日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

オーキシス9μgタービュヘイラー60吸入基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ホルモテロールフマル酸塩水和物吸入剤

製薬会社:アストラゼネカ

薬価・規格: 3596.5円(540μg1キット(9μg)) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

長時間作用型β2刺激薬(吸入LABA)詳しく見る

  • 長時間にわたり気管支を拡張させてCOPDなどの咳や息苦しさなどを改善する薬
長時間作用型β2刺激薬(吸入LABA)の代表的な商品名
  • オンブレス
  • セレベント
  • オーキシス

効能・効果詳しく見る

  • 肺気腫の気道閉塞性障害の諸症状の緩解
  • 慢性気管支炎の気道閉塞性障害の諸症状の緩解
  • 慢性閉塞性肺疾患の気道閉塞性障害の諸症状の緩解

注意すべき副作用詳しく見る

悪心振戦眩暈筋痙攣頭痛頻脈期外収縮気管支痙攣狭心症血圧上昇過敏症状

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1回1吸入(ホルモテロールフマル酸塩水和物として9μg)を1日2回吸入投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

悪心振戦眩暈筋痙攣頭痛頻脈

重大な副作用

過敏症状期外収縮気管支痙攣狭心症血圧上昇高血糖上室性頻脈心房細動蕁麻疹睡眠障害接触性皮膚炎動悸発疹頻脈不整脈味覚障害重篤な血清カリウム値低下

上記以外の副作用

筋痙攣激越高血糖情緒不安振戦頭痛動悸不整脈血清カリウム値低下作用が増強心リズムに及ぼす作用を増強

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 高血圧
    • 甲状腺機能亢進症
    • 心疾患
    • 低カリウム血症
    • 糖尿病
    • 重度肝機能障害

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
利尿剤 低カリウム血症による不整脈
全身性ステロイド剤 低カリウム血症による不整脈
フロセミド 低カリウム血症による不整脈
全身性プレドニゾロン 低カリウム血症による不整脈
全身性ベタメタゾン 低カリウム血症による不整脈
テオフィリン 低カリウム血症による不整脈
キサンチン系薬剤 低カリウム血症による不整脈
アミノフィリン製剤 低カリウム血症による不整脈
β−遮断剤 本剤の作用を減弱
アテノロール 本剤の作用を減弱
三環系抗うつ剤 QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
QTを延長する薬剤 QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
抗不整脈剤 QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
イソプロテレノール 心停止
カテコールアミン製剤 心停止
エピネフリン 心停止

処方理由

吸入LABAこの薬をファーストチョイスする理由(2017年5月更新)もっと見る

  • ・1日2回使用できるので、夕方以降に息切れ症状が出た際にも使用できる点が良い。(40歳代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・気管支拡張作用が優れていると感じる。発現時間の早さも良い。(40歳代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・効果発現が早いので、発作時にも使用できる。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・気管支拡張効果を一番期待できると思う。(50歳代開業医、一般内科)

吸入LABAこの薬をファーストチョイスする理由(2016年2月更新)もっと見る

  • ・効果の持続が長く、吸入デバイスも使いやすい。(60歳代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・粒子径が小さく、末梢気道系への到達が期待でき、価格も安価。(60歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・1日2回なので、症状が出る前の使用により患者さんの効果実感が高い。(40歳代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・比較的速やかに効果が現れる。LAMAと違い前立腺肥大症や緑内障を合併した高齢者に処方しやすい。(50歳代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・COPD治療薬としてLAMAと同等の推奨を受けているが、患者さんへ処方した印象はオーキシスよりもスピリーバの方が患者さんの評判がいい(症状改善という意味で)。前立腺肥大症の患者さんや肥大症の存在がわからない患者さんに適している。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・1日1回だとどうしても症状が出てくる患者さんに1日2回で使用できる。サルメテロールよりもより末梢に到達しやすく、サルメテロールからの変更でも症状軽快がみられました。(50歳代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・気管支拡張作用の発現が早く、長時間持続する。慢性閉塞性肺疾患において吸入後速やかに労作時の呼吸困難が改善する。(60歳代開業医、循環器内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    本剤は慢性閉塞性肺疾患の症状の長期管理に用いる。本剤は慢性閉塞性肺疾患の急性増悪の治療を目的として使用する薬剤ではない。

    用法・用量(添付文書全文)

