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ネキシウムカプセル10mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:エソメプラゾールマグネシウム水和物カプセル

製薬会社:アストラゼネカ

薬価・規格: 83.4円(10mg1カプセル) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

プロトンポンプ阻害薬(PPI)詳しく見る

  • 胃内において胃酸分泌を抑え、胃潰瘍などを治療し逆流性食道炎に伴う痛みや胸やけなどを和らげる薬
プロトンポンプ阻害薬(PPI)の代表的な商品名
  • オメプラール オメプラゾン
  • タケプロン
  • パリエット
  • ネキシウム
  • タケキャブ

効能・効果詳しく見る

  • Zollinger−Ellison症候群
  • 胃潰瘍
  • 胃潰瘍のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 逆流性食道炎
  • 十二指腸潰瘍
  • 十二指腸潰瘍のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 特発性血小板減少性紫斑病のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 吻合部潰瘍
  • 非糜爛性胃食道逆流症
  • 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 胃MALTリンパ腫のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍の再発抑制
  • 非ステロイド性抗炎症薬投与時における十二指腸潰瘍の再発抑制
  • 低用量アスピリン投与時における胃潰瘍の再発抑制
  • 低用量アスピリン投与時における十二指腸潰瘍の再発抑制
  • ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助

注意すべき副作用詳しく見る

食道炎下痢貧血眩暈血小板減少カンジダ症便秘口内炎口渇味覚異常発熱発疹肝機能異常腹痛軟便間質性肺炎頭痛アナフィラキシー嘔吐悪心黄疸

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger−Ellison症候群:エソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する
    • なお、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間までの投与、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする
  • 2.逆流性食道炎:エソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与し、なお、8週間までの投与とする
  • 更に再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10〜20mgを1日1回経口投与する
  • 3.非糜爛性胃食道逆流症:エソメプラゾールとして1回10mgを1日1回経口投与し、なお、4週間までの投与とする
  • 4.非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制:エソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する
  • 5.低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制:エソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する
  • 6.ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:エソメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する
    • なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる
    • 但し、1回400mg(力価)1日2回を上限とする
  • プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、エソメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • アタザナビル硫酸塩投与中
    • リルピビリン塩酸塩投与中

副作用

主な副作用

食道炎下痢貧血眩暈血小板減少カンジダ症便秘口内炎口渇味覚異常発熱発疹肝機能異常腹痛軟便間質性肺炎頭痛

重大な副作用

悪心アナフィラキシー黄疸嘔吐肝酵素上昇過敏症肝機能障害間質性腎炎肝不全急性腎不全傾眠劇症肝炎尿蛋白陽性倦怠感錯乱しびれ感女性化乳房ショック視力障害蕁麻疹睡眠障害舌炎総コレステロール上昇そう痒症十二指腸炎低ナトリウム血症動悸尿糖陽性白血球数減少発熱汎血球減少症横紋筋融解症皮膚炎皮膚粘膜眼症候群ビリルビン上昇腹部膨満感味覚障害霧視無顆粒球症溶血性貧血尿酸上昇血小板数減少錯感覚白血球分画異常回転性眩暈浮動性眩暈白血球数増多中毒性表皮壊死融解症好酸球数増多

上記以外の副作用

Al−P上昇CPK上昇GOT上昇GPT上昇LDH上昇QT延長関節痛気管支痙攣筋肉痛筋痛筋力低下激越血管浮腫幻覚攻撃性呼吸困難鼓腸錯乱状態咳嗽多汗症多形紅斑脱力感脱力低マグネシウム血症ALT上昇AST上昇軟便捻髪音血中ミオグロビン上昇不眠症末梢性浮腫尿中ミオグロビン上昇光線過敏脱毛症肺音異常CK上昇顕微鏡的大腸炎うつ病

