日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

フルタイド200ディスカス基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:フルチカゾンプロピオン酸エステル吸入剤

製薬会社:GSK

薬価・規格: 2459.7円(200μg60ブリスター1個) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

吸入ステロイド薬詳しく見る

  • 気道の炎症を抑え、喘息による咳の発作などを予防する吸入薬
吸入ステロイド薬の代表的な商品名
  • アズマネックス
  • オルベスコ
  • パルミコート
  • フルタイド

効能・効果詳しく見る

  • 気管支喘息

注意すべき副作用詳しく見る

むせ嗄声咽喉頭症状浮腫口内乾燥口腔カンジダ症悪心胸痛蕁麻疹アナフィラキシー咽喉頭刺激感咽喉頭疼痛過敏症顔面浮腫

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • フルチカゾンプロピオン酸エステルとして1回100μgを1日2回吸入投与する
    • なお、症状により適宜増減するが、1日の最大投与量は800μgを限度とする

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 深在性真菌症
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 結核性疾患
    • 喘息の急激な悪化状態
    • 喘息発作重積状態

副作用

主な副作用

むせ嗄声咽喉頭症状浮腫口内乾燥口腔カンジダ症悪心胸痛蕁麻疹

重大な副作用

アナフィラキシー咽喉頭刺激感咽喉頭疼痛過敏症顔面浮腫食道カンジダ症口腔刺激感高血糖呼吸器カンジダ症呼吸器感染症蕁麻疹発疹鼻炎腹痛味覚異常口腔不快感気管支攣縮口腔感染症咽喉頭違和感咽喉頭不快感口腔疼痛口腔違和感口腔症状

上記以外の副作用

易刺激性血管浮腫攻撃性呼吸困難睡眠障害鼻炎皮下出血不安全身潮紅皮膚挫傷

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 深在性真菌症
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
  • 原則禁止
    • 結核性疾患
    • 喘息の急激な悪化状態
    • 喘息発作重積状態
  • 慎重投与
    • 感染症
    • 糖尿病
  • 注意
    • 喘息の急激な悪化状態
    • 喘息発作重積状態
    • 気管支粘液の分泌が著しい
    • 長期又は大量の全身性ステロイド療法
    • 副腎皮質機能抑制
    • 感染を伴う喘息症状の増悪
  • 投与に際する指示
    • 気管支粘液の分泌が著しい
    • 副腎皮質機能抑制
    • 感染を伴う喘息症状の増悪

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 幼児・乳児

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状
リトナビル 副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状
リトナビル 副腎皮質機能抑制

処方理由

吸ステ単剤この薬をファーストチョイスする理由(2017年8月更新)もっと見る

  • ・フルチカゾンは多く使用していますが、アドエアの方をよく使用しています。ICS単独は余り使用しません。(30歳代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・吸入方法も合わせて考えると、フルタイドのエアゾルが最も効果があり、合併症が少ない。(60歳代診療所勤務医、呼吸器内科)
  • ・昔からあり、デバイスの種類や容量も多く使いやすい。(40歳代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・同じタイプの吸入器が使われているアドエアへの切り替えもスムーズだと思います。(50歳代診療所勤務医、総合診療科)
  • ・吸入装置の種類(ブリスター、ロタディスク、噴霧器)が多く、効果も確実であると思われる点。(50歳代開業医、一般内科)

