剤とキレートを形成し、吸収を阻害する)]。
    5.プロトンポンプ阻害剤(オメプラゾール、ランソプラゾール等)、H2受容体拮抗剤(ファモチジン、ラニチジン等)、制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外>(水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム、乾燥水酸化アルミニウムゲル等)[本剤の作用が減弱する恐れがある(本剤は酸性条件下でカルシウムが脱離して薬効を発揮するが、これらの薬剤の胃内pH上昇作用によりカルシウムの脱離が抑制される)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では腎機能が低下していることが多く、高カルシウム血症が現れやすいので、減量するなど用量に留意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
    (取扱い上の注意)
    1.注意:本品は防湿性の内袋により品質保持をはかっている。
    2.安定性試験:本品につき加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)を行った結果、ポリカルボフィルCa細粒83.3%「日医工」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
    (保管上の注意)
    気密容器。

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