日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

キックリン顆粒86.2%基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ビキサロマー顆粒

製薬会社:アステラス製薬

薬価・規格: 102.8円(86.2%1g) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

高リン血症治療薬詳しく見る

  • リンを吸着し排泄させることで高リン血症を改善し、動脈硬化や骨折などを予防する薬
高リン血症治療薬の代表的な商品名
  • レナジェル フォスブロック
  • ホスレノール
  • キックリン
  • リオナ
  • カルタン

効能・効果詳しく見る

  • 慢性腎臓病の高リン血症の改善

注意すべき副作用詳しく見る

便秘便秘増悪嘔吐腸管穿孔腹痛腹部不快感腹部膨満下痢便潜血陽性悪心硬便虚血性腸炎下血憩室炎肝機能障害胃潰瘍胃炎

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • ビキサロマーとして1回500mg(本剤580mg)を開始用量とし、1日3回食直前に経口投与する
  • 以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日7500mg(本剤8700mg)とする

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 腸閉塞

副作用

主な副作用

便秘便秘増悪嘔吐腸管穿孔腹痛腹部不快感腹部膨満下痢便潜血陽性悪心硬便虚血性腸炎

重大な副作用

胃炎胃潰瘍肝機能障害憩室炎下血口渇痔核十二指腸潰瘍消化管潰瘍消化管出血食道潰瘍腸閉塞吐血皮膚そう痒症回転性眩暈直腸潰瘍結腸潰瘍下肢静止不能症候群血中副甲状腺ホルモン増加

上記以外の副作用

高度便秘持続する腹痛

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 腸閉塞
  • 慎重投与
    • 痔疾患
    • 消化管潰瘍
    • 便秘
    • 腸管狭窄
    • 腸管憩室
    • 重度消化管運動障害
    • 腹部手術

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
アトルバスタチン<服用> 血中濃度は約70〜80%に低下
エナラプリル<服用> 血中濃度は約80%に低下
バルサルタン<服用> 血中濃度は約30〜40%に低下
イルベサルタン<服用> 本剤とこれらの薬剤の吸着が認められておりこれらの薬剤の作用を減弱
オルメサルタンメドキソミル<服用> 本剤とこれらの薬剤の吸着が認められておりこれらの薬剤の作用を減弱
カンデサルタンシレキセチル<服用> 本剤とこれらの薬剤の吸着が認められておりこれらの薬剤の作用を減弱
テルミサルタン<服用> 本剤とこれらの薬剤の吸着が認められておりこれらの薬剤の作用を減弱
シプロフロキサシン<経口> バイオアベイラビリティが低下
レボチロキシン 甲状腺刺激ホルモン<TSH>濃度が上昇
甲状腺ホルモン剤 甲状腺刺激ホルモン<TSH>濃度が上昇
不整脈用剤<経口> 吸収を遅延あるいは減少
抗てんかん剤<経口> 吸収を遅延あるいは減少

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    慢性腎臓病患者における高リン血症の改善。

    用法・用量(添付文書全文)