吸入ステロイドこの薬をファーストチョイスする理由(2016年1月更新)もっと見る

  • ・LABAを追加するときにもICS/LABAアドエアがあり移行しやすい。(50歳代診療所勤務医、総合診療科)
  • ・以前はよく使ったが、ステロイド単剤での使用頻度は減ってきた。アドエア、シムビコートが増えた。(60歳代診療所勤務医、一般内科)
  • ・薬効の差はそれ程大きくないと思う。デバイスが一番気に入っている。(50歳代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・使い慣れているが、咽頭喉頭症状がやや多い。問題になるようならパルミコートやオルベスコなどを選択する。フルタイドは吸入感があり、使用量がわかりやすい利点もある。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・喘息治療の主軸薬剤だが、声枯れの副作用があり声楽やコーラスを行っている人には注意する必要がある。(50歳代診療所勤務医、一般内科)
  • ・使い馴れている。これが有効でないならアドエアへ変更。乳児ならパルミコートも使用する。(60歳代病院勤務医、小児科)
  • ・吸入器が使いやすい、乳糖の味が気になる患者もいるが、吸入できていることがわかりやすい。(60歳代診療所勤務医、一般内科)
  • ・ディスカスとエアゾルがあり、吸入しやすいタイプを患者側で選べる。(40歳代病院勤務医、小児科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    気管支喘息。

    用法・用量(添付文書全文)

    フルチカゾンプロピオン酸エステルとして1回100μgを1日2回吸入投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日の最大投与量は800μgを限度とする。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    症状の緩解がみられた場合は、治療上必要最小限の用量で投与する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    成人5,736例、小児1,637例(総症例7,373例)中、成人252例(4.4%)、小児43例(2.6%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。
    成人:承認時までの調査症例457例中、31例(6.8%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは咽喉頭症状(不快感、むせ、疼痛、刺激感、違和感)10例(2.2%)、口腔内カンジダ症3例(0.7%)、嗄声3例(0.7%)、口内乾燥3例(0.7%)であった(承認時)。市販後における調査症例5,279例中、221例(4.2%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは口腔及び咽喉頭症状(不快感、むせ、疼痛、刺激感、違和感)63例(1.2%)、嗄声56例(1.1%)、悪心13例(0.2%)であった(再審査終了時)。
    小児:承認時までの調査症例112例中、29例(25.9%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは胸痛2例(1.8%)、口腔内カンジダ症1例(0.9%)、嗄声1例(0.9%)であった(承認時)。市販後における調査症例1,525例中、14例(0.9%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは血中コルチゾール減少2例(0.1%)、口腔カンジダ症、副鼻腔炎、むせ、嗄声等、各1例(0.1%)であった(再審査終了時)。
    1.重大な副作用
    アナフィラキシー:アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)が現れることがある(頻度不明)ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).過敏症:(0.5%未満)発疹、蕁麻疹、顔面浮腫[このような場合には投与を中止する]。
    2).口腔並びに呼吸器:(0.5%〜2%未満)口腔症状(口腔不快感、むせ、口腔疼痛、口腔刺激感、口腔違和感)及び咽喉頭症状(咽喉頭不快感、むせ、咽喉頭疼痛、咽喉頭刺激感、咽喉頭違和感)、嗄声、(0.5%未満)口腔カンジダ症及び呼吸器カンジダ症、味覚異常、咳、口内乾燥、口腔感染症並びに呼吸器感染症。
    3).消化器:(0.5%未満)悪心、腹痛、食道カンジダ症。
    4).精神神経系:(頻度不明)睡眠障害、不安、易刺激性、攻撃性。
    5).その他:(0.5%未満)鼻炎、胸痛、浮腫、*気管支攣縮[*:短時間作用発現型気管支拡張剤を投与するなどの適切な処置を行う]、高血糖、(頻度不明)皮膚挫傷(皮下出血等)。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.有効な抗菌剤の存在しない感染症、深在性真菌症の患者[症状を増悪する恐れがある]。
    2.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
    (原則禁忌)
    結核性疾患の患者[症状を増悪する恐れがある]。
    (慎重投与)
    1.感染症の患者[症状を増悪する恐れがある]。
    2.糖尿病の患者[症状を増悪する恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.急性の発作に対しては、本剤を使用しないよう患者を指導する。また、本剤は喘息症状が発現しないように維持する目的で継続的に使用する薬剤なので、症状のないときでも毎日規則正しく使用するよう患者を指導する[本剤は発現した発作を速やかに軽減する薬剤ではないので、発作発現時に使用する短時間作動型吸入β2刺激薬(例えば吸入用サルブタモール硫酸塩)等の他の適切な薬剤を処方する]。
    2.本剤の投与開始前には、患者の喘息症状を比較的安定な状態にしておく。特に、喘息発作重積状態又は喘息の急激な悪化状態のときには原則として本剤は使用しない。
    3.気管支粘液の分泌が著しい患者では、本剤の肺内での作用を確実にするため本剤の吸入に先立って、分泌がある程度減少するまで他剤を使用するとよい。
    4.本剤の投与期間中に発現する急性の発作に対しては、発作発現時に短時間作動型吸入β2刺激薬等の他の適切な薬剤を使用するよう患者を指導する。また、短時間作動型吸入β2刺激薬等の使用量が増加したり、効果が十分でなくなってきたと感じられたら、喘息の管理が十分でないことが考えられるので、可及的速やかに医療機関を受診し治療を求めるように患者を指導する。薬剤の使用量が増加したり効果が十分でなくなってきた状態は喘息の管理が不十分になっていることを示唆し、突然患者の生命が脅かされる可能性があるので、本剤の増量やあるいは気管支拡張剤・全身性ステロイド剤を短期間併用し、症状の軽減に合わせて併用薬剤を徐々に減量する。
    5.感染を伴う喘息症状の増悪がみられた場合には、ステロイド療法の強化と感染症の治療を考慮する。
    6.本剤の投与を突然中止すると喘息の急激な悪化を起こすことがあるので、投与を中止する場合には患者の喘息症状を観察しながら徐々に減量していく。
    7.全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、吸入ステロイド剤の投与により全身性作用(クッシング症候群、クッシング様症状、副腎皮質機能抑制、小児成長遅延、骨密度低下、白内障、緑内障を含む)が発現する可能性があるので、吸入ステロイド剤の投与量は患者毎に喘息をコントロールできる最少用量に調節する。特に長期間、大量投与の場合には定期的に検査を行い、全身性作用が認められた場合には患者の喘息症状を観察しながら徐々に減量するなど適切な処置を行う。
    8.全身性ステロイド剤の減量は本剤の吸入開始後症状の安定をみて徐々に行う(減量にあたっては一般のステロイド剤の減量法に準ずる)。
    9.長期又は大量の全身性ステロイド療法を受けている患者では副腎皮質機能不全が考えられるので、全身性ステロイド剤の減量中並びに離脱後も副腎皮質機能検査を行い、外傷、手術、重症感染症等の侵襲には十分に注意を払う(また、必要があれば一時的に全身性ステロイド剤の増量を行う)。
    10.本剤を含む吸入ステロイド剤投与後に、潜在していた基礎疾患であるChurg−Strauss症候群にみられる好酸球増多症がまれに現れることがあるが、この症状は通常、全身性ステロイド剤の減量並びに離脱に伴って発現しており、本剤との直接的な因果関係は確立されていない(本剤の投与期間中は、好酸球数の推移や、他のChurg−Strauss症候群症状(しびれ、発熱、関節痛、肺の浸潤等の血管炎症状等)に注意する)。
    11.全身性ステロイド剤の減量並びに離脱に伴って、鼻炎発現・鼻炎増悪、湿疹発現・湿疹増悪、蕁麻疹発現・蕁麻疹増悪、眩暈発現・眩暈増悪、動悸発現・動悸増悪、倦怠感発現・倦怠感増悪、顔のほてり発現・顔のほてり増悪、結膜炎発現・結膜炎増悪等の症状が現れることがある(このような症状が現れた場合には適切な処置を行う)。
    12.リトナビルとの併用により全身性ステロイド作用(クッシング症候群、副腎皮質機能抑制等)が発現したとの報告があるので、併用する場合には注意する。
    (相互作用)
    本剤は、主として肝チトクロームP−450・3A4(CYP3A4)で代謝される。
    併用注意:CYP3A4阻害作用を有する薬剤(リトナビル等)[副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状が現れる可能性がある(CYP3A4による代謝が阻害されることにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)、特に、リトナビルとフルチカゾンプロピオン酸エステル製剤の併用により、クッシング症候群、副腎皮質機能抑制等が報告されているので、リトナビルとの併用は治療上の有益性がこれらの症状発現の危険性を上回ると判断される場合に限る(リトナビルは強いCYP3A4阻害作用を有する、リトナビルとフルチカゾンプロピオン酸エステル製剤を併用した臨床薬理試験において、血中フルチカゾンプロピオン酸エステル濃度の大幅な上昇、また血中コルチゾール値の著しい低下が認められている)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[本薬は皮下投与による動物実験(ラット、ウサギ)で副腎皮質ステロイド剤に共通した奇形発生、胎仔発育抑制がみられ、これらの所見はウサギにおいて低い用量で出現することが報告されている]。
    2.授乳中の婦人に対しては、本剤の使用経験が少ないので、患者に対する本剤の重要性を考慮した上で授乳の中止あるいは本剤の投与を中止する[フルチカゾンプロピオン酸エステル10μg/kgをラットに皮下投与したときに乳汁中への移行が報告されている]。
    (小児等への投与)
    1.全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、吸入ステロイド剤を特に長期間、大量に投与する場合に成長遅延を来す恐れがある。長期間投与する場合には投与量は患者毎に喘息をコントロールできる最少用量に調節することとし、身長等の経過の観察を十分行う。また使用にあたっては、使用法を正しく指導する。
    2.低出生体重児、新生児又は乳児に対する安全性は確立していないので、観察を十分に行いながら投与する(使用経験が少ない)。
    (過量投与)
    過量投与(通常の用法・用量を超えた量等)により、副腎皮質機能抑制等の全身性作用がみられることがある。本剤を過量かつ長期間吸入した小児において、低血糖、及びそれに伴う意識低下、痙攣を主な所見とする急性副腎皮質機能不全の発現が報告されている。副腎皮質機能抑制されている患者においては、外傷、手術、感染、本剤の急速な減量時等に急性副腎皮質機能不全が発現する可能性があるので、過量投与後に本剤を減量する際は、患者の管理を十分に行いながら徐々に行う。
    (適用上の注意)
    1.本剤は口腔内への吸入投与にのみ使用する(内服しても効果はみられない)。
    2.吸入後:本剤吸入後に、うがいを実施するよう患者を指導する(口腔内カンジダ症又は嗄声の予防のため)、但し、うがいが困難な患者には、うがいではなく、口腔内をすすぐよう指導する。
    3.本剤は成人用である(小児の用法・用量は承認されていない)。
    (取扱い上の注意)
    1.患者には使用説明書を渡し、使用方法を指導する。
    2.本剤は防湿のためアルミ包装されているので、本剤の交付時に、使用開始直前にアルミ包装を開封するよう指導する。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 「医療訴訟がとにかく怖いんです!」 研修医のための人生ライフ向上塾! FBシェア数:1
    2. キャラクターで抗菌薬を覚える!? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:41
    3. 39歳男性。両下肢のしびれ、痛み 日経メディクイズ●神経内科 FBシェア数:0
    4. 立て続けにレセプト査定、今講じるべき対策は? 診療所経営駆け込み寺 FBシェア数:2
    5. ビギナーの助手は「術野展開」への専念が大切 学会トピック◎JDDW2017 FBシェア数:15
    6. CKDの原因に便秘 便秘薬に腎保護作用 Unmet Medical Needs 2017 秋 FBシェア数:4
    7. 関節リウマチの原因は腸内細菌の乱れ Unmet Medical Needs 2017 秋 FBシェア数:68
    8. 地裁が「パワハラで解雇は無効」 群馬大医学系研究科教授の懲戒解雇処分 FBシェア数:3
    9. 再発膀胱癌で生じた発汗、動悸、呼吸困難 カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:0
    10. 超拡大内視鏡とAIの活用で大腸癌リンパ節転移の予… 学会トピック◎JDDW2017 FBシェア数:6