日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ザンタック錠75基本情報

先発品(後発品あり)

一般名:ラニチジン塩酸塩錠

製薬会社:GSK

薬価・規格: 22.8円(75mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

H2受容体拮抗薬詳しく見る

  • 胃内において胃酸分泌を抑え、胃潰瘍などを治療し逆流性食道炎に伴う痛みや胸やけなどを和らげる薬
H2受容体拮抗薬の代表的な商品名
  • アルタット
  • ガスター
  • タガメット
  • プロテカジン
  • アシノン

効能・効果詳しく見る

  • 麻酔前投薬
  • Zollinger−Ellison症候群
  • 胃潰瘍
  • 急性胃炎の胃粘膜病変の改善
  • 逆流性食道炎
  • 急性胃炎の胃粘膜出血の改善
  • 急性胃炎の胃粘膜浮腫の改善
  • 急性胃炎の胃粘膜発赤の改善
  • 急性胃炎の胃粘膜糜爛の改善
  • 急性ストレス潰瘍の上部消化管出血
  • 急性胃粘膜病変の上部消化管出血
  • 十二指腸潰瘍
  • 消化性潰瘍の上部消化管出血
  • 吻合部潰瘍
  • 慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜発赤の改善
  • 慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜糜爛の改善
  • 慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜出血の改善
  • 慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変の改善
  • 慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜浮腫の改善

注意すべき副作用詳しく見る

肝機能障害下痢便秘好酸球増多痙攣発熱黄疸意識障害筋肉痛血小板減少間質性腎炎

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger−Ellison症候群、逆流性食道炎、上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、急性胃粘膜病変による):ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1回150mgを1日2回(朝食後、就寝前)経口投与する
    • また、1回300mgを1日1回(就寝前)経口投与することもできる
    • なお、症状により適宜増減する
  • 上部消化管出血に対しては、注射剤で治療を開始し、内服可能となった後、経口投与に切り替える
  • 2.急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(糜爛、出血、発赤、浮腫)の改善:ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1回75mgを1日2回(朝食後、就寝前)経口投与する
    • また、1回150mgを1日1回(就寝前)経口投与することもできる
    • なお、症状により適宜増減する
  • 3.麻酔前投薬:ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1回150mgを手術前日就寝前及び手術当日麻酔導入2時間前の2回経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

肝機能障害下痢便秘好酸球増多痙攣発熱黄疸

重大な副作用

意識障害間質性腎炎筋肉痛血小板減少脱力発疹横紋筋融解症皮膚粘膜眼症候群房室ブロックミオクローヌス中毒性表皮壊死融解症

上記以外の副作用

Al−P上昇GOT上昇GPT上昇γ−GTP上昇悪心アナフィラキシー嘔吐過敏症眼瞼浮腫眼振関節痛顔面浮腫急性膵炎クレアチニン上昇血管炎血管浮腫眩暈幻覚強直性痙攣口唇浮腫再生不良性貧血食欲不振ショック徐脈振戦粘膜下出血心ブロック頭重感頭痛舌炎全身倦怠感そう痒多形紅斑脱毛脱力感乳房腫脹乳房痛ALT上昇AST上昇乳汁漏出眠気パーキンソニズム汎血球減少皮下出血皮疹血中ミオグロビン上昇腹部膨満感不随意運動不眠無顆粒球症尿中ミオグロビン上昇腎機能検査値異常勃起障害可逆性の錯乱状態うつ状態

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 腎障害
    • 薬物過敏症
  • 注意
    • 急性ポルフィリン症
    • 腎機能障害
    • 腎機能低下
  • 投与に際する指示
    • 腎機能低下
    • 腎障害

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
ゲフィチニブ<経口> 吸収が低下
アタザナビル<経口> 吸収が低下
トリアゾラム<経口> 吸収が増大
クマリン系抗凝血剤 プロトロンビン時間に変動
ワルファリンカリウム プロトロンビン時間に変動

処方理由

H2ブロッカーこの薬をファーストチョイスする理由(2016年12月更新)もっと見る

  • ・早く効いて自覚症状を素早く改善する点が良いです。(60歳代診療所勤務医、一般内科)
  • ・H2ブロッカーの中では比較的症状の改善効果が高い印象があります。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・副作用が少ない。効果が早く、使い慣れているため手応えを感じやすい。(60歳代病院勤務医、一般内科)