    ビキサロマーとして1回500mg(本剤580mg)を開始用量とし、1日3回食直前に経口投与する。以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日7500mg(本剤8700mg)とする。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.透析患者の場合:次の基準を目安に投与量は、血清リン濃度が3.5〜6.0mg/dLとなるよう、適宜増減する。
    血清リン濃度が6.0mg/dLを超える場合:ビキサロマーとして1回250〜500mg(本剤290〜580mg)増量する。
    血清リン濃度が3.5〜6.0mg/dLの場合:投与量を維持する。
    血清リン濃度が3.5mg/dL未満の場合:ビキサロマーとして1回250〜500mg(本剤290〜580mg)減量する。
    保存期慢性腎臓病患者の場合:投与量は、血清リン濃度を各施設の基準値内に維持するよう適宜増減する。増量幅はビキサロマーとして1回あたりの用量で500mg(本剤580mg)までとする。
    2.本剤投与開始時又は用量変更時には、1〜2週間後を目安に血清リン濃度の確認を行うことが望ましい。
    3.増量を行う場合は1週間以上の間隔をあけて行う。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    キックリンカプセルを用いて国内で実施した透析中の慢性腎不全患者を対象とした臨床試験では502例中140例(27.9%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。
    主な副作用は、便秘・便秘増悪(15.9%)、硬便(2.6%)、腹部不快感(1.8%)、腹部膨満(1.0%)であった。
    また、キックリンカプセルを用いて国内で実施した保存期の慢性腎臓病患者を対象とした臨床試験では、185例中58例(31.4%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。主な副作用は、便秘・便秘増悪(17.3%)、腹部膨満(2.2%)、悪心(2.2%)、腹部不快感(1.1%)、腹痛(1.1%)、下痢(1.1%)、嘔吐(1.1%)、便潜血陽性(1.1%)であった(キックリンカプセル効能・効果追加時:2016年2月)。
    1.重大な副作用
    1).腸管穿孔、腸閉塞(いずれも頻度不明):腸管穿孔、腸閉塞が現れることがあるので、観察を十分に行い、これらの病態を疑わせる高度便秘、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には、投与を中止し、腹部の診察や画像検査(単純X線、超音波、CT等)を実施し、適切な処置を行う。
    2).虚血性腸炎(1%未満):虚血性腸炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、病態が進行し腸管穿孔等の重篤な状態に至らぬよう、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).消化管出血、消化管潰瘍(各1%未満):吐血、下血及び食道潰瘍、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、結腸潰瘍、直腸潰瘍等の潰瘍が現れることがあるので、観察を十分に行い、これらの病態が疑われる場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    4).便秘・便秘増悪(15%以上):便秘・便秘増悪が高頻度で認められているので、これらの症状が現れた場合には本剤の減量又は休薬を考慮し、高度の場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.重大な副作用(類薬)
    1).憩室炎:類薬で憩室炎の発現が報告されているので、本剤においても十分に観察を行い、病態が進行し腸管穿孔等の重篤な状態に至らぬよう、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).肝機能障害:類薬で著しいAST上昇(著しいGOT上昇)、著しいALT上昇(著しいGPT上昇)、著しいγ−GTP上昇を伴う肝機能障害の発現が報告されているので、本剤においても十分に観察を行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    3.その他の副作用:次のような症状が現れた場合には、減量・休薬等の適切な処置を行う。
    1).消化器:(1〜5%未満)硬便、腹部不快感、腹部膨満、悪心、(1%未満)下痢、嘔吐、腹痛、胃炎、痔核、便潜血陽性。
    2).皮膚:(1%未満)皮膚そう痒症。
    3).血液:(1%未満)血中副甲状腺ホルモン増加。
    4).精神神経系:(1%未満)下肢静止不能症候群。
    5).その他:(1%未満)口渇、回転性眩暈。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.腸閉塞の患者[非吸収性ポリマーのため、腸管穿孔を起こす恐れがある]。
    (慎重投与)
    1.便秘のある患者[症状が悪化した場合、腸閉塞、腸管穿孔を起こす恐れがある]。
    2.腸管狭窄のある患者[非吸収性ポリマーのため、腸閉塞、腸管穿孔を起こす恐れがある]。
    3.腸管憩室のある患者[憩室部位腸管穿孔を起こす恐れがある]。
    4.腹部手術歴のある患者[腸管の癒着等が生じ、腸閉塞を起こす恐れがある]。
    5.痔疾患のある患者[症状を悪化させる恐れがある]。
    6.消化管潰瘍又はその既往歴のある患者[症状を悪化又は再発させる恐れがある]。
    7.重度消化管運動障害を有する患者[症状を悪化させる恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.腸管穿孔、腸閉塞が現れることがあるので、次記の点に留意する。