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • アタザナビル硫酸塩投与中
    • リルピビリン塩酸塩投与中
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 薬物過敏症
  • 注意
    • 進行期胃MALTリンパ腫
    • 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 希望禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
イトラコナゾール<経口> 作用を減弱
ジアゼパム 作用を増強
フェニトイン 作用を増強
シロスタゾール 作用を増強
ゲフィチニブ<経口> 血中濃度が低下
チロシンキナーゼ阻害剤<経口> 血中濃度が低下
ニロチニブ<経口> 血中濃度が低下
エルロチニブ<経口> 血中濃度が低下
サキナビルメシル酸塩 血中濃度が上昇
タクロリムス水和物 血中濃度が上昇
リルピビリン塩酸塩<経口> 作用を減弱
ボリコナゾール 本剤のCmax及びAUCが増加
ワルファリン 抗凝血作用を増強し出血
メチルジゴキシン<服用> 作用を増強
ジゴキシン<服用> 作用を増強
硫酸アタザナビル<経口> 作用を減弱
メシル酸ネルフィナビル 血中濃度が低下
メトトレキサート製剤 血中濃度が上昇

飲食物との相互作用

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

PPIこの薬をファーストチョイスする理由(2016年6月更新)もっと見る

  • ・タケキャブは薬効が高いですが、高ガストリン血症の人への影響にまだ不安があるため、ネキシウムを使用しています。(60歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・タケプロン、パリエット無効例にも効果がある印象がある。(50歳代病院勤務医、循環器内科)
  • ・早期に効果が出やすい印象。しかし最近は、ネキシウムでも効果不十分の場合に、タケキャブを処方する例も出てきている。(50歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)
  • ・効果が高い点が気に入っている。効かなければパリエットを処方する。(30歳代病院勤務医、消化器内科)
  • ・他のPPIと異なり、8週間を超過して投与する場合に、通常量から減量する必要がない点は非常にありがたいです。(30歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・パッケージから出しにくいという問題はあるが、カプセルは比較的小さ目で飲みやすい。(50歳代開業医、一般内科)

PPIこの薬をファーストチョイスする理由(2015年1月更新)もっと見る

  • ・全世界で最も使用頻度が高く、かつエビデンス豊富にある薬剤であるから。(50歳代病院勤務医、一般外科)
  • ・PPI製剤の中で保険適応が一番広い点。維持療法として20mgを継続できる点。カプセルだが患者から特に飲みづらいといった感想はない。薬価も他のPPIと比較して高くはない点。(30歳代病院勤務医、総合診療科)
  • ・異性体がないという観点で理論的に良いという判断。(40歳代病院勤務医、整形外科)
  • ・経管投与でも詰まらない。(30歳代病院勤務医、その他の診療科)
  • ・後発品がないから。(40歳代診療所勤務医、一般内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非糜爛性胃食道逆流症、Zollinger−Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は非ステロイド性抗炎症薬投与時における十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は低用量アスピリン投与時における十二指腸潰瘍の再発抑制。
    2.次記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合:関節リウマチ、変形性関節症等における疼痛管理等のために非ステロイド性抗炎症薬を長期継続投与している患者を投与対象とし、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合、投与開始に際しては、胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の既往を確認する。
    2.低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合:血栓・塞栓の形成抑制のために低用量のアスピリンを継続投与している患者を投与対象とし、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合、投与開始に際しては、胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の既往を確認する。
    3.ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合:
    1).進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。
    2).特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行う。
    3).早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。
    4).ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であることを確認及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認する。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger−Ellison症候群:エソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間までの投与、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
    2.逆流性食道炎:エソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与し、なお、8週間までの投与とする。更に再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10〜20mgを1日1回経口投与する。
    3.非糜爛性胃食道逆流症:エソメプラゾールとして1回10mgを1日1回経口投与し、なお、4週間までの投与とする。
    4.非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制:エソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。
    5.低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制:エソメプラゾールとして1回20mgを1日1回経口投与する。
    6.ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:エソメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。但し、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、エソメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    1.逆流性食道炎、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制:総症例数756例中87例(11.5%)の副作用が報告されている。主な副作用は、下痢7例(0.93%)、CK(CPK)上昇7例(0.93%)、肝機能異常5例(0.66%)、ALT(GPT)上昇4例(0.53%)等であった(承認時)。
    2.胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、非糜爛性胃食道逆流症、Zollinger−Ellison症候群ならびに胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(承認時)。
    3.低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制:アジア共同第3相比較試験(日本人患者を含む)で総症例数214例中31例(14.5%)の副作用が報告されている。主な副作用は、下痢2例(0.9%)、糜爛性胃炎2例(0.9%)、腹部膨満2例(0.9%)、胃ポリープ2例(0.9%)、貧血2例(0.9%)等であった(効能・効果追加承認時)。
    1.重大な副作用
    1).ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシー(血管浮腫、気管支痙攣等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).汎血球減少症、無顆粒球症(いずれも頻度不明)、血小板減少(1%未満):汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全(いずれも頻度不明):劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(いずれも頻度不明):中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    5).間質性肺炎(頻度不明):間質性肺炎が現れることがあるので、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線、速やかに胸部CT等の検査を実施し、間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    6).間質性腎炎(頻度不明):間質性腎炎が現れることがあるので、腎機能検査値(BUN、クレアチニン等)に注意し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    7).横紋筋融解症(頻度不明):横紋筋融解症が現れることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    8).低ナトリウム血症(頻度不明):低ナトリウム血症が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    9).錯乱状態(頻度不明):錯乱、激越、攻撃性、幻覚等が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.重大な副作用(類薬):類薬(オメプラゾール)で次の副作用が報告されている。
    1).溶血性貧血:溶血性貧血が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).視力障害:視力障害が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).急性腎不全:急性腎不全が現れることがあるので、腎機能検査値(BUN、クレアチニン等)に注意し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非糜爛性胃食道逆流症、Zollinger−Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合:
    (1).過敏症[胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非糜爛性胃食道逆流症、Zollinger−Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合]:(1%未満)発疹、皮膚炎、そう痒症、蕁麻疹、(頻度不明)光線過敏、多形紅斑。
    (2).消化器[胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非糜爛性胃食道逆流症、Zollinger−Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合]:(1%未満)腹痛、下痢、嘔吐、便秘、口内炎、カンジダ症、口渇、(頻度不明)鼓腸、悪心、顕微鏡的大腸炎(collagenous colitis、lymphocytic colitis)。
    (3).肝臓[胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非糜爛性胃食道逆流症、Zollinger−Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合]:(1〜5%未満)肝酵素上昇。
    (4).血液[胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非糜爛性胃食道逆流症、Zollinger−Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合]:(1%未満)白血球数減少。
    (5).精神神経系[胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非糜爛性胃食道逆流症、Zollinger−Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合]:(1%未満)頭痛、錯感覚、傾眠、浮動性眩暈、(頻度不明)不眠症、うつ病。
    (6).その他[胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非糜爛性胃食道逆流症、Zollinger−Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合]:(1%未満)CK上昇(CPK上昇)、回転性眩暈、女性化乳房、味覚障害、(頻度不明)脱毛症、関節痛、筋痛、霧視、倦怠感、多汗症、筋力低下、低マグネシウム血症、末梢性浮腫。
    2).ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合:副作用の頻度については、胃潰瘍又は十二指腸潰瘍における、本剤のラセミ体のオメプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与の成績に基づく。
    (1).過敏症[ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合]:(1〜5%未満)発疹[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
    (2).消化器[ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合]:(5%以上)下痢・軟便(19.9%)、味覚異常(7.8%)、(1〜5%未満)口内炎、腹痛、食道炎、腹部膨満感、(1%未満)便秘、舌炎、悪心、口渇、十二指腸炎。
    (3).肝臓[ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合]:(1%未満)肝機能異常、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇[観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    (4).血液[ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合]:(1%未満)好酸球数増多、血小板数減少、貧血、白血球数増多、白血球分画異常[観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    (5).精神神経系[ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合]:(1%未満)頭痛、しびれ感、眩暈、睡眠障害。
    (6).その他[ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合]:(1%未満)尿蛋白陽性、尿酸上昇、総コレステロール上昇、QT延長、発熱、倦怠感、カンジダ症、尿糖陽性、動悸、霧視。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
    2.アタザナビル硫酸塩投与中、リルピビリン塩酸塩投与中の患者。
    (慎重投与)
    1.薬物過敏症の既往歴のある患者。
    2.肝障害のある患者[本剤は肝代謝型であり、血中濃度が高くなる恐れがある]。
    3.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.治療にあたっては、経過を十分に観察し、病状に応じ治療上必要最小限の使用にとどめる。また、血液像、肝機能、腎機能等に注意する。
    2.逆流性食道炎の維持療法については、再発・再燃を繰り返す患者に対し投与することとし、本来維持療法の必要のない患者に投与することのないよう留意する。また、維持療法中は定期的に内視鏡検査を実施するなど観察を十分に行うことが望ましい。なお、次の事項に十分注意する。
    1).逆流性食道炎の維持療法については、再発の既往歴、症状の程度等を考慮して維持療法の用量を選択する。
    2).逆流性食道炎の維持療法については、緩解状態が良好に保たれていると判断された場合は休薬又は減量を考慮する。
    3).逆流性食道炎の維持療法については、1日10mgの維持療法で再発が認められた場合は1日20mgで再治療を行う(但し、1日20mgの維持療法で再発が認められた場合、あるいは予期せぬ体重減少、吐血、嚥下障害等の症状が認められた場合は、改めて内視鏡検査等を行い、その結果に基づいて他の適切な治療法に切り替えることを考慮する)。
    4).逆流性食道炎の維持療法については、定期的に血液像、肝機能、腎機能等の検査を行うことが望ましい。
    3.非糜爛性胃食道逆流症患者の治療を目的として本剤を投与する場合は、次の事項に十分注意する。