H2ブロッカーこの薬をファーストチョイスする理由(2015年7月更新)もっと見る

  • ・有効性が高く、安全性が高い。経済効率がよい。また、併用薬に制限が少なく、高齢者にも安心して使用できる。(50代開業医、循環器内科)
  • ・昔から使っていて、効果や副作用の予測を立てやすいから。(50代病院勤務医、消化器内科)
  • ・間質性肺炎の副作用が報告されていないから。(40代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・麻酔前投薬で使っている。内服、注射の製剤があるので使いやすい。副作用は経験していない。(50代病院勤務医、麻酔科)
  • ・患者さんの評判がよいので、トラブルが少なく気にいっています。(40代病院勤務医、脳神経外科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger−Ellison症候群、逆流性食道炎、上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、急性胃粘膜病変による)。
    2.次記疾患の胃粘膜病変(胃粘膜糜爛、胃粘膜出血、胃粘膜発赤、胃粘膜浮腫)の改善:急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期。
    3.麻酔前投薬。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger−Ellison症候群、逆流性食道炎、上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、急性胃粘膜病変による):ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1回150mgを1日2回(朝食後、就寝前)経口投与する。また、1回300mgを1日1回(就寝前)経口投与することもできる。
    なお、症状により適宜増減する。上部消化管出血に対しては、注射剤で治療を開始し、内服可能となった後、経口投与に切り替える。
    2.急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(糜爛、出血、発赤、浮腫)の改善:ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1回75mgを1日2回(朝食後、就寝前)経口投与する。また、1回150mgを1日1回(就寝前)経口投与することもできる。なお、症状により適宜増減する。
    3.麻酔前投薬:ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1回150mgを手術前日就寝前及び手術当日麻酔導入2時間前の2回経口投与する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    腎機能低下患者では血中濃度半減期が延長し、血中濃度が増大するので、腎機能の低下に応じて次のような方法により投与量、投与間隔の調節[Ccr>70mL/min:1回150mg1日2回、70mL/min≧Ccr≧30mL/min:1回75mg1日2回、30mL/min>Ccr:1回75mg1日1回]が必要である(Ccr:クレアチニンクリアランス)。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    総症例15,761例(経口投与)中、249例(1.58%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、AST(GOT)、ALT(GPT)上昇等の肝機能異常85例(0.54%)、便秘、下痢等の消化器症状62例(0.39%)、好酸球増多、白血球減少等の血液像異常34例(0.22%)であった(再審査終了時)。
    1.重大な副作用
    1).ショック、アナフィラキシーを起こすことがある(頻度不明)ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。
    2).再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少が現れることがある(頻度不明)ので、初期症状として全身倦怠感、脱力、皮下出血・粘膜下出血、発熱等がみられたら、その時点で血液検査を実施し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行う。
    3).肝機能障害、黄疸:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇を伴う肝機能障害や黄疸が現れることがある(頻度不明)ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止する。
    4).横紋筋融解症:筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が現れることがある(頻度不明)ので、異常が認められた場合には投与を中止する。
    5).意識障害、痙攣、ミオクローヌス:意識障害、痙攣(強直性痙攣等)、ミオクローヌスが現れることがある(頻度不明)ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行い、特に腎機能障害を有する患者において現れやすいので、注意する。
    6).間質性腎炎:間質性腎炎が現れることがある(頻度不明)ので、初期症状として発熱、皮疹、腎機能検査値異常(BUN上昇・クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    7).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群が現れることがある(頻度不明)ので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.重大な副作用(類薬)
    他のH2受容体拮抗剤で、房室ブロック等の心ブロックが現れたとの報告がある。