    1回1吸入(ホルモテロールフマル酸塩水和物として9μg)を1日2回吸入投与する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    患者に対し、本剤の過度の使用により不整脈、心停止等の重篤な副作用が発現する危険性があることを理解させ、用法・用量を超えて使用しないよう注意を与える。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    国内臨床試験及び国際共同臨床試験(日本人患者を含む)において、安全性評価対象637例中21例(3.3%)に副作用が認められた(承認時)。
    1.重大な副作用
    重篤な血清カリウム値の低下(0.1〜1%未満):β2刺激剤による重篤な血清カリウム値低下が報告されている。また、キサンチン誘導体併用、ステロイド剤併用及び利尿剤併用によりβ2刺激剤による血清カリウム値低下作用が増強することがある。更に、低酸素血症は血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがあるので、このような場合には血清カリウム値をモニターすることが望ましい。
    2.その他の副作用
    1).過敏症:(0.1〜1%未満)発疹、蕁麻疹、接触性皮膚炎等の過敏症状[このような症状が現れた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    2).口腔・呼吸器:(0.1〜1%未満)気管支痙攣[短時間作動型吸入β2刺激剤を投与するなどの適切な処置を行う]。
    3).消化器:(1〜10%未満)悪心。
    4).精神神経系:(1〜10%未満)頭痛、振戦、眩暈、(0.1〜1%未満)睡眠障害、味覚障害、(0.01〜0.1%未満)激越、情緒不安。
    5).循環器:(0.1〜1%未満)頻脈、動悸、不整脈(心房細動、上室性頻脈、期外収縮等)、血圧上昇、狭心症。
    6).筋・骨格系:(1〜10%未満)筋痙攣。
    7).内分泌:(0.1〜1%未満)高血糖。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.甲状腺機能亢進症の患者[甲状腺機能亢進症の症状を悪化させる恐れがある]。
    2.高血圧の患者[血圧を上昇させる恐れがある]。
    3.心疾患のある患者[β1作用により症状を増悪させる恐れがある]。
    4.糖尿病の患者[グリコーゲン分解作用により症状を増悪させる恐れがある]。
    5.低カリウム血症の患者[Na+・K+ATPaseを活性化し細胞外カリウムを細胞内へ移動させることにより低カリウム血症を増悪させる恐れがある]。
    6.重度肝機能障害のある患者[本剤は主に肝臓で代謝されるため血中濃度が上昇する可能性がある]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤は急性増悪の治療を目的としておらず、慢性閉塞性肺疾患に基づく症状を安定させるためには、本剤を継続して投与する必要がある。但し、用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合には、本剤が適当ではないと考えられるので、漫然と投与を継続せず中止する。
    2.過度に本剤の使用を続けた場合、不整脈、場合により心停止を起こす恐れがあるので、用法・用量を超えて投与しないよう注意する。
    3.気管支喘息を合併した慢性閉塞性肺疾患患者に本剤を適用する場合には、気管支喘息の管理が十分行われるよう注意する。
    4.本剤を他の長時間作動型β2刺激剤又は長時間作動型β2刺激剤を含む配合剤と同時に使用しない。
    (相互作用)
    本剤は主としてグルクロン酸抱合を受ける。
    併用注意:
    1.カテコールアミン(アドレナリン、イソプレナリン等)[不整脈、場合によっては心停止を起こす恐れがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には適切な処置を行う(併用により、アドレナリン作動性神経刺激の増大が起きる。そのため、不整脈を起こすことがある)]。
    2.キサンチン誘導体(テオフィリン、アミノフィリン等)[低カリウム血症による不整脈を起こす恐れがあるので、血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい(キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため、血清カリウム値の低下を増強することがある)]。
    3.全身性ステロイド剤(全身性プレドニゾロン、全身性ベタメタゾン等)、利尿剤(フロセミド等)[低カリウム血症による不整脈を起こす恐れがあるので、血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい(全身性ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる)]。
    4.β遮断剤(アテノロール等)[本剤の作用を減弱する可能性がある(β受容体において競合的に拮抗する)]。
    5.QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤(抗不整脈剤、三環系抗うつ剤等)[QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大する恐れがある(いずれもQT間隔を延長させる可能性がある)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[ホルモテロール3mg/kg/日あるいは15mg/kg/日の経口投与により、ラット母動物では、着床数減少及び吸収胚数増加並びに出生仔損失増加がみられ、同腹仔数低下及び同腹仔重量低下した]。
    2.授乳中の婦人に対しては、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[ホルモテロールはラット乳汁への移行が報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(国内での使用経験がない)。
    (過量投与)
    本剤の過量投与により、動悸、頻脈、不整脈、振戦、頭痛及び筋痙攣等、β刺激剤の薬理学的作用による全身作用が発現する可能性がある(また、重篤な症状として、血圧低下、代謝性アシドーシス、低カリウム血症、高血糖、心室性不整脈あるいは心停止等が発現する可能性があるので、このような症状がみられた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う)。
    (適用上の注意)
    1.本剤は口腔内への吸入投与のみに使用する。
    2.本剤の投与にあたって、吸入器の操作法、吸入法等を十分に説明する。
    (取扱い上の注意)
    1.薬剤交付時(患者への説明)
    1).患者に本剤を交付する際には、包装中に添付している患者用説明文書を渡し、使用方法を指導する。
    2).初めて本剤を投与する患者には、本剤が十分に気道に到達するよう吸入方法をよく説明したうえ、吸入の訓練をさせる。
    2.保管及び手入れ
    1).使用後は必ずキャップ(カバー)を閉めて保管する。
    2).マウスピースの外側を週に1〜2回乾燥した布で清拭する(水洗いはしない)。

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