    1).非糜爛性胃食道逆流症患者への投与に際しては問診により胸やけ、胃液逆流感等の酸逆流症状が繰り返し見られること(1週間あたり2日以上)を確認の上投与する。なお、本剤の投与が胃癌、食道癌等の悪性腫瘍及び他の消化器疾患による症状を隠蔽することがあるので、内視鏡検査等によりこれらの疾患でないことを確認する。
    2).非糜爛性胃食道逆流症の治療については、投与開始2週後を目安として効果を確認し、症状の改善傾向が認められない場合には、酸逆流以外の原因が考えられるため他の適切な治療への変更を考慮する。
    4.本剤をヘリコバクター・ピロリの除菌の補助に用いる際には、除菌治療に用いられる他の薬剤の添付文書に記載されている禁忌、慎重投与、重大な副作用等の使用上の注意を必ず確認する。
    (相互作用)
    本剤は、主として肝代謝酵素CYP2C19及び一部CYP3A4で代謝される。また、本剤の胃酸分泌抑制作用により、併用薬剤の吸収を上昇又は低下させることがある。
    1.併用禁忌:
    1).アタザナビル硫酸塩<経口><レイアタッツ>[アタザナビル硫酸塩の作用を減弱する恐れがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりアタザナビル硫酸塩の溶解性が低下し、アタザナビルの血中濃度が低下することがある)]。
    2).リルピビリン塩酸塩<経口><エジュラント>[リルピビリン塩酸塩の作用を減弱する恐れがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下することがある)]。
    2.併用注意:
    1).ジアゼパム、フェニトイン、シロスタゾール[これらの薬剤の作用を増強することがある(本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させる恐れがある)]。
    2).ワルファリン[抗凝血作用を増強し出血に至る恐れがあるので、プロトロンビン時間国際標準比(INR)値等の血液凝固能の変動に十分注意しながら投与する(本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させる恐れがある)]。
    3).タクロリムス水和物[タクロリムスの血中濃度が上昇することがある(相互作用の機序は不明である)]。
    4).ジゴキシン<経口>、メチルジゴキシン<経口>[これらの薬剤の作用を増強することがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある)]。
    5).イトラコナゾール<経口>[イトラコナゾールの作用を減弱することがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりイトラコナゾールの溶解性が低下し、イトラコナゾールの血中濃度が低下することがある)]。
    6).チロシンキナーゼ阻害剤<経口>(ゲフィチニブ<経口>、ニロチニブ<経口>、エルロチニブ<経口>)[これらの薬剤の血中濃度が低下することがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、吸収が低下することがある)]。
    7).ボリコナゾール[本剤のCmax及びAUCが増加する恐れがある(ボリコナゾールは本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を阻害することが考えられる)]。
    8).ネルフィナビルメシル酸塩[ネルフィナビルの血中濃度が低下する恐れがある(相互作用の機序は不明である)]。
    9).サキナビルメシル酸塩[サキナビルの血中濃度が上昇する恐れがある(相互作用の機序は不明である)]。
    10).セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)[本剤の代謝が促進され血中濃度が低下する恐れがある(セイヨウオトギリソウが本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を誘導することが考えられる)]。
    11).メトトレキサート[メトトレキサートの血中濃度が上昇することがあるので、高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的に本剤の投与を中止することを考慮する(相互作用の機序は不明である)]。
    (高齢者への投与)
    本剤は、主として肝臓で代謝されるが、高齢者では肝機能、その他生理機能が低下していることが多いので、低用量から投与を開始するなど慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦等:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    2.授乳婦:授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせる[本剤のラセミ体であるオメプラゾールでの動物実験(ラット経口5mg/kg)で、母乳中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない(国内での使用経験がない)。
    (過量投与)
    1.徴候、症状:エソメプラゾールの過量投与(280mg)により、脱力、軟便、悪心等が報告されている。
    2.処置:症状に応じて適切な処置を行う。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.ラットに本剤のラセミ体であるオメプラゾール1.7mg/kg以上を2年間経口投与した毒性試験で、胃にカルチノイドの発生がみられたとの報告がある。このカルチノイドの発生にはラットに種特異性が認められている。
    2.本剤の長期投与中に良性胃ポリープを認めたとの報告がある。
    3.本剤の投与が、胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認して投与する。
    4.非糜爛性胃食道逆流症の治療において、食道内酸逆流の高リスクであると考えられる中高齢者、裂孔ヘルニアを合併する患者のいずれにも該当しない場合には本剤の治療効果が得られにくい可能性がある。
    5.海外における複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターによる治療において骨粗鬆症に伴う股関節骨折、手関節骨折、脊椎骨折のリスク増加が報告されており、特に、高用量及び長期間(1年以上)の治療を受けた患者で、骨折のリスクが増加した。
    6.海外における主に入院患者を対象とした複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターを投与した患者においてクロストリジウム・ディフィシルによる胃腸感染のリスク増加が報告されている。
    7.ヘリコバクター・ピロリの除菌判定上の注意:エソメプラゾール等のプロトンポンプインヒビターやアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン等の抗生物質及びメトロニダゾールの服用中や投与終了直後では、13C−尿素呼気試験の判定が偽陰性になる可能性があるため、13C−尿素呼気試験による除菌判定を行う場合には、これらの薬剤の投与終了後4週以降の時点で実施することが望ましい。
    8.ラットに類薬であるランソプラゾール(50mg/kg/日)、アモキシシリン水和物(500mg/kg/日)及びクラリスロマイシン(160mg/kg/日)を併用投与した試験で、母動物での毒性増強とともに胎仔発育抑制増強が認められている。

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