    1).投与開始に先立ち、患者の日常の排便状況を確認する。
    2).本剤投与後に便秘悪化、腹部膨満感等がみられた場合には、必要に応じて本剤の減量・中止等の適切な処置を行う。特に、高度便秘、持続する腹痛、嘔吐等の異常が現れた場合には、速やかに投与を中止し、腹部の診察や画像検査(単純X線、超音波、CT等)を実施し、適切な処置を行う。
    3).患者には排便状況を確認させるとともに、便秘の悪化、腹部膨満感等の症状が現れた場合には、医師等に相談するように指導する。
    2.本剤は血中リンの排泄を促進する薬剤ではないため、食事療法等によるリン摂取制限を考慮する。
    3.本剤は、定期的に血清リン濃度、血清カルシウム濃度及び血清PTH濃度を測定しながら投与する(血清リン、血清カルシウム及び血清PTH濃度の管理目標値及び測定頻度は、学会のガイドライン等、最新の情報を参考にする)。低カルシウム血症の発現あるいは低カルシウム血症悪化がみられた場合には、活性型ビタミンD製剤やカルシウム製剤の投与を考慮し、カルシウム受容体作動薬が使用されている場合には、カルシウム受容体作動薬の減量等も考慮する。また、二次性副甲状腺機能亢進症の発現あるいは二次性副甲状腺機能亢進症悪化がみられた場合には、活性型ビタミンD製剤、カルシウム製剤、カルシウム受容体作動薬の投与あるいは他の適切な治療法を考慮する。
    (相互作用)
    併用注意:本剤はリン酸結合性ポリマーであるため、同時に服用した場合、併用薬の吸収を遅延あるいは減少させる恐れがあるので、抗てんかん剤<経口>、不整脈用剤<経口>等安全性及び有効性に臨床上重大な影響を及ぼす可能性のある経口薬剤を併用する場合は、可能な限り間隔をあけて投与し、併用薬の作用の変化についても慎重に観察する。
    1.エナラプリル、アトルバスタチン、バルサルタン:
    1).エナラプリル<服用>[本剤とこれらの薬剤を併用した場合、エナラプリルでは血中濃度は約80%に低下し、これらの薬剤の作用を減弱させる恐れがあるので、併用する場合にはこれらの薬剤の作用を観察する(本剤はリン酸結合性ポリマーであり、同時に服用した場合、これらの薬剤の吸収を遅延あるいは減少させる)]。
    2).アトルバスタチン<服用>[本剤とこれらの薬剤を併用した場合、アトルバスタチンでは血中濃度は約70〜80%に低下し、これらの薬剤の作用を減弱させる恐れがあるので、併用する場合にはこれらの薬剤の作用を観察する(本剤はリン酸結合性ポリマーであり、同時に服用した場合、これらの薬剤の吸収を遅延あるいは減少させる)]。
    3).バルサルタン<服用>[本剤とこれらの薬剤を併用した場合、バルサルタンでは血中濃度は約30〜40%に低下し、これらの薬剤の作用を減弱させる恐れがあるので、併用する場合にはこれらの薬剤の作用を観察する(本剤はリン酸結合性ポリマーであり、同時に服用した場合、これらの薬剤の吸収を遅延あるいは減少させる)]。
    2.カンデサルタンシレキセチル<服用>、テルミサルタン<服用>、オルメサルタンメドキソミル<服用>、イルベサルタン<服用>[In vitro試験で、本剤とこれらの薬剤の吸着が認められておりこれらの薬剤の作用を減弱させる恐れがあるので、併用する場合にはこれらの薬剤の作用を観察する(本剤はリン酸結合性ポリマーであり、同時に服用した場合、これらの薬剤の吸収を遅延あるいは減少させる)]。
    3.シプロフロキサシン<服用>[他のリン酸結合性ポリマーで、同時に服用した場合、シプロフロキサシンのバイオアベイラビリティが低下したとの報告があり、シプロフロキサシンの作用を減弱させる恐れがあるので、併用する場合にはこの薬剤の作用を観察する(本剤はリン酸結合性ポリマーであり、同時に服用した場合、これらの薬剤の吸収を遅延あるいは減少させる)]。
    4.甲状腺ホルモン製剤(レボチロキシン等)[他のリン酸結合性ポリマーとレボチロキシンとの併用患者において、甲状腺刺激ホルモン<TSH>濃度が上昇したとの報告がある(機序不明)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので、消化器症状等の副作用の発現に注意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (取扱い上の注意)
    注意:本品は乾燥剤で品質保持をはかっているので、調剤後は蓋を開けたままにしない。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. マッチング最終結果、市中病院人気が再び加速 【2017年度】フルマッチ校は11校、東京医科歯科大は5年連続 FBシェア数:239
    2. 不足だけでないインフルエンザワクチンへの懸念 記者の眼 FBシェア数:375
    3. ベルソムラは就寝前に飲んじゃダメ!? セキララ告白!個別指導 FBシェア数:122
    4. 高齢でもピロリ除菌を行うべきもう1つの理由 リポート◎ピロリ除菌の目的は胃癌発症抑制と潰瘍予防だけじゃない! FBシェア数:185
    5. キャラクターで抗菌薬を覚える!? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:82
    6. 診療所の運動器リハ、意外だった査定の理由は? あのレセプトが削られたわけ FBシェア数:91
    7. 待望の内服薬が承認、治療アドヒアランス向上に期待 Unmet Medical Needs 2017 秋 FBシェア数:2
    8. 国内初の『慢性便秘症診療GL』の特徴は? 学会トピック◎JDDW2017 FBシェア数:124
    9. 「医療訴訟がとにかく怖いんです!」 研修医のための人生ライフ向上塾! FBシェア数:19
    10. 意外と世間から誤解されている「救急」 木川英の「救急クリニック24時」 FBシェア数:96