    3.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).過敏症:(0.1%〜5%未満)発疹、(0.1%未満)そう痒、(頻度不明)発熱、血管浮腫(顔面浮腫、眼瞼浮腫、口唇浮腫等の報告例がある)、血管炎[このような場合には投与を中止する]。
    2).血液:(0.1%〜5%未満)好酸球増多、(0.1%未満)血小板減少。
    3).肝臓:(0.1%〜5%未満)肝機能障害(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇、Al−P上昇等を含む)、(頻度不明)黄疸。
    4).消化器:(0.1%〜5%未満)便秘、下痢、(0.1%未満)悪心、嘔吐、腹部膨満感、食欲不振。
    5).精神神経系:(0.1%未満)可逆性の錯乱状態、頭痛、頭重感、眩暈、不眠、眠気、(頻度不明)幻覚、うつ状態、不随意運動(振戦、眼振、パーキンソニズム等の報告例がある)。
    6).循環器:(頻度不明)徐脈、房室ブロック。
    7).皮膚:(頻度不明)多形紅斑、脱毛。
    8).その他:(0.1%未満)舌炎、乳房腫脹、乳汁漏出、乳房痛、(頻度不明)関節痛、筋肉痛、急性膵炎、勃起障害。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.腎障害のある患者[血中濃度が持続するので、投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用する]。
    2.肝障害のある患者[本剤は主として肝臓で代謝されるので、血中濃度が上昇する恐れがある]。
    3.薬物過敏症の既往歴のある患者。
    4.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    治療にあたっては経過を十分に観察し、病状に応じ治療上必要最小限の使用にとどめ、本剤で効果がみられない場合には他の療法に切り替える。なお、血液像、肝機能、腎機能等に注意する。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム)[これらの薬剤のプロトロンビン時間に変動を来したとの報告があるので、クマリン系抗凝血剤を本剤と併用する場合は、プロトロンビン時間の変動に注意し、異常が認められた場合には投与量の調節や投与中止などの適切な処置を行う(本剤のCYP450に対する阻害作用により、クマリン系抗凝血剤の代謝を阻害する)]。
    2.トリアゾラム<経口>[トリアゾラムの吸収が増大する可能性があるため、異常が認められた場合には投与量の調節や投与中止などの適切な処置を行う(本剤の胃酸分泌抑制作用により胃内pHが上昇することで、これら薬剤のバイオアベイラビリティに影響を及ぼすと考えられる)]。
    3.アタザナビル<経口>、ゲフィチニブ<経口>[これらの薬剤の吸収が低下する可能性があるため、異常が認められた場合には投与量の調節や投与中止などの適切な処置を行う(本剤の胃酸分泌抑制作用により胃内pHが上昇することで、これら薬剤のバイオアベイラビリティに影響を及ぼすと考えられる)]。
    (高齢者への投与)
    血中濃度が持続する恐れがあるので、減量するか投与間隔を延長する等慎重に投与する[本剤は主として腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多い]。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[本剤は胎盤を通過することが知られており、妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    2.投薬中は授乳させないよう注意する[ヒト母乳中への移行が報告されている]。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
    (臨床検査結果に及ぼす影響)
    試験紙法による尿蛋白検査で偽陽性を呈することがあるので、尿蛋白検査はスルホサリチル酸法により検査することが望ましい。
    (過量投与)
    外国で1日6gまでの過量投与の報告があるが、特に重大な影響はみられなかった。過量投与した場合、必要に応じて適切な療法を行う。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.本剤の投与が胃癌の症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認のうえ投与する。
    2.外国において急性ポルフィリン症の患者に投与した場合、その症状を悪化させたとの報告がある。
    (保管上の注意)
    遮光、吸湿注意(吸湿性を有するのでPTP包装のまま保存する)。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 今冬はインフルエンザワクチンには頼れません! 特集◎いつもと違う! 今冬のインフルエンザ《1》 FBシェア数:280
    2. 誤嚥性肺炎って何科の疾患? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:377
    3. 66歳女性。意識障害、痙攣 日経メディクイズ●心電図 FBシェア数:0
    4. 2018年度ダブル改定の“真の主役”は「看取り」 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:17
    5. 62歳男性。口唇のしびれと呼吸困難 日経メディクイズ●神経内科 FBシェア数:0
    6. 院外と院内の価格差、中医協でも議論に トレンド(DIオンライン) FBシェア数:21
    7. インフル迅速検査、全例には必要ありません! 特集◎いつもと違う!今冬のインフルエンザ《2》 FBシェア数:682
    8. NAFLD患者は脳の萎縮が早くなる可能性あり JAMA Neurology誌から FBシェア数:58
    9. カフェイン中毒――侮ってはいけない市販薬 EM Allianceの「知っ得、納得! ER Tips」 FBシェア数:17
    10. 高齢者にも脳症リスクあるA(H3)は流行する? 寄稿◎2017ー18シーズンのインフルエンザ診療の要点《上》 FBシェア